アースとは「接地」を意味しており、電子機器と地表を電気的に接続することを言います。アースを付けることで電場が抑制され感電・避雷・ノイズ防止などの様々な効果を得ることができるほか、火災や漏電事故などの重大なトラブルを防ぐことができます。
もしもお住まいのアースが足りない場合はコンセントへアース取り付け工事をする必要があります。工事費用は新築時の配線によって異なってきます。
本コラムではアースの必要性や施工に必要な料金などを細かくみていきます。アースについてお困りの方へ参考になれば幸いです。
コンセントをアース付きに交換したほうがいい?
技術が発展し家電製品が飛躍的な進化を遂げている今日では一家庭で使用される電気量は増え続け、それに伴い家電製品や電気周りのトラブルが増加している傾向にあります。
アースには電場を抑制する効果があり、コンセントへアース工事をすることによって様々な電気的トラブルを回避することができます。
アースを取り付けることによって回避できるトラブルは以下の通りです。
・感電防止
・落雷による破壊防止
・静電気による障害防止
・通信障害の防止
・ノイズ混入防止
電気的トラブルには重大な事故や災害に繋がる危険があるため、アースをきちんと取り付けてトラブルを未然に防ぐ必要があります。
コンセントをアース付に交換するのにかかる費用
新規にコンセントへアース工事をするには電気工事が必要です。コンセントへ施工するには電気工事士の資格が必要なため、素人での施工はできません。必ずプロへ依頼しましょう。
コンセントへ新規にアースを追加する工事の場合かかる費用は30,000円ほどのようです。しかし、コンセントまですでにアース線が引いてあり、外面のみの施工の場合は5,000円ほどで施工できるようです。
家を建てた際に電気回りの配線をどのようにしたのか、一度確認しておくと良いでしょう。
アース増設工事 | |
項目 | 料金 |
アース内臓コンセントの場合 | 5,000~8,000円 |
アース非対応コンセントの場合 | 10,000円~30,000円 |
アースの取り付け方
コンセントへのアース工事が完了したら、家電製品とアースは以下のようにしてつなぎましょう。
(1)アース端子のカバーをマイナスドライバーで開ける
カバーを開けると金属のアースねじがあるので、そのねじをプラスドライバーで左に回して緩ませます。
(2)芯線部をアース端子につなぐ
芯線部のネジを緩ませ、アース線の先端の皮をむいて芯線部をアース端子につなぎます。
(3)カバーを閉める
カバーを閉めてコンセントを差し込めば完了です。
家電製品へアースをつなぐことに特別な資格は必要ないですが、適切に取り付けられていない場合は漏電事故に発展することもありますので、正しく確実に行いましょう。
電磁波が人体へ悪影響を与える?
コンセントへ電化製品を繋げたとき、スイッチが入っていなくても電圧変化が生じて電磁波が生じると言われています。
この電磁波は、人体へ有害なのではないか?という説があります。その根拠は、電磁波によって悪影響を受けたとされる症例が確認されたというところにあるようですが、実際には電磁波による人体への悪影響はいまだ科学的に解明されてはいないようです。
電磁波はコンセントだけでなく様々な電子機器から発せられているため、現代の日本社会においてもし電磁波が人体へ悪影響を与えるとしたらかなりの影響があるはずですが、その影響はいまだ確認できていないようです。
ただし、電磁波には人体へ悪影響を与えることはないという根拠もまだないようです。電磁波へ過敏に反応してしまう体質を持つ人がいるかもしれないという可能性があるからです。
電磁波の人間へ与える影響についての研究は現在進行形で行われていますが、結論を出すに至る決定的なデータはいまだ見つかっていないようです。
ご自身の体調不良が電磁波によるものだと疑われる場合は、コンセントへアース工事をすると良いかもしれません。ただし、まずは医療機関へ診断してもらいにいき、電磁波との因果関係を明らかにしてからにしましょう。
もしもコンセントからの電磁波によって体調不良になっている場合はコンセントへのアース工事が効果的ですが、まずは医療機関に診断してもらい電磁波との因果関係を明らかにしましょう。
まとめ
洗濯機・衣類乾燥機・電子レンジ・エアコン・冷蔵庫などの水を使ったり湿気が多い場所はアース線を取り付けないと感電・漏電を引き起こす恐れがあります。また、それ以外にも家電を使う際にアースを取り付けておけばいざというときも感電防止となり安心です。
特に古い住宅はアース線を取り付けるための端子がない場合もあります。自宅に端子がないという場合は、アース取り付け工事として有資格者による工事が必要となるため漏電改修のプロに相談をして取り付けをしてもらいましょう。
安易に「自分でもDIYできるかもしれない!」と思ってはいけません。一歩間違えれば感電・火災を引き起こす大変危険な作業のため、必ず漏電改修のプロに依頼をして下さい。
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