雷でブレーカーが落ちるのはなぜ?原因と対策方法を解説します

2021.4.30

雷でブレーカーが落ちるのはなぜ?原因と対策方法を解説します

夏の始まりなど季節の変わり目は、よく雷が発生することが多いでしょう。雷が鳴り始めるとよくブレーカーが落ちるという現象に悩まされていませんか?ブレーカーが落ちるのには必ず何らかの原因があります。

このコラムでは、雷とブレーカーが落ちる原因について解説していきます。また、雷以外でブレーカーが落ちる可能性も考えられます。ブレーカーが落ちる原因を突き止めて、生活の悩みを解消していきましょう。

雷の危険性とは。雷が鳴り始めたらどうしたらいいのか

梅雨明けの時期やゲリラ豪雨が起こる時期は、ゴロゴロという音やピカッという光に恐怖を感じるかたも多いかもしれません。雷は、落雷する危険性も考えられます。ご自宅への落雷を防ぐためには、事前に対策しておく必要があります。

まずは、電子機器などのコンセントを抜いておきましょう。パソコンなどの電子機器は雷に弱く、落雷すれば壊れてしまうおそれがあります。また、雷は家に直接落ちるというよりは電線などを通じて侵入してきます。家に落ちなくても、故障して大切なデータが破損してしまうこともあるそうです。

また、落雷でブレーカーが落ちることで停電が起こることも考えられます。停電しても身動きがとれるように、懐中電灯などを準備しておくといいでしょう。また、決して外に出ず雷が鳴りやむまでは家の中に避難してください。

雷でブレーカーが落ちる原因とは

雷でブレーカーが落ちる原因は、大きく分けて3つあります。どんな原因があるのか順番に見ていきましょう。

漏電ブレーカーが作動したとき

1つ目は漏電ブレーカーが働いた場合です。漏電ブレーカーは家電製品からの漏電による火災などを防ぐためのブレーカーです。雷が原因で漏電したときに漏電ブレーカーが落ちることがあります。

漏電ブレーカーが誤作動を起こしたとき

2つ目はこの漏電ブレーカーが「漏電が起きた」と勘違いして、ブレーカーが落ちる場合です。漏電ブレーカーは電気によるノイズに弱く、落雷の際に発生するノイズによって誤作動を起こすのです。漏電ブレーカーの誤作動は年々起こりにくくはなってきていますが、古いものを取り付けている家ではときに間違いを起こすこともあるようです。

落雷による大きな電気の力が加わったとき

3つ目は落雷によって、電柱や電線などに大きな電気の力が加わった場合です。雷のような大きな電気が加わると変圧器などが破損してしまい、ブレーカーが落ちる原因となるのです。

もし漏電ブレーカーが落ちた場合には、漏電の危険性を視野にいれなくてはなりません。漏電している家電製品に人が触れてしまうと、感電してしまうおそれがあるからです。

雷でブレーカーが落ちたときは

雷でブレーカーが落ちるようなことになれば、停電が起こるかもしれません。もしご自宅が停電してしまったら、焦らずどの場所が停電しているか確認してみてください。家の一部屋など1~2か所しか停電していないのか、家のすべてが停電してしまっているのか、周囲の家も停電しているのかを把握しましょう。

もし、近所に明かりがついていたら、それは停電ではなくブレーカーが落ちたことに原因があるかもしれません。その際は自宅にある懐中電灯を使用して、ブレーカーが落ちているか確認してみてください。

ブレーカーが落ちているようであれば、元に戻すことで停電は解消されます。それでも解消しない場合は一部の地域が停電していることも考えられます。停電中でもインターネットが見られる環境があれば、停電情報を検索してみましょう。停電情報は、管轄の電力会社のウェブサイトで確認できることが多いようです。

また雷が起こりやすい季節の変わり目は、蒸し暑い季節であることが多いことが予想されます。雷が原因でブレーカーが落ちた場合、しばらく電気が使えないかもしれません。エアコンや冷蔵庫なども使えないので、停電した場合は脱水症状防止のため、しっかりと水分を取り部屋の冷気が逃げないようにしておくといいかもしれません。

雷でブレーカーが落ちたときは

雷が原因じゃないかもしれない

雷以外でブレーカーが落ちることも十分考えられます。ブレーカーには先ほどご紹介した漏電ブレーカーのほかに、アンペアブレーカーと安全ブレーカーがあります。

アンペアブレーカー

アンペアブレーカーは、ご自宅で一気に電化製品を使うと落ちてしまうブレーカーです。各家庭で使用できる電力量が決まっているので、頻繁にアンペアブレーカーが落ちてしまう場合は電力会社に連絡して、アンペア数をあげてもらうことで解消されます。

安全ブレーカー

安全ブレーカーは数個あり、ブレーカーごとにあてはまるコンセントで電気を使い過ぎることによって落ちることが多いのです。安全ブレーカーが落ちると、一部のコンセントが使用できなくなりますが、元に戻せば解消します。

これらのブレーカーを落とさないようにするために、ドライヤーや電子レンジなどの電力が大きくかかってしまう家電製品は同じ時間に使用しないことをおすすめします。それが難しいと感じるようであれば、契約している電力のプランを変更してみるといいでしょう。

まとめ

雷が鳴り始めたら、家電製品などのプラグは漏電節のため、コンセントから抜いておきましょう。また、停電するかもしれないので懐中電灯なども準備しておくといいでしょう。雷でブレーカーが落ちる原因は、漏電ブレーカーが作動してしまうことや雷による電気の力に耐えられず落ちてしまうことが多いようです。

漏電ブレーカーの誤作動や故障かなと思ったら、業者に依頼してみましょう。感電を防ぐためにも、きちんとブレーカーが作動するようにしておくと、安心できるのではないでしょうか。

漏電改修を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「漏電改修」をご覧ください。

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