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【電気配線の基礎】電気工事士の資格がいる工事、DIYできる工事

2018-11-27

電気工事 電気配線工事

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照明、コンセント、TVアンテナ……住宅の中をぐるりと見渡しただけでも、私たちは数えきれないほどの電気設備に囲まれて生活していることがわかります。もはや「電気設備無しの生活は成り立たない」と言っても過言ではないですね。

ですから、これからも快適な暮らしを続けていくには、正しく安全に電気設備を維持していくことが不可欠ですし、それには適切な電気工事が必要でしょう。では、自分で電気配線などを接続などしていいのかと聞かれると、じつはそうではないのです。

今回はその『電気工事』についてのお話です。こんな電気工事もあったんだ、電気工事はこんな人がやってくれるんだ、ということを学んでみましょう。

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電気工事のいろいろ

一口に『電気工事』と言っても、工事内容の種類はさまざまです。電気工事にはどんなものがあるか、具体的に見てみましょう。

●通信設備工事


1)LAN工事:インターネットルーター・モデム等への接続配線、社内ネットワークの構築・配線などの作業があります。


2)TVアンテナ工事:地デジ・衛星放送アンテナの設置・調整、テレビ端子増設、ブースター交換などの作業があります。


3)インターホン工事:インターホン・ドアホンの配線接続、感知器・電話との連動調整などの作業があります。

 

●電灯・コンセント工事


1)照明器具工事:天井や壁面への照明器具配線接続、交換・増設、蛍光灯照明からLED照明への交換などの作業があります。また、照明用引掛シーリングの設置なども含まれます。


2)コンセント工事:スイッチやコンセントの配線接続、交換・増設などの作業があります。スイッチの3路スイッチ化(2か所で1組の照明を付け消しできるようにする工事。階段などに利用)など、利便性を向上させる工事も行います。

 

●換気・空調設備工事


1)換気設備工事:一般換気扇・有圧換気扇・レンジフードファンの設置・交換などの作業があります。


2)空調設備工事:室外機・室内機に接続電線を接続する作業、接地(アース)に関する作業があります。

 

●漏電改修・分電盤工事


漏電調査、配線改修、契約アンペア変更、ブレーカー交換、分電盤交換のなどの作業があります。

 

●防犯設備・火災報知設備工事


防犯灯・防犯センサー・防犯カメラの設置、電気錠取り付け、感知器設置、自動火災報知の信号配線などの作業があります。
ただ機器を設置するだけでなく、ジョイントボックスを使って電気配線を接続するなどの作業も含まれます。

 

●太陽光発電設備・オール電化工事


太陽光発電設備および付帯設備の設置、オール電化・エコキュートの設置などの作業があります。

 
一般家庭に関するものを挙げただけでも、これだけの種類の電気工事があります。商業用、産業用としてはもっと専門的な電気設備がありますから、更に多種の工事があります。
電気工事がいかに広い範囲で関わってくる工事なのかということが、これでわかりますね。

電気工事のいろいろ

電気工事には資格が必要?

家庭用の電気工事の具体例をいくつか挙げましたが、今挙げてきた工法の中でも、意外と簡単で、自分でもできそうなものもあると思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、電気工事は感電や火災を引き起こしかねない危険な行為ですので、いくら自分でもできそうな工事だからといって素人がむやみやたらに電気工事をおこなわないようにしてください。

電気工事をするには工事をおこなえる【資格】が必要にもなってくるのです。

電気工事士法とは?

電気工事の図面には専門的な記号と最低限の指示しか書かれていないものも多く、基本的な知識がなければ読み解くことができません。更に、壁に穴を開けたりスイッチボックスを取り付けたりなど、建築関係の技術も必要な場合があります。

電気工事は専門的な技量と知識が必要なものであり、素人が手を出すには危険な行為です。そのため、政府は『電気工事士法』という法律により、資格がないと作業してはいけない工事を定めています。

電気工事の資格の種類とは?

ここで、電気工事の資格と作業可能な範囲について確認をしておきましょう。まず電気工事の資格の種類についてですが、こちらは主に「第二種電気工事士」と「第一種電気工事士」の2種類が存在しています。

第二種電気工事士とは、一般住宅やコンビニなどの小さい店舗のような「一般用電気工作物」と呼ばれる場所の電気工事に従事できる資格です。電気工事関係の資格の中では一番取りやすいものとなっています。

一方、第一種電気工事士は第二種電気工事士で可能な作業だけでなく、「自家用電気工作物」とされる工場やビルなどで最大500KW未満の電気工事作業に従事できる資格です。難しい試験をクリアする必要がありますが、この資格があれば電気工事関係への就職も可能となるでしょう。

電気工事士でなくても作業できる軽微な工事

次に、電気工事士の資格の有無によって可能な電気工事の範囲の確認してみましょう。ここで紹介するのは、電気工事士法施行令第1条に書かれている「資格無し」でも可能な電気工事となります。
 

●電圧600V以下で使用する差込み接続器、ねじ込み接続器、ソケット、ローゼット、その他の接続器または電圧600V以下で使用するナイフスイッチ、カットアウトスイッチ、 スナップスイッチその他の開閉器にコードまたはキャブタイヤケーブルを接続する工事。

●電圧600V以下で使用する電気機器(配線器具を除く。以下同じ) または電圧600V以下で使用する蓄電池の端子に電線(コード、キャブタイヤケーブル及びケーブルを含む。以下同じ)をねじ止めする工事。

●電圧600V以下で使用する電力量計もしくは電流制限器またはヒューズを取り付け、または取り外す工事。

●電鈴、インターホン、火災感知器、豆電球その他これらに類する施設に使用する小型変圧器 (二次電圧が36V以下のものに限る)の二次側の配線工事。

●電線を支持する柱、腕木その他これらに類する工作物を設置し、または変更する工事。

●地中電線用の暗渠または管を設置し、または変更する工事。

 
以上に挙げた事項に当てはまっていれば、無資格でも電気工事は可能ですが、逆にそれ以外のものについては、電気工事士等の専門的な資格が必要ということになります。

例えば、「エアコンを据え付ける」行為は電気配線などを取り扱う作業なので、資格者でなければやってはいけません。無資格の人がこういった電気工事をおこなうことは違法行為となりますので注意が必要です。

しかし、資格が必要か否かは非常に専門的で素人では判別が難しいものです。従って、簡単そうだからといって安易に作業せず、「これは電気工事士に依頼しなければならないものかどうか」ということをよく確認するようにしましょう。

電気工事には資格が必要?

「電気工事士」について

電気工事の中には、「電気工事士」の資格を持った人でなければ出来ない作業があることがわかりました。では、次にその電気工事士について解説していきましょう。

電気工事士ってどんな格好?

皆さんは電気工事士と聞いて、どんな姿で仕事をする人たちか、すぐに思い浮かぶでしょうか。「全く想像がつかない」と言われるかもしれませんが、下記の電気工事士の特徴をみれば「見たことがある」と思う方も多いことでしょう。

●作業服
●ヘルメット
●腰ベルト(安全帯)
●腰に巻いた工具

「電気工事士」について

身近なところでは、電柱にのぼって作業している電気工事士をよく見かけますね。電気工事は、電柱の上から地下のピットまであらゆる場所で行われます。ですので、電気工事士は安全かつ作業がしやすい格好で作業をしているのです。

腰の工具は電気工事士の七つ道具

電気工事士は腰に工具を巻いていますが、これらは電気配線工事をはじめ、さまざまな電気工事で必要となる道具となっています。工具がそれぞれどういった用途で使われているのか、簡単にまとめてみました。
 

1)ペンチ:電線やケーブルを切断する道具です

2)ニッパー:狭い場所で細かい配線などを切断する道具です

3)ドライバー:電気設備を取り付けるための道具です。プラスとマイナスがあります

4)電工ナイフ:電線の被覆を剥くときに使われる先端が尖っていないナイフです。

5)電工レンチハンマー:ハンマーとレンチが一体となったもので、叩いたりナットを締め付けたりする道具です。

6)メジャー:寸法を測ったり、正確な位置を出したりするために必須の道具です。

7)ワイヤーストリッパー:結線工事でよく使われるVVFケーブルや電気コードの被覆(外側のビニールの膜)を剥がすための道具です。

 
 
「電気工事士」について

電気工事士は具体的に何が依頼できるの?

ここまで電気工事や電気工事士についてご紹介しましたが、具体的な例が思い浮かぶほうが依頼もしやすいでしょう。そこで、よくある事例についてまとめてみました。実際に工事を検討する参考にしてみてください。

・ガレージに照明をつけてほしい


お家のガレージが薄暗くて困ったときはありませんか?懐中電灯片手にものを探し回ったりするのは、効率が悪いうえに見落としも多くなってしまうものです。ガレージを明るくしたいと思ったときは電気工事士に依頼して、照明の増設を依頼しましょう。

 

・片切りスイッチをワイドスイッチに


右側に押すとスイッチが入り、左側に押すとスイッチが切れる片切りスイッチ。殆どのご家庭ではこのスイッチをお使いだと思いますが、ご高齢の方にはその小ささ故に使いづらい場合があるようです。電気工事士に依頼してワイドスイッチに変更してもらえば、スイッチが大きくなって押しやすくなります。

 

・エアコンを買い替えたのに、200Vのコンセントがなくて使えない


大型家電でもインターネットで安く手に入る時代になりましたが、機能や説明に目を通し忘れたばかりにトラブルが起きてしまう場合もあるそうです。特にエアコンの場合は100V用と200V用の機種があり、200Vだと専用コンセントが必要です。電気工事士に頼んで、コンセントを増設してもらいましょう。

 

・子供部屋にもアンテナとインターネット配線を引き込みたい


お子様が大きくなると、自分の部屋でパソコンやテレビを使いたいとおっしゃることもあるでしょう。しかし、LAN配線やアンテナ配線をそこまで引き込まなければいけない場合もあります。こうした場合でも電気工事士に依頼すれば、電気配線をうまく動かしてくれるでしょう。

 

・ブレーカーボックスを新しくしたい


ブレーカーボックスはブレーカーには電力会社から提供されるアンペアブレーカー、漏電遮断を行う漏電ブレーカー、各部屋につながる安全ブレーカーなどが入った重要なもので、へたにブレーカーボックスをいじるとそれらが故障するおそれがあります。なので、交換が必要なときは電気工事士に任せましょう。

 

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まとめ

私たちは電気を使った沢山の設備や製品に囲まれて生活をしていますが、経年による劣化や故障が現れてきたり、それらを修理・交換したりする機会が幾度かあります。

また近年、技術の進歩により登場してきた、LED照明・太陽光発電・オール電化などの新しい設備に更新することで、より省エネな暮らしに近づけるチャンスもあります。
何か電気工事をする必要に迫られた際には、その電気設備だけでなく、家庭全体の電気設備について見直してみましょう。気付かなかった不具合や、もっと効率良く改善できる方法を見つけることが出来るかもしれません。

ただし、電気工事には様々な工種があり、各々必要な専門知識、必要な資格が違いますので、自己流で工事を行うことは非常に危険です。素人が電気配線などの電気設備を扱うと、最悪の場合感電や火災のおそれもあるでしょう。

電気工事を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「電気工事」をご覧ください。
(この記事は2018年07月17日に加筆・修正されています)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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