天井裏の悪臭は腐敗臭の可能性…？天井裏の臭いの原因と対処方法

最近、部屋の中が臭いと感じていませんか？
玄関が臭い場合は靴に付着している細菌が原因かもしれませんし、水回りが臭い場合は、排水口の汚れなどが原因として挙げられるでしょう。しかし、天井から部屋全体が臭い場合は何が原因でしょうか。

天井裏から臭いがきていては、いくら部屋の中を掃除しても効果がありませんよね。そういう場合は、一度臭いの原因を特定させ、根本的な解決を図る必要があります。
これはアパートやマンションだけでなく、戸建住宅でも起こる現象ですので、考えられる臭いの原因とその対処方法をみていきましょう。

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天井裏の臭いがヒドイ！考えられる要因は？

家で不快な臭いが発生した場合、まずその原因を探すと思います。ゴミ箱やキッチンの流し下、トイレ、洗濯機や風呂場の排水口など……。
しかし、それらの箇所を確認しても臭いの原因が特定できないことがあります。

この場合、天井裏や床下、場合によっては壁から臭いが発生していることがあるのです。これらの原因は、家屋の隙間から侵入した動物によるものであることが多く、もしこれらの動物が死骸となった場合、鼻をつくようなひどい臭いになります。日が経つごとにその臭いは増していきますので、健康面でも悪影響が出て来るでしょう。

この害獣由来による天井裏の臭いについて、考えられる原因としては大きく2つあります。

・害獣の糞尿
屋根裏にネズミやイタチなどが侵入してそこに住みついていた場合、それらの害獣による排泄や食べ物の残りカスなどが原因で悪臭を放っている可能性があります。

・動物の死骸
ネズミやイタチ、ネコなど動物が屋根裏に侵入したまま死んでしまった可能性があります。そしてその死骸が腐敗し、虫がわくことでさらに臭いは悪化していきます。

このような状況が少しでも疑われる場合は、速やかに原因の特定と処理をする必要があります。賃貸住宅の場合は、管理会社にまず連絡をしましょう。

屋根裏に侵入することの多い動物

ネズミ、イタチ、ネコ、ハクビシン、アライグマ、コウモリ　など
被害を防ぐためには、これらの害獣を侵入させないように予防することも大切です。
　　　　　　

天井裏の悪臭の原因が動物だったら？消臭と消毒はやってくれるの？

天井裏の臭いの原因として2つのパターンをご紹介しましたが、どちらもそのまま放置しておくわけにはいきません。もし放置してしまった場合、天井にシミができるだけでなく、最悪の場合は天井板の腐敗、崩落につながります。またその屋内に住んでいる人やペットの健康被害にもつながる恐れがあります。
しかし、天井裏となると素人ではなかなか入ることも、害獣を駆除することも困難を極めます。そのため専門の業者に依頼するしかありません。

業者に依頼する際は、害獣の駆除だけでなく消毒も行ってもらうようにしましょう。ただ処理をした後も、ひどい臭いは残る可能性があります。そのような場合は、ミョウバン水や水で薄めた塩素系漂白剤を天井裏に散布すると効果があるようです。消臭だけでなく消毒の役割もしてくれます。

天井裏や床下からのヒドイ臭いの原因にはこんな事例も…

床下から臭う場合、床下の配管が接続不良で水漏れしている可能性も考えられます。水漏れは水道代が掛かるだけでなく、家の劣化につながりますので早めに業者に修理を依頼するといいでしょう。
天井裏から臭う場合も同様の原因が考えられます。特に、2階にトイレやお風呂など水回り設備がある場合は排水管が原因である可能性が高いでしょう。

床下からの臭いの原因としては他に、化学物質の臭いという可能性があります。防虫対策などをしている場合は、その薬剤の臭いが原因ということも考えられるのです。この場合は消臭剤などで対策をしましょう。もしそれでもひどい場合は業者に相談してみましょう。
　　　　　　

効果的な消臭方法！オゾン消臭とは

天井裏の臭いを消す方法として高い効果を期待できる「オゾン消臭」という方法があります。
これは、オゾンを活用した消臭方法のことをいいます。
オゾンは酸素からつくられるもので、その特性は極めて不安定で反応性が高いということにあります。他の分子と反応して、もとの酸素に戻ろうとするのです。そしてその時に、雑菌や臭い物質と反応するので、殺菌、脱臭が行えるという仕組みになっています。また、空気中の酸素が原料なので、いつでもどこでも安価に生成でき、反応後は酸素に戻るため、残留性がない、という優れた特徴を持っています。
またこの方法での脱臭効果は、ニオイの原因となっている物質そのものを分解させるため、完全消臭することができます。

ただし、デメリットもあるので注意しなければなりません。
長時間オゾンを吸っていると喉が痛くなったり、頭痛がするなど、人体に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、オゾン消臭をしている部屋に長時間滞在することは避けた方がいいでしょう。
オゾンを吸い過ぎないように、利用方法を守って適切な使用を心掛けましょう。
　　　　　　

まとめ

天井裏の臭いは、普段私たちの目に届かないためその原因を特定するまで時間が掛かることが多いです。また害獣が侵入している場合、音などで気付けば早めの対処をすることができますが、糞尿や死骸の臭いで気付いた場合はすでに侵入されてから時間が経過していることになります。そうなると、対処するまでの期間でアレルギーや何かしらの健康被害を知らぬうちに受けている可能性もあります。
害獣は侵入させないことが重要ですが、もし侵入してしまって臭いが気になる場合は、今回ご紹介したような方法を試してみるといいでしょう。

消臭・脱臭を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「消臭・脱臭」をご覧ください。