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蜂の巣の種類は形状で見分けられる!営巣場所の特徴と発見時の対処法

投稿日:2018-02-05 更新日:2020-09-04

巣の形と模様でわかる蜂の種類

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家の近くに作られてしまった蜂の巣。何の種類の蜂か気になりませんか?

蜂という生き物に抱くイメージは人それぞれ千差万別です。おいしいハチミツを作ってくれる有益な虫という方もいれば、毒針をもって人を襲う危険な害虫と認識されている方もいるでしょう。

実際、日本に生息する蜂のなかで、人間に対して積極的に攻撃するような危険な蜂はわずか数種類だとされています。問題は、その数種類が身近に存在しているという点です。家の近くで見かけた蜂が危険な種類だったら、早急に対策をとらなければなりません。

そこで本コラムでは、お住まいの近くに蜂の巣を作られてしまった方向けに、蜂の巣から蜂の種類を確認する方法をご紹介いたします。

見つけたら要注意!スズメバチの巣の特徴

日本でもっとも有名な蜂といえば、おそらくスズメバチではないでしょうか。強力な毒針をもつスズメバチにはさまざまな種類が存在しており、蜂の巣も種類によって微妙な違いがあります。その一方で、どの種にも共通している巣の特徴もあるのです。

スズメバチの巣は球状やフラスコ型

スズメバチの巣全般に共通している特徴としては、表面が独特なマーブル調の模様をしていることです。スズメバチは枯れた木の皮を剥ぎ取ってほぐし、紙のように加工して巣の建材にするので、色合いの異なる素材がまざり合ってマーブル模様を描いています。

この特徴的な模様は巣が大きくなるにつれて鮮明になり、完成間近の巣は一目でスズメバチの巣だと見分けることが可能です。もし模様のある球状の巣やフラスコを逆さにしたような形の巣を発見したら、それは間違いなくスズメバチの巣でしょう。

また、もう1つ共通する特徴があります。それはスズメバチの巣は全体が建材に覆われていて、出入り口が1カ所しかないという点です。スズメバチは基本的に気温の変化に弱いので、巣穴が外気に晒されないように構造を工夫しています。

スズメバチが巣を作りやすい場所は

スズメバチが巣を作りやすい場所にも共通点があります。たとえば日本最強として知られるオオスズメバチは、地面の下や木のウロに巣を作ります。また、モンスズメバチは屋根裏などの閉鎖空間に巣を作りがちです。

これらの場所に共通するのは、「狭くて雨風を凌げる場所」という点です。スズメバチの巣は水分に弱く、またスズメバチ自体も身体が濡れるとうまく飛べなくなるので、雨風の吹き込まない場所に好んで巣を作るのだといわれています。

しかし、キイロスズメバチやコガタスズメバチは、例外的に軒下などの野外に巣を作ります。特にキイロスズメバチは、最初こそ屋内の狭い場所で巣を作りますが、巣の規模が大きくなると屋外の広い場所に引っ越して別の巣を作ってしまうのです。

スズメバチの巣の特徴

どこにでも巣を作る!アシナガバチの巣の特徴

おそらく日常のなかでもっとも見かける機会が多いのが、細長いスレンダーなスタイルをもったアシナガバチではないでしょうか。アシナガバチはスズメバチよりも巣を作る場所を選ばないため、さまざまな場所で巣作りしているのを見かけます。

アシナガバチの巣はお椀型

アシナガバチの作る蜂の巣は、種類によってあまり形状の違いがありません。いずれも六角形の巣穴がむき出しになっているのが特徴です。スズメバチに比べると巣のサイズも小さく、最大でも15cm程度にしかならないとされています。

アシナガバチの巣の材料は、木の繊維のなかでも特に硬い部分です。アシナガバチは木から選別してはぎ取ってきた繊維を自分の唾液と混ぜて、巣を作る素材に加工します。

厳選素材を丁寧に加工して作るアシナガバチの巣は一般的にスズメバチの巣よりも頑丈で、雨風にも強い耐性をもっています。加えてアシナガバチ自体も水に強いため、スズメバチが巣を作れないような野晒しの場所にも巣を作れるわけです。

アシナガバチが巣を作りやすい場所

どこにでも巣を作れるという性質から、アシナガバチの巣ができる場所は実に多種多用です。木の枝の先、背の高い草の幹、民家の室外機や壁、変わったところでは自転車のカゴのなかに巣を作ることもあります。

アシナガバチはさまざまな場所に巣を作るため、子どもの手が届く範囲内に巣を作っている恐れがあります。アシナガバチはスズメバチよりは落ち着いてますが、それでも巣に近づいたら襲ってくる危険性が高いです。ですので、子どもが手を触れないよう注意を払っておきましょう。

なお、アシナガバチには自分が巣を作った場所に固執する性質があります。そのため、駆除し損ねた女王蜂が同じ場所に巣を作ることもあり得るのです。ですので、一度駆除した後でも忘れずに近寄らない予防をするのが大切でしょう。

どこにでも巣を作る!アシナガバチの巣の特徴

ハチミツが垂れてくる!ミツバチの巣の特徴

ハチミツを生産する家畜動物として知られるミツバチですが、野生のミツバチが民家に巣を作るケースがあるのです。民家で巣を作るミツバチのほとんどは、「ニホンミツバチ」という在来種だとされています。

ミツバチの巣は板状

ミツバチの蜂の巣は種類によって大きな違いはなく、基本的に「巣板」と呼ばれる板状の巣で構成されています。この巣板を何枚も重ねていくことにより、巣の規模を拡大させていくのです。

ミツバチの巣はミツバチ自体が分泌する「蜜蝋」というワックスの一種を素材としていて、大きいものでは巣盤の1枚の幅が1m近くにもなるとされています。普段は白っぽい色をしていますが、ハチミツを貯め込むとオレンジ色に変わっていくそうです。

また、ミツバチはお互いに身を寄せあって巣を暖め、冬を越そうとする習性があります。そのため、スズメバチやアシナガバチと違って、ミツバチは集団で越冬することができるのです。なお、この時期のミツバチは非常に凶暴だとされています。

ミツバチが巣を作りやすい場所は

ミツバチは狭い場所を好むため、民家の屋根裏や床下に入り込んで巣を作ってしまうことが多いそうです。

ミツバチの巣にはハチミツが貯蔵されるため、巣からハチミツが垂れてきて家を汚したり、甘い香りに誘われてアリやゴキブリなどの害虫が寄ってきたりするおそれがあります。さらに、ミツバチを狩るためにスズメバチがやってくる危険性も考えられるのです。

ミツバチは比較的温厚ではありますが、巣を作られるとさまざまな害が発生してしまいます。家がハチミツまみれになってしまうまえに、早急な駆除が必要といえるでしょう。

ハチミツが垂れてくる!ミツバチの巣の特徴

蜂の巣を作られないためには?近寄らせない工夫をしよう

場合によっては命にかかわるトラブルにも発展しかねない蜂の巣は、できれば作られたくないものですよね。お住まいの安全を守る第一歩として、蜂に巣を作られないための予防策をご紹介します。

蜂が寄ってくる原因を作らない

蜂の巣は種類に関係なく、「そこに蜂がいるから」作られるものです。つまり、そもそも蜂が寄ってこないようにすることが、蜂の巣予防の基本にして最適解といえるでしょう。

蜂が寄ってくる原因は、そこに蜂のエサになるものがあるためです。ベランダに生ごみやジュースの空き缶などを置いていませんか?
たとえばミツバチは、甘い香りのする液体に惹かれてやってきます。

また、生ごみにゴキブリやハエなどの害虫が発生すると、その害虫を狩るためにスズメバチやアシナガバチがやってくる場合があります。これはジュースに惹かれてミツバチが寄ってきた場合も同様で、ミツバチを狩りにほかの肉食性の蜂が寄ってくることもあるのです。

定期的に掃除をおこなってゴミを放置しないようにしておけば、こうした害虫発生の悪循環を根本から絶つことができるでしょう。

蜂のいやがるニオイを活用する

どの種類の蜂も、エサを探すために嗅覚を発達させています。そのため、刺激の強いニオイをいやがり、ニオイのする場所を避ける傾向にあります。

たとえばハッカの香りは、人間にとっては清涼感のあるよい香りですが、嗅覚のするどい動物にとっては刺激臭となります。ハッカ油を定期的に撒いておくことで、蜂に限らずさまざまな小動物をよける効果が期待できます。

ほかにも、ホームセンターなどで手軽に入手できる「木酢液(もくさくえき)」も有効です。これは木材を炭に加工する際に出てくる副産物で、酸っぱい煙のようなニオイを放ちます。蜂をはじめとした小動物たちは、山火事に通じる煙のニオイを本能的におそれ習性をもっています。そのため、木酢液は蜂よけとして効果があるとされているのです。

こうした対策は、特に蜂が巣作りをはじめる春先、4月ごろに施すのが効果的です。巣を作りに来る女王蜂さえ撃退できれば、巣を作る可能性をぐっと下げることができます。

蜂の巣の形は種類によって変わる

家の周りで蜂の巣を発見してしまったら

対策を施していても、家の周りで蜂が巣を作っているのを見かけるかもしれません。その際は、うかつに近づくことは絶対にやめましょう。スズメバチのなかには、近づくだけでも集団で襲い掛かってくるような凶暴な種類もいるのです。

もし蜂の巣を見かけた場合には、安全に十分に配慮しつつ行動してください。蜂の巣を発見してしまったときにとるべき行動は、以下の3つとなります。

あわてずゆっくりその場を去る

第一に優先すべきは安全の確保です。蜂の巣に近づかないように、ゆっくりと距離をとりましょう。このとき気を付けておきたいのは、危険だからと急いで逃げるのはかえって逆効果になりかねないという点です。

スズメバチやアシナガバチなどの肉食性の蜂は、動き回る獲物をとらえるためにすばやく動くものに対して敏感に反応します。そのため、あわてて走って逃げたりすると、その動きで蜂を刺激してしまうかもしれません。

蜂と遭遇したときは、落ち着いてゆっくりと後ろに下がりましょう。蜂が巣に近づく者に対して発する「カチ、カチ」という警告音が聞こえてこなければ、蜂は興奮状態になっている可能性は低いです。蜂を不用意に刺激せず、ゆっくりと離れれば攻撃をする危険性は高くありません。

小さなお子様のいるご家庭などでは、蜂の巣のある場所には絶対に近寄らないようよく言い含めておくことも重要でしょう。

蜂の種類や巣の規模を確認する

安全を確保したら、遠くから巣作りしている蜂の種類を確認しておきましょう。前項でも解説したとおり、蜂の巣の形は種類によって異なります。少なくともその蜂が、スズメバチなのか、アシナガバチなのか、ミツバチなのかを確認するのは難しくないでしょう。

また、巣の規模の確認も重要です。巣の大きさがわかれば、大体の群れの数も予測がつくからです。蜂の種類や巣の規模がわかれば業者による駆除がスムーズに進むので、遠くから観察して把握しておくのがいいでしょう。

繰り返しになりますが、蜂の種類を確認するために蜂の巣に近づくのは控えてください。できる限り遠巻きに、可能な範囲で蜂を観察する程度にとどめておきましょう。

危険な蜂の巣の駆除は業者に任せよう

人を襲うこともあるスズメバチはいうまでもなく、アシナガバチも興奮すると人間を攻撃してくることがあります。家を汚すミツバチも含め、家の周囲にできてしまった蜂の巣は種類にかかわらず駆除しておくのが無難でしょう。

家のなかに迷い込んだ蜂1匹程度であれば、殺虫剤片手に退治することは難しくありません。しかし、相手が群れとなると話は変わります。蜂の群れは多いときには数百匹からなる無数の集団です。蜂の巣の駆除は、群れ全体を敵に回す行為にほかなりません。

蜂の巣の種類が危険なスズメバチのものだった場合は、迷わず蜂駆除の専門業者に相談しましょう。個人で駆除をおこなうのは非常に危険であり、場合によっては命にかかわるトラブルにもつながります。

また、蜂を巣ごと駆除するには群れを全滅させる必要があり、1匹でも取り逃せば手痛い反撃を受けるかもしれません。安全かつ、確実に蜂を撃退するなら、やはり蜂退治のノウハウが豊富なプロの専門家に任せておきましょう。

家の周りで蜂の巣を発見してしまったら

まとめ

一口に蜂といっても、その危険性は種類によって大きく異なります。温厚で個人での駆除が可能な蜂もいれば、絶対に手出しすべきではない凶暴な蜂もいるのです。

これらの蜂に安全に対処するには、まず遭遇した蜂の種類をしっかりと見分けることが大切です。蜂の巣から種類を特定することは難しくないので、蜂を刺激しないよう十分に気を付けながら、蜂を観察してみましょう。

蜂の種類がわかれば、蜂駆除業者に依頼する際にもスムーズに話が進められるかもしれません。

この記事の監修者 ナカザワ氏について

この記事の監修者
ナカザワ氏 NPC 総合害虫駆除
監修ジャンル:害獣 害虫
神奈川県・東京都を中心とした総合害虫駆除サービスを運営。防除作業監督者(防第14721号)の国家資格を有し、アリ、ゴキブリ、ダニ、ハエ、トコジラミ、ハチやコウモリなど幅広い害虫や害獣にも対応。

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ナカザワ氏 NPC 総合害虫駆除
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神奈川県・東京都を中心とした総合害虫駆除サービスを運営。防除作業監督者(防第14721号)の国家資格を有し、アリ、ゴキブリ、ダニ、ハエ、トコジラミ、ハチやコウモリなど幅広い害虫や害獣にも対応。

(この記事は2018年06月11日に加筆・修正しています)

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この記事を書いた人
生活110番:編集長 SUZUKI
2015年より暮らしのお困りごとを解決するためのコンテンツを作成し、編集した記事は7000ページ以上。 現在は編集長として「本当に役立つコンテンツ」をテーマに日々コンテンツを研究中
得意ジャンル: 害虫駆除(蜂の巣駆除・シロアリ駆除)・害獣駆除(ハクビシン駆除・イタチ駆除・アライグマ駆除)・害鳥駆除(鳩駆除・コウモリ駆除)

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2020-09-04 10:49:04
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