スズメバチは一匹いたら赤信号！巣の発見と駆除を早急に検討しよう

スズメバチが一匹飛んでいたら、それだけでも怖いと感じる方もいるはずです。蜂は一匹いれば、その近くに巣があると考えた方がいいでしょう。

スズメバチは、巣をつくるときには女王蜂一匹でつくりながら、その間に卵を産み、働き蜂を育てるのです。そのため、放っておくと蜂は日々増えていき、巣の駆除にも苦労することになるでしょう。今回は、スズメバチの生態から自分でできる駆除方法を紹介しています。

さらに、自分で駆除することがむずかしく、業者に依頼するときに選ぶポイントもあわせて書いています。作業なかでの蜂による被害も報告されているため、コラムを参考に安全に巣を駆除するためのお役に立ててください。

スズメバチは一匹の女王蜂から増える

何気ない状況のなかで、突然スズメバチがあらわれると驚くはずです。スズメバチが一匹いたら、ほかにもたくさんいるかもしれないということを、ご存知でしたか？この理由は、スズメバチの生態から知ることができるのです。

スズメバチの女王蜂は、寒い冬を地面のなかや木々のなかで過ごして、暖かくなってきた頃に外にでてきて巣作りをはじめるのです。この巣作りは、女王蜂がたった一匹で黙々とおこないます。

一匹いたらほかにもいるという理由として、女王蜂は初期の段階で巣のなかに自分の卵を産み付けられる場所を確保します。この卵からふ化した個体が、俗にいう働き蜂です。働き蜂が大人になるまで、子育てや巣の増築など必要なことをおこなっていきます。

さらに、女王蜂は巣のなかの体制を仕切ることはもちろんのこと、ひたすら卵を産むことでスズメバチを増やしていくのです。このことから、スズメバチが一匹いたらたくさんいるということがわかるのです。

たった一匹と考えずに、もしかしたら近くにたくさんいることを忘れないようにしましょう。当然時間が経つと数はどんどん増えていくので、たった1匹でもスズメバチを見つけたら、できるだけ早く駆除してもらうことをおすすめします。

生活110番にご連絡いただければ、すぐに蜂駆除業者をご紹介いたします。まずはお気軽にご相談ください。

スズメバチが一匹いたら近くに巣がないか探してみよう

たくさんのスズメバチがいるということは、近くに巣が存在していることが想定されます。そのため、自宅の庭にスズメバチが一匹でもいたら「庭に立っている木」「屋根などの軒下」などを確認してみてください。

一般的に以下のような場所に、スズメバチは巣をつくると考えられています。蜂が好んで巣をつくる場所を把握しておくことで、蜂の巣対策のひとつになるでしょう。

蜂は、巣に太陽がよく当たり、周りに邪魔なものがないような場所を好みます。また、家の屋根など直角になっていることで、雨がしのげる場所にも注意が必要になってくるでしょう。そして、土のなかに巣をつくることもあるので、高所ばかりに意識を取られないようにすることも、忘れないようにしてください。

このような場所に巣をつくらせないための対策として、蜂が巣をつくりそうな場所に殺虫剤の吹き付けや水まきをしておくことおすすめします。また、巣の駆除を経験されているかたであれば、巣のあった場所へ同様の処理を施しておくといいでしょう。

女王蜂は、巣づくりをおこなうために再び戻ってくるかもしれません。しかし、対策をおこなっておくことで、巣があった場所の周辺を蜂が飛んでいても、寄りつけないと思い、違う場所を求めて飛んでいくことが多いようです。

蜂に巣をつくらせない、または再びつくられないように、しっかりと対策をしておくことがよいでしょう。予防することで、スズメバチからの危険を回避することができます。

巣が小さければ自分で駆除することもできる

スズメバチは一匹いたら、ほかにもいると考えた方がよいですが、女王蜂は巣をつくりはじめるとき一匹で黙々と作業をおこないます。早期の段階で発見できれば巣のサイズも大きくはないため、自分で駆除することもできるようです。

なにより、女王蜂のみで働き蜂が誕生してない状態のときが、もっとも簡単に駆除することが可能です。準備するものは以下の3点です。

➀噴射式の殺虫剤
②駆除後の巣をいれる袋
➂自分の身を守る防護服

蜂専用の噴射式殺虫剤でなくても、殺虫成分がスズメバチには効果が高いとされています。さらに、噴射式なので少し離れた場所からでも吹きかけられるため、安全性も高いでしょう。しかし、噴射式の殺虫剤は、発するガスにより引火の可能性もあるので、火の回りなどでは注意してください。

防護服に関しては、一匹だったとしても毒の強いスズメバチに刺されてしまえば大変なことになってしまいます。そうならないためにも、しっかりと自分の身を守るようにしておきましょう。もしも防護服がない場合は、攻撃されても蜂がもっている針を通さないような、厚みや硬さのものを選ぶことをおすすめします。

駆除する時間帯については、推奨されているのは日没後およそ2～3時間がよいそうですが、特に決まった時間はないようです。では、ここから実際におこなう手順を解説していきます。

➀巣の把握

ゆっくりと蜂を刺激しないように、巣を確認します。巣が確認できたら、女王蜂がなかにいるかどうか、ゆっくりと近づいてみましょう。確認するときに、危険を感じたらすぐに離れることを忘れないようにしてください。

②殺虫剤を噴射

巣のなかに女王蜂がいれば、殺虫剤を噴射したときに届く安全な距離から、巣に向けて吹きかけてください。

➂巣の回収

女王蜂がいなくなったのを確認したら、巣を取り除いて回収しましょう。取り除く方法は、巣の根元から棒を使用するなどして、下に落として袋にいれたら終了です。

巣が大きいときは業者に依頼しよう

女王蜂が卵を産み、働き蜂が誕生している場合は、一匹のときとは違い対処法も変わってきます。

そのため、自分自身で駆除する方法もありますが、巣に殺虫剤を噴射したときに多くの蜂がでてくることが考えられます。そうなると、とてもリスクが高いため、業者に相談することをおすすめします。

業者に依頼するメリット

業者に依頼するメリットとして、巣の内外の蜂を駆除することができます。さらに、蜂が発生する根本的な原因を蜂の生態に精通している業者から、アドバイスや対策をしてもらえるでしょう。

さらに、蜂の駆除というのは危険と隣り合わせとなっているため、業者に依頼することで安全におこなってもらえます。業者であれば、素人では考えつかないようなことも踏まえて、長年の経験を生かした駆除作業をおこなってくれるはずです。

業者を選ぶときのポイント

では、どのような業者を選ぶといいのでしょうか。業者を選ぶときのポイントは、いくつかあります。参考にして、ご自身にあった業者を探すためのお役に立ててみてください。

・駆除する際の工程をしっかりと丁寧に教えてくれる
・見積りには無料であるか、実際に依頼したとき料金が変動しないか
・戻り蜂や再発防止などのアフターサービスは充実しているか

このように、業者を選ぶ際には上記のようなポイントを踏まえて選ぶとよいでしょう。駆除料金の妥当性という部分ですが、蜂駆除の相場は蜂の種類によって変わることがあります。参考までに料金を掲載しておきますので、検討材料にしてみてはいかがでしょうか。

業者に依頼するときの費用相場

スズメバチは種類によっても変動することがありますので、約13,000円から35,000円程度と幅が広いのが特徴です。ここで紹介した費用相場は、平均的な金額になります。しかし、蜂のサイズや巣の場所、時期などによって大きく変動することもあるので、しっかり確認するようにしてください。

まとめ

スズメバチが一匹いたら周辺に、巣があると考えてください。もし自宅の庭などで発見したときは、自宅の屋根や庭の木々などに巣ができていないかを確認するようにしましょう。

もし、夏前でスズメバチが巣をつくりはじめた時期であれば、サイズはまだ小さいのです。そのときは、殺虫剤や防護服、巣をいれる袋を準備して自分自身で慎重に駆除することをおすすめします。

しかし、ある程度時期が経過して巣が大きくなっている場合は、働き蜂も誕生しているでしょう。その際は、自分自身でおこなわずに業者に依頼するといいでしょう。無理に自分でおこなうことで、蜂に刺されるなどリスクが伴います。