冬は蟻駆除のチャンスって本当?蟻の冬眠習性を知って対策しよう

2022.8.25

冬は蟻駆除のチャンスって本当?蟻の冬眠習性を知って対策しよう

動物にとって厳しい季節である冬。私たち人間にとっても寒さが厳しくなってしまうと「つらい動きたくない!」という人も少なくないのではないでしょうか?

蟻にとっても厳しい季節である冬には、冬眠するという話も聞いたことがあるという方もいると思います。蟻が冬眠するのであれば、駆除のチャンスは冬眠している今の季節が絶好のチャンスのように思いますが、実際のところはどうなのでしょうか?

このコラムでは冬の蟻についてご紹介します。

アリ駆除のおすすめサービス

蟻は冬眠する?

実際に蟻は本当に冬眠するのでしょうか?

蟻は体温が周りの空気の温度とともに変わる生き物なので、寒い冬は体温も冷えてしまい動けなくなってしまいます。つまり、この動けない期間が蟻の冬眠時期となるわけです。

蟻は冬の時期に向けて脂肪を蓄え、餌を食べずに寝て厳しい冬を乗り越えていきます。しかしあまりに寒い場所ではさすがに凍えてしまうため、巣の奥で身を寄せ合い集まって冬を越す種類も存在します。

蟻は冬眠する?

冬でもみかける蟻はなに?

まれに寒い冬でも元気に動く蟻をみかけることはありませんか?「寒い冬には動けないから蟻は冬眠する」と言っていたはずなのになぜ?と思う方もいるでしょう。実は寒い冬でも動くことができる耐寒性が強い蟻が存在しているのです。

例えば、近年ニュースでも話題になった『アルゼンチンアリ』は冬眠することなく冬でも元気に活動することができます。この蟻は特定外来生物に指定されている害虫になるので、冬でも元気な蟻を見かけたら駆除したほうがよさそうです。

蟻が冬眠している時期は駆除のチャンス?

「では、ほかの蟻は冬眠して固まっている今が駆除のチャンスなのでは?」と思う人は少なくないと思います。

しかし、巣の奥で身を寄せ合って寝ていたり、冬の間は餌を食べないで過ごしたり、と実は種類によって駆除が難しい季節ともいえるのです。

巣の奥で身を寄せ合っていることで、巣の表面から薬剤を散布しても奥には届かず十分な効果を発揮できません。餌を食べないので毒餌の効果を得ることができないということになります。

つまり、元気な季節のほうが毒餌を巣の奥まで運んでくれたり、動き回って巣の中に毒を広めてくれたりするということを考えると、冬はあまりアリ駆除には向いていないかもしれません。

蟻が冬眠している時期は駆除のチャンス?

冬の時期の蟻対策

蟻の冬眠の目覚めを待つだけというもの時間がもったいないですよね。

先に今のうちにできる蟻対策を整えておくことが冬の間の蟻対策といえます。

冬の間食べ物を口にしていない蟻たちはおなかを減らしているので、通りそうな場所や巣の位置がわかっているのであれば、巣の近くに毒餌を置いておくという手があります。

おすすめの蟻用毒餌

KINCHOコンバット蟻用

ミニサイズなので起き場所に困ることがありません。いくつかの場所に分けて設置しましょう。

アース製薬スーパー蟻の巣コロリ

どんな蟻の好みに合うように顆粒とゼリータイプの薬剤が入っています。黒蜜の香りが蟻を誘います。

ほかには、家の中を蟻が嫌う匂いに変えてしまい「ここの匂いは過ごしにくい」と蟻に思わせることも大切です。

蟻は嗅覚が敏感な生き物で、普段もほかの蟻が歩いた後をフェロモンという匂いを嗅ぎながらついていく習性があります。そのため苦手な匂いに家の中を変えてしまえば蟻が発生しにくくなります。

蟻が苦手な香り

コーヒー

コーヒーのカフェインの香りが苦手という虫は少なくありません。コーヒーには脱臭効果などもあるので、玄関などに置いておくなどはいかかでしょうか?

レモン、ライムなどの柑橘系の香り

レモンやライムなどの匂いを嫌う虫も少なくありません。芳香剤などにもよくある香りなので手軽に試すことができます。

ミント、ラベンダーなどのハーブ

ミントやラベンダーは昔から防虫剤にも利用されてきたように虫が苦手な香りです。

しかし、ペットを飼っている家庭は注意が必要です。ペットにとっても猛毒ということがあり得るからで、使う前に事前に調べることが大切です。

酢のツンとくる臭いが蟻は苦手です。酢の臭いが大丈夫であるのならば蟻が通りそうな場所を拭き上げておくと蟻が近づいてきません。

蟻がいないうちにいろいろな対策を立てておいて、冬眠から目覚めた蟻をしっかりと駆除するようにしましょう。

アリ駆除のおすすめサービス

まとめ

蟻が冬眠すると聞いて思い出すお話として有名なのはイソップ物語のアリとキリギリスのお話という人が多いのではないでしょうか?蟻は冬のためにせっせと食べ物を巣に運び込んで厳しい冬を乗り越えるというお話でしたが、実際のところは冬の間餌を食べない蟻が多いです。冬眠に入るまでの餌を蓄えている時期に毒餌を置くか、冬眠が明けてから毒餌を置くかがよさそうです。

しかし、冬でも元気なアリがいる場合は外来種であることがあるので、アリ駆除のプロに駆除を依頼したほうがいいでしょう。

この記事の監修者 ナカザワ氏について

この記事の監修者
ナカザワ氏 NPC 総合害虫駆除
監修ジャンル:害獣 害虫
神奈川県・東京都を中心とした総合害虫駆除サービスを運営。防除作業監督者(防第14721号)の国家資格を有し、アリ、ゴキブリ、ダニ、ハエ、トコジラミ、ハチやコウモリなど幅広い害虫や害獣にも対応。

この記事の監修者 ナカザワ氏について

この記事の監修者
ナカザワ氏 NPC 総合害虫駆除
監修ジャンル:害獣 害虫
神奈川県・東京都を中心とした総合害虫駆除サービスを運営。防除作業監督者(防第14721号)の国家資格を有し、アリ、ゴキブリ、ダニ、ハエ、トコジラミ、ハチやコウモリなど幅広い害虫や害獣にも対応。

 

アリ駆除はプロに相談

【生活110番】は国内最大級の暮らしの「困った」を解決する業者情報検索サイトです。 140ジャンルを超える生活トラブルを解決するプロたちを掲載しています。

『生活110番』では、
お住いの地域で人気のプロを探せます

生活のお困りごとは、なんでもご相談ください。

アリ駆除 16,500円~
アリ駆除のおすすめ業者を見る

関連記事カテゴリ一覧

アリ駆除の記事アクセスランキング

アリ駆除の最新記事

カテゴリ別記事⼀覧