東京~大阪の引越し!日数と単身・家族別料金相場・費用見積もりを安くするコツ

2021.4.30

東京~大阪の引越し!日数と単身・家族別料金相場・費用見積もりを安くするコツ

東京~大阪は約500kmあるため、そこそこ高額な金額になることは覚悟しておくべきですが、実際にはどのくらいかかるのでしょうか。

以下の表は東京~大阪間の引越し相場料金で、単身で引越しをする場合と、家族で引越しする場合で平均相場をまとめました。

単身 家族
荷物少 荷物多 2人 3人 4人 5人
通常期(5月~2月) 57,202円 70,224円 121,908円 146,846円 158,598円 200,406円
繁忙期(3月・4月) 62,929円 84,553円 174,786円 209,286円 263,126円 340,215円

※引越し一括見積もりサイト利用者の平均見積もり相場

この記事では、上記で記した相場料金より少しでも安く引越しをするためのポイントや、東京~大阪の引越しにかかる日数について解説します。

東京~大阪間の単身引越し費用相場

単身(一人暮らし)で東京~大阪間の引越しをする場合の目安費用は次の通りです。

荷物少なめ 荷物多め
通常期(5月~2月) 57,202円 70,224円
繁忙期(3月~4月) 62,929円 84,553円

※引越し一括見積もりサイト利用者の平均見積もり相場

上記の料金は通常プラン(荷物量に合わせたサイズのトラックで引越しをするプラン)を利用した場合の平均で、荷物が少ない場合で約5.7万円、荷物が多い場合は約7万円が相場となっています。

ただしあくまでもこの料金は平均なので、中にはこの料金よりも安く提供している業者もいれば、この料金よりも高めの見積もりを出してくる業者もいます。

自分の荷物量の場合いくらになるのかは、実際に見積もりを取ってみないことにはわかりませんが、最低でも5万円はかかると思っておくといいかもしれません。

レンタカーで自力引越しする料金相場

なかには東京~大阪の引越しを業者に頼らず、自力で行いたいという人もいるかもしれません。
たしかに業者に依頼するよりコストは抑えられそうな気はしますが、実際のところどうなのでしょうか?

料金 備考
レンタカー代 13,750円 ハイエースロング車を12時間借りた場合
レンタカー乗り捨て料金 37,000円 東京八重洲南口店大阪堺駅南口店
高速料金 12420円 東京IC梅田間の一般料金
ガソリン代 8,181円 7.74円/Lで計算
梱包資材代 2,200円 ダンボールは無料入手。養生テープ・養生シート(ブルーシート)のみ購入した場合
手伝ってくれた人のお礼代 5,000円 一人につき
合計 78,551円

かかる費用をこうやって書き出してみると「意外とするもんだな…」と思いませんか?

冒頭の表で書いた単身引越しの相場とさほど変わらないどころか、通常期に引越しをする場合だと、業者に依頼した方が安くなるという結果に…。

レンタカーを借りての引越しが意外と高くなる一番の要因は「乗り捨て料金」

店舗間の距離が遠くなる程、乗り捨て料金も比例して高くなるのですが大阪~東京間の場合だと約3.7万円かかるのでこれがけっこう痛い出費となります。

自力引越しをする場合、料金以外にも考えておかなくてはいけないことがいくつかあります。

例えば「運転を代わってくれる人はいるのか」「長距離移動でも荷物が壊れないように確実に梱包できるのか」「搬出・搬入作業が本当に素人だけで可能なのか」などなど…。

よほど自力引越しに慣れていない限り、かかる労力や荷物破損の観点からも長距離の自力引越しは正直おすすめできません。

ただ、3月や4月の繁忙期に限っては自力引越しも候補に入れておいてもいいかもしれません。

繁忙期の長距離引越しを業者に依頼すると、かなり高額になることが予想されるので、料金面だけで言えば自力引越しの方が安く済むと言えます。

ただし、単に料金面だけで自力引越しを選ぶのか、多少高くても全て任せられる業者に依頼するのかは良く考える必要がありそうです。

東京~大阪間の家族引越し費用相場

家族で東京~大阪間の引越しをする場合の料金相場は次の通りです。

2人家族 3人家族 4人家族 5人家族
通常期 121,908円 146,846円 158,598円 200,406円
繁忙期 174,786円 209,286円 263,126円 340,215円

※引越し一括見積もりサイト利用者の平均見積もり相場

大阪~東京間は500kmもある上に、しかも家族引越しとなるともっと高くなることを予想していた人もいるかもしれません。

東京~大阪は主要高速道路がいくつかあるので、様々なルートでの運行が可能なため人数の多い家族引越しと言っても、比較的値段を抑えての引越しが可能となります。

とは言え、人数が増えれば増えるほど料金は高くなり2人で引越した場合だと約12万円、5人の場合だと約20万円かかります。

家族で大阪~東京間の引越しをする場合は、最低でも10万円以上はかかると思っておくとよいでしょう。

家族で引越しをする場合は「転勤」などの理由で、どうしても3月や4月に引越しをするケースが多いと思いますが、繁忙期の引越しは通常期に比べて約40%も高くなります。

繁忙期を避けて引越しができれば少しは安く引越しができますが、スケジュール的に難しい場合も多いことでしょう。

繁忙期の長距離引越しは高額になること必至ですが、大阪~東京間の引越しは需要も多く、お得なプランを打ち出している業者も多く存在します。

有名な大手業者だけで決めてしまわず、いかにお得なプランのある業者を探せるかが家族引越しを安くするポイントです。

長距離引越しはコンテナ便の利用で安くなるが日数がかかる

長距離引越しがお得になるプランの例として「コンテナ便」での引越しがあげられます。

コンテナ便はJR貨物を使って荷物を運搬する便のことで、コストがかかる長距離移動分をまとめて貨物列車で運送する分、コストを抑えての引越しが可能となるのです。

コンテナ1個に対して約2人分の荷物(4畳半程度の荷物)が入るので、4人家族の場合はコンテナを2つ利用することになります。

コンテナの数が増えればそれだけ料金も追加されますが、コンテナ便は燃料費や人件費を大幅にカットできる上に、大量に荷物を運べる列車を利用するのでコスパが抜群です。

高速代や人件費のかかるトラックで引越しをするより、コストを抑えて引越しすることができると言えます。

料金面ではおすすめできるコンテナ便ですが、荷物が新居に到着するまでに日数がかかるのがデメリットです。

トラックで引越しをした場合だと翌日には新居に荷物が到着しますが、コンテナ便の場合はプラス1日程度かかります。
日数がかかる主な理由は「荷物が一定数集まるまで列車が動かない」ため。

自分の荷物がコンテナに載ったら出発!という訳にはいかず、他の荷物がそろうまで待つ必要がありますし、各駅で荷物の積み下ろし作業も発生するため、到着までに時間がかかるのです。

安さをとるのか、スケジュールを優先させるのか良く考えるべきですが「翌日に荷物が到着しないと困る!」という人にはコンテナ便は不向きだと言えますね。

荷物少量なら単身パックなど安い金額で引越しできる

荷物の少ない単身者なら、単身パックを利用することでコストを抑えての引越しが可能になります。

単身パックは、決められたサイズのBOXに積めるだけの荷物を積んで引越しをするプランで、日通の単身パックを利用して東京~大阪へ引越しする場合、以下の料金で引越しができます。

料金 荷物量
単身パックS 26,000円 2ドア冷蔵庫/テレビ(20インチ)/テレビ台/電子レンジ/掃除機/3段カラーボックス/姿見/布団/ダンボール4個(Mサイズ)
単身パックL 31,000円 2ドア冷蔵庫/テレビ(20インチ)/テレビ台/電子レンジ/掃除機/3段カラーボックス/姿見/布団/洗濯機(4kg)/衣装ケース(中)/ダンボール5個(Mサイズ)

※日通公式サイト参照

3月・4月に引越しをする場合はこの料金に繁忙期料金がプラスされるので、繁忙期に引越しをする場合は直接問い合わせて確認する必要があります。

単身パックを利用した場合、新居に荷物が届く時間を「9時~12時」「12時~16時」「16時~18時」「18時~21時」から選ぶことができるので「いつ荷物が届くんだろう…」と無駄な時間を過ごす必要もありません。(エリアや時期によって時間指定できない場合もあります。詳しくは日通まで問い合わせを)

単身パックを利用する流れですが、小物などは自分でダンボールに積める必要がありますが、家具や洗濯機などは業者が梱包してくれるので、特に何もする必要はありません。

荷物は翌日に到着しますが、到着後も家具家電は業者が解梱・設置してくれるので利用者は小物の荷解きをするだけでOK。

荷物がダンボール数個+少量の家電程度なら、単身パック一択と言ってもいいくらいお値打ちに引越しができます。
ただ、大型冷蔵庫やベッドも一緒に運びたい場合は残念ながら単身パックの利用はできませんので通常プランでの引越しを検討しましょう。

【東京~大阪間の引越し】単身者におすすめの格安引越し業者

「日通」なら鉄道コンテナ輸送便利用でお得に!

「日通」と聞くと、引越しよりも「物流」のイメージを持つ人が多いと思いますが、総合物流企業の日通ならではノウハウを活かした「鉄道コンテナ便の引越し」ができるのがメリットです。

日通の鉄道コンテナ便は5tコンテナと2tコンテナの2種類から選ぶことができます。
5tコンテナは、貨物列車でよく見かける馴染みのあるサイズで、荷物が多めの単身者向けのサイズとなっています。

2tサイズは日通のオリジナルサイズで「5tコンテナだとスペースを持て余してもったいない…」という荷物が少なめの人におすすめのサイズ。

日通のコンテナ便なら、荷物量に合わせたコンテナを選ぶことで無駄のない引越しができますし、貨物列車で大量の荷物を一気に運搬することで輸送コストを大幅に抑えることができるので、500kmの長距離引越しもリーズナブルに行うことができます。

単身引越しと一言でいっても荷物量は人それぞれですが、荷物が多い場合は5tもしくは2tコンテナの利用、荷物が少ない場合は単身パックS もしくはLの利用など、単身者が選べるプランが多いので、単身者はぜひ検討しておきたい業者の一つです。

「シティ引越センター」は格安プランが豊富

シティ引越センターは大阪⇔東京の定期便が毎週3往復運行しています。

長距離便が定期的に出ていることで、利用のタイミングが難しい「帰り便」が利用できるチャンスが格段に増えます。

帰り便とは、荷下ろしを終えたトラックが本来ならカラで帰るところに、自分の荷物を積んで運んでもらう便のことを言います。

帰り便は、業者にとっても帰りの高速代や燃料代が無駄にならずに済む分、ユーザーもお得に引越しができるようになります。

帰り便を利用した場合、いくらで引越しができるのかは公式では明言されていませんが、半額での引越しが可能と書かれているので、見積もりをもらっておいて損はなさそうです。

また、シティ引越センターでは平日にトラックの空きが出やすいため、平日の引越しが格安で行えるプランもありますし、他社では有料オプションになりがちな「洗濯機の移設工事」を、単身者に限り無料で行ってくれるので、単身者は候補の一つに入れておくとよいでしょう。

【東京~大阪間の引越し】家族引越しにおすすめの格安引越し業者

「町の引越し屋さん」は混載便利用で安くなる

町の引越屋さんで長距離引越しをする場合、複数件の荷物を1台のトラックで運ぶ「混載便」を利用することで、かなりお得に引越しをすることができます。

混載便は「同じ方面へ向かうトラックに空きがある」という条件のもとで利用が可能になりますが、町の引越屋さんでは東京⇔大阪の便が定期的に出ているので、混載便が利用できる
可能性も高いのです。

しかも、町の引越屋さんは「エアコン着脱工事」や「全自動洗濯機の着脱工事」などが何と無料サービス!

ヤマトのオプションだとエアコン工事は19,000円、洗濯機の着脱工事も4,500円かかり、オプションだけでも2万円以上かかってしまいます…。

少しでも引越し料金を安くしたい長距離の家族引越しにおいて、初めから無料オプションが豊富な町の引越屋さんを利用すれば「オプション追加したら見積もりが高くなった…」なんて心配が少なくなりますよね!

「人力引越社」なら帰り便プランでお得に引越し可能

人力引越社では東京⇔大阪間の長距離便が定期的に出発しています。

しかも定期便は週に3往復も出ているため、安く利用できる「帰り便」が利用できる確率が
高くなります。

帰り便は、作業を終えて帰るトラックを引越し便として再度利用できるため、人件費や輸送コストを大幅に削減することができるため、リーズナブルな価格での引越しが可能となります。

長距離の家族引越しはどうしても高額になりがちですが、定期便(帰り便)が利用できればかなりお得に引越しをすることができますよね。

定期便が週3往復出ていることで、他の人の荷物と一緒に運ぶことで安く利用できる「混載便」が利用できる確率も高くなるのもメリット。

一般的に混載便を利用した場合、他の人の荷下ろしの関係もあって荷物が到着するまでに5~10日程かかります。
でも週に3往復の定期便が出ている人力引越社なら2日~3日の短期間で行うことが可能。

安く利用したいけど、できるだけ早く新居に荷物を届けたいという家族引越しにはピッタリの業者です。

【東京大阪間の引越しスケジュール】翌日2日の日数が必要

東京から大阪の引越しを当日中に完了させることは難しく、搬出・搬入作業あわせて2日かかります。

時間的なことだけで言えば、大阪~東京は片道5時間あれば到着するので、旧居を朝早くに出発して夜に搬入作業を行えば、1日で作業を終わらせることは物理的には可能です。

ただ現実的には「退去の立ち合い」「ガスの立ち合い」「搬出・搬入作業」と合間にやるべきことが沢山あるので、それらを含めて1日で引越しを完了させるのは無理があると言えるでしょう。

別の章でも書いたように、単身パックを利用した場合でも翌日以降にしか荷物は到着しませんし、混載便や帰り便を利用した場合はさらにプラスして日数がかかる場合もあります。

どのプランを利用したとしても、東京~大阪の引越を当日中に完了させることはほぼ不可能です。

2日以上かかるということは、搬出作業後に自分が寝泊まりする場所を確保しておかなくてはいけません。

実家や知人宅に泊まれる場合は特に料金は発生しませんが、新居付近のビジネスホテルに泊まる際は、宿泊費がかかるということも頭に入れておく必要があります。

無事に搬出作業が終わって「いざ新居に出発!…したのはいいけど、今夜はどこに泊まればいいんだ?」なんてことのないよう、事前に宿泊場所のリサーチも忘れずに行っておきましょう!

東京~大阪の引越しで安い見積もりをもらうコツ

東京~大阪の引越しは決して安くないですが、ちょっとしたコツさえ抑えておけば、安くなる可能性は充分にあります!
安い見積もりをもらうコツをいくつか紹介します。

フリープランを利用する

長距離引越しを少しでも安くする為には“チャーター便以外のプラン(通常プラン以外)を利用すること”が一番。

どういうことかと言うと、一般的な引越し方法である「自分の引越し専用のトラックで引越しをする」プランは利用するな、という事です。

長距離引越しは、別の章でも紹介した「混載便」や「帰り便」を利用することでしか安くならない…と言っても過言ではありません。
逆に言えば「混載便」や「帰り便」が利用できれば、かなり安く引越しができるということ。

でも帰り便や混載便って、自分の引越し日とうまく条件が合わないと利用が難しいのがネック。

なので「引越し作業日を自分で決める」のではなく「業者に日程を任せる」ことで、安く利用できる「混載便」や「帰り便」のタイミングに合わせての引越しができる可能性がグンと高くなります。

「どうしてもこの日しか作業ができない」という場合でない限り、作業日は業者に任せるのが一番です。

不用品は処分する

引越しの料金は、荷物量が増えれば増えるほど高くなってしまいます。
つまり、持って行く荷物を極力少なくすればそれだけでかなり節約になるということ。

見積もりに余計な荷物が計上されてしまう前に、不要なものは処分しておければベストですが、なかなかそうもいきませんよね。

そういう場合は、訪問見積もりをうけるまでに「いるもの」と「いらない」ものをざっくりと把握しておくだけでも大丈夫。

見積もりの際に不用品を伝えるだけで、その荷物を除いて計算してくれるのでそれだけで少しは安くなるはずです。

荷物が少なくなれば、一回り小さいトラックが利用できる可能性も高くなりますし、混載便で他の人の荷物と一緒に運べる可能性だって出てきます。

業者によっては、見積もりの段階で不用品を買い取ってくれる業者もいるので、そういった業者を利用するのもおすすめです。

複数の業者のプラン料金を比較する

東京⇔大阪の引越しは需要も多いので、引越し業者各社でお得なプランも多く用意されています。

でも数ある引越し業者の中から、お得なプランのある業者を自分で1件1件探すのは至難の業…。

そんな時に便利なのが“一括見積もりサービス”です。
「〇日~〇日の間で一番安いプランが適用される日でお願いします」と依頼することで、お得なプランのある業者をピックアップして教えてくれるんです。

仮に1社から見積もりをもらっただけでは、その料金が安いのか割高なのか判断ができませんよね。

一括見積もりでまとめて複数社から見積もりを取り寄せることで、お得なプランのある業者と料金を一括で比較することができるので、少しでも安く引越しをしたい人は必ず利用しましょう。

まとめ

大阪から東京の引越しは、転勤で会社が引越し代を払ってくれる以外、自腹だとけっこう痛手な出費です。

だからこそ業者選びがかなり重要で、いかにお得なプランのある業者を探せるかが安く引越すカギとなります。

お得なプランの代表格である混載便や帰り便が利用できれば、かなりお得に引越しができるので、見積もり依頼をするときはそういったプランが適用されやすいように、日程に幅を持たせて依頼することが重要です。

また、大阪~東京の引越しはどんなプランを利用した場合でも2日以上かかります。
引越し代以外にも、宿泊する場所やその予算についても事前に考えておきましょう!

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