蟻対策に塩は有効なのか解説!自分に合った駆除方法を見つけよう!

2021.4.30

蟻対策に塩は有効なのか解説!自分に合った駆除方法を見つけよう!

家のなかで蟻が発生したとき、一刻も早く駆除したいと考えるでしょう。蟻には塩が効果的だという噂もありますが、本当なのか半信半疑な方も多いはずです。

このコラムでは、塩が本当に蟻に効果があるのか、効き目がないときに身近なものでできる対策法はなんなのかを紹介しています。蟻対策について知っておくことで、発生したときに早急に対応することができ、被害を最小限に抑えることができるでしょう。

蟻対策に塩が効果的かどうかは意見がわかれている

蟻の対策をおこなうとき、塩を使用することで効果が得られるという考えがあります。その方法は、蟻の通り道に塩をまいておくことで、忌避作用が発生するといったものです。

しかし、この方法に関しては効果が望めないという見解もあり、どちらも理由を裏付けるものがありません。
蟻対策に塩が効果的かどうかは意見がわかれている
蟻にとって塩は栄養価が少ないため、好んで食べないといわれています。このことから「蟻=塩を嫌う」といった見解が生まれ、「対策として有効」という噂が広まっていったのかもしれません。

いずれにせよ、蟻と塩という組み合わせの対策は効果が保証されているものではなく、確実な効果を得ることは難しいといえるでしょう。そのため、いち早く駆除をしたいとお考えの方には、別の方法を実践していくことをおすすめします。

一方、「結果はどうであれ塩の効果について気になる!」とお考えであれば、一度実践してみるのもよいかもしれません。塩はすぐ手に入るものなので、手軽に試すことができるのではないでしょうか。

塩以外でも身近なもので蟻対策はできる

蟻対策で塩を使用しても効果を得られなかったとき、どのようなもので対策をしておけばよいのでしょうか。じつは、わたしたちが生活するなかで使用している、身近なもので対策が可能になることもあります。

熱湯をかける

この方法はとても簡単で、沸かした熱湯を蟻の巣のなかにそのまま流し込むだけです。熱湯を注ぎこむことで、巣のなかの蟻を一斉に駆除できます。ただし、屋内にある巣に対しては、熱湯は家を傷める原因にもなるため別の方法をおすすめします。
塩以外でも身近なもので蟻対策はできる

柑橘類の汁をまく

蟻などの虫は、柑橘系の香りを嫌います。そのため、蟻の通り道になっている場所などに、柑橘系の果物から絞り出した汁をまいておくと、近寄らせない効果が得られるようです。レモンなどから絞り出した汁を水と混ぜ、スプレータイプの容器に入れて吹きかければ効率的におこなうことができるでしょう。

ガーリックウォーターをまく

蟻は、柑橘系以外にもニンニクの香りも嫌うとされています。そのため、ガーリックウォーターをつくることもおすすめです。つくり方は簡単で、バラバラにしたいくつかのニンニクを水に浸し、そのまま丸1日放置しておきましょう。翌日、浸していたものを沸騰させ、その後冷まします。ここまでできたら、スプレー容器に移し替えて、柑橘系の汁と同様に吹きかけて使用することができます。

イーストを食べさせる

蟻はイーストの香りを察知すると、簡単によってきます。しかし、イーストそのものは蟻にとって毒のような存在なので、食べると死んでしまうのです。このイーストを蟻に食べさせることで、駆除していくという方法もあります。

蟻の食いつきをよくするためにも、ドライイーストには水と砂糖を混ぜておきましょう。ドライイーストは、インターネットでも簡単に購入することができるため、気になる方はぜひ試してみてください。

珪藻土をまく

珪藻土とは、「珪藻」と呼ばれるとても小さな生き物を化石化させて粉上にしたものです。使用する際は、珪藻土を自宅の蟻が発生する場所にまいておきましょう。この珪藻土の上を蟻に歩かせることで、体を乾燥させ、死滅させることができるといわれています。

珪藻土を使用するときには、マスクなどを使用して体内に粉が入らないようにしてください。なお、水分と混ざることで珪藻土は効果を失うともいわれているため、使用場所の湿度には注意しなければなりません。

より確実な駆除をしたいなら薬品を使おう

蟻対策で塩や熱湯を使用する方法は、身の回りのものでできる簡易的なものになります。しかし、なかにはもっと確実な方法を知りたいと思われる方もいることでしょう。そういった場合は、薬品を使用するのはいかがでしょうか。市販品を購入するほかに、自作する方法もあるので参考にしてみてください。
より確実な駆除をしたいなら薬品を使おう

ホウ酸ペースト

ホウ酸ペーストは、簡単につくることができます。つくり方は、まず糖分が多い甘さのある液状のものを準備しましょう。そして、ホウ酸を1:1の割合で混ぜ合わせます。

粘り気がでてきたら、適当な容器やお皿に塗り付ければ完成です。たったこれだけで、ホウ酸ペーストの罠が完成します。完成したら、その罠を蟻が発生しそうな場所に設置しておきましょう。

ホウ酸は、人体には影響を与えない物質といわれています。しかし、設置するときには食器や食材、小さなお子さんやペットなどの手が届く場所には、設置しないようにしましょう。設置する場所として最適なのは、自宅の外壁周辺などがおすすめです。

ベイト剤

ベイト剤とは、害虫に対して毒入りの餌を食べさせて、死滅させるための薬剤です。ベイト剤には、ジェルタイプのものと、置き型タイプの2種類があります。

ジェルタイプのものは、ベイトガンという道具を使用して、蟻の発生しそうな場所に施工していきます。また、置き型タイプのものは、別名ステーションタイプとも呼ばれているようです。このステーションタイプは、毒餌の入ったボックスを地面に埋めて使用します。

ジェルタイプもステーションタイプも、蟻が毒餌を食べることで死んでしまいますが、発生しやすい場所を特定しておかないと、設置しても効果が得られないことがあります。そのため、設置前の事前調査が必要になるので、注意してください。

スプレー剤

スプレータイプの殺虫剤は、簡単に購入することができ、さまざまな種類の商品が販売されているため、選択肢も広がります。さらに、使い方も簡単であり、ワンプッシュでおこなえるため、いざというときにすぐに使用することができるでしょう。

自分で駆除できないときは業者に依頼するのがおすすめ

蟻対策に塩やベイト剤など、いろいろな対策をおこなったものの駆除できないということがあるかもしれません。そんなときは、素人ではわからない問題が発生していることが考えられます。

そういった場合は、蟻の生態に精通している駆除業者に依頼してみることをおすすめします。しかし、業者に依頼することで、より確実な駆除ができますが、費用面の心配もあるはずです。蟻駆除には、どの程度の費用がかかるのかみていきましょう。

蟻駆除にかかる料金の相場

蟻の駆除を業者に依頼したとき、通常駆除する範囲によって金額が変動してくるようです。さらに、駆除と予防でも多少の費用差があるため、注意してください。

駆除費用は「㎡」ごとに計算されることが多く、10㎡で約10,000~30,000円と幅があります。蟻の種類や駆除方法によっても変動しているのでしょう。そのため、いくつかの業者に駆除費用の確認をおこなって、最適な業者を選定するのもよいかもしれません。

まとめ

蟻を塩で対策していく方法は、効果が望めないかもしれません。しかし、塩以外なら蟻の対策をすることができます。熱湯をかけたり柑橘系の汁を散布したりなど、身近なもので対策ができるのです。また、ホウ酸ペーストを使用することも、効果があるでしょう。ホウ酸ペーストは簡単につくることができるので、ぜひ参考にしてみてください。

しかし、いろいろな方法を試しても蟻が減らないことがあります。そういった場合は、業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼することで、素人では気付かない問題点を発見し、より確実に蟻の駆除をおこなってくれるはずです。


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