断熱工事をお得に施工したいなら発泡ウレタンでDIYしてみませんか？

家の断熱工事を検討しているという方、断熱工事に使われる断熱材にはどのようなものがあるのかご存知でしょうか？断熱材の種類が違うと、その断熱効果やかかる費用が変わってきますので、どんなものがあるか事前に把握しておくといいでしょう。

ここでは、その中でも発泡ウレタンという断熱材を取り上げていきます。発泡ウレタンとは何か、その特徴についてなどや発泡ウレタンをDIYする方法までご紹介していきます。

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発泡ウレタンとは

現在、断熱材として家の断熱工事において多く使用されているものはグラスウールなどの繊維素材になります。現場発泡の吹き付け断熱材が残りの2割弱となっています。発泡ウレタンは、後者の現場発泡の吹き付け断熱材というものになります。

現場発泡の拭き付け断熱材とは、スプレーで拭き付けるタイプの断熱材のことです。何種類かの液体をスプレーで噴射すると、それが固まって発泡ウレタンとなります。

発泡ウレタンには、2種類のものがあります。「軟質ウレタン」と「硬質ウレタン」です。
軟質ウレタンはその名の通り柔らかく軽いのが特徴です。スプレーする際に水を混ぜることで100倍ほどに膨らみます。硬質ウレタンはスプレーすると約30倍に膨らむものです。そのため、軟質ウレタンに比べて固く重いものになります。

なお、発泡ウレタンのスプレーは購入することもできます。それを使用すれば発泡ウレタンをDIYして断熱することも可能です。
　　　　　　

発泡ウレタンの選び方

発泡ウレタンには色々なものがあります。そのため、発泡ウレタンをDIYする際は、以下のようなポイントを踏まえて、スプレーを選ぶようにしましょう。

・断熱性能はどうか
耐熱性能を決めるのは、熱伝導率の低さと断熱材の厚さです。なるべく熱伝導率の低いものを選んで使用するようにしましょう。

・接着強度の強さ
接着強度が高いということは、気密性が高いということになります。そのため、木材に対して十分な接着力があるどうかというのは重要なポイントのひとつになります。

・密度の高さ
発泡ウレタンには空気を通さない「独立気泡」と、空気を通す「連続気泡」があります。両方とも断熱効果はあるのですが、独立気泡の方がより断熱効果が高くなります。

・防火性性能
ほとんどの発泡ウレタンは難燃剤というものを混ぜることで、燃えにくくなっています。中には難燃剤が含まれていないものもありますので、難燃剤が入っているものを選びましょう。
　　　　　　

発泡ウレタンの特徴

発泡ウレタンは断熱工事において約2割しか使用されていません。他の断熱材とは何が違うのでしょうか？ここでは、発泡ウレタンの特徴をそのメリットやデメリットから見ていきます。

発泡ウレタンを使用するメリット
・硬質ウレタンの熱伝導率は他の断熱材に比べて高い
・施工方法や地域性よって断熱・気密効果が左右されにくい
・経年劣化がグラスウールなどに比べて少ない
　
発泡ウレタンを使用するデメリット
・費用が高額になりやすい
・硬質ウレタンの場合、音が反響しやすい
・ひび割れしやすいものもあり、その場合厚みを出すことが難しくなる

発泡ウレタンのメリットやデメリットはこのようになります。発泡ウレタンは施工の方法によって効果が左右されることがあまりないです。そのため、発泡ウレタンはDIYで断熱をするのに適したものと言えるでしょう。また、DIYすることで費用が高いという点も少しは解消されます。

発泡ウレタンでDIY

上記でも何度か触れましたが、発泡ウレタンはDIYで断熱工事をすることもできます。ここでは、その方法についてご紹介していきます。その手順は以下のようになっています。

①部屋の壁をコンクリート壁がでてくるまで剥がす
②コンクリートの壁に発泡ウレタンを隙間のないようにスプレーし、断熱層を作っていく
③発泡ウレタンを吹き付け終わったら、壁に内装パネルとクロスを貼っていく

壁を剥がす、貼り付ける、発泡ウレタンを隙間なくスプレーしていくなどは、なかなか大変な作業です。作業を始める前に部屋の家具などを外に出しておく必要もあります。そのため、普段DIYすることがないような方の場合は業者に依頼する方がいいかもしれません。
　　　　　　

まとめ

発泡ウレタンはスプレーして拭き付ける断熱材です。発泡ウレタンにはいろいろなものがありますので、ポイントをしっかり押さえて選ぶようにしましょう。

また、発泡ウレタンはDIYで断熱工事をすることもできます。発泡ウレタンのスプレーはホームセンター等でも購入できますし、他の断熱材よりも施工方法などで効果に差がでにくいからです。
しかし、その作業はなかなか大変です。もし、不安だと思うのであれば、業者に工事を依頼することをおすすめします。

断熱工事を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「断熱工事」をご覧ください。