カラスは賢い鳥ってほんと？その特徴を理解したカラス対策をしよう

街中でもよく見かけるカラスですが、その知能はとても高いと言われています。木のみや貝殻を車に引かせて殻を割るなど聞いたことがあるのではないでしょうか。

カラスの知能はどのくらい高いのでしょう。また、なぜカラスは賢いのでしょう。カラスについてよく知ることはカラス対策に置いても重要です。カラスをしっかりと理解し、正しい対策を行いましょう。

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カラスは記憶力が高くて賢い鳥です

カラスは賢い鳥で、記憶力がとても高いと言われています。野生のカラスはエサを隠しておき、後で取り出して食べる「貯食」を行います。
100ヵ所以上の場所にエサを隠しても、隠し場所をしっかりと覚えていると言われています。

他のカラスに隠し場所を知られてしまった場合は、別の場所に隠しなおすこともあります。さらに、エサが腐りやすいものかどうかを理解し、腐らないうちに食べに来ます。

特に、ニューカレドニアに生息するカラスは、知能が高く5年以上経過しても捕獲した人の顔を覚えていて、見かけると襲ってくるそうです。
さらに、15人の顔の写真を貼った容器のうち１つにカラスの好物を入れて覚えさせたところ、15人の顔を覚えていたようです。
また、3週間後に同じ実験を行ったところ、カラスの成績はほとんど変わらなかったそうです。
　　　　　　

カラスはなぜ賢いの？

カラスはなぜ賢いのでしょうか。賢いということは脳が大きいのでは？と思いますよね。
実際、他の鳥と比べると、カラスの脳は大きいそうです。しかし、それだけで賢いと言えるのでしょうか。

知能の発達の度合いは脳の大きさと動物の全体の大きさを比較し、割合で数値化した「脳化指数」というもので表すことができます。

人間の脳化指数は0.89程度、また犬や猫は0.14程度と言われています。カラスの場合、脳化指数は0.16と言われており、犬や猫よりも知能が高いことが分かります。

知能の高さは脳化指数だけでは完璧にはわかりませんが、体に対して脳の割合が大きいということはカラスが賢い理由の1つと言えるでしょう。

カラスに襲われたら？それは威嚇行為です

人の顔を覚えるなど、カラスは賢い鳥です。
そのため、カラスに危害を加えると、そのことを覚えており、後日襲ってくるのでは？と思われる方も多いと思います。しかし、カラスが仕返しにくることはめったにないそうです。

ではカラスが人間を襲う理由は何でしょう。

カラスが人を襲う理由は巣を守るための威嚇ということが多いです。ベランダ付近の木の枝など、人の視界に巣があると判断した場合、カラスは警戒態勢に入ります。巣に危害を加える可能性のある人物としてカラスに認識されてしまった場合、巣に近づくと襲われることがあるようです。

またカラスの雛が地上に落ちてしまった場合、その近くを通ると親鳥が雛を守るために襲うということもあります。カラスの雛を見つけた場合は、必ず近くに親鳥がいるため、雛に近づくことはやめたほうがいいでしょう。

巣を雛を守るための威嚇は、繁殖期である4月~7月に多くみられます。この時期はカラスを見かけても容易に近づかないようにしましょう。
　　　　　　

賢いカラスの被害を防ぐには特徴を利用しましょう

カラスは賢い鳥です。カラスの被害を防ぐには、どうしたらいいのでしょう。

カラスの被害で最も深刻なのは、家庭のゴミを漁ることだと思います。ゴミを荒らされないための対策として、効果的なものをご紹介します。

①カラス対策用のネットを使う
カラス対策ではじめに思いつくのがカラス対策用のネットを使うことではないでしょうか。カラス対策用のネットは、しっかりとゴミを覆いネットをこじ開けられないように重りを乗せれば、カラスがゴミを漁ることができなくなります。

しかし、雨の日や風の強い日などはネットに隙間ができることもあり、その隙間からカラスがゴミを漁ることがあるようです。また、ネットに穴をあけられている場合もあるため、
定期的にネットの状態を確認することが重要となってきます。

②黄色いゴミ袋を使う
黄色いゴミ袋を使うこともカラス対策には有効です。ただ、カラスは黄色が嫌いだからというわけではないため、単純に黄色のゴミ袋を用意するというだけでは効果がありません。

カラス対策として使用するゴミ袋には紫外線をカットする顔料が使われています。カラスを含め、鳥類の目は紫外線を感じることのできる細胞があります。その紫外線をカットすることで、袋の中身をカラスが認識できないようにしています。黄色だからと、ゴミ袋を選ぶのではなく、しっかりとカラス対策用のものを選ぶようにしましょう。

③ゴミ袋の中に新聞紙を入れる
新聞紙をゴミ袋の中に入れ、袋の中が見えないようにするというのもカラス対策として効果があるようです。1日分の新聞紙を3枚ずつほどに分けて半分に折り、ゴミ袋の中に丸い円になるように入れていきます。隙間を作らないように、新聞紙を重ねながら入れていきましょう。新聞紙を入れたら、ゴミを入れ、ゴミを覆うようにまた新聞を入れ袋の中身が完全に見えなくなるようにしましょう。

この方法は簡単にできますが、自治体によっては袋の中身が見えていないと、ゴミを回収しない場合もあるので事前に確認が必要です。
　　　　　　

まとめ

カラスは賢い鳥のため、知能が高く、記憶力がとてもいいと言われています。繁殖期には巣や雛を襲うおそれがあると判断した人間を覚えており、近づくと襲ってくることもあります。カラスやカラスの巣にはできるだけ近づかないようにしましょう。

また、カラス対策をする場合は隙間がないようにネットをかけたり、ゴミが見えないように工夫することが重要です。

カラス駆除を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ハト駆除」をご覧ください。