カラス対策にレーザーポインターは有効?知られざる危険性と規制とは

2021.4.30

カラス対策にレーザーポインターは有効?知られざる危険性と規制とは

カラスは視力のよい鳥なので、強い光を嫌がる傾向にあります。そのため、レーザーポインターはカラス対策として効果が期待できるといえるでしょう。

なかでも光が緑色のレーザーポインターはとりわけ光が強く遠くまで届き、鳥に対する忌避(きひ)効果が大きいとされています。カラスを追い払うためにレーザーポインターを使うのなら、緑色のものを選ぶのがよいでしょう。

また、カラス以外の動物も強い光を嫌がるため、たとえば山岳地帯などで害獣を追い払う目的にもレーザーポインターが有効です。

害獣駆除に便利なレーザーポインターですが、強すぎる光は人体にも害をもたらすことがあります。とくに目に入った場合は失明してしまう危険性があり、国内では事故防止を目的としてレーザーポインターの出力に規制がかけられています。

レーザーポインターの出力には「クラス」という規格が設定されていて、人体への影響が少ないのはその中でもクラス1~2の2種類のみです。法令に準拠したクラスのレーザーポインターには「PSCマーク」と呼ばれる表示が付けられているので、購入の際にマークがあるかどうかを確認しておきましょう。

レーザーポインター以外のカラス対策では、透明なテグス(釣り糸)を張り巡らせておく方法が効果的です。テグスはカラスの羽を傷める原因となるため、テグスのある場所はカラスが嫌って近づかなくなるとされています。

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カラスは私たちにとって身近な生き物です。しかし、家の前のゴミが荒らされたり、畑を荒らされたりと、心地よい生き物ではないですよね。カラスは賢いため、何か対策をしても効果がなくなり、どういった対策をすればいいのかと困っているのではないでしょうか。

カラスはレーザーポインターの光を嫌うのをご存知でしょうか。そんなレーザーポインターですが、カラスに対して実際に使用している現場を見たことがない人も多いと思います。今回の記事では、そんなレーザーポインターの特徴についてご紹介します。

カラス対策にレーザーポインターを使う注意点

さまざまな色のレーザーポインターがある中で、カラス対策に有効なものは「緑色のレーザーポインター」だそうです。緑色のレーザーポインターの光線が一番強い光を放ち、鳥がもっとも怖がる色と言われています。もし、カラス対策でレーザーポインターを購入する際はレーザー光線が緑色の製品を選ぶとよいでしょう。

カラスにレーザーポインターを使う際には注意点があります。レーザー光線が人の目に入ることによって視力が低下してしまう恐れがあることです。過去には、サッカーの試合中に選手への妨害として向けられたレーザーポインターが誤って少年の目に当たってしまい、その少年が片目を失明してしまった事件があるほどです。

そのため、レーザーポインターを使う際には以下のことに気をつけなければなりません。
・レーザーポインターを人に向けない。
・レーザー光線を直視しない。
・レーザー光線はかなり遠くまで届くので、屋外での使用は十分注意する。

      カラス対策にレーザーポインターを使う注意点

カラス対策以外の使い方

カラスへのレーザーポインターの使用を紹介してきましたが、レーザーポインターには他にもいくつか使用用途があります。

指し棒の代わり

学校や職場のプレゼンテーションの際に、スクリーンやホワイトボード指し示すのを見たことがあると思います。指し棒とは違い視界の邪魔にならないうえに、どこまでも届くので便利です。

・触れてはいけない場所を指す

自然・文化遺産での観光案内では接触してはいけない箇所の説明に使われています。同じ理由で建設現場でも使用されています。

星を指す

天体観測の際にも役立ちます。夜は手元から空まで光線が伸びるので星座の解説に便利です。

動物を遠ざける

カラス以外の動物にも有効なことから、ほかの動物の駆除や山岳地帯での防犯用にも使えるようです。

違法なレーザーポインターに注意

日本国内において、レーザー製品はレーザー光線の『光強度』の最大出力によってクラス分けされています。クラスは「1・2・3A・3B・4」の5段階に分けられ、数字が大きいほど強力です

クラス1~クラス2は1mw未満の出力であり、直視は問題ないとされています。
しかし、クラス3A~クラス4には人体への影響の可能性があります。そのような製品は日本国内では製造販売はおろか、輸入販売も禁止されています。

法令の基準に適合したクラス1~クラス2のレーザーポインターには『PSCマーク』というものがついています。このマークがついていないものは、消費生活用製品安全法に則っておらず、基準を超えるレーザー光線が出力される危険性があります。カラス対策のレーザーポインター購入の際には気を付けましょう。

       違法なレーザーポインターに注意

レーザーポインターよりも安全・確実な対策

カラスにレーザーポインターは有効ですが、注意事項でも述べたように屋外での使用は危険性もあり難しいです。しかしご安心ください。カラスへの対策はほかにもあるのでご紹介していきます。

テグスの対策

カラスへの対策ですが、農家ではテグスがよく行われています。
カラスにとって一番嫌なことは羽が傷つくことです。羽の傷が死に直結するので、羽が傷つくことにはとても敏感だそうです。

そこで、「テグス」とよばれる釣りに使われる細くて丈夫な糸を畑に張ります。そうすることによって、カラスは羽がテグスによって傷つくことを恐れ、侵入不可能になるそうです。

業者に依頼する

業者に依頼することで、自分で対策するよりも安全に確実にカラスへの対策を行うことができます。

業者はまず、カラスが住み着いている原因を調べます。餌場が近くにあることが主な原因です。原因に合わせて視覚・嗅覚・触覚・味覚によって、カラスにとって不快な場所と思わせることで近寄らなくすることができるそうです。

そのほかのカラスへの対策方法としては、カラスの嫌う超音波を発生させ、カラスを撃退する方法があります。広範囲に効果を発揮できるので、農家には最適かもしれません。

また、業者に依頼することで保証を得られるのも大きいメリットです。

      レーザーポインターよりも安全・確実な対策

まとめ

住宅街や畑を賢く荒らすカラスはとても迷惑です。今までの対策の効果がないのならば、レーザーポインターを試すことで効果があるかもしれません。しかし、レーザーポインターにはご紹介したように危険性も存在するので、自分だけでなく近隣の方の迷惑になるかもしれません。

そのため、カラス対策では安全性を考え、適切な対策ができる業者に一度相談するのがよい手段でしょう。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「ハト駆除」をご覧ください。

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