窓サッシ交換費用相場をご紹介!お得な補助金制度もお教えします

2021.4.30

窓サッシ交換費用相場をご紹介!お得な補助金制度もお教えします

窓サッシの交換費用は、窓のサイズや種類によって異なります。

ひとくちに窓といっても、その種類は多種多様です。特に機能性が高いものやサイズの大きなものは、交換費用が高くなります。

まずはどのようなサッシに交換したいのかをしっかり決めましょう。当記事では、窓サッシの交換工事の方法や交換費用の相場をご紹介します。交換費用を抑える方法もご紹介しますので、「少しでも安く窓サッシを交換したい!」という方はぜひ参考にしてみてください。

窓サッシを交換したほうがよいケース

窓サッシの交換をはじめとする窓リフォームは、それなりにお金がかかるものです。費用が気になるという方は、まずは本当に窓サッシの交換が必要かどうか考えてみましょう。例えば以下のような症状があるなら、交換をおすすめします。

  • 窓ががたつく
  • 窓が動かしづらい
  • 窓の開け閉めで異音がする
  • すき間があいている

このような症状はサッシの不具合から発生している可能性が高いので、そろそろ交換したほうがよいといえます。しかし場合によっては、サッシではない別の部品の不具合が原因のこともあるので、いちど確かめてみてください。詳しくは次章でご紹介します。

不具合の原因によっては部品交換で済むことも!

窓サッシがうまく動かないときは、まるごとサッシを交換したほうがよい場合と、しなくてもよい場合があります。部品が壊れているだけであれば、その部品を交換するだけで解消されるのです。まずは、起きている不具合の原因がどの部分なのかを確認しましょう。

原因①戸車

戸車はレールに沿って動くタイヤのような部品で、窓をスムーズに動かすためのものです。窓がスムーズに動かない、動かそうとしても硬くてびくともしない、という場合には戸車が原因のことが多く新しいものと交換するだけで機能が回復します。

戸車はホームセンターなどで購入することができますが、ご自宅のサッシに応じた品番の戸車を探す必要があり、古いものであれば廃番になっていることもあります。その場合は業者に頼んで交換してもらいましょう

原因②クレセント錠

クレセント錠はサッシに付いている鍵のことで、このクレセント錠を半回転させて窓の開け閉めをします。鍵をかけたつもりなのに窓が開いていた、鍵をかけていないのに閉まってしまう、という場合は、クレセント錠が経年劣化によって緩んだり、締め付けが悪くなっていたりする可能性があります。

クレセント錠は自分で交換することが可能です。今使用しているものと同じ品番のものを探し、取り扱い説明書にしたがって交換してみましょう。

クレセント

原因③網戸

サッシによっては網戸が一緒になっている場合もありますが、網戸のみを交換することもできます。網戸に穴が開いていたり、網戸のゴムが劣化していたりするようなら、交換を検討しましょう。網戸はサッシよりも寿命が短いため、定期的な交換が必要です

窓サッシの交換方法は2種類

窓サッシの交換を依頼することに決めたら、どのような工法を希望するのか考える必要があります。窓サッシの交換は、壁カット工法もしくはカバー工法のどちらかの方法でおこなわれます。それぞれの工法の違いを見ていきましょう。

壁カット工法

壁カット工法とは壁を切断して今付いているサッシの枠を取り外し、新たなサッシを取り付ける方法です。切断した壁と新しいサッシ枠の間の隙間は、アルミ素材などでできたモールでふさぎます。ひとつの窓の施工にかかる時間はおよそ1日です。

窓枠周辺の壁を切断することから、もとから付いている窓枠の形状に左右されることなく部材を選ぶことができ、選択肢の幅が広い点が壁カット工法のメリットです。窓枠の色合いやデザインで外観の印象も変わるので、材質の性能や見た目にもこだわりたい方におすすめです。

カバー工法

カバー工法は今付いている窓枠のうえから新たに窓枠を設置してサッシを交換する方法で、一戸あたりの施工時間が数時間程度と小規模工事で設置が完了する点がメリットです。

周辺の壁や床の工事をする必要がないので、ご近所への騒音や粉塵も最小限度に抑えることができます。築年数の経過しているマンションなど集合住宅での改修工事の際などに多く採用されている工法でもあります。

では、実際のサッシ交換には費用がどのくらいかかるのかをみていきましょう。

窓サッシの交換方法は2種類ある

窓サッシの交換費用は窓サイズによって変動する

一窓あたりの施工の単価は窓のサイズによって相場が異なり、施工する窓の枚数に加えて、変更するパーツやガラス・サッシの種類、今使用しているサッシの状態などによっても金額は変わってきます。

具体的な金額を算出する目安として、窓ガラスの金額と施工代金を合わせたおおよそのサイズごとの価格相場をもとに、サッシ交換の費用をシミュレーションしてみるとよいでしょう。

サッシだけを交換する場合、費用を抑えられるというメリットがあります。金額はおよそ3万円から5万円ほどですが、サッシのみの交換でも、壁工事が必要な場合は30万円から50万円ほどの料金がかかることもあるので、事前見積りなどでしっかり確認することが大切です。

窓サッシの交換費用は窓サイズによる

ガラスと窓サッシを一緒に交換する場合の費用相場

この章では、ガラスと窓サッシを一緒に交換する場合の費用相場をご紹介します。それぞれのガラスの特徴も合わせて参考にしてください。

※ここでは窓のサイズを一般的な90×90cmとし、ガラス修理交換業者9社のホームページにある各ガラスの価格から、それぞれの平均値を算出しました。なお、掲載価格は消費税を含みません。

断熱・遮熱対策ができる複層ガラス

複層ガラスは複数枚のガラスを重ねてつくられたもので、ガラスとガラスの間に空間があるのが特徴です。この空間に熱が閉じ込められるので、夏場は遮熱効果、冬場は断熱効果が期待できます

日本セラミックス協会の資料によると、複層ガラスの断熱性は一般的な単板のガラスの約2倍だそうです。さらに20~50%の日光を遮熱できたとの結果も記載されています。結露対策や、夏場の紫外線対策、大切な家財道具の色あせを防ぎたいといった方におすすめです。

▼費用相場:約17,300円~

防犯対策に特化した防犯ガラス

防犯ガラスは、2枚のガラスの間に優れた強度を持つ透明の膜を挟んだ複層構造になっていて、衝撃に強いのが特徴です。衝撃が加わった際に割れにくく、力で突き破ることが難しいことから、防犯対策に効果的なガラスといえます。

警視庁の資料によると、空き巣犯の侵入手段として戸建住宅で多いのは、ガラスを割ったりこじ破ったりして侵入する「ガラス破り」だそうです。衝撃に強く割れにくい防犯ガラスであれば、このような手口に対する予防効果ができます。

▼費用相場:約2万8千円~

フロート版ガラス

フロート版ガラスとは、よく目にする一般的なガラスの種類です。薄い平べったいガラスでゆがみがなく、透明度が高いため、窓の向こう側をきれいにみることができます。

▼費用相場:約1万3千円~

網入板ガラス

ガラスの中に金属製の網が入っているものです。熱に強いので、火災が起こった際に火が燃え広がるのを防いでくれます。しかも割れにくいので、破損したときに破片が飛び散る心配がありません。透明のものと、片面のみ曇っている半透明の2種類があります。

▼費用相場:約1万9千円~

型版ガラス

一般的には「くもりガラス」「すりガラス」などと呼ばれる不透明なガラスで、片面のみに模様がつけられています。視界を遮ることができるので、トイレや浴室などに使われることが多いです。

▼費用相場:約13,400円~

安全ガラス

フロート板ガラスを高熱にさらし、すぐに冷やすことによって強度を高めたガラスです。強化ガラスとも呼ばれていて熱にも強く、万が一割れてしまったとしても断面が尖った形になりにくいのが特徴です。窓以外にも玄関のドア、室内の扉などさまざまな場所で使われています。

▼費用相場:約23,600円~

合わせガラス

ガラスとガラスの間に柔らかいフィルムを挟み、加熱して圧着したガラスです。フィルムが入っているので飛び散らず、フィルムを強いものにしておけば防犯ガラスにもなります。

▼費用相場:2万5千円~

補助金制度を活用してお得に窓リフォームしよう!

リフォームの際に補助が受けられる制度のひとつに、高性能建材を使った住宅の断熱リフォームの支援事業があります。既築住宅における省エネ化促進を目的としているこの制度では、住宅の外窓や内窓をはじめ、ガラス交換の断熱リフォームで補助金を受けとることができます

申請者が常時その住宅に住んでいること、申請をおこなう際に申請者がその住宅を所有していることなど一定条件を満たすことで、戸建住宅でも集合住宅(個別)でも補助金制度を利用できます。

所定の基準を満たす断熱リフォームをおこなうと上限30万ポイントの「住宅エコポイント」という形での補助金を受けることができるので、ぜひ活用してサッシ交換の費用を抑えましょう。

サッシ選びに迷ったら「素材」に注目!

サッシにはいくつかの種類があります。素材ごとに特徴も異なるため、サッシを選ぶときには、素材を確認するとよいでしょう。ここでは、それぞれの素材ごとに特徴をご紹介しますので、サッシ選びの参考にしてみてください。

アルミ

軽量なのに強度があり、耐候性・防火性にも優れた素材です。軽量のため開閉の操作が楽にでき、腐食にも強いので一般の住宅で広く使われています。ただし熱伝導率が高く、断熱性はあまりありません

スチール

耐火性に優れているため、工場などの窓に多く使われています。しかし耐候性が悪いため、近年の需要はほとんどないようです。

樹脂

塩化ビニール樹脂からできており、断熱性や気密性に優れていることが特徴です。複層ガラスと組み合わせれば、一般的なアルミサッシより約3倍もの高い断熱性を発揮するものもあります。

断熱性は確かなもので、北海道では窓の約90%以上が樹脂サッシを使用しています。しかし樹脂は新しい素材であるため、経年劣化の早さを懸念する声もあるようです。

木製

質感や風合いが魅力の木製ですが、腐食や摩耗に弱いことが特徴です。昔は学校などでも使われていましたが、建物の不燃化にそぐわないため、今ではあまりみられなくなりました。経年劣化に対策できるよう、気密性を高めた商品も生まれています。

複合サッシ

異なる素材を組み合わせたものを、複合サッシといいます。室内側と外側で材質を変えることで、それぞれの素材のよさをいかしたものになります。

複合サッシ

サッシを長くキレイに使うためのメンテナンス方法

窓ガラスやサッシを長持ちさせるためには、掃除が大切です。汚れてきたと思ったときには、サッシごと窓を外して掃除をしましょう。サッシの外し方や掃除の仕方についてご紹介します。

サッシの外し方

隅々までキレイにするためには、サッシごと外して掃除をしてしまいましょう。まずはサッシの外し方からご紹介します。
 

外れ止めを緩める

外れ止めとは、サッシが外れて落ちないよう防犯のためにつけられているものです。そのままだとサッシを外すことができないため、サッシを外す前には外れ止めを緩めなければなりません。

ほとんどの場合はドライバーを使ってサッシについているネジを緩めて下げることで、外れ止めを緩めることができます。ただし、サッシの外れ止めはメーカーや型番によって、見た目や外し方が異なります。うまく緩めることができない場合は、説明書やメーカーのホームページなどで確認をするとよいでしょう。
 

気密ピースの位置をずらす

サッシの側面・下側に付いているレールと、サッシの隙間を埋めている気密ピースを外します。取り外した気密ピースは、レール上の邪魔にならないような位置へとずらしておきましょう。

気密ピースはレールとサッシの隙間を埋めてくれているものになります。断熱性を保つためのものですが、メーカーなどによって付いていない場合もあるようです。
 

サッシそのものを取り外す

サッシを外すときは垂直に上へ持ち上げ、斜め下方向へ、室内に向けて引き抜くように外していきます。屋外のサッシも同様に外しますが、うまく外れない場合は一度室外に向けてレールを外し、サッシを室内側へ引き込みましょう。

窓の形によりサッシの外し方は多少異なりますが、基本は垂直に引き上げて外していくものになります。

サッシのカビ対策および掃除方法

サッシを外したら、掃除をしていきます。サッシの掃除には、塩素系の漂白剤を使うとよいでしょう。はじめにカビ以外のホコリなどを落とします。これは普段の掃除と同じでかまいません。

ホコリなどを落としたら、台所用の塩素系漂白剤をキッチンペーパーなどに染みこませ、カビが生えている場所に張りつけます。その上からサランラップなどで密閉し、20分ほど放置しましょう。

そのあと、水拭きで漂白剤を落とし、乾拭きをすれば終了です。漂白剤を使うので換気は絶対に欠かさないようにしてください。

掃除の際に重宝される重曹を使うという方法もありますが、アルミ製サッシは重曹を使うと痛めてしまう場合もあります。使用する場合はサッシの材質を確認してからおこないましょう。

サッシに発生するカビの原因は、ほとんどが結露によるものです。サッシはガラスとの間にゴムパッキンが使われおり、水分が溜まるとカビの温床になってしまうのです。

カビの対策として大事なのは、結露を発生させないことです。梅雨から夏までの間や、冬の時期の結露できやすい時期は、湿度を抑えることで防ぐことができるでしょう。定期的な掃除に加え、空気の入れ替えや除湿機をつけるなどして対策することが大切です。

特に梅雨時は雨で空気の入れ替えがしづらいだけでなく、洗濯物を部屋干しすることが増える時期です。そのような環境では湿気が溜まりやすいので注意しましょう。

サッシのカビ対策および掃除方法

まとめ

サッシ交換の費用は、施工する窓のサイズやガラスの種類、施工方法によっても変わってきます。一定条件を満たせば助成金制度を利用することもできるうえ、住宅の断熱性がアップすると電気代も安くなることからリフォームを検討される方も増えています。

窓に関するお悩みをお持ちの方は、ガラスのプロへリフォームを依頼することがおすすめです。

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