防犯ガラスの値段と交換費用相場!特徴・メリットについて詳しく解説

2021.4.30

防犯ガラスの値段と交換費用相場!特徴・メリットについて詳しく解説

家の窓を防犯ガラスに交換したい方は、防犯ガラスの価格と交換にかかる費用相場をしっかりと確認しておきましょう。

防犯ガラスの価格や作業費用などは業者によって大きく変わるため、相場を知っておくと業者から見積りを取ったときに高いか安いかを判断できます。その結果、高額な費用を請求してくる業者を避けることができ、お得に交換することができるのです。

この記事では防犯ガラスの費用相場の他、防犯ガラスの効果やメリットも詳しくご紹介します。防犯ガラスに交換しようか迷っている方もぜひ参考にしてみてください。

防犯ガラスの値段と交換費用相場

防犯ガラスは、2枚のガラスの間に樹脂などでできた「中間膜」が挟まれたガラスです。防犯ガラスは中間膜の厚さや素材によって強度の高さが異なります。

厚さごとの価格の一例を、以下にまとめました。なお、大きさはすべて1㎡の価格となっています。

【厚さ6.8mm(透明3mm+中間膜0.8mm+透明3mm)】
25,000円~28,000円
【厚さ7.5mm(透明2.5mm+中間膜1.5mm+透明2.5mm)】
30,000円~36,000円
【厚さ8.3mm(透明3mm+中間膜2.3mm+透明3mm)】
35,000円~42,000円

メーカーによってガラスの種類が異なるため、あくまでも参考程度にお考えください。

当然ですが、強度が高くなればなるほど価格は高くなります。また、同じ種類のガラスでもサイズが大きくなればなるほど価格は高くなります。防犯ガラスを選ぶときは、家のガラスの大きさに合わせて、どれくらいの強度にするのか考えながら選ぶようにしましょう。

より信頼性の高いガラスを選ぶなら、「CPマーク」の認定がされている防犯ガラスがおすすめです。「CPマーク」とは、厳しい試験に合格した防犯性の高い建物部品に与えられるマークのことをいいます。少しお値段は高くなりますが、信頼できるガラスにしたい方は、CPマークの付いている防犯ガラスを選びましょう。

「掃き出し窓(ガラスが床面まであるタイプの窓)だと費用が高くなるかも」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、掃き出し窓だからという理由で価格が上がることはありません。防犯ガラスの値段は「厚さ」「大きさ」で決まります。

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交換には作業費などもかかります

ガラス交換を業者に依頼する際、先ほどご紹介したガラスの代金だけではなく、作業費もかかります。作業費は交換するガラスの大きさや作業する人数によって費用が異なります。

その他、依頼する業者によっては出張費ガラスの処分費もかかるところもあります。実際に交換を考えている方は、合わせていくら程度になるのかを知るためにも、まずは業者から見積りを取りましょう。

弊社では、ガラスの修理や交換がおこなえる業者をご紹介しています。「まずは見積りを取りたい。」といった場合もぜひお電話にてご相談ください。全国の加盟店より、ご希望に沿った施工がおこなえる業者をお探しいたします。

防犯ガラスの効果

防犯ガラスは実際どれくらい効果があるのでしょうか。防犯ガラスは先ほどもお伝えしたとおり、ガラスとガラスの間に中間膜が挟まれている構造になっています。

中間膜があることで、ガラスに衝撃を与えられても中間膜にガラスの破片が密着して脱落を防ぐことができます。また、中間膜には、ガラスに穴を開けにくくする効果もあります。

ただし、防犯ガラスだからといって割れないわけではありません。空き巣が防犯ガラスに何度も衝撃を与えられれば、割れてしまいます。あくまでもガラスやぶりをされるまでの時間稼ぎをして、侵入を諦めさせるのが目的であることを覚えておきましょう。

防犯ガラスが持つ防犯以外の効果

防犯ガラスが持つ効果が防犯性だけではありません。

防音効果

防犯ガラスは一般的なフロートガラスに比べて防音性が高いですが、複層ガラスや二重サッシほど防音効果があるわけではありません。

紫外線カットの効果

防犯ガラスにある中間膜は、紫外線を99%以上カットする効果があります。室内にある家具の色褪せや日焼けなどを防止できます。

防災効果

防犯ガラスは割れにくく、破片も飛び散らないため台風などの強風による飛来物から守ることができます。たとえ物が飛んできても、ガラスにヒビが入るだけで済みます。

防犯性を高めるなら防犯フィルムもおすすめ!

「防犯ガラスは高いから迷う……。」という方には、防犯フィルムを貼るのがおすすめです。防犯フィルムは防犯ガラスと同様に衝撃に強く、破片も飛び散りません。防犯フィルムは既存のガラスに後付けできることができ、費用も強化ガラスに交換するのと比べて安く済みます。

ただし、防犯フィルムを貼るときにサイズをガラスより小さくすると、破られやすくなります。フィルムは貼られている範囲も見てわかるので、全面に貼るようにしましょう。また、正しい知識や技術を持った人が貼らないと、効果が発揮されないおそれがあります。なるべく防犯フィルムが貼れるプロの業者に依頼するようにしましょう。

防犯フィルムはCPマーク認定品がおすすめです。CPマーク認定品である防犯フィルムは、国家資格を持った業者のみ貼ることができます。

「防犯ガラス」にするか「防犯フィルム」にするか迷ったら、業者に相談してみてください。それぞれ見積りを出してもらえば、金額の比較が可能です。

防犯ガラスと強化ガラスの違い

防犯性を上げるなら、「強化ガラスでもいいのでは?」と思われるかもしれません。しかし、防犯ガラスと強化ガラスはまったく別の性質を持っています。

そもそも強化ガラスとは、通常のガラスに熱処理をした後、急激に冷却したガラスのことをいいます。耐風圧強度が普通のフロートガラスに比べて高いのが特長です。

割れてもコロコロとした粒状となるため、万が一割れても破片によるケガを防止してくれます。強化ガラスは割れたときの安全性の高さから、別名「安全ガラス」とも呼ばれているのです。

強化ガラスは、テーブルトップや棚、学校の窓、スマートフォンの画面の保護フィルムなど割れやすい場所に使われることが多いです。

確かに強化ガラスは通常のフロートガラスに比べて強度は高いですが、衝撃を与えれば簡単に割れてしまいます。また、粉々に砕け散るため、空き巣にとっては好都合となります。防犯を目的としたガラスにするのであれば、やはり防犯ガラスにするのがよいでしょう。

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防犯性能を持つその他のガラス

ガラスには、防犯ガラス以外にもさまざまな種類があります。なかには、「他のガラスも防犯対策として使えないかな。」と思う方もいらっしゃるかもしれません。ここからは、ガラスの種類ごとの防犯性能を見ていきましょう。

複層ガラス(二重ガラス)

複層ガラスとは、2枚のガラスの間にある中間層に空気が入っているガラスで、断熱・遮熱・結露防止効果が期待できます。複層ガラスは、オフィスなどに使われることが多いです。

複層ガラスは2枚のガラスが使われているため、強度が高そうと思いがちですが、高い防犯性は期待できないようです。ただ、なかには複層ガラスに使われるガラスを防犯ガラスにしたものを作っているメーカーもあるようです。断熱・遮熱・結露効果と防犯効果が欲しい方は、一度調べてみるとよいかもしれません。

合わせガラス

合わせガラスは、防犯ガラスと同様2枚のガラスの間に中間膜があるガラスです。破損しても破片が飛び散らないことから、車のフロントガラスなどに使われています。

合わせガラスは、防犯ガラスに比べて、中間膜が薄いのが特徴です。防犯ガラスの中間膜が0.76mm以上あるのに対し、合わせガラスは0.38mm程度しかないといわれています。中間膜が薄いため、防犯ガラスよりも防犯効果は劣ります。

網入りガラス

網入りガラスとは、金網が入っているガラスです。網入りガラスは、火災の際に万が一ガラスが割れても飛び散らないのが特徴です。他に、延焼を防ぐ効果もあります。

網入りガラスは、建物に網入りガラスを取り付けることが定められている防火地域や準防火地域で使われています。ガラスの強度は一般的なガラスと変わらないので、防犯性は期待できないでしょう。

ここまで、防犯ガラス以外のガラスの種類をご紹介してきました。いずれも防犯対策として使うのは適さないことがおわかりいただけたのではないでしょうか。

空き巣などの侵入対策がしたい方がいらっしゃいましたら、防犯ガラスを取り付けることをおすすめします。弊社では、ガラスの交換をおこなう業者をご紹介します。ガラスの交換にお悩みの方は、ぜひ弊社までご連絡ください。

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ガラスの割られ方

住宅の空き巣の手口は窓からの侵入がほとんどです。窓ガラスを割り、鍵を開けてから数分の間に犯行を終わらせるのが特徴です。

空き巣はどのような方法でガラスを割るのでしょうか。よくおこなう3つの手口を解説します。

こじ破り

こじ破りとは、空き巣の被害で最も多いガラスの破り方です。マイナスドライバーを使い、鍵付近のサッシとガラスの間に勢いよく何度も差し込み、ガラスを破壊します。正面からガラスを割らないため、あまり大きな音がしないのが特徴です。

打ち破り

打ち破りとは、バールを使用して勢いよく正面からガラスを割る方法です。一撃で粉砕されますが、大きな音が鳴るのが特徴です。

焼き割り

ガラスをバーナーやターボライターで熱し、割る方法です。大きな音もしません。

空き巣にガラスを割られないためには、時間をかけさせることが重要です。防犯ガラスであれば穴が開くまで時間がかかるため、侵入を諦めてくれる可能性が高いでしょう。

また、CPマーク認定品の防犯ガラスであれば、CPマークがあることによって犯罪を防止する効果も期待できます。

合わせて使うとより効果的な防犯グッズ!

ここからは、防犯ガラスと合わせて使うと、防犯効果をより高めることができるアイテムをご紹介します。ご家庭の防犯効果を高めるためにも、窓ガラスの周辺に以下のようなアイテムを使ってみてはいかがでしょうか。

補助錠

窓には、補助錠も合わせて取り付けておくと防犯効果が高まります。

窓に上下に動かすことで開け閉めできる「クレセント錠」が付いているため、それを閉めれば安心だと思っている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、クレセント錠は開くまでも締め金具であり、防犯効果は期待できません。泥棒はガラスを一か所割ることができれば、手を伸ばしてクレセント錠を開けることができてしまうからです。

その点、補助錠を窓につければ、窓を開けるには複数の箇所を割る必要があります。泥棒は侵入に時間がかかる家を嫌うので、家に侵入されるリスクが低くなるのです。

防犯ブザー

窓に防犯ブザーをつけると、窓が開いたり振動したりすると警報音が鳴ります。空き巣犯は他の人に見られたくないという理由で大きな音を出すことを嫌うため、防犯ブザーをつければ空き巣犯が侵入を諦める確率が高まるのです。

センサーライト

センサーライトをつければ、人が近づいたときに自動でライトが点灯します。空き巣犯は目立つことを嫌がるため、ライトに照らされれば諦める可能性が高いでしょう。
合わせて使うとより効果的な防犯グッズ!

防犯カメラ

防犯カメラを設置すれば、空き巣犯が「監視されている」という心理になり、侵入を諦める確率が上がるのです。防犯カメラにはさまざまなタイプがありますが、ひと目で防犯カメラと分かる「ボックスタイプ」が高い効果を期待できるようです。

まとめ

防犯ガラスの価格は、厚みと大きさによって異なります。また、防犯ガラスを交換する際は、ガラスの代金に加えて作業費や出張料金、古いガラスの処分費などがかかります。より正確な費用を知るためにも、業者から見積りを取るとよいでしょう。

ガラスには防犯ガラスの他に、強化ガラス・複層ガラス・合わせガラス・網入りガラスなどがありますが、これらは防犯対策として使うのは適していません。

防犯対策をしたい方は、「防犯ガラス」に交換しましょう。弊社では、ガラスの修理や交換をおこなう業者をご紹介します。防犯ガラスへの交換を検討している方は、お気軽にご相談ください。


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