お肌の大敵!ガラスは紫外線をどれだけシャットアウトできるか

2021.4.30

お肌の大敵!ガラスは紫外線をどれだけシャットアウトできるか

「紫外線」と聞くと、真夏の日差しを想像する方も多いと思います。ですが、紫外線は夏だけでなく一年中降り注いでおり、家の中にいても影響を受けます。皮膚癌や肌の老化といった、健康面・美容面どちらにも影響を及ぼすため、可能な限りカットしたいと願う人も少なくないでしょう。

では、ガラスで紫外線をカットできることをご存知でしょうか?窓ガラスの交換で紫外線のカットが望めること、窓ガラスを交換しなくてもできる紫外線対策をご紹介します。

そもそも紫外線とは?3つの紫外線に着目

暑くなってくると多くの方が紫外線を気にされるかと思います。お肌だけでなく、髪の毛の調子も悪くしてしまうため、なるべく避けたいものです。ですが、そもそも紫外線とはどんなものなのでしょうか?3つの紫外線について説明していきます。

UV-A

波長が長い紫外線A波(UV-A)は、肌の奥深くまで到達するためじわじわと肌に影響を及ぼします。当たってすぐに日焼けして肌が黒くなるというようなことはありませんが、この紫外線A波がシミやしわの発生に大きく関わっていることが近年の研究によりわかってきました。

UV-B

長時間の日光浴で肌が真っ赤に焼けたり、水膨れができりしたことはありませんか?その主な原因となるのが紫外線B波(UV-B)です。紫外線B波はエネルギーが強く、肌表面の細胞を傷つけたり、炎症を起こすので、皮膚ガンやシミの原因になるといわれています。

UV-C

紫外線C波は、一番エネルギーは強いですが波長が短いため、ほとんどが大気圏のオゾン層で吸収されてしいます。しかし、近年のオゾン層破壊によってその危険性が危惧されています。

          そもそも紫外線とは?3つの紫外線に着目

フロートガラスは紫外線を防げる?

フロートガラスとは、板ガラスのひとつです。現在、建築用や家具用で板ガラスといえば、ほとんどがこのフロートガラスです。では、このフロートガラスは紫外線を防げるのでしょうか?

日焼けや皮膚癌、家具の劣化の原因とされ、何かと毛嫌いされる紫外線ですが、実はフロートガラスでも人体に害の大きい波長域紫外線B波はほとんど透過しないといわれています。

しかし、紫外線A波はフロートガラスも通ります。他にも、A波より波長が長ければ窓ガラスは通過するので、目に見える光や、赤外線もガラスを通過します。窓側にいると明るく、暖かいのはこのためです。

紫外線A波は、すぐに日焼けはしませんが、長い時間をかけてダメージを蓄積していきます。肌のしわやたるみだけでなく、お部屋の壁や家具の変色にもつながるおそれがあります。

      フロートガラスは紫外線を防げる?

紫外線の侵入を防ぐ方法

室内にいれば紫外線のダメージを受けないと思っていませんか。室内だからとはいえ、紫外線のダメージがないとは限りません。室内でも対策する必要がある のです。

紫外線の侵入を防ぐには、紫外線をカットすることができるガラスやカーテンを活用するのが有効的です。ここでは、紫外線の侵入を防ぐことができる方法を4つご紹介します。

紫外線防止ガラスに取り替える

昔は一枚のフロートガラスを窓にはめたものが主流でした。しかし今は、複数枚のガラスを合わせてその間に特殊金属の膜や空間を取り入れるといった、機能面が充実したものが増えています。

もちろん、紫外線カット機能を備えたガラスもあるので、窓ガラスをそういったガラスに替えるといった方法で紫外線を防ぐのもいいでしょう。また、断熱機能のあるものを使用すれば、冬季の結露やそれによるカビ発生を抑えやすいという利点もあります。

紫外線カットフィルムを貼る

窓ガラスを替えられないという方には、紫外線カット効果のあるフィルムを貼ることをおすすめします。弱粘着タイプで、不要になった時はきれいにはがせるタイプのものが市販されています。

ガラスによっては、貼れるものと貼れないものがあるので、購入前に確認が必要です。フィルムを貼ったほうがキズにも強くなるという利点もあるので、検討してみるのもいいかもしれません。

カーテンを替える

「窓だけでは不安だ……」という方は、カーテンも「紫外線カットカーテン」に替えてしまえばより効果的でしょう。紫外線カットカーテンとは、紫外線を吸収したり反射したりする特殊な機能性繊維によって生地が作られたレースカーテンのことです。

そのため、目に見える光を通して明るさを確保しながら紫外線を吸収・反射するといった効果があります。簡単に設置できるのがメリットなので、窓ガラスと併用すればより紫外線カットの効果は期待できるでしょう。
          

すだれやよしずをつける

「せっかく晴れているのに太陽の光がないのはさみしい、けど紫外線も気になる…」という方におすすめしたいのが”すだれ”や”よしず”です。すだれやよしずは、直射日光を避けることができるうえ、風を通すので涼しく過ごすことができます。

同じような見た目をしていますが、吊るして使うものが「すだれ」、すだれよりも大きく立てかけて使うものが「よしず」です。費用を安く抑えて紫外線カットをしたいという方には、“すだれ”や“よしず”がおすすめです。

          紫外線の侵入を防ぐ方法

紫外線対策にはエコガラスもおすすめ!

紫外線対策をする際におすすめなのが、特殊な金属膜でコーティングされたエコガラスです。Low-E複層ガラスとも呼ばれ、多くの紫外線をカットすることができる魅力があります。エコガラスは、紫外線対策のほかにも多くのメリットがあるので、この章ではエコガラスの優れた性能をご紹介していきます。

エアコンの節電になる

Low-E金属膜は、室内の温かい熱を逃がさず、外からの熱い放射線は遮断してくれる効果があります。そのため、エアコンによる温度が保つことができ、余計な電力を消費しません。

暑い日差しをカットできる

Low-E金属膜の効果で、熱い日差しをカットしてくれます。カーテンなどを組み合わせることで、より大きな効果が期待できます。また、一般的なガラスと同じくらいの明るさを保つことができるため、室内が暗くなりすぎることがありません。

夏は涼しく冬は暖かい

Low-E金属膜の効果で、室内の暖かさを逃がさず保ってくれるので、寒い冬でも快適に過ごすことができます。高断熱効果があるため、夏の時期も適温で過ごすことが可能です。夏・冬どちらの季節でもエアコンの使用頻度を減らすことができるため、電気代の節約にもつながります。

結露を防ぐことができる

結露とは、冷えたところに空気中の水蒸気が集まり、水滴になったものです。エコガラスは一般的なガラスよりも冷気の影響が受けにくく結露が発生にくいので、カビやダニなどの繁殖を抑えることが可能です。

車のガラスも通過する?

多くの車のフロントガラスで使われているのは、2枚のガラスの間に特殊な膜を挟んだ「合わせガラス」です。紫外線はほとんど防いでくれます。

しかし、ドアガラスに使われているのは膜を挟んでいない「強化ガラス」であるため、紫外線を防ぐ力はフロントガラスに比べ弱いものとなります。強化ドアガラスに強力な紫外線カットを持たせるのは技術的に難しいのだそうです。

また、どれほど紫外線カット率の高いガラスを使っているかは車によっても違うそうで、年式が古い車の場合、紫外線カットガラスでないものもあります。

まとめ

「紫外線は夏だけのもの」「外出時のみ気を付ければいいもの」とお考えの方も多かったのではないでしょうか?実際は一年中降り注いでいますし、部屋の中にいても紫外線によるダメージは受けてしまいます。

紫外線は4月から9月が多い時期です。窓ガラスへの紫外線カット対策はもちろん、自分の身の対策も万全にしてあげることをおすすめします。

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