トイレにいこうとしたら鍵が閉まっている、しかし誰も入っている様子がないなんてことはありませんでしたか?トイレには鍵がついていることが多いのですが、その鍵によって思わぬトラブルにつながることがあります。しかし誤って鍵がかかっていても、その解錠は外側からできることも多いのです。
今回はトイレに使う鍵の種類についてと、その解錠方法について見ていきましょう。
目次
トイレに使われる鍵の種類
トイレの鍵を開けるためには、まず鍵の種類を知っておく必要があります。トイレの鍵の種類として、次のようなものが挙げられます。
1-1.打掛錠
棒状の部品が回転し、壁側に取り付けた「受け」に入ることで固定される鍵です。
1-2.スライド錠
打掛錠に構造は似ていますが、内側のノブに当たる横長の部品を横にずらすことで扉を固定し、鍵とするものです。
1-3.カマ錠
鍵を操作するとドア側面からかぎ状の部品が飛び出し、ドア受けへと引っ掛けるタイプの鍵です。引っ張りの力に対応できることから、一般的には引き戸に使われることが多いでしょう。
1-4.円筒錠
ドアノブ自体を固定し、動かなくすることで鍵を閉めるタイプの鍵です。トイレなど室内用のものは内側からのみ鍵をかけるタイプが多いです。
1-5.間仕切錠
ドアノブとは別に付いている鍵で、基本内側のみ鍵を掛けられますが、外側からの非常解錠もできるタイプの鍵です。外側から鍵の状態が分かる表示錠もトイレにはよく使われます。
トイレの鍵は玄関ほど防犯性を必要とされないため、簡易的な構造となっているものが多く使われます。また鍵の操作は内側からのみおこなえればよいのですが、緊急時に外側から開けられるよう、家庭にあるドライバーなどを使って解錠できるようにしているものも多いです。
非常時に使う鍵穴を使って開ける
先に述べたように、トイレに使う鍵は、内側からのみ鍵を掛けられる仕組みになっているものがほとんどです。そのため外側には誤って内側から鍵を掛けてしまった際に使う、非常用の鍵穴が用意されています。
トイレの鍵穴の種類はいくつかあります。種類別に、その解錠方法についてみていきましょう。
2-1.円筒錠・間仕切錠・カマ錠などの場合
これらの鍵は外側から解錠できるよう、外側に非常用の鍵穴が用意されていることが多いです。この非常用鍵穴には溝が入っており、マイナスドライバーやコインなどを溝に合わせて回すことで解錠することが可能です。
ただ玄関のように、外側の解錠に鍵が必要なタイプが採用されている可能性も考えられます。その場合は専用の鍵を探すか、鍵開けのプロに依頼する必要があるでしょう。また円筒錠の場合はあくまで「ドアノブの固定」なので、カードなどをドアのすき間に入れてラッチ部分を動かし、ドアを開けることができる場合があります。ただラッチの斜め部分は内側に対応して付けられているため、外側から開けるにはコツが必要なことも多いでしょう。
2-2.打掛錠・スライド錠
こちらのタイプも非常用に解錠できるタイプが多くあります。ただ専用の非常解錠用キーを挿しこむタイプが多いため、事前にどのようなものかを確認し、紛失しないように気を付けましょう。
トイレの鍵は他の室内のドアに使われるものと同様、防犯性よりも非常時の解錠性に重きを置いている場合が多いです。小さな子どもの場合鍵を掛けて外にでてしまうということもあるため、開かない場合はこうした非常用に用意された解錠方法を一度実施してみてください。
鍵にがたつきがないかネジの緩みを確認する
鍵のトラブルの原因は鍵の固定に不具合が生じていることも考えられます。一度鍵のネジについて、緩んでいないか確認してみてはどうでしょうか。
ネジの場所についても、鍵の種類によって大きく異なってきます。ここではトイレの鍵の種類として特徴的な、スライド錠のネジの場所について確認してみましょう。
スライド錠にはカバーが付いていることが多く、鍵の固定に関わるネジにたどり着くためにはまずこのカバーを外す必要があります。このカバーを外すには、鍵によって方法が異なるようです。
・非常解錠用キーを使ってカバーを取り外す
・六角レンチを利用して取り外す
・側面についているネジを外し、カバーを外す
これは一例ですので、鍵のメーカーによっては異なった方法で取り外すことがあります。取扱い説明書がある場合はそれを参照し、ない場合はメーカーに問い合わせするかプロに依頼してみてもらうといった方法を取ることが必要になってくるでしょう。
他のタイプについては過去コラム「ドアノブ調整を行い「グラグラ」「ガタガタ」を直しましょう!」でドアノブ調整の方法を紹介しています。こちらも参考にしてみてください。
トラブルが起きたら・起こる前にドアノブ修理を
鍵が開かないといったトラブルは単純に内側から鍵をかけたままドアを閉めてしまったというミスが原因のこともありますが、一方で鍵やドアノブ自体に問題があり、その故障の一部であることも少なくありません。とくにトイレの鍵の種類は外側から開けられるものが多いものの、トイレにいきたいときに開かないというのは非常に不便です。そのためトラブルが起きたらドアノブ修理を検討する必要がでてきます。
また大きなトラブルになる前に「ドアノブが回りにくい」「がたつきがある」といった小さなトラブルが起こることも多くあります。こうした小さなトラブルを放置せず、定期点検・メンテナンスを欠かせずおこなうことがいざというときのトラブル防止につながります。
まとめ
トイレに使う鍵の種類は、室内用と同じく外側からも開けられるようになっているものが多いでしょう。ただ開けられるといっても、マイナスドライバーや専用の解錠キーなど、すぐに手元に用意できるものではないことも確かです。トイレにいきたいときに鍵のトラブルが起こらないよう、定期的にドアノブや鍵についてトラブルがないか点検を行い、小さな不具合を見逃さず修理していくことが大切です。とくに10年を超えたドアノブはこうしたトラブルが起こりやすくなるため、小さな不具合を見逃さないようにするとともにドアノブ自体の交換を検討してみてもいいかもしれません。
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