中古住宅でシロアリ発生は当たり前?中古住宅購入前に3つのチェック

2021.4.30

中古住宅でシロアリ発生は当たり前?中古住宅購入前に3つのチェック

あなたは今、中古住宅の購入を考えていますか?購入を考えていてこのページを見てくださっている方もいるかと思います。

じつは中古住宅にはシロアリが潜んでいる可能性が大いにあるということをご存じでしょうか。シロアリがいることを知らずに購入してしまい、あとからトラブルになってしまうのは避けたいですよね。

シロアリのトラブルを避けるためには、どういったことに気を付けて中古住宅の購入を検討したらよいのでしょうか。今回は、中古住宅購入前に知っておきたい3つのチェック項目について紹介していきます。

中古住宅でシロアリが出るのは当たり前?

3つのチェック項目をご紹介する前にまず知っておいていただきたいのが、中古住宅を購入する際、重大なリスクとなるのが「シロアリ」だということです。すべての中古住宅にシロアリがいるというわけではありませんが、被害がないか必ず確認しなければならない項目です。

シロアリは床下や屋根裏など、人からは見えない部分に入り込み、木材を食い荒らしてしまいます。目に見えにくいため、住宅を購入して数年経ってから気づく場合もあります。しかし、床が抜けてから気づくのでは手遅れです。

ここからは中古住宅を購入するにあたって覚えておきたい3つのことについて紹介していきます。

      中古住宅でシロアリが出るのは当たり前?

中古住宅を購入前にチェック➀-シロアリの有無について

中古住宅を購入する際、物件は必ず見学しましょう。その際に必ず見ておきたいのが、その中古住宅にシロアリの被害はないかということです。

【シロアリ被害の確認の仕方】

柱の床付近などに被害がないか
物件の中を隅々まで歩き、床がへこまないかどうか確かめましょう。特にお風呂・キッチン・トイレ・洗面所などの水回りは念入りに確認しておくとよいでしょう。

シロアリ予防や駆除の対策や工事のあとがないか
その家がシロアリ被害にあっていた場合、一部の床だけを新しい木材に変えている場合があります。その場合は、また被害が発生する可能性が高いといわれています。

蟻の通り道がないか
シロアリがいなかったとしても、シロアリの通り道には「蟻道(ぎどう)」という蟻の通り道ができます。その蟻道は茶色っぽい色をしており、しろうとでもはっきりとわかるそうです。

柱などを叩くと変な音がしないか
室内の柱などを指先でコンコンと叩くと、シロアリの被害がある部分は中身がスカスカになっているので、他の場所を叩いた時とは全く違う音がするはずです。

      .中古住宅を購入前にチェック➀-シロアリの有無について

中古住宅を購入前にチェック➁-瑕疵担保責任について

中古住宅のシロアリ被害は瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)の範囲として認められています。瑕疵担保責任とは、売買の目的物(土地や住宅など)に隠れた瑕疵(欠陥など)がある場合に、売り主が買い主に対して損害賠償などの責任を負う場合があるという法律です。

たとえば中古住宅の売買で、売買契約が成立した後にシロアリの被害が発生してしまったとします。そのシロアリ被害の原因が売買契約をした当時にすでに存在したものであれば、売り主側は買い主側に対して賠償金などを支払う責任が発生します。これが「瑕疵担保責任」です。

売り主は、過去にシロアリの被害にあっている場合は、事前に必ずその事実を買い主に伝えておく必要があります。シロアリ被害の場合、悪意なしにその事実を言わなかった場合でも、瑕疵として認められてしまいますので要注意です。

中古住宅を購入前にチェック➂-住宅診断について

「中古住宅のシロアリの被害なんて見てもよくわからない……」という方は、中古住宅を購入する前に、プロの手による住宅診断(ホームインスペクション)をしてもらうという方法もあります。

住宅診断とは、住宅のプロである住宅診断士(ホームインスペクター)が、住宅の欠陥や劣化状況、改善をしたほうがいい箇所などのアドバイスをしてくれることです。基本的に、床下・外壁・屋根・室内・床下などの状態を診断します。

中古住宅を購入する前、または売る前に住宅診断を行っておくことで、売り主・買い主ともに、安心して取引することができます。中立の立場で診断してくれますので、「建物のことはよくわからない」、「プロに見てもらい、トラブルを未然に防ぎたい」という方におすすめです。

      中古住宅を購入前にチェック➂-住宅診断について

中古住宅購入は自己責任のため確認が大切

中古住宅を購入する前にすべきことについて紹介しましたが、基本的に個人同士の契約というのは自己責任となってしまいます。

中古住宅はシロアリの発生以外にも、中古住宅の建物の経年劣化による損傷や機能の低下、故障や不具合といったトラブルもあり得ることです。こういったことについてはできるだけ情報を手に入れて、納得して購入することが重要になってきます。

・コンクリートの基礎部分などにヒビがないか
・床下の適切な換気をするための、換気口はついているか
・家や基礎のかたむきはないか
・柱や梁の変色、細くなった部分、ささくれ立ちはないか
・床下の基礎と土台が繋がっているか
・屋根を支えている天井裏の木材が傷んでいないか

安心して住み続けるためにも、上記の項目を主にチェックしておくとよいでしょう。そして、少しでも気になったことや疑問に思ったことは必ず質問して、売買契約前に不安を解消しておくことが大切です。

まとめ

中古住宅のシロアリの危険性について紹介しましたがいかがだったでしょうか。中古住宅のシロアリ被害は瑕疵担保責任の範囲として認められていますが、家というのはとても大きな買い物ですから、買う側も売る側もきちんと確認したうえで売買したいものです。

もしシロアリを駆除したい場合や、シロアリで困っていることがある場合は、シロアリ駆除のプロに相談してみてもよいでしょう。

この記事の監修者 ナカザワ氏について

この記事の監修者
ナカザワ氏 NPC 総合害虫駆除
監修ジャンル:害獣 害虫
神奈川県・東京都を中心とした総合害虫駆除サービスを運営。防除作業監督者(防第14721号)の国家資格を有し、アリ、ゴキブリ、ダニ、ハエ、トコジラミ、ハチやコウモリなど幅広い害虫や害獣にも対応。

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