シロアリ駆除は済んでますか?済んでいないと怖い被害が…
この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。
シロアリは住宅など建物の敵だということはわかっていても、シロアリの性質や被害の実態、駆除の方法などについてはよく知らないという人が多いでしょう。そこで、なぜシロアリ駆除は必要なのかなどについて、被害事例も交えて説明していきます。
シロアリ駆除・予防のお問い合わせ・ご相談はこちら
シロアリ駆除が何故必要なのか
シロアリは、ゴキブリの仲間で私たちがよく知る黒いアリとはまったく別の生き物です。このシロアリは、主に家の土台や柱などの木材を食べて生活し、毎年決まった時期に羽アリとして飛び立っていきます。木材だけでなく家具や段ボールなども食べますので、家の中に住みつかれると大変なことになります。
女王シロアリは際限なく卵を産み続けシロアリは増殖する一方ですので、一度シロアリが住みつくと、家中の木が食べつくされてしまう可能性があります。そうなれば、家に住めなくなってしまうでしょう。また、シロアリ被害の初期段階であっても、耐震上重要な柱などが食い荒らされてしまえば、地震での家屋の倒壊リスクが高くなってしまいます。
シロアリの駆除は、住宅を守り、住んでいる人を守るために必要なのです。必要性を正しく認識して早めに対処することが大切です。
シロアリが及ぼす被害(床下編)
シロアリが床下に及ぼす被害のうち最も深刻なものは、土台の木材が食べられてしまい、必要な強度が保てなくなることです。耐震性能が落ちることはもちろん、水害や台風などにも弱くなってしまいます。
よくある被害事例としては、気が付いたら床下に住みつかれていて、床に穴が開くほど食べられていたというものです。羽アリとなって飛び立った羽が屋外や室内から見つかることでようやく気付きます。しかし、その段階まできてしまっていると、床下では土台となる柱が食べつくされてシロアリのコロニーと化してしまっています。また、床束がなかったり、床束が金属やプラスチックであっても、アリ道を作って上の床の木材まで到達してしまったりという事例もあります。
床下は、シロアリが好んで住み着く温度と湿度、そして食料といった条件を満たしている格好の場所なのです。
シロアリが及ぼす被害(室内編)
シロアリの被害は、床下にとどまりません。室内であってもシロアリの被害は発生します。
主に、柱や床そして天井がシロアリのターゲットとなります。それぞれ表面にまで被害が及ぶ状態になるには相当の時間がかかるでしょう。しかし、壁の中や天井裏などを点検してみるとシロアリ被害が進んでいるケースもあります。床下に巣を作られて、柱を伝って家中の柱が食べられてしまい、さらに壁、天井まで伝って食べられたという被害事例もあります。
また、外壁の隙間から水分を伝って上がっていき、壁一面シロアリの巣をつくられてしまい、最後は窓枠と壁の隙間が多数の羽アリが飛び立つ場所となってしまった被害事例などもあります。床下から室内に向かって食べられ続けると、室内の床に小さな穴が多数できる状態になることもあります。その状態になったら、床の強度は相当落ちていますのでかなり危険な状態だといえるでしょう。
女王シロアリは際限なく卵を産み続けシロアリは増殖する一方ですので、一度シロアリが住みつくと、家中の木が食べつくされてしまう可能性があります。そうなれば、家に住めなくなってしまうでしょう。また、シロアリ被害の初期段階であっても、耐震上重要な柱などが食い荒らされてしまえば、地震での家屋の倒壊リスクが高くなってしまいます。
シロアリ駆除の方法について
羽アリが飛び立ったあとの羽根が多数落ちていた場合は、シロアリがいる証拠となります。また、専門家にシロアリがいるかどうかのチェックをしてもらって見つける方法もあります。いずれにせよ、シロアリの存在が確認できたら、駆除する必要があります。
駆除の方法は主に2種類あります。一般的な『薬剤散布法』と『ベイト工法』です。
バリア工法ともいわれる一般的な薬剤散布法とは、薬剤をかけることで防除処理を行う方法です。防除処理には木部処理、土壌処理があり、柱や土台などに薬剤を散布することによってシロアリを駆除していく方法です。木部処理を行う際、穿孔注入処理という木材に穴を開ける作業を行わなければならないというデメリットがありますが、即効性がある点がメリットと言えます。
ベイト工法とは、遅行性の薬品を詰めたものを庭などに埋め込む方法です。シロアリはその薬品をエサだと勘違いして巣まで運びます。そこで薬品が効果を発揮し、巣ごとシロアリを駆除するという方法です。大がかりな工事の必要が無く、巣ごと根絶させることができるというメリットがあります。
まとめ
シロアリ駆除は市販の殺虫剤などを使用してご自分で駆除されるよりもシロアリ対策協会の指定工法に基づいた工法で駆除を行ってくれる専門業者に施工を依頼するのがよいでしょう。
どのように業者を探したらよいかわからない人は、「生活110番」の中から「シロアリ駆除」で探してみると簡単に見つけることができます。
シロアリの被害は早期発見早期駆除によって抑えることができますので、早めに対策することをおすすめします。
シロアリ駆除を依頼できる業者や料金
依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「シロアリ駆除」をご覧ください。
※対応エリアや加盟店によって変わります