シロアリなのに黒い?シロアリとクロアリを見分ける2つの方法
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シロアリの被害は害虫被害の中でもとくに厄介で、駆除にも一苦労かかってしまうものですが、同じ「アリ」の名が付いているクロアリが及ぼす被害はシロアリ並に厄介なのか、気になることでしょう。
このコラムではそんなシロアリと黒いアリについてご紹介していきます。このふたつのアリはまったく別の種類になりますので、注意しながら確認してみてくださいね。
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目次
シロアリにも「黒い」アリはいる
まずは、家の中で見かけたことがある、または見かけるかもしれない、白いアリ、黒いアリの正体について把握していきましょう。
じつは、シロアリの中にも「黒い」アリは存在しますので、注意していきましょう。
黒いシロアリの正体はヤマトシロアリ
シロアリといえば「白に近い茶褐色というイメージ」がありますが、実は黒いアリに見間違うほどの体色が黒いシロアリも中にはいます。
この黒いシロアリの正体は、ヤマトシロアリの羽アリである可能性が非常に高いです。
シロアリの羽アリは生殖機能を持ち、時期になるとつがいやコロニーが作れる場所を求めて飛び回ります。つがいとコロニーを作れる場所を見つけると、羽アリは羽を切り離し、コロニーと子作りの準備を始めるのです。
このヤマトシロアリの羽アリは体色が黒褐色なため、羽を切り離した姿がぱっとみるとクロアリに似ています。そのため見間違いに注意しましょう。
ちなみにイエシロアリの羽アリの体は黄褐色なため、ヒメアリなどに見えてしまうかもしれません。
大きい羽が落ちている、クロアリに似て非なる姿をしている虫を見つけたら要注意です。
次は家でみかけるシロアリ、クロアリについてみていきましょう。
そもそもシロアリとは
家で見かける白いアリの正体の多くはシロアリという種類です。日本に住むシロアリの多くが、ヤマトシロアリ、イエシロアリの2種類といわれています。
シロアリは、木材を好み、住宅に住みつけば、多くの建材を食い散らかす害虫です。とくに木材の内側から中心に食害を起こすため、気づけば、家が倒壊寸前まで追い込まれていることも。
また、ゴキブリ目であり、ゴキブリと親戚であることもシロアリの大きな特徴です。
シロアリの種類によって分布が違う
シロアリ自体は北海道の一部を除き、全国的にみられる害虫ですが、種類によっては一部、出現する地域、しない地域と差があり、被害規模にも違いがあります。
ヤマトシロアリ
ヤマトシロアリは北海道の一部を除く地域で見られるシロアリです。寒さに強く、約6℃以上の環境から活動が可能といわれています。また北海道に生息するヤマトシロアリは、より寒さに耐性が付いており、約4℃以上の環境であれば活動可能という調査結果もでています。
湿気が多く、気温が高い場所を好むヤマトシロアリのコロニー規模は最大約数万匹といわれています。被害は床下が多く、被害がひどくなれば、天井まで被害が及ぶ可能性もあるので、気を付けましょう。
イエシロアリ
イエシロアリは世界中に分布する種類で、シロアリの中でも大規模に被害を及ぼす種類となります。日本では、千葉県以西から海沿いの県を中心に目撃され、ヤマトシロアリと比べると目撃地域は少ないです。しかし、イエシロアリはひとつのコロニーに数十万~数百万規模のコロニーを形成し、広範囲に被害を及ぼすため、被害規模が大きいのが厄介なポイントです。
また、寒さへの耐性がやや弱く、暑さに強いのも特徴です。
家の中で見かけるクロアリとは
外はもちろん、家の中で見かける機会がある黒いアリの正体は「クロアリ」という種類のアリです。クロアリにも多くの種類がいますが、シロアリとの大きな違いとしては、クロアリがハチ目スズメバチ上科アリ科という点です。
ハチ目とはいわゆるスズメバチやアシナガバチといった、ハチに分類される生物のことで、クロアリはハチの仲間というわけです。
ちなみに、よく家に出現する主なクロアリは以下の通りです。
ルリアリ
体長2mm程度のクロアリで、体色は黒褐色です。本州中部南岸から四国、九州にかけて分布しており、高層マンションや車内にもよく侵入する種類になります。
イエヒメアリ
体長2mm、体色は黄褐色のアリです。世界的に多く生息するアリで、日本では、本州~九州、南西諸島などに分布します。
暖かい場所を好むため、冷暖房完備された、ホテルやマンション、ビルなどに生息する種類です。
トビイロケアリ
体長約4mmまで成長するアリで、日本全国に生息するアリとなります。外はもちろん、家の中でもよく見られる種類で、砂糖や菓子類に群がる傾向があります。
シロアリの蟻道とよく似た蟻道を作り、シロアリの蟻道と間違えられることもあるので、注意して観察してみましょう。
クロアリはシロアリの天敵
名前が似ているふたつの「アリ」ですが、そもそも生物分類上では「シロアリはゴキブリの仲間」「クロアリはハチの仲間」となります。
シロアリは基本的に肉を好まない雑食性。対してクロアリは進んで昆虫や動物の死体を食べる肉食性でもあります。必要であれば、集団となってシロアリを襲って食べてしまうこともあるため、シロアリにとってクロアリは天敵といえるでしょう。
クロアリとヤマトシロアリの羽アリの見た目はぱっと見れば同じような虫に見えてしまうことがあるので注意しましょう。
よく観察すれば、大きさや姿の違いもわかるとおもいますので、まずは冷静にシロアリなのか、黒いアリなのかを判断してみてくださいね。
ヤマトシロアリとクロアリの見分け方
ヤマトシロアリの羽アリとクロアリの見た目はよく似ているため、見逃してしまう人も少なくありません。もし、クロアリだと思ってヤマトシロアリを見逃してしまった場合、近い将来、建物に甚大な被害を及ぼすことも。クロアリに似ているヤマトシロアリの羽アリやヤマトシロアリに似ているアリについて把握していきましょう。
ヤマトシロアリの羽アリの姿
ヤマトシロアリの羽アリの大きさは4.5㎜~7.5㎜で、寸胴な体をしています。体色は黒褐色で、前後の羽の大きさが同じです。
クロアリはハチ目なため、体がくびれており、前と後ろの羽の大きさが違うのが特徴なので、よく観察すれば見分けは付きやすいでしょう。
ヤマトシロアリに似ているクロアリ
続いてヤマトシロアリの羽アリと大きさが似ているアリについて見ていきましょう。
クロオオアリ
体長7㎜~12㎜ほどある大きい黒いアリです。日本全国に分布しており、1年の中でも暖かい時期に目撃されることが多いです。
ムネアカオオアリ
胸部が赤褐色のクロアリの一種です。北海道~九州に生息しているアリで、毒性はないものの、噛まれるととても痛い思いをしてしまいます。
アシナガアリ
沖縄を除く一部の地域に生息しているアリです。大きさは4.5㎜~8㎜とヤマトシロアリの羽アリとそう変わらない大きさをしています。
ルリアリやイエヒメアリなどは、ヤマトシロアリの羽アリの大きさより小さいため、両者の大きさを把握しておけば、判断もしやすくなるでしょう。
ちなみにこれらのアリの出現時期も、大体春~秋にかけてといわれています。
これらの大きいクロアリは基本的に外に生息していますが、場合によっては羽アリが家に侵入してしまうこともあるので注意しておきましょう。
シロアリ、黒いアリは侵入経路も似ている?
同じアリの名前がついていても、シロアリとクロアリのはまったく違うものとなります。しかし人に与える被害はあるため、両方とも「害虫」という認識でよいでしょう。
シロアリもクロアリも元から家の中に生息しているというわけではなく、外から家の中へ侵入してくることがほとんどです。
ではこのふたつのアリは一体どこから侵入してくるのでしょうか。
シロアリの侵入経路
シロアリの侵入経路の多くは地下からです。とくに、イエシロアリ、ヤマトシロアリは土の中にコロニーを形成するため、そのコロニーから餌場となる床下の柱などに繋がる蟻道を作ります。
シロアリ被害の目印としてはこの蟻道の場所やどこまで、蟻道が伸びているのかを確認することが重要になるでしょう。
羽アリの場合は、窓のわずかな隙間や、排気口などから侵入してくるケースが多いです。また、侵入してきたことに気付かず放置した結果、知らない間にシロアリにコロニーを作られていたなんてこともあるので注意しましょう。
クロアリの侵入経路
クロアリもシロアリと同じく、地面にコロニーを形成する種類が多いです。家までの侵入経路としては、壁の小さな穴や、隙間などです。ベランダにコロニーを作っていれば、窓のわずかな隙間からでも侵入してきます。
羽アリであれば、窓の隙間はもちろん、排気口などからも侵入してくるでしょう。
クロアリの詳しい侵入経路は「家の中の蟻はどこから侵入するのか?その原因と侵入対策を知ろう!」でもご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
クロアリ、シロアリの行動が活発になる時期
家の中で見かける機会がある、クロアリやシロアリ。よく見かけるからこそ、1年中見かける感覚がありますが、必ずしも、1年を通して活動しているとは断言できません。
シロアリ、クロアリ、両者とも、とくに行動が活発になる時期があり、その時期が来てしまうと、余計被害が悪化してしまうことも。行動がとくに活発になる時期を把握して、その時期に備えて予防、対策をしていきましょう。
クロアリの活動時期
ルリアリ:4月~8月(結婚飛行は7月~8月頃)
イエヒメアリ:3月~9月頃
トビイロケアリ:4月~11月頃(結婚飛行は7月~8月頃)
環境次第では1年を通して活動することがありますので、注意しましょう。
シロアリの活動時期
シロアリの活動時期は以下の通りです。
ヤマトシロアリ:4月~5月
イエシロアリ:6月~7月
アメリカカンザイシロアリ:6月~7月
羽アリもこの時期に出現します。
ちなみに、シロアリの活動時期のより詳しいことは過去コラム「シロアリの発生時期は「夏」だけではない!冬も油断できない理由とは?」でもご説明していますので、ご覧ください。
黒いアリに似ているヤマトシロアリと、クロアリの出現時期は被っているためクロアリだと思って見逃してしまうこともあります。
ヤマトシロアリの方が見た目が大きく、寸胴なので、こちらも注意して、よく観察してみてくださいね。
シロアリの方が被害も対処も大変
シロアリ、黒いアリは両者とも害虫であることは変わりありません。しかし、被害の大きさ、厄介さでいえば、シロアリの方が群を抜いています。
シロアリは木材の内側や床下から加害していくケースが多いため、なかなか肉眼でとらえることは難しいのです。また、駆除も間違った方法、不完全な駆除をしてしまえば被害を悪化させるだけでなく、駆除の難易度も上がってしまうことも。
シロアリ被害の厄介さや、どうやって駆除していくのかなどを把握し、シロアリ被害の解決につなげていきましょう。
シロアリが起こす被害
シロアリが起こす被害の代表的なものといえば木材の食害です。この木材の食害以外にも、シロアリはさまざまな被害をおこします。
〇水漏れの原因になることも
シロアリは木材だけ食害を起こすわけではありません。たとえば浴室やキッチンで水を使えるようにするためつなげている水道管は、床下に設置されていることがほとんどです。
この水道管にシロアリは、目当てである木材に向けて蟻道を作るのですが、その際に、水道管の被膜などを食い破ってしまうこともあります。この被膜などを食い破ってしまうことが原因で、水漏れが起こってしまうことがあるので注意が必要でしょう。
〇畳がボロボロになる
シロアリが好物なのは木材だけではありません。畳に使われているイグサなどは、湿気を多く含みやすい素材なため、湿気がこもらないようにメンテナンスをしないとシロアリの苗床となることがあります。
〇コンクリートがボロボロになる
シロアリは、餌場に到達するためには、目の前のありとあらゆる障害物を噛み砕くことがあります。その中にはコンクリートなども含まれており、わずかな隙間、穴から侵入し、コンクリートをボロボロにしてしまうこともあります。初期段階では気にすることもない傷でも、何年か経てば、目に見える傷になってしまっていることもあるので気をつけてください。
〇雨漏りの原因を招く
イエシロアリなどは、一度家に住みついてしまえば、数も多いので被害進行も早いことでしょう。また、床下を加害していたシロアリが食べるところがないと判断すれば、その被害も屋根裏まで及んでしまうことも。屋根裏の木材を食べられてしまえば、屋根の耐久性が落ち、雨漏りを起こしてしまうことがあるのです。
〇断熱材もボロボロになる
シロアリは断熱材をボロボロにすることがあります。近年では防虫効果がある断熱材も販売されていますが、シロアリ被害がひどいときはシロアリ駆除業者へ相談するようにしましょう。
シロアリが住みつく前にしっかりと予防をおこなう
シロアリは一度住宅に住みつけば、厄介な被害を幾つも引き起こしてしまうことでしょう。そうならないためにも日頃からの予防をきちんとおこなうことが大切です。
もし、まだご自宅にシロアリが住みついていないようであれば以下のことを実践してみてください。
〇床下に湿気をこもらせない
高温多湿な床下はシロアリの格好の餌場となります。また、ヤマトシロアリやイエシロアリの大群は床下からやってくることが多いので、シロアリが好む高温多湿にならないように、換気をおこなうことが大切です。
床下には換気口がありますが、その換気口を知らず、物などで塞いでしまうと、高温多湿な床下を作ってしまう原因にもなってしまうので気を付けましょう。
〇予防の段階でベイト剤を使ってみる
ベイト剤とはいわゆる毒餌のことです。シロアリ被害はパッとみて判断することが難しいため、どうしても、シロアリ被害が心配をという人は一度、ベイト剤を使って様子をみましょう。
しかし、ベイト剤の中には小さな子供、ペットに有害な薬剤が入っている場合があるので、管理はしっかりをおこなうようにしてください。
〇家の周りに木材を置かない
例えば、使わなくなったダンボールや廃木などを庭に置きがちな人もなかにはいらっしゃるでしょう。こういった木材は放置しておけばシロアリが寄ってくる原因となってしまうことがあります。また、この餌場に惹かれたシロアリが、さらなる餌場を求めて床下へ侵入してしまうことがあるで、家の周りに不要に物を置かないようにしましょう。
クロアリが起こす被害
シロアリに対してクロアリはどんな被害を及ぼすのかみていきましょう。
〇電気製品を壊してしまう
身を隠す場所・暖かい場所を求めるために、電気製品の内部に侵入したり、ケーブルの被膜を食い破り、中に侵入することがあります。
そうなってしまうと、電気製品が故障したり、ショートしたりすることがあるので、定期的に電気製品に異常がないかなどの確認をおこなうようにしましょう。
〇刺されたり、噛まれたりする
クロアリなどはハチの仲間なため、毒針、または発達した大顎で噛まれたり、刺されたりすることがあります。
毒針を所持している場合も人の体に影響を及ぼすほどの強い毒は持っていないため、過剰に心配する必要はないです。それでも噛まれたり、刺されたりしないように細心の注意を払いましょう。
〇調味料、食料をだめにされてしまう
クロアリは糖分はもちろん、動物性たんぱく質なども好むため、食料や調味料にたかられないように注意しましょう。とくに砂糖や菓子類、小麦粉やご飯などは容器などにふたをせずに放置するのはやめてください。
きちんと容器にしまい、冷蔵庫など虫が湧きにくい場所に食料、調味料を保管しましょう。
シロアリ、黒いアリの駆除方法は違うので注意
ヤマトシロアリの羽アリはクロアリと見た目が似ているため、クロアリと間違うこともあるでしょう。また、よく観察してみればクロアリだったなんてことも。
シロアリは放置しておけば家の倒壊を招く恐れがあるので、早期発見をし、早めに駆除していくことが重要です。クロアリはシロアリより被害状況を把握しやすいものの、下手すれば、噛まれてしまったり、電気製品を壊されてしまうことがあります。
シロアリとクロアリがまったく別の害虫であるように、駆除方法も異なってきますので、それぞれの害虫に適した駆除をおこなってください。
シロアリ駆除、クロアリ駆除の違い
シロアリ、クロアリはまったく別の種類なので、駆除方法の方法に違いが出てきます。まずは、シロアリとクロアリの駆除の違いをよく知っていきましょう。
シロアリ駆除の場合
木材の中に潜んでいるシロアリは殺虫剤などをかけてしまうと刺激してしまい、巣の中に逃げられてしまったりしてしまうことも。シロアリ駆除をする場合は以下の方法を参考におこないましょう。
〇ベイト剤
ベイト剤は毒餌のことです。詳しいことは前述でご紹介しています。
〇木部処理
シロアリが潜んでいる木材に殺虫効果がある薬剤を直接塗布したり、穴を開け、専用の機械を使って薬剤を注入する方法などです。
殺虫剤を木材の外から使うと、薬剤が木材に浸透しないほか、かえってシロアリを刺激してしまう結果になります。木材に薬剤を浸透させるように塗布、注入することで、効果的にシロアリを駆除するのです。
〇土壌処理
土壌処理は、シロアリが地面から侵入しないように、地面に薬剤を散布することをいいます。
すでに家の中に潜んでいるシロアリには効果が薄いですが、木部処理などをして家の中にシロアリを駆除したあとにすると、その効果をより実感できます。
また、シロアリの予防方法としても土壌処理は使われることがあるのです。
木部処理や土壌処理は一般的にはシロアリ駆除業者がシロアリ駆除をおこなうためにとる方法です。素人でも道具さえ揃えればできないことはありません。
しかし、1から道具を揃えるとその分金額がかかってしまうほか、労力もかかってしまいます。また、シロアリ被害は再発しやすいので、定期的な処置が必要になります。
これらのことを考慮すればシロアリ駆除業者に駆除をお願いした方がいいといえるでしょう。
シロアリの羽アリの駆除は……
家の中で見かけた羽アリの駆除については、以下の方法で対処しましょう。
〇掃除機で吸い込む
〇粘着テープでとる
〇数匹程度、部分的なものであれば殺虫剤を使ってみる
羽アリの駆除のときにしてはいけないことは、営巣している羽アリや部屋のなかでむやみに殺虫剤を使うことです。営巣している羽アリや群衆している羽アリに使ってしまうと、かえって刺激してしまい、逆効果になってしまいます。部屋の中でむやみに吹きかけると、部屋の中が殺虫剤の成分で汚れてしまうことでしょう。
シロアリの羽アリを駆除する場合も慎重におこなってください。
クロアリ駆除の場合
クロアリを駆除する場合は一般的に、以下の方法でできます。前述で少しご紹介した項目もありますので、おさらいでみていきましょう。
粘着シートで退治
部分的な駆除であれば、ローラー型粘着シート(コロコロ)にクロアリを粘着させるだけで駆除ができますよ。
毒餌
毒餌などを使って、クロアリを駆除する方法があります。巣に持ち帰ってアリが食べれば、一気に多数のアリを駆除できるのです。ただし、即効性はないほか、状況によっては効果が見込めなかったりする場合があるので留意しておきましょう。
食べかすなどを落としっぱなしにしない
駆除方法ではありませんが、クロアリは食べかすなどを求めて家の中に侵入してくることがあります。日頃から食べかすを落としっぱなしにしない、こまめな掃除をすることでクロアリを予防することができますよ。
シロアリは業者へ依頼しよう
シロアリは駆除をおこなったとしても、また再発してしまうおそれがあるため、薬剤での定期的な予防やプロによるメンテナンスが重要になってきます。
自分で駆除、メンテナンスをすることもできなくはないのですが、どうしても限界を感じてしまうことでしょう。
シロアリ駆除業者に頼めば駆除にプラスしてアフターケアを行ってくれる業者があるほか、保証期間というものもついているため、よく吟味して決めてみるといいでしょう。
クロアリの駆除方法は状況を確認して業者へ
クロアリの数が多い場合は一度、業者へ来てもらい、なぜクロアリが発生してしまうのかまで原因を特定してもらうことが、被害解決への近道です。
ちなみに、クロアリの駆除を業者へ依頼する場合にかかる費用の相場は9,800円前後といわれています。最低限、この費用は見ておきましょう。
クロアリの有効的な駆除方法は、殺虫剤、ベイト剤などで駆除することや、忌避剤などで近寄らせないようにするなどです。
業者に頼めば、より効果的な駆除をしてもらったうえで、クロアリ予防もしてもらえるので、おすすめですよ。
まとめ
シロアリの中には黒い個体が存在します。その中の一例がヤマトシロアリの羽アリです。シロアリの羽はクロアリと違い取れやすいため、羽を落としたヤマトシロアリの羽アリをクロアリと見間違えることがあるかもしれません。
シロアリとクロアリはどちらも別の種類の害虫なため、その被害に大きく違いがあります。例えば、シロアリは被害に気づきにくく、木材を中心に食い散らかす迷惑極まりない害虫です。
クロアリは食料の経済的価値を下げるだけではなく、最悪の場合、電気製品を壊してしまうことも。
どちらも被害がひどい場合は、それぞれの害虫駆除のプロに相談してみるといいでしょう。
※対応エリアや加盟店によって変わります