シロアリに食べられた柱の補修は早急に!修繕方法と費用を解説

2023.4.13

シロアリに食べられた柱の補修は早急に!修繕方法と費用を解説

自宅の柱がシロアリ被害にあったら、早急に駆除と補修が必要です。駆除と補修が遅れれば、地震などが発生したときに倒壊するおそれがあります。

このコラムでは、シロアリがいる柱を見極める方法や、被害にあった柱の補修費用などについてご紹介しています。また、柱の補修費用を安く抑える方法や、柱のシロアリ被害対策におすすめの業者もご紹介していますので、あわせてご覧ください。

柱がシロアリ被害にあったら?

自宅の柱がシロアリ被害にあっているのを発見したときは、早急に補修しなければなりません。補修しないと家が倒壊するおそれがあります。

ここでは、シロアリが家のなかに侵入してくる理由、シロアリ被害にあった柱を補修する必要性について解説していきます。では、順に見ていきましょう。

シロアリは湿気のある木材が好物

シロアリは浴室やトイレ、キッチンといった水回りの床下・柱・土台に住み着きやすいです。シロアリは湿気の多い場所を好むからです。

水回りに近い場所に住み着いたシロアリは、床下・柱・土台に使われている木材を食べていきます。シロアリは湿気のある木材を好んで食べるからです。シロアリは、床下や柱などに使われている木材を食べながら、家のなかに侵入するケースが多いのです。

シロアリ被害を発見したら早急な補修対応が必要

シロアリ被害を発見したら早急な補修対応が必要

先ほど少しふれましたが、家のなかに侵入したシロアリは、柱を食べます。シロアリに食べられた柱は中身がスカスカになるため、とても折れやすくなります。すると、地震が発生した場合、家は揺れに耐えきれず、傾いたり倒壊したりするリスクが高くなるのです。

家が倒壊すると、大きなケガをします。最悪の場合、命を落とすおそれもあります。そのようなリスクを避けるためにも、シロアリを発見したら駆除しましょう。そして、被害にあった箇所を早急に補修することをおすすめします。

柱がシロアリ被害にあっているか見極める方法

家が倒壊するリスクを低くするためには、できるだけ早くシロアリがいる柱を補修することが大切です。そのためには、柱がシロアリの被害にあっていることに気づかなければなりません。

ここでは、柱がシロアリ被害にあっているかどうか見極める方法を5つご紹介します。これらを参考にして、シロアリ被害にあっている柱の発見にお役立てください。

柱を叩くと音が軽い

シロアリ被害にあっているかどうかを確かめるためには、柱を叩いてみましょう。もしシロアリ被害にあっているのであれば、柱の中身はスカスカしているので、叩いた音が響くはずです。

反対に、柱がシロアリ被害にあっていない場合、中身がつまっているので、叩いても音は響かないでしょう。通常、ボリュームが小さくて低い音がなります。

床に身に覚えのない木くずがある

シロアリ被害が家全体に及んでいる場合、床に身に覚えのない木くずやフンを発見する機会が多くなります。シロアリが柱や壁・天井に使われている木材を食べると、木くずがでます。またシロアリは、木材を食べながら移動しフンをするため、木くずと一緒に床の上へ落ちていることが多いです。

家じゅうの至るところで木くずやフンが見られた場合は、シロアリの被害が家全体に及んでいる可能性が高いといえるでしょう。

羽アリが飛んでいるのを見た

羽アリが飛んでいるのを見た

自宅で羽アリが飛んでいるのを見た場合、シロアリによる被害がかなり進行しているおそれがあります。羽アリがいると、自宅に個体数が増加したシロアリの巣がある可能性が高いです。

シロアリの巣には、幼虫がいます。幼虫が成長すると働きアリや兵アリにならずに、「ニンフ」になるものがいます。このニンフが成長すると羽アリになるのです。

平均気温が高くなる春から夏にかけて羽アリは活動し、新しい巣作りのために飛び立ちます。そのため、羽アリが飛んでいるところを自宅でみかけたら、巣がある可能性が高いと判断してよいでしょう。

部屋に小さな羽が落ちている

部屋などに小さな羽が落ちていたら、その特徴を注意深く見てみましょう。羽が細長くて、先端に丸みがあり、明るい茶色をしている場合は、シロアリの羽アリがいる可能性が高いです。

また、シロアリの羽アリは、黒アリの羽アリよりも羽がとれやすいです。そのため、部屋に落ちている虫の羽を見つけたら、シロアリの羽アリが家のなかで活動しているおそれがあります。

ドアや床にゆがみがある

ドアを開閉しづらくなったり、歩くと床がゆがんでいるような感じがしたりする場合、シロアリ被害が発生している可能性が高いです。

シロアリが床下の柱を食べると、中身がスカスカになる、または細くなって、床を支える力が弱くなります。すると柱が下がって、ドアの枠がゆがんだり、床が傾いたりするのです。

経年劣化によってドアや床にゆがみが発生する場合もありますが、経年劣化の場合、ゆがみが発生する時期は異なることが多いです。同時期にゆがみが発生したのであれば、シロアリ被害によるものと考えてよいでしょう。

柱のシロアリ被害の補修にかかる費用と補修事例

柱がシロアリ被害にあっていることが判明したら、業者に依頼して補修しましょう。そうなると、補修にいくらかかるのか気になる方もいらっしゃると思います。

ここでは、シロアリがいた柱を補修する費用と、柱本体を補修した場合の事例について解説していきますので、参考にしてみてください。

被害箇所を交換した場合の費用

被害箇所を交換した場合の費用

シロアリ被害を受けた場合、被害の程度が深刻であれば基本的に被害箇所を交換して補修します。交換にかかる費用は、被害箇所によって異なります。シロアリ被害の柱を交換する費用は約30万円です。土台を交換する場合は約20万円かかります。

ただし、この費用はあくまでも目安です。被害状況などによっては料金が変動することもあります。そのため、依頼する前に業者に見積りをとってもらうことをおすすめします。

シロアリ駆除は雑損控除が適用される

シロアリ駆除費用の雑損控除を受けるためには、確定申告で必要書類を提出することが必要です。雑損控除とは、災害・盗難・横領によって資産に損害を受けた場合などに、所得を控除してもらうことができる制度です。

確定申告に必要な書類には以下のものが挙げられます。

・確定申告書
・シロアリ駆除の費用の領収書
・被害箇所の補修費用の領収書
・給与所得がある場合は、源泉徴収票の原本

これらの書類をそろえたら、次の流れで確定申告をしましょう。

1. 雑損控除に関することを確定申告書に記入
2. 領収書を税務署に提出する(給与所得がある場合は源泉徴収票も提出する)

雑損控除を受ければ所得税が減額されるので、ぜひ実践してみてください。

柱本体を補修した場合の事例

柱本体の補修内容は被害の大小によって異なります。

・被害が小さい場合の補修内容
柱のなかに薬剤を注入します。薬剤はシロアリ駆除用のものを使います。薬剤を注入したら、外に板をはって柱を補強してください。また、再発を防ぐためにも柱を入念にチェックし、シロアリを残らず駆除しましょう。駆除と補修の費用は1坪当たり約1万円です。

・被害が大きい場合の補修内容
被害が大きいときは、柱本体を新しいものに交換しましょう。交換費用は概算で約30万円です。ただし、交換が難しい場合は、家を解体しなければならないこともあります。

柱のシロアリ被害補修後にすべきふたつのこと

せっかく柱を補修してもシロアリ被害が再発したら、また駆除や補修の費用がかかってしまいます。これ以上、大きな費用を負担しないようにするためにも、補修後にシロアリを予防する対策が必要です。

ここでは、シロアリ被害を受けた柱の補修後にすべき予防策をふたつご紹介します。ぜひ参考にして実践してみてください。

シロアリ被害を避けるための予防

シロアリ被害を避けるために業者がおこなう予防法として、バリア工法とベイト工法があります。

・バリア工法
バリア工法は、補修した柱のまわりに忌避剤をまいたり、木材に穴を開けて薬剤を注入したりすることによって、シロアリを近づきにくくする施工方法です。この方法は即効性があります。

・ベイト工法
ベイト工法は、ベイト剤と呼ばれる毒餌(どくえ)がはいった容器を自宅のまわりに設置します。そのベイト剤を持ち帰ると、巣にいるシロアリをたくさん駆除できるのです。

ほかにも、シロアリのエサとなる木材を敷地内に置かないなど、DIYでおこなう予防法もあります。

定期的に点検をしてシロアリ被害チェック

定期的に点検をしてシロアリ被害チェック

バリア工法やベイト工法などに使用される薬剤は、時間の経過とともに光や熱などによって分解され徐々に効果が弱くなっていきます。平均すると約5年で効果がなくなるとされています。

そのため、効果がなくなる前、少なくとも2~3年に一度、シロアリ被害がないか床下などを点検しましょう。もし心配な方は、業者に依頼して点検してもらうとよいでしょう。

シロアリ被害を受けた柱の補修はDIYせず業者へ

シロアリ被害を受けた柱の補修は業者に依頼することをおすすめします。柱をDIYで補修するのは、容易ではありません。ただし、「業者に依頼すると費用が高額になるのでは……」と心配になるのではないでしょうか。

ここでは、業者に依頼する場合にかかる費用を安く抑える方法をふたつご紹介いたします。では、順に見ていきましょう。

お得に頼むならリフォーム対応のシロアリ駆除業者へ

お得に頼むならリフォーム対応のシロアリ駆除業者へ

柱がシロアリ被害を受けている場合は、リフォーム対応の駆除業者に依頼することをおすすめします。リフォーム対応のシロアリ駆除業者であれば、駆除と柱の補修を同時におこなってもらえるでしょう。簡単な補修であれば、1坪あたり約1万円で補修と駆除をしてくれる業者もなかにはいます。

もし、シロアリ駆除と補修を別々の専門業者に依頼すると、それぞれの業者と連絡をとらなければならないなど、時間と手間がかかります。料金も高くなるケースが多いので、リフォーム対応のシロアリ駆除業者に依頼するとよいでしょう

より安く対応してもらうには?

柱がシロアリ被害を受けている場合は、補修費用に関して割引プランや保証内容が充実している業者がいないか探してみましょう。シロアリ駆除業者によっては、プランや保証内容が異なります。たとえば、シロアリ駆除と補修をセットにして割引したり、柱を補強する料金を割引するなどのプランを設けていたりするのです。

そのようなプランを設けている業者に依頼すると、リフォーム会社や建築会社に単体で補修を依頼するよりも、駆除や補修費用を安く抑えることができる場合があります。

柱のシロアリ被害対策におすすめの業者

柱のシロアリ被害対策におすすめの業者

「依頼するといっても、どの業者に依頼すればよいのかわからない」「自分で探す時間がとれない」という方もいらっしゃるでしょう。

そのような方のために、ここでは柱のシロアリ被害対策におすすめの業者を3つご紹介いたします。ぜひ、参考にして依頼してみてください。

住宅環境サービス21

住宅環境サービス21は滋賀県高島市に拠点があるシロアリ駆除業者です。対応エリアは、滋賀県・大阪府・京都府・兵庫県の神戸市・岐阜県・三重県などです。

こちらの業者の強みはなんといっても、料金の安さです。自社施工したり、施工材料を業者から直接仕入れたりすることにより、無駄なコストを削減し、この価格を実現しています。

シロアリ駆除の目安料金は、1平方メートルあたり1,500円~2千円です。ただし、被害状況などによっては料金は変動することがあります。そのため、依頼する前に一度、電話して確認することをおすすめします。

株式会社ハウスガードサービス

株式会社ハウスガードサービスは広島県を中心に営業している業者です。広島県だけでなく、その近隣の岡山県・鳥取県・愛媛県・香川県などにも出張可能です。

株式会社ハウスガードサービスは創業20年という信頼と実績がありますので、安心して依頼することができるでしょう。

こちらの業者では、シロアリ駆除・予防にかかる料金が1平方メートルあたり1,200円~1,600円となっています。この料金はあくまでも目安にすぎませんので、見積りを一度とってもらうとよいでしょう。見積りは無料ですので、お気軽にご連絡してください。

株式会社ミナト

株式会社ミナトは、石川県金沢市に本社があります。石川県から、中部地方にある福井県・富山県・愛知県名古屋市・岐阜県・三重県などにまで対応エリアはひろがっています。

こちらの会社の魅力は経験豊富なスタッフが多数いることです。そのため、施工後のサポートが充実しています。薬剤も安全性の高いものを使用していますので、小さなお子様がいらっしゃるご家庭でも安心して依頼することができます。

1平方メートルあたり3千円がこちらの会社の料金目安です。出張お見積りも無料ですので、ぜひ一度連絡してみるとよいでしょう。

まとめ

シロアリがいる柱は、早急に補修しましょう。補修しないと地震などで柱が折れて、家が傾いたり、倒壊したりするおそれがあります。

柱を補修する場合はリフォーム対応のシロアリ駆除業者に依頼することをおすすめします。駆除と補修の費用を安く抑えられますし、DIYで柱を補修するのは、容易なことではありません。

どの業者に依頼してよいかわからない方は、ぜひ生活110番をご利用ください。ご依頼いただければ、お近くの業者をすぐにご紹介いたします。

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