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シロアリ駆除に使われていたヒ素の安全性と効果は?現在の薬剤も解説

投稿日:2020-02-21 更新日:2020-03-16

シロアリ駆除に使われていたヒ素の安全性と効果は?現在の薬剤も解説

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

ヒ素は、以前にシロアリ駆除に使われていました。しかし、人体やペットに健康被害をもたらすおそれがあるという理由から、現在では使用が禁止されて別の薬剤が使用されています。

この記事では、シロアリ駆除に使われていたヒ素の効果や安全性をご紹介します。ほかにも、現在使われている薬剤の特徴もご説明するので、シロアリに使う薬剤について知りたい方は、以下の内容を参考にしてみてください。

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ヒ素によるシロアリ駆除とは

現在ではヒ素をシロアリ駆除に使うことは全面的に禁止されています。ここでは、ヒ素のシロアリ駆除効果や、禁止された背景について詳しく見ていきましょう。以下の内容を読んで、ヒ素についての理解を深めてください。

ヒ素によるシロアリ駆除の効果

以前は、シロアリ駆除にヒ素を含んでいる薬剤が多く使われていて、全体の90パーセント程度を占めていました。

それだけシェア率が高い理由は、ヒ素の強い毒性によるものです。ゴキブリ目に属するシロアリは生命力が高いといわれていますが、ヒ素を含んだ駆除剤を散布すれば確実に駆除することができるといわれています。

また、ヒ素には、成分がゆっくりと効果を現わす”遅効性”の性質があることも理由のひとつでしょう。遅効性の性質を持つことで、巣全体に成分を広めることができ、巣ごと駆除することができるのです。実際、ヒ素を含んだ駆除剤を耳かき1杯分程度を床下に散布すれば、駆除することができ、今後一切駆除が必要とないといわれています。

現在では全面的に使用禁止に

シロアリ駆除に使われていたヒ素の安全性と効果は?現在の薬剤も解説

1986年にヒ素の輸入・製造・使用が全面的に禁止され、シロアリ駆除剤にヒ素が含まれているものは販売されなくなりました。その背景には、人体やペットへ悪影響を及ぼすおそれがあるという報告がされたということがありました。

ヒ素が含まれる駆除剤を妊婦や小さい子供が吸い込むと、肢体の不自由な子供が生まれたり知能発達が遅れたりするおそれがあるといわれています。

ほかにも、ヒ素が使われた駆除剤を吸い込むことで、人体やペットがさまざまな中毒症状を起こすリスクがあるともいわれています。では、具体的にどんな影響を与えるのでしょうか。次の章から見ていきましょう。

ヒ素は人間やペットにも影響を与える

ヒ素を少量でも吸い込んでしまうと、さまざまな症状を引き起こすおそれがあります。代表的な症状は、“急性中毒”や”慢性中毒”の2種類です。

急性中毒とは、吐き気・おう吐・下痢・けいれんなどの症状を引き起こす中毒のことで、最悪の場合は死に至ります。また、慢性中毒とは、脱力症状・疲労感・食欲の減少・体重減少などの症状が現れる中毒のことです。このほか、ヒ素によって知覚異常などが起こるといわれています。

ヒ素のこうした危険を避けるために、現在ではシロアリ駆除には別の成分を含む駆除剤が使用されているのです。現在使用されている駆除剤を、次の章から見ていきましょう。

現在使われている主なシロアリ駆除剤の成分や効果

現在は、シロアリ駆除には安全面を考慮した薬剤が使われるようになりました。ここからは、現在使用されているシロアリ駆除剤の成分や効果、安全性などをご紹介します。以下の内容を読んで、シロアリ駆除剤に対する知識を身につけましょう。

ピレスロイド系

ピレスロイド系とは、防虫菊の”ピレトリン”から作られている駆除剤です。人体に影響を与えることはほとんどないため、安全性の面でも心配いりません。

ただし、目や気管に入るとピリピリと刺激を感じることがあるため、使用する際はマスクや保護メガネなどを着用して体に入りこまないように配慮したほうがよいでしょう。

また、ピレスロイド系にはシロアリが近寄ってこない”忌避性”の性質があるので、ただ散布しただけでは効果を発揮しないことが多いです。十分な効果を期待するには、施工場所や設置方法などの工夫が必要でしょう。

さらに、魚に対する毒性が強いため、近くに川があるときや魚を飼っている方は使用を控えたほうがよいかもしれません。

ネオニコチノイド系

ネオニコチノイド系は、現在では最も広く普及している薬剤で、シロアリ駆除には高い効果を示します。忌避性が低いため、シロアリが気づかない間に薬剤に近づいて死ぬのです。また、人畜や魚に対する毒性が低いため、安全性は高いといえるでしょう。

さらに、効果をじっくりと現わす”遅効性”の性質があります。即効性の場合、駆除剤を摂取したシロアリはその場で死んでしまいますが、遅効性の場合は駆除剤を食べた駆除剤を巣まで持ち帰らせることができるので、巣ごと駆除することが可能です。

ただし、水に溶けて土壌などに広がるおそれがあるため、屋外で使用するときには土壌に薬剤が流れないように注意しなければなりません。

フェニルピロール系

シロアリ駆除に使われていたヒ素の安全性と効果は?現在の薬剤も解説

フェニルピロール系は、エネルギー源となるブドウ糖の吸収を阻害することで、シロアリを駆除する薬剤です。忌避性が高く、さらに、遅効性の性質もあるため、巣ごと駆除できる可能性が高いでしょう。

しかし、人畜や魚などに対する毒性も高いといわれているため、使用する際は十分注意しなければなりません。

フェニルピロール系の駆除剤のなかには、吸い込んで健康被害を引き起こすリスクを避けるためにマイクロカプセル状になったものも売られていますが、お子さまやペットがいるご家庭では、誤飲のおそれがあるので使用を避けたほうがよいかもしれません。

フェニルピラゾール系

フェニルピラゾール系は、シロアリの神経伝達を遮断して駆除する薬剤です。シロアリのほかに、アリやゴキブリなどの駆除にも利用されているようです。フェニルピラゾール系は、殺虫効果がとても高く、少ない量でもシロアリ駆除効果を発揮します。さらに持続性も高く、シロアリ駆除や予防に広く使用されています。

ただし、非常に駆除効果が強い分、人畜・魚類に対する毒性も高くなります。使用方法を誤ってしまうと健康被害に発展してしまうかもしれません。そのため、フェニルピラゾール系は、シロアリ駆除剤の使用に慣れているプロ向けといえるでしょう。

カーバメート系

カーバメート系は、“コリンエステラーゼ”と呼ばれる神経伝達の分解を助ける成分の働きを阻害して駆除する薬剤で、除草剤として使用されることもあるようです。

カーバメート系を使用すれば、シロアリに対して高い駆除効果が期待できます。さらに、熱や光にも強いため、屋外で使用しても持続的な効果を発揮するでしょう。

ただし、カーバメート系の成分である”フェノルカルブ”はシックハウス症候群を引き起こすおそれがあるといわれています。シックハウス症候群とは、化学物質による空気汚染が原因で起こる健康障害で、めまい・おう吐・頭痛などの症状を引き起こします。そのため、屋内で使用をするときには、十分に換気をするなど配慮をしたほうがよいでしょう。

アントラニリックジアミド系

アントラニリックジアミド系は、忌避性がなく遅効性のため、巣ごと駆除する効果を期待できます。さらに、哺乳類や魚類、鳥類や、ほかの昆虫などにはほとんど影響を及ぼすことはないようです。より安全性が高いものを選びたい方や、ペットを飼っているという方に向いているといえるでしょう。

しかし、アントラニリックジアミド系は、食毒性(薬剤を食べることで駆除効果を現わす性質)が強いため、施工する場所や方法によってはシロアリが薬剤を食べず、十分な駆除効果が得られないかもしれません。もし、施工方法について自信のない方がいれば、業者に依頼したほうがよいかもしれません。

非エステルピレスロイド系

非エステルピレスロイド系は、先ほどご紹介したピレロイド系の薬剤と似たような作用特性・機構を持つ薬剤です。人畜や魚類への安全性が高いため、健康被害を心配する必要もありません。さらに、薬剤の持続効果が長いため、駆除とあわせて予防をしたい方にもおすすめです。

しかし、非エステルピレスロイド系は忌避性を有しているため、ただ散布しただけではシロアリが薬剤に近づかず、駆除できないおそれがあります。駆除効果を発揮するには、施工方法に工夫が必要なのです。もし、散布に自信のない方は、シロアリ駆除のプロである業者に依頼することをおすすめします。

シロアリ駆除業者が使用する駆除剤は安全なの?

シロアリ駆除をしたい方のなかには、「業者が使用する薬剤の安全性が気になる」という方もいらっしゃるかもしれません。シロアリ駆除業者は、安全性が確認された駆除剤を使用しているため、正しく使用すれば命の危険をともなうことはほとんどないでしょう。

ただし、赤ちゃんやペットなどは免疫力が低いため、駆除剤によっては影響を受けてしまうおそれがあります。健康面への影響が心配な方は、念のためあらかじめシロアリ駆除業者に伝えておくとよいでしょう。

シロアリ対策をする際の注意点

シロアリ駆除に使われていたヒ素の安全性と効果は?現在の薬剤も解説

現在の薬剤は安全性が高くなった分、駆除剤としての効果が薄まっていることも事実です。長期に渡って効果を期待するには、定期的に点検や、駆除・予防が必要となるでしょう。

ちなみに、シロアリ駆除業者では、多くの場合シロアリ対策に対する保証期間を5年と定めています。なぜなら、5年程度で薬剤の効果が薄まるからです。そのため、5年ごとに駆除・予防をおこなうとよいでしょう。

まとめ

以前は、シロアリ駆除にヒ素が使われていました。ヒ素は危険性が高いため、現在では使用が禁止され、代わりに安全性が高い薬剤が使用されています。

しかし、人体やペットがまったく健康被害を受けないとは言い切れません。もし、駆除剤による健康被害のリスクを避けたいなら、シロアリ駆除剤の知識や施工経験が豊富なプロに依頼するとよいでしょう。

弊社では、シロアリ駆除業者をご紹介します。お見積りは無料でおこなっているため、お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人
生活110番:編集長 SUZUKI
2015年より暮らしのお困りごとを解決するためのコンテンツを作成し、編集した記事は7000ページ以上。 現在は編集長として「本当に役立つコンテンツ」をテーマに日々コンテンツを研究中
得意ジャンル: 害虫駆除(蜂の巣駆除・シロアリ駆除)・害獣駆除(ハクビシン駆除・イタチ駆除・アライグマ駆除)・害鳥駆除(鳩駆除・コウモリ駆除)

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2020-03-16 16:23:01
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害虫駆除
ヒ素は、以前にシロアリ駆除に使われていました。しかし、人体やペットに健康被害をもたらすおそれがあるという理由から、現在では使用が禁止されて別の薬剤が使用されています。この記事では、シロアリ駆除に使われていたヒ素の効果や安全性をご紹介します。ほかにも、現在使われている薬剤の特徴もご説明するので、シロアリに使う薬剤について知りたい方は、以下の内容を参考にしてみてください。
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