防蟻処理の意味とヒミツあなたに教えます!これを読めば全部わかる!
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防蟻処理は、簡単にいうとシロアリを予防する方法のことで、住宅やマンションを守るために重要な作業です。一度、シロアリの駆除をおこなっても、再びシロアリが発生してしまうと、さらに駆除費用が必要になってしまいます。そのため、シロアリが発生する前に、ちゃんとした予防をおこなっておくと安心でしょう。
本コラムでは、防蟻処理の方法や日常的なメンテナンス方法、業者選びのコツなどをご紹介していきます。どうして防蟻処理が大切なのか、どのような工法なのかを理解して、優良な業者に依頼してみましょう。
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防蟻処理(ぼうぎしょり)って何をするの?
シロアリを予防するためにおこなわれる防蟻処理は、住宅を守るために重要な作業です。ここでは防蟻処理とはなにか、また必要性について解説していきます。
防蟻処理とは
防蟻処理とは、住宅の木材にシロアリの被害が発生するのを防ぐためにおこなう方法のひとつです。防蟻処理をおこなうことで、シロアリを寄せ付けない環境を実現させることができます。
どうして防蟻処理をしなくちゃダメなの?
シロアリは、一時的に駆除することができても、年数が経てば何度もシロアリが発生することがあり、そのたびに駆除費用がかかります。またシロアリを長らく放置していると、家の木材を食べてしまい、最悪の場合は倒壊してしまうおそれもあるのです。しかし、防蟻処理をすると長期的な予防ができるため、非常に安心できるでしょう。
防蟻処理はどうやっておこなわれているの?
シロアリを寄せ付けないためにおこなう防蟻処理ですが、一体どのようにしておこなわれるのでしょうか。ここでは、防蟻処理のやり方についてご紹介していきます。
防蟻処理をおこなう場所は大きくわけて2つ
防蟻処理の方法は大きくわけて2種類にわけることができます。それは「土壌処理」と「木部処理」といったやり方です。それぞれ見ていきましょう。
土壌処理
土壌処理は、地面に薬剤を散布する方法のことをいいます。シロアリは住宅近くの地面から入り込み、家のなかに侵入してくることがあるため、土壌処理の方法は非常に効果的でしょう。
木部処理
木部処理は、木材の表面に薬剤を散布したり塗ったりして、シロアリの侵入を防ぐ方法です。シロアリは木材を好物として寄ってきてしまいます。寄り付かなくするために、住宅の柱や床など木材でできている部分にあらかじめ薬剤を施しておこうというものです。
シロアリ避けの薬剤を散布
防蟻処理は、おもにシロアリ避けの薬剤を散布します。使用する薬剤は、持続効果が5年以下のものに限られています。これは、あまりに持続効果が長いと、人間やペットの体に影響を及ぼすおそれがあるからといわれています。
湿気を寄せ付けない工事をすることも
防蟻処理の方法には土壌処理と木部処理のほかにも、湿気を寄せ付けない工事をおこなうことがあります。代表的なものとしては「ベイト工法」と「バリア工法」と呼ばれているものがあります。被害状況によって、どちらの工事が適しているか変わってくるので、業者に依頼する際は、きちんと確認しておくようにしましょう。
なんで自分でやっちゃダメなの?
防蟻処理は自分でもおこなう方法がありますが、慣れていない方にとっては、たいへんむずかしく感じるでしょう。床下や屋根裏での作業は危険です。また、適切な薬剤の知識がなければ、防蟻の効果が期待できません。このように自分で防蟻処理をおこなうと非常に大変なため、できればプロである業者に依頼してみることをおすすめします。
シロアリ予防に必要なのは防蟻処理だけじゃない!
防蟻処理をはじめとして、シロアリの予防はさまざまなものがあります。ここでは、シロアリ予防の方法についてご紹介していきます。
定期的な点検を忘れずに
シロアリが発生するのを防ぐためには、定期的な点検をすることが望ましいでしょう。具体的な頻度は3年に1度くらいがよいとされています。しかし、素人判断での点検は、慣れていないので、シロアリを見落としてしまうことがあるでしょう。もし不安な場合は、業者に任せてしまいましょう。
床下や屋根裏の湿気をできるだけ防ぐ
床下や屋根裏がジメジメとしている場合は、換気をするなどして空気を良好に保ちましょう。なぜなら、シロアリは湿気のある場所を好む性質があるからです。あまりに湿気が多いとシロアリの温床になってしまうので気をつけましょう。
余分な段ボールや木材は片づける
家の周りに段ボールや木材などの不要物が置いてある場合は、すぐに撤去してしまいましょう。シロアリは木材を好むため、木材などがあると、そこからシロアリが寄ってきて、住宅近くの地下に巣を作るおそれがあります。ダンボールは、木を原料としてつくられているため油断はできません。
業者に防蟻処理を頼みたい!どうすればいい?
これまで防蟻処理のやり方や必要性、日常的におこなうことができる予防方法などをみてきました。しかし、自分で予防するのは限界があるでしょう。そこでここでは、優良な業者の選び方や、依頼する手順についてご紹介していきます。
優良な業者を選ぶ4つのチェックポイント
優良な業者を選ぶときの4つのポイントは以下のとおりになります。ひとつずつ確認していきましょう。
実績と口コミ
これまでの駆除実績や、お客様の口コミを掲載している業者は優良である可能性が高いです。とくによい口コミとよくない口コミを載せている業者は、お客様の意見をきちんと取り入れて、信頼できる企業へと成長していこうという思いが感じられるでしょう。
日本しろあり対策協会に加入している
依頼する業者が、日本しろあり対策協会に加入しているか事前に確認しておきましょう。日本しろあり対策協会に加入していることは、不当な工事・請求をしない、安全な工事をおこなうなど、一定の水準を満たす施工をおこなう会社であるという証明になるのです。
料金の内容を公開している
業者のホームページなどを閲覧した際に、「料金の内訳がしっかりと公開されているか」もポイントのひとつです。情報が公開されていることで、あらかじめおおよその費用が把握できるため安心して作業を依頼できます。見積り後は、追加料金が発生しないなどと明記されていれば、なおさら信頼度が増すのではないでしょうか。
保証がついている業者を選ぶ
シロアリ駆除が終わったあとでも、5年間の品質保証をおこなっているなど、アフターサービスが充実している会社は、優良である可能性が高いでしょう。
適切な料金を見極める方法
シロアリ予防の適切な料金を見極めるには、複数の業者から見積りをとってみるとよいです。いくつかの業者の駆除料金を見比べることで、目安となる費用を把握することができます。また見積りをとるときに、スタッフの対応が丁寧かどうかもあわせて確認しておくとよいでしょう。
依頼内容やシロアリの悩みをしっかり相談する
シロアリの駆除業者に依頼するときは、現状抱えているシロアリの悩みや気になる個所など、しっかり相談するようにしましょう。優良な業者であれば、しっかりと悩みを聞いてくれるはずです。高品質で確実な施工サービスを受けたいのであれば、スタッフにしっかりと詳しく依頼内容を相談するようにしましょう。
まとめ
防蟻処理とは、シロアリの被害を予防する方法のことで、一度おこなっておくと5年ほどはシロアリの発生を防ぐことができます。防蟻処理の方法は大きく2つにわけられ、土に薬剤をまく「土壌処理」と、木材に薬剤を塗る「木部処理」があります。
シロアリの予防は防蟻処理だけではなく、日常的な点検や湿気を抑えること、家周辺の段ボールなどは片づけておくなどしておくとよいでしょう。しかし、どれだけ予防してもシロアリが寄ってくることもあります。自分だけでは予防が大変だと感じたら、ぜひ業者に依頼してみることをおすすめします。
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※対応エリアや加盟店によって変わります