みなさんはブンブン飛び回るコバエに嫌な思いをした経験はありませんか?気づけばいつの間にかいるコバエ、駆除してもまたわいてくるしどこからやってくるのか気になりますよね。
コバエにはさまざまな種類があり、種類ごとに発生源は変わってきます。そのためにまずは種類を特定し、それに対応した発生源を確認・駆除につなげていく必要があるのです。
これ以上、嫌な思いをしないためにもまずは情報をたくさん得ることが必要といえるでしょう。
そこで今回はコバエの種類や発生源、駆除する方法や対策をご紹介します。
目次
コバエにもいろいろな種類が!よく見かける4種類のコバエ
わたしたちがよく見かけるコバエには発生源があるのです。そのコバエには4種類もの種類があり、それぞれ発生源も異なります。種類を知らない限り対策には繋がりません。ですのではじめに、コバエの種類や特徴からみていきましょう。
ショウジョウバエ
ショウジョウバエはキッチンなどによく生息していて、わたしたちがよくみるコバエです。生ごみや腐った植物を好みます。大きさは2mm程度で、すばしっこいのが特徴。目が赤色で体は黄色みがかかった茶色です。フンにたからないので、病気などの原因になる菌を運ぶことのない清潔なコバエといわれています。
ノミバエ
ノミバエは食品などに入り込み産卵する危険性があるコバエです。ショウショウバエと同じく生ごみや腐った植物を好みます。大きさは2mm程度で、動きは速いのが特徴。黄色みがかかった茶色の体色をしています。ノミバエは食品などの他に動物の死骸などにもたかるので、このハエが接触した食品を食べると下痢や腹痛を引き起こしてしまうおそれがあるので注意しましょう。
キノコバエ
キノコバエは人への直接の害はないといわれています。ですが観葉植物が好きなので、植物への危害にあうことがあるでしょう。カブトムシなどを飼っていると多く入ってくるのがこのキノコバエ。大きさは2mm程度で、体の色は黒色です。キノコバエという名前は、キノコから大量発生したことが由来でつきました。
チョウバエ
チョウバエはお風呂やトイレなど湿気や薄暗いところを好む夜行性のコバエです。池や沼でよく見かける多くはこのチョウバエといわれます。大きさは5㎜程度のサイズで、体の色は灰色や黒色です。全身が毛で覆われていて、見た目はガに似ています。
コバエの発生源は種類によって違いが
コバエの種類によって好むものや特徴が異なっているのがわかったところで、次はコバエの発生源です。
発生源には、キッチンの生ごみや腐った植物、排水口や浄化槽などたくさんありますよね。コバエの種類ごとに発生源が違うので、こちらも種類ごとにみていきましょう。
ショウジョウバエ
ショウジョウバエは生ごみや腐った植物を好むので、それらがあるキッチンなどによく発生します。キッチンによくコバエが発生する方は、家の中を清潔に保つことが大切です。
「ゴミ箱は汚れをこまめに拭き取る」「空き缶は飲み終えたらすぐに水ですすぐ」「三角コーナーのゴミはすぐに捨てる」このようなことが大切でしょう。
ノミバエ
ノミバエは人間にとって汚物とされる、生ごみや動物のフンなどの有機物が大好物です。なのでトイレやゴミ箱などにコバエがよく発生する方は「トイレをこまめに掃除する」だったり、ショウジョウバエと同じく「ゴミ箱は汚れをこまめに拭き取る」といったことが大切になっていきます。
また、動物を飼っている方は「動物のフンを袋に入れ、しっかり密封して捨てる」ことも大切でしょう。
キノコバエ
キノコバエにつきましては発生源が特定しにくく、詳しくはわかっていないそうですが観葉植物や植木鉢などを好むので、そこが発生源といわれています。ですので観葉植物などを育てている方や置いている方は、「葉の乾燥や土の過湿を避けるため適度な水やりや日光浴をする」ことを注意するといいですね。
チョウバエ
チョウバエは排水口、浄化槽など暗く湿った場所を好みます。不衛生な排水口や浄化槽によくコバエが発生する方は、なかなか掃除の行き届かない場所ではありますが、「汚れやヌメリを除去する」必要があります。また、排水口が詰まっていたりして水が溜まっている場所は発生しやすいので注意しましょう。
また、どのコバエも極端に暑い場所、極端に寒い場所では生きていけないそうです。なので「熱湯を注ぐ」「大量の氷を置く」のもいいでしょう。
コバエを駆除する方法とは
コバエの発生源や対策をご紹介しましたが、実際にコバエが発生したらどのように駆除するのか気になるところですよね。次にご紹介するのはコバエを駆除する方法です。
殺虫スプレーをかける
殺虫スプレーはスーパーなどで手軽に手に入ることができ、どの家庭でもよくやっていて簡単にできる駆除方法ではないでしょうか。コバエを見つけたらシュッと狙い撃ちするだけで即効駆除できる殺虫スプレーは、基本的ではありますが効果は高いでしょう。
置き型トラップの殺虫剤を仕掛ける
こちらは置くだけで簡単に駆除できる方法です。香りや色でコバエを惹きつけ、殺虫成分入りのゼリーなどで捕虫し殺虫します。スプレータイプでは行き届かない場所でも使うことができ手軽ですよね。しかし汚れやヌメリが好きなチョウバエには効果はないようです。
電撃殺虫器をかける
電撃殺虫器というのを初めて聞いた方もいるのではないでしょうか。電撃殺虫器とは光でコバエを惹きつけ、接触したら電気ショックを与えて殺虫する、電気を使用した駆除方法です。
薬剤を使わないのでキレイな空気を保つことができ、お子様やペットがいる方も安心できますね。
コバエを寄せ付けないためにできることとは
ここまででコバエの発生源や駆除方法などをご紹介しました。ですがコバエは、発生する以外にも屋外から家庭内に侵入してきます。コバエの発生源がわかっても、屋外から侵入してきたらどうしようもありません。
ですので最後に、コバエを家庭に寄せ付けないためにできることとはなにか考えていきましょう。
コバエを家庭に寄せ付けないためには、まずは網戸を利用してみてはどうでしょうか。しかし2mm程の小さなコバエは網目から侵入してきます。網目から入ってこないようになるべく網目の細かいものにしましょう。
また、網戸を設置していない窓やドアはできるだけ長時間、開けっ放しにしないことが大切です。適度な空気の入れ替えなどは必要ですが、コバエに限らず虫が家庭内に侵入する原因となります。網戸を設置していない窓などを開けるときにはコバエなどの侵入を防ぐため、殺虫剤を設置をするのもいいかもしれません。
そして、窓やドアを開けるときには照明を暗くするか、防虫用蛍光灯などに変えるといいでしょう。コバエは建物の明かりや熱、ニオイに引き寄せられながら飛んできますので、こういった対策をすることでコバエの侵入経路をふさぐことができます。
まとめ
コバエを寄せ付けないための対策や、毎日こまめにコバエの発生源である場所の掃除などをすることで、コバエから嫌な思いをしなくて済むと思います。みなさんの家庭にはコバエの発生源がどこにあるのか、特定してコバエのいない気持ちのいい毎日が送れるといいですね。
対策をしてもなかなかコバエの被害で不安に思っていることがある方は衛生害虫駆除のプロに依頼、相談するのもいいのではないでしょうか。知識があり経験豊富な衛生害虫駆除のプロに依頼、相談することであなたが心配に思っていることがなくなると思います。
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