洗濯物に虫が寄ってくるのを防ぐにはどうしたらいい？干し方のコツも

洗濯物の虫は見つけてしまうと本当にいやな思いになりますよね。

せっかく洗濯して綺麗になっても、虫のフンやにおい、場合によっては卵を産み付けられ汚されてしまうこともあります。

このうんざりする洗濯物の虫を寄せ付けない方法を今回はお伝えします。
これから虫が増えてくる時期なので、ぜひ参考にしていただければと思います。

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洗濯物に寄ってくる虫の種類は？

洗濯物につく虫の主な種類は以下です。

ハチ
刺されると危険です。洗濯物にフンを残していくことがあります。
カメムシ　
刺されることはありませんが臭いが強烈です。ハチ同様、洗濯物にフンを残していくことがあります。
ダニ
人によってはアレルギーを引き起こしますし、噛みつかれることもあります。
ゴキブリ
いろいろな菌を持っていますので、洗濯物に菌がつきます。
蛾
洗濯物に卵を産み付けていくことがあります。

虫による洗濯物被害とは

洗濯物につく虫による被害は主に以下の3つです。

においを付けられる

とくに強烈なにおいなのはカメムシです。カメムシの臭いがつくと、何回か洗濯しないとなかなか取れないので厄介です。

卵を産み付けられる　

虫によっては洗濯物に卵を産み付けていくものもいます。卵が産み付けられていたことに気づかず、洗濯物をしまってしまうと、タンスの中で孵化することがあります。洗濯物を取り入れる前に発見するのが一番ですが、タンスの中に防虫剤をいれておくことも効果的です。

家の中に入り込む

洗濯物について一緒に入ってきたり、隙間から入ってきたりします。
虫は基本的に光に集まる習性がありますので、家の明かりに惹かれて寄ってきます。洗濯物を干す際の窓の開け閉めで入ってくることも多いです。

カメムシが部屋に入ってきたら、掃除機で吸いこむのはやめましょう。カメムシが危険を察知してにおいを出し、部屋中に悪臭が漂います。

虫被害に遭わないための洗濯物の干し方

洗濯物に虫がつかないようにする手っ取り早い方法は部屋干しすることです。ただ洗濯物の乾きが悪くなるので、薄手のものや子供服だけ部屋干しにするのも良いかと思います。
それでも洗濯物はやっぱり外で日光に当てて乾かしたほうが気持ちいいですよね。
外で干す際に虫が寄り付きにくくする方法はいくつかあります。

強い香りの柔軟剤は使わない

柔軟剤の良いにおいは虫も好んでやってきます。とくに柑橘系のフルーツっぽいにおいの柔軟剤は虫を寄せ付けることがあるので気を付けましょう。

白いものに注意

虫は白く明るい場所やものを好みます。家の壁が白い場合は寄ってきやすいので防虫剤を多くするなど工夫が必要です。シャツやタオルなど白い洗濯物は内側に干すことで、虫の目にとまりにくくなります。
　

暗くなる前に取り込みましょう

家の中の電気がついていると光に虫が寄ってきます。ベランダに虫が集まる前に明るいうちに洗濯物は取り込んだほうが良いです。

洗濯物に寄って来るとくに厄介な虫は刺される危険のあるハチと、強烈なにおいのカメムシです。この2種類の虫にとくに効果的な方法がありますのでお伝えします。

ハチ対策　

ハチはにおいに敏感ですので、そばに甘いにおいのする植物を置かないようにしましょう。花の香りのする柔軟剤や赤ちゃんのいるご家庭ではミルクのにおいにも寄ってくるので気を付けましょう。定期的に近くの網戸やベランダの手すりにハチよけスプレーをかけておくことも効果的です。

カメムシ対策　

カメムシはミントやハッカ系のハーブを嫌いますので置いておくと寄ってきにくくなります。日本ハッカやサントリナというハーブは虫よけによく使われていますのでおすすめです。反対にせり科（人参やパセリ）やマメ科（枝豆やスイートピー）の植物を好むのでベランダに置くのは避けましょう。

虫対策に役立つアイテム

洗濯物の虫対策に役立つアイテムもいくつかあります。ここでは、その中でもおすすめのグッズをタイプごとに紹介していきので、ぜひ参考にしてください。

物干し竿に吊るすタイプの防虫剤

吊るすだけで虫対策ができますのでどなたでも簡単に対策ができます。ただし、対象となる虫以外には効果がないこともあるので、きちんと確認してから購入しましょう。カメムシ対策にはカメムシ専用の防虫剤もありますので、とくにカメムシでお困りの場合は使用してみてください。また、より高い効果を得るためには、このあとご紹介するほかのグッズと組み合わせるといいでしょう。

カメムシ いやよ

その名のとおり、カメムシ用の吊るす防虫剤です。使用している状況にもよりますが、その効果はおよそ２ヶ月とされています。使用時は1ｍ間隔で吊るして使用します。

防虫効果のあるスプレー

虫が気になる場所に吹きかけて使用する、スプレータイプの防虫剤もあります。こちらも吹きかけるだけなので、簡単に対策することができます。

カメムシキンチョール

こちらはカメムシに吹きかけて駆除することができるだけでなく、気になるところに吹きかけることで侵入を予防することもできるスプレーです。このスプレーに含まれる成分によって、カメムシのいやなにおいがいい香りに変えるという特徴を持っています。

虫こないアース　玄関灯・外壁に

外壁、玄関、ベランダなどに吹きかけることによって、虫を寄せ付けなくするスプレーです。ハチ、カメムシのほか、蛾や羽アリなどさまざまな虫に効果があるとされています。

木酢液を使用する

木酢液は、木炭を作る際に発生する独特なにおいのする液体のことです。いろいろな用途に使用されますが、そのうちのひとつに虫よけがあります。木酢液を虫よけに使用する際は、水で薄め、散布したりペットボトルやバケツにいれて使用するのが一般的です。どれくらい薄めるかは、製品ごとに説明を読んで確認しましょう。

トヨチュー 備長炭 木酢原液

日本木酢液協会に認定されている、純度の高い木酢液です。虫よけとして使用する際は、２～5倍に薄めて使用します。

防虫ネットを使う

防虫ネットで洗濯物をカバーすることにより、虫が直接つくのを防ぐことが可能です。ただし洗濯物用の防虫ネットはあまりないので、防虫ネットをDIYするか、蚊帳のようなもので物干し竿を覆ってしまうという方法になります。

蚊帳 かや 6畳用

場合にもよりますが、洗濯物を蚊帳で物干し竿ごと覆ってしまうには、大きなサイズの蚊帳が必要です。こちらは特大サイズの蚊帳になりますので、物干し竿のサイズにもよりますが、だいたいのものならすっぽりと覆うことができるでしょう。

サンルームを作る

虫対策アイテムとはいえないかもしれませんが、一軒家のご家庭にはおすすめの方法です。
サンルームとは、日光が当たるように作られた全面ガラス張りの部屋のことです。室内に洗濯物を干しても外に干すのと同様に日の光を当てることができるため、生乾きの心配もありません。

そして虫よけのみならず、花粉対策、急な雨や梅雨の時期でも気にせず干せるので大変便利です。

まとめ

以上厄介な洗濯物の虫を寄せ付けないようにする方法お伝えしました。これからの時期虫が多くなってきますので、はやめに防虫剤など準備しておくと良いかと思います。

今回お伝えしたようなベランダによく出る身近な虫は方法さえわかれば簡単に対処できますが、大きなハチやあまり見かけない変わった虫を下手に対処すると毒があったりして危険な場合もありますので気を付けましょう。

虫の駆除でお困りの場合は一度害虫駆除のプロに相談してみましょう。きっとすぐに解決してくれるはずです。

この記事の監修者　ナカザワ氏について

この記事の監修者

ナカザワ氏　NPC 総合害虫駆除

監修ジャンル：害獣　害虫

神奈川県・東京都を中心とした総合害虫駆除サービスを運営。防除作業監督者（防第14721号）の国家資格を有し、アリ、ゴキブリ、ダニ、ハエ、トコジラミ、ハチやコウモリなど幅広い害虫や害獣にも対応。

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