ナメクジの卵の駆除方法!孵化する前に駆除して植物を守る

2021.5.18

ナメクジの卵の駆除方法!孵化する前に駆除して植物を守る

ジメジメした時期になると、どこからともなく現れるナメクジ。見た目が気持ち悪いだけでなく、お庭の植物を食い荒らしてしまうこともあるので、お困りの方も多いですよね。

お庭でナメクジが発生した場合、もしかすると卵を産んで繁殖してしまうかもしれません。放っておくと、どんどんナメクジが増えてしまうことも…….

そこで今回はナメクジの卵について、駆除方法や予防策をご紹介したいと思います。ナメクジにお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

知られざるナメクジの生態

まずはナメクジの生態について詳しく説明していきます。種類や繁殖力など、今まで知らなかったことを明確にしていきましょう。

ナメクジの種類

一口にナメクジといってもその種類は多く、成長するにつれて外見も変化していくため、見分けることはなかなか難しいようです。
数多く存在するナメクジのなかでも、日本でよくみかけるナメクジ3種をご紹介します。

【ナメクジ】
日本の在来種と考えられているナメクジです。体長は1cm程度で、背中に2、3本の黒い線があるのが特徴です。

【チャコウラナメクジ】
イベリア半島原産の外来種になります。体長は7センチ程度であり、こちらも背中に2、3本の黒い線があることが多いです。
黄色っぽい体の色をしており、人家周辺でみかけるナメクジのほとんどは、このチャコウラナメクジといわれています。

【ノハラナメクジ】
こちらも外来種のナメクジです。体長は大きくても5cm程度で、基本的に体の色は灰色がかった茶色をしています。
背中には目立った模様はありませんが、黒い触覚をもっているのが特徴です。

ナメクジの寿命

ナメクジの寿命は平均して2~3年だといわれています。種類によっては5年生きることもあるようです。

繁殖・卵の数と大きさ

ナメクジは雄雌同体の生き物であるため、交尾をすれば雄、雌どちらも産卵することが可能です。
ナメクジの卵は1ミリ程度の大きさで、半透明なビーズのような外見をしています。
一度の産卵で20~60個程度の卵を産むことができ、一生では200個ほどにものぼるようです。

繁殖時期は冬~春であり、産んだ卵は1~2カ月で孵化します。
そのため、春先から梅雨の時期によくナメクジをみかけるのでしょう。
産卵する場所として、植木鉢や枯れ葉の裏などのジメジメした場所を好む傾向があります。

かたつむりとの違い

「ナメクジとかたつむりってなんだか似てない?」そう思う方も多いでしょう。
実はナメクジもかたつむりも、元々は巻貝の一種であり、ナメクジはかたつむりの殻が退化したものといわれています。

しかし似ているとはいえ別の生き物なので、かたつむりの殻をとったからといってナメクジになることはありません。
なおかたつむりはヤドカリなどとは違い殻と体がつながっているので、殻をとってしまうと死んでしまいます。

ナメクジが及ぼす影響とは

ナメクジは雑食のため、草花・野菜・果物などなんでも食べてしまいます。
とくにナメクジはバラやアジサイ、アサガオなどの植物を好むので、庭に植えている場合は注意が必要です。

新芽部分を食べられてしまうと、植物の成長にも影響が出てしまいます。
せっかく植えた植物が台無しになってしまうこともあるので、ナメクジやナメクジの卵をみつけた場合はしっかりと対策をしましょう。

ナメクジの卵がよくある場所

みかけたことがある方も多いと思いますが、ナメクジが這ったあとは白く光る筋のようなものが残ります。
この筋をたどっていくと、ナメクジが卵を産んで繁殖している場所を特定できる可能性があります。

先ほども少し説明しましたが、ナメクジは植木鉢の下や枯れ葉の下などの暗くてジメジメした場所に卵を産みつけることが多いです。
怪しい場所を徹底的に調べて、ナメクジの卵を駆除しましょう。

しかしナメクジの卵は非常に小さく、基本的には人目のつかないところに産むため、発見するのは簡単ではありません。
もしナメクジの卵をみつけることができない場合は、ナメクジ駆除のできる業者に依頼するのも有効な手段でしょう。

      ナメクジの卵がよくある場所

ナメクジの卵を駆除する方法

では、ナメクジの卵を発見できた場合どのように駆除すればよいのでしょうか。
ナメクジは一か所にまとめて卵を産むので、周辺の土ごとスコップですくってビニール袋に入れるなどして捨てましょう。
もしコンクリートの上などに産みつけている場合は、ホウキで掃きとってもよいでしょう。

またナメクジの卵は熱湯に弱いため、熱湯がかかっても問題のない場所であれば、熱湯を使って駆除することもできます。

      ナメクジの卵を駆除する方法

ナメクジから植物を守るためには

ナメクジから大切な植物を守るためには、しっかり予防をすることが大切です。
以下のものがナメクジの予防に効果があるといわれているので、ぜひ参考にしてみてください。

【コーヒーかす】
ナメクジはコーヒーに含まれるカフェインを嫌う傾向があるため、忌避効果が期待できます。
植木鉢の近くなど、ナメクジが発生する場所にコーヒーかすを置いておけば、ナメクジの発生を予防することが可能です。

【竹酢液・木酢液】
竹酢液・木酢液もナメクジの忌避効果があります。
ホームセンターなどで気軽に購入することができるので、おすすめです。
使用方法は竹酢液・木酢液を水で薄めたものをスプレーボトルに入れ、ナメクジの発生する場所に散布します。

【椿油粕】
椿油粕には、ナメクジやミミズなどを硬化させる成分が含まれます。
椿油粕を土に混ぜ込むことで効果を発揮しますが、ミミズは土壌を改善する生き物ともいわれているので、ナメクジを駆除する目的があるときだけ使うのがいいでしょう。

ナメクジの予防にはこのようなものが有効です。しっかり予防をして、ナメクジに卵を産ませないようにしましょう。
またナメクジをみつけた場合は、一匹だからといって放っておかずに駆除することが大切です。

      ナメクジから植物を守るためには

まとめ

ナメクジの卵は人目のつかない植木鉢の裏や、枯れ葉の裏などにあることが多いです。
非常に小さいため、みつけることは簡単ではありませんが、もしみつけた場合は今回の記事を参考にして、しっかり駆除しましょう。

またナメクジから大切な植物を守るためには、予防をすることが大切です。
コーヒーかすなど身近なもので対策することができるので、ナメクジにお困りの際はぜひ試してみてください。

また、ナメクジの卵がみつからない場合やご自身での駆除が難しい場合は、ナメクジ駆除ができる業者に頼んでみてはいかがでしょうか。

この記事の監修者 ナカザワ氏について

この記事の監修者
ナカザワ氏 NPC 総合害虫駆除
監修ジャンル:害獣 害虫
神奈川県・東京都を中心とした総合害虫駆除サービスを運営。防除作業監督者(防第14721号)の国家資格を有し、アリ、ゴキブリ、ダニ、ハエ、トコジラミ、ハチやコウモリなど幅広い害虫や害獣にも対応。

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