台所などで食べ物を出しっぱなしにしたり生ごみを放置したりすると、そこにハエの幼虫「ウジ」が発生することがあります。ウジは小さいうえにいつのまにか発生しているため、成虫であるハエに成長するまで気づかれないこともあるようです。
そんなウジですが、いったいいつのまに発生し、増えているのでしょうか。ウジは飛ばず動きも遅いですが、ハエになってしまうとブンブン飛んでわずらわしいうえに、不衛生です。
ハエの大量発生につなげないためにも、ウジのうちにしっかり駆除しておきましょう。
目次
ハエの幼虫!ウジの生態
ウジとは、ひとことでいえばハエの幼虫です。ハエのように羽がなければ、足もなく、頭も見た感じは存在しません。見た目は白い体に付属物がない状態で、頭部に当たる部分がとがっているのが特徴です。
ウジやウジの仲間は、森林土壌や水中、陸上などさまざまな環境に生息しますが、身近な生息地は動物の死がいや糞、腐った食べ物などです。
身近に不衛生な環境があれば、ウジはすぐにあらわれます。
ハエがもたらす健康被害
ハエの幼虫、ウジは成長するとハエになります。ハエの多くは病原菌を持っていることがあり、病原菌を持ったハエが人間の食べ物に接触、その接触した食べ物を人間が食べてしまうことで、病気になってしまう可能性があります。
また、ハエは餌の豊富な場所や、餌自体に直接産卵する傾向があります。そのため、ハエが多くいる場所で食事をすると、食べ物とともに卵や幼虫を誤飲してしまうことも考えられます。
こういった被害を避けるためにも、日ごろからのウジ退治や清潔を保つための掃除は欠かせません。
ウジは益虫としての一面も
ハエの幼虫であるウジは、見た目の不快さやハエの悪い印象から「悪」のイメージがとても強いです。そのイメージは間違ってはいないのですが、実はウジは、人間の役に立てる益虫の面も持っているのです。
ウジが人間に与えるよい影響とは、いったいどんなことなのでしょうか。
人間の傷を治療する
ウジはたいてい汚い場所で繁殖しますが、人間の傷口がウジの発生場所となることがあるのです。傷口の中に侵入できる余地ができていたり、不衛生な傷口をキープしていると、ウジはそこを寝床、食糧庫として住みはじめます。
その行為はとても不快感を覚えるものですが、傷口に寄生したウジが膿(うみ)や腐敗した部分を食べることにより、人間の傷口が清潔になり傷の状態がよくなるといったメリットがあります。
しかし、いくら傷を治すからといっても、知識のない実験や使用、治療はおこなわないようにしましょう。
一体どこ?ハエの繁殖場所
身近でハエの幼虫が繁殖する場所といえば、不衛生な水回りや生ごみの中、または放置された動物の糞・死がいなどです。
ハエは、食糧が確保できて住処としても最適な場所を繁殖場所として選びます。人間でいえば「汚い・臭い・気持ち悪い」といった場所に卵を産み付けることが多いので、ウジを見かけたときは家の中に汚れたところがないか注意してみましょう。
逆をいえば、ウジが湧くということはそこが「ハエが繁殖しやすい環境」となっているということです。もしハエやウジを見つけた場合は、駆除と同時に徹底した掃除をおこなうことが必要です。
ハエの幼虫を駆除する方法
ハエの幼虫、ウジは害虫であると同時に、人間の傷口を清潔にしてくれる益虫としての面があるので、一概にウジは悪いやつだとはいえません。
しかし、ウジの不潔な印象と、成虫のハエになれば害しか与えないといった点から、生かしておくメリットが少ないのです。
ウジを見つけたら成長して繁殖する前に駆除してしまいましょう。ウジを駆除する方法は、以下のように実践してみてください。
熱湯を使う
ウジは生ごみを捨てる三角コーナーや、汚れが蓄積しやすい水回りなどに発生しやすいです。水回りで発生したウジを簡単に退治するためには、ウジが持つ熱変性を利用し、熱湯を使って駆除します。
熱湯は水回りだと用意しやすいので、すぐ手軽に実践できる駆除方法です。
殺虫剤を使う
熱湯だけだと心配という方は、ウジに効果がある殺虫剤を使いましょう。
部屋中を全体的に駆除したい場合はくん煙式の殺虫剤、一部を狙って駆除する場合はスプレー式の殺虫剤など、状況に応じて殺虫剤を使い分け、ウジを駆除していきます。
洗剤や漂白剤などを使う
殺虫剤が手元にない場合は、ウジの殺虫成分が含まれている食器用洗剤や漂白剤を使うこともおすすめです。
即死効果は期待できませんが、水で薄めれば広範囲にわたってウジを駆除できます。突然ウジが発生して、家に殺虫剤の用意がない場合はこの方法で駆除してみましょう。
ウジの数が多い場合は業者へ依頼
ウジの数が多い場合は一度の駆除で仕留めきれない場合があります。その場合は1匹ずつ駆除していっても根本的な解決にならないので、害虫の発生源を調査、そして駆除をおこなってくれる業者へ依頼しましょう。
二度とウジを発生させない家を作るためにも、業者へ依頼するのはひとつの駆除手段です。
まとめ
ハエの幼虫、ウジについてご紹介してきましたがいかがでしょうか?
ウジは害虫であると同時に、古くから傷の治療にも使われる益虫である面も持ち合わせています。ですが、益虫であるといってもウジ自体は人間に不快感を与えるだけでなく、成長したハエは人間に健康被害をおよぼす可能性が高くなります。
現在では、ウジを生かすメリットを感じる機会はほとんどないので、見つけたらハエに成長しないうちに駆除してしまいましょう。
ウジの数があまりにも多い場合は、個人での駆除がむずかしいかもしれません。その場合は無理をせず、害虫駆除のプロである業者に遠慮なく依頼してみてください。
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