カメムシの活動時期はいつごろ?臭い対策や撃退方法など!

2021.4.30

カメムシの活動時期はいつごろ?臭い対策や撃退方法など!

カメムシを誤って刺激してしまうと、悪臭を放ち臭いがとれなくなって本当に困りますよね。被害を避けるためには、カメムシの発生時期などを知る必要があります。実は私たちが思っている以上に、カメムシの仲間はたくさんいるのです。身近で見かけるけれど、意外とよく知らないカメムシについて紹介していきます。

実は多い!カメムシの種類

カメムシという標準和名を持つ虫は存在しておらず、カメムシ目あるいはカメムシ亜目に属する陸生昆虫のことをいうようです。この広い範囲に入る昆虫にはアメンボやセミ、アブラムシなども含まれています。一般にカメムシと呼ばれる身近なものだけでも30種類近く存在しています。中でも特に身近なものにはクサギカメムシやマルカメムシ、青カメムシなどがいます。

クサギカメムシは草食性で茎などから養分を吸っています。成虫になると果実からも養分を吸うようになります。農業害虫としても知られていて、ミカンやモモ・ナシ・リンゴなど多くの果実から養分を吸っています。養分を吸われた果実は生育に影響が出ることもあり、デコボコに育ってしまったり腐りやすくなってしまったりします。

カメムシの中にはサシガメのような肉食性の種類も存在しており、感染症も媒介するようです。しかし日本には人を刺すようなカメムシは生息していないようなので安心してください。

次の章ではカメムシの発生時期と理由についてみていきます。
      実は多い!カメムシの種類

カメムシが発生する時期とは

カメムシは4月から6月ごろに交尾を行い、7月ごろになると新しい成虫が活動を始めるようです。秋の中頃になると越冬の準備をするために屋根裏などに入り込みます。そして春が近くなると隠れていたカメムシたちが出てきます。

つまり家でのカメムシの発生時期は秋の終わりと春の初めごろが多いです。しかし夏場にもカメムシは元気に活動しているため、洗濯ものについて家に侵入してくることもあります。そのため冬以外はカメムシへの対策が必要になるでしょう。
      カメムシが発生する時期とは

カメムシの臭いがついてしまったら

カメムシは危険を感じたときに臭いを発して敵を倒したり、周囲の仲間に知らせたりします。運悪くカメムシの臭いがついてしまった場合、油を使って対処することができます。臭いの元であるトランス-2-ヘキセナールは油に溶けやすく、サラダ油やオリーブオイルでこすったあとに石鹸で洗うことで臭いを落とすことができます。

家具などに臭いがついてしまったときは、その箇所に柑橘系の中性洗剤で拭きとると効果があります。どこについたかわからないときは、部屋中に柑橘系のスプレーをまいておくと1週間ほどで臭いがとれるでしょう。

ただ、衣類や靴などに油を使用すると、シミになってしまう可能性があります。衣類や靴を油で臭いとりをする場合は、お湯で仮洗いをした後に洗剤を使ってもみ洗いをしてください。

カメムシの発生時期には、どうしても駆除しきれず臭いがついてしまうこともあるかもしれません。ここで紹介した方法を覚えておくことで、慌てずに対処することができるでしょう。

カメムシの撃退方法と予防策

カメムシは種類によって発生場所が異なります。そのうえ、すみかである草地や木をなくさなければ発生を繰り返すため、根本的な駆除は難しいです。そのため有効なカメムシ対策とは、カメムシを家の中に入れないようにすることになります。

カメムシが侵入してくるときは、一旦壁や窓などにとまることが多いです。そのため殺虫剤を壁面などにかけておくことで駆除ができます。広範囲には水で薄めるタイプのものが使いやすいのでおすすめです。窓枠やドアの隙間などの一部分に対しては、スプレー式のものが使いやすいでしょう。

洗濯物と一緒にカメムシをとり込まないようにするには、軽く払ってからとり込むようにしてください。カメムシの発生時期には外で干すことを避けるか、忌避剤を洗濯物のそばに設置することで、洗濯物にカメムシがつく数を減らすことができます。

忌避剤には、お酒に唐辛子を漬け込んだものが使えます。タオルなどにスプレーして窓辺にぶら下げておくことで効果を発揮するでしょう。しかし目に染みるなどの影響が人にも現れますので、心配な場合は、市販のものを用いるほうがよいかもしれません。

カメムシが発生してしまったときには、臭いを出させないように対処することが大事です。方法としてはペットボトルの口を当てて、中へと誘導するもの。ガムテープなどで貼り付けて捨ててしまう方法などがあります。

カメムシの発生時期で大量に表れた場合には、ガムテープで貼り付ける方法では対処しきれないかもしれません。そのような場合は、くん煙式の殺虫剤を使ってみましょう。
      カメムシの撃退方法と予防策

まとめ

カメムシの仲間にはアメンボなどの悪臭を放たないものも含まれることがわかりました。一般に知られているカメムシの発生時期は冬を除いたすべての季節です。カメムシは暖かい家屋を利用して越冬するため、春先や晩秋にはよく見かけることになります。

秋の終わりのカメムシ対策をすることで、次の年のカメムシ発生を抑えることができます。秋ごろになったら壁面や窓などに殺虫剤を撒いておくなどして、家に侵入される前にカメムシを退治しましょう。

もし、カメムシが家に侵入してしまった場合は、刺激しないように追い出しましょう。臭いがついてしまったら、油や柑橘系のスプレーを使うことで臭いを落とすことができます。また、ご自身でのカメムシ駆除が難しい場合や、大量発生してしまってお困りの際は害虫駆除のプロにお願いしてみましょう。適切な対処で効果的な駆除を行ってくれますよ。

この記事の監修者 ナカザワ氏について

この記事の監修者
ナカザワ氏 NPC 総合害虫駆除
監修ジャンル:害獣 害虫
神奈川県・東京都を中心とした総合害虫駆除サービスを運営。防除作業監督者(防第14721号)の国家資格を有し、アリ、ゴキブリ、ダニ、ハエ、トコジラミ、ハチやコウモリなど幅広い害虫や害獣にも対応。

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