家の電球を交換したとき電気カバーの中や、小麦粉などの粉類の調味料の中に茶色いゴマみたいな虫をみかけたことはありませんか?
その虫は人体に影響があるのか、そのまま放っておいて大丈夫なのか迷うところですよね。
そもそもこのゴマみたいな虫は一体なにものなのでしょうか。
今回はこの茶色いゴマみたいな虫の正体についてお話したいと思います。
目次
茶色いゴマみたいな虫の正体は「シバンムシ」の可能性が高い
シバンムシとは、カブトムシやカナブンを小さくしたような見た目をしています。飛ぶことは無く、いつのまにか部屋の中に侵入している害虫の一種です。
「ゴマみたいな虫」といえばピンとくる人もいるかもしれませんが、シバンムシはとても小さい虫で、大きく分けて燥木材を食べる種類と、きのこなどの食菌性などを食べる2種類に分けられます。
シバンムシは漢字で「死番虫」と書きます。西洋ではこの虫が古い家具をかじるときに発する「カチカチ」という音が不吉で、死を呼ぶとされており「デス・ウォッチ・ビートル(死時計虫)」と呼ばれていました。明治時代に日本で「死の番人」と訳され、今では「シバンムシ」と言われるようになりました。
日本でもシバンムシを見かけることは多く、最もよくみかけるシバンムシを「タバコシバンムシ」と言います。タバコの葉をエサをとしていることからこのように呼ばれるようになりました。
毒性のあるタバコの葉を食べることからも想像できるように、植物毒に対して耐性が高くゴキブリなどを即死させるような猛毒の植物もエサにしてしまいます。その他にも建材なども食べることから建材害虫としても扱われています。
体の小さな虫なのでわずかな隙間から、いつのまにか侵入してきてしまいその侵入経路を特定することはかなり難しいとされています。シバンムシは畳のいぐさや、人が食べる乾燥植物質のものはどんなものでもエサにしてしまいます。もし畳の上や小麦粉などの中に茶色のゴマみたいな虫がいたら、それはシバンムシの可能性が高いでしょう。
シバンムシが人に与える被害とは
シバンムシ自体に害はなく、人体に影響を与えることはないと言われています。しかしシバンムシの幼虫の天敵である「シバンムシアリガタバチ」が寄生する可能性がありこのハチに刺される、という二次被害が考えられます。
乾燥した食品に発生することが多いことからシバンムシがいることに気付かず、その食品を口にしてしまうとアレルギーを引き起こす原因になることもあります。
子どもに起こるアレルギーのうち20%は、このシバンムシであるというデータもあるくらい、アレルギー対策には欠かせない害虫となっています。
またシバンムシは畳もエサにするので、畳や布類に穴が開いてしまいダメにしてしまうこともあるようです。茶色のゴマみたいな虫が畳にいたら早急に駆除する必要があります。
シバンムシを駆除する方法
ゴマみたいな虫を見つけた場合、アレルギーを引き起こしたり畳を食いあさられないためにも早急に駆除をしましょう。駆除方法をいくつかご紹介しますので参考にしてください。
発生源となるものを捨てる
シバンムシの駆除はまず、原因となるものを排除することが重要です。袋に穴のあいた食品があれば一度すてて、買い直すことをおすすめします。冷蔵庫で保管してあるものやフタがしっかり閉じられているものは割と安全ですが、それ以外の袋入りの食品はシバンムシがいる可能性もあるので、気になる方は新しく買い直した方が良いかもしれません
トラップを仕掛ける
シバンムシが分泌するフェロモンを人工的に発生させて、おびきよせる方法です。この方法は活動している成虫にしか効果を発揮しないので、根本的に駆除をする場合は他の方法と併用して行うことが必要です。ただトラップを部屋ごとに仕掛けることで発生源を見つけることにはつながるでしょう。
くん煙剤を使用する
バルサンのようなドラッグストアで手軽に入手できるくん煙剤で駆除することもできます。しかしこれも活動中の成虫を駆除するだけで、幼虫や卵には効果が見込めません。
商品名
シバンムシを寄せ付けないためにできること
ゴマみたいな虫のシバンムシを寄せ付けないためには、とにかく「エサとなる食材を徹底して管理する」ことです。袋に入った調味料や粉類は冷蔵庫で保管し、ビンや缶類のフタはしっかり閉めましょう。
またシバンムシのエサとなる可能性のある「木の置物」、「お手玉」、「枕」など原料が綿や麻であるものは定期的に掃除をしたり、天日干しをするなどして清潔に保つことが重要です。
住宅へ侵入するシバンムシの侵入経路の大半は、窓のほんの少しの隙間からであることが多いのでサッシに薬品をつけておくと効果的です。
サッシのホコリを取り除き、キレイに掃除をした後液体クリーナーで掃除をしましょう。その後、粉末の駆除剤を撒いておくことでシバンムシの侵入を防ぐことができます。
床の掃除をするときはアルコール製剤を使うことをおすすめします。アルコールは汚れを取り除くだけでなく、アルコールに触れた食材をシバンムシは食べることができなくなるのでシバンムシのエサを減らすことにつながります。
まとめ
殺虫剤などでシバンムシの成虫を駆除することはできても、卵や幼虫を駆除しない限りは繁殖し続けてしまいます。
電気カバーを外したときや、畳の上などでみかけるゴマみたいな虫の正体「シバンムシ」を徹底的に駆除するには素人では難しい場合があります。畳の中にシバンムシが生息していた場合、畳を熱処理して駆除することが有効ですがこの方法も素人ではなかなかできません。
小さなお子様のいる家庭なら、お子様がアレルギーを引き起こしてしまう前に衛生害虫駆除のプロに徹底的に駆除してもらうことをおすすめします。
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