「本を読もうと手に取ったら中から虫が出てきた」という経験をしたことがある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。本の中から虫が出てきたというだけで嫌な気分になってしまいますよね。
では、本から出てきた虫はなんという虫なのでしょうか。実は、本につく虫はいくつか種類がいます。今回はその本につく虫の正体や駆除方法、発生させないための予防策について紹介していきたいと思います。
目次
本にいる虫の正体とは?
本から出てくることがある虫は主に以下の3種類になります。本につく虫ではありますが、本を主食にすることはめったにないそうです。
シミ
漢字で書くと「紙魚」となります。1cm程度の銀色の虫で、本の装丁に使用しているのりなどを食べます。夜行性で暗いところに向かう習性があり、動きが素早いのが特徴です。外見はゴキブリよりも見た目が嫌だという人もいますが、人畜無害な生き物です。
寿命が7~8年ほどであると言われており、10か月~1年ほど食事をしなくても生き延びたという記録もあるそうです。生息する環境としては70%以上の湿度かつ、21℃以上の気温を好むとされています。
チャタテムシ
漢字で書くと「茶立虫」となります。1mm以下の小さな虫で、ダニやノミにそっくりな見た目をしていますが、人間の血を吸うといったことはありません。チャタテムシはカビなどを食べるほか、お米などにも沸くため発生してしまったらすぐにでも駆除をしたほうがいいでしょう。
シバンムシ
漢字で書くと「死番虫」となります。1mm~3mm程度の大きさで、カブトムシやカナブンを小さくしたような見た目をしています。70%以上の湿度と25℃以上の気温を好み、食品や建造物、書籍などを食害します。
特に小麦粉やパスタなどの穀物を主原料とした食べ物を好み、しっかりと封をしていないとそこから侵入してしまい、大繁殖するおそれがあります。ほかの害虫ならば嫌う唐辛子なども食べてしまうため、大量に発生してしまうと厄介な状況になってしまうでしょう。
シミの駆除方法と予防方法
本につく虫の中では、一番大きなサイズのシミはでんぷん質が大好物です。そのため、ふかしたジャガイモを材料にしたホウ酸団子などを置いておくことで駆除をすることができるでしょう。また、シミはハーブのにおいが苦手で、特にラベンダーを嫌います。
シミが来てほしくない場所に、ラベンダーのアロマオイルをしみこませたものなどを置いておくと寄り付かなくなると言われています。シミは本の装丁についたのりのほかに、ホコリや髪の毛、フケなどを食べます。そのため掃除と換気をしっかりと行い部屋の湿度を下げておくことで、シミが住み着きにくい環境を作ることができるでしょう。
シミ対策に役立つグッズ
上述した内容を踏まえて、シミの対策に役立つグッズをご紹介します。
立石春洋堂 ホウ酸粉末
粉末状のホウ酸で、ジャガイモなどに混ぜてホウ酸団子を作るときに使用します。また、ホウ酸団子を使った対策は、ゴキブリにも有効な方法となります。
バポナ 天然ハーブの虫よけパール アロマラベンダー
ハーブの成分が配合された忌避剤です。こちらはとくにシミが嫌がる、ラベンダーの香りがするタイプとなります。
チャタテムシの駆除方法と予防方法
チャタテムシはとても小さいため、殺虫成分に弱くくん煙剤といった部屋全体に効果がある殺虫剤を使用すると全滅させることができるでしょう。本につく虫の中では一番小さいため、くん煙剤を使用しないとなると駆除は難しいでしょう。ですので、くん煙剤を使用することをおすすめします。
チャタテムシは本を食料にすることもありますが、カビを主食としているためカビを少なくしてしまえば住み着きづらくなるでしょう。また、湿度が60%以下になると繁殖をすることができなくなると言われているため、湿度を下げることが予防につながります。
チャタテムシ対策に役立つグッズ
チャタテムシの対策として使用できるグッズのうち、おすすめのものをご紹介します。
バルサンいや~な虫
6-10畳用のくん煙剤です。シバンムシにも効果があるため、こちらを使用することで同時に駆除をおこなうことができます。
キルノックG
こちらはスプレータイプの殺虫剤です。くん煙剤の使用が難しい場合は、このようなスプレータイプのものを使用して駆除するのがいいでしょう。また、予防効果もあります。
シバンムシの駆除方法と予防方法
本につく虫の中で一番駆除が大変になると予想されるのがこのシバンムシです。発生源となるものが多く、食品の中で大量に発生するためくん煙剤や殺虫剤が使いづらいためです。天然素材であれば、食べられないものがないと言ってもいいほどなんでも食べてしまうため、発生源の特定も非常に困難です。
駆除をするにはひとつひとつシバンムシが発生していないか調べていき、特定したシバンムシの巣窟となっているものを処分して、周囲を掃除しましょう。もし畳に発生している場合は、個人の力で駆除をすることが非常に難しいため、畳屋か害虫駆除業者へ依頼することをおすすめします。
シバンムシの駆除には大変な労力がかかってしまうため、予防を徹底的におこなうことをおすすめします。シバンムシの発生源となりやすい食料品は早めに使い切る、保存の際は密封する、冷蔵庫に保存といったことを心がけるとシバンムシの発生を抑えることができるでしょう。
シバンムシ対策に役立つグッズ
シバンムシの対策には、チャタテムシの対策でご紹介したグッズをそのまま使用することもできます。しかし、上述したように食品を取り扱う場所で発生することが多いので、そのような場所でも使用しやすいグッズをご紹介します。
タバコシバンムシを誘引する成分が入っている、専用のトラップです。こちらは設置するだけのグッズになるため、キッチンなどでも使用できます。
キッチン虫スプレー
天然成分で作られた、スプレータイプの殺虫剤です。食器や食品に直接かけることは避けたほうがいいですが、ほかの殺虫剤に比べると安全性が高くなります。
まとめ
本から出てくる虫は主にシミ、チャタテムシ、シバンムシの3種類います。本につく虫ではありますが、積極的に本を食べるわけではなく、本も食べるといったほうがいいでしょう。
どの虫も高温多湿な環境を好むため、湿度を下げることである程度の予防ができるほか、食料となるものを排除することで住み着く可能性を減らすことができるでしょう。
万が一大量に発生してしまい、ご自身で解決するのが難しい場合は衛生害虫駆除の業者へ依頼をすることをおすすめします。発生源を突き止めることや、再発を防止するためのお手伝いをしてくれることでしょう。
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