冬でもダニに刺されることがある?考えられる発生原因と対策方法とは

2021.4.30

冬でもダニに刺されることがある?考えられる発生原因と対策方法とは

いつどこでやられたかわからないけれど、気がついたら虫に刺されていた、という経験はありませんか。このような被害をよく起こす害虫としてダニがいます。

ダニは私たちにとって身近に感じる虫ですが、湿気や暖かさを好むというイメージから冬にはあまり発生しないと思っていませんか?
たしかに、夏場はダニに注意が必要な季節です。しかし、冬場でも条件が整えば、ダニは発生してしまいます。

今回はそんな冬場のダニの発生原因と対策についてまとめました。本格的な冬が到来する前に確認しておきましょう。

寒い時期でもダニには注意が必要?

冬は虫とは無縁のイメージがありますが、寒い冬でもダニは存在します。
乾燥した時期、ついついやってしまうのが、加湿器の多用です。加湿器は肌やのどの乾燥を防ぐのに便利ですが、多湿を好むダニにとっては住みやすい環境を作る原因にもなります。

ダニは湿度が55パーセント以上になると活動が活発になっていきます。では、湿度を55パーセント以下に保てば発生が抑えられるのかというとそういうわけではありません。人間は寝ている時にコップ1杯分ほどの汗をかきます。布団は汗を吸収しやすく、湿気を保ちやすいため、湿度計に表示されている数値以上の湿気があります。

そのため、寝るときに加湿器をつけっぱなしにするのであれば、起きたらすぐに窓を開けて換気をするなどして、きれいな空気を部屋に送り込むようにしましょう。

冬場に発生するダニ

ダニにも種類があり、夏場だけに発生するダニもいれば、1年中発生するダニもいます。

冬に姿を見かけるダニに「ヒョウヒダニ」という種類のものがいます。ヒョウヒダニは「チリダニ」と呼ばれることもあります。ヒョウヒダニはベッドやソファ、カーペットなどの生活家具などに存在し、その糞や死骸がアレルギーの原因になります。特に人間の汗やフケなどをエサにしているため、寝室によく発生します。

また、最近の温暖化の影響で本来なら冬に生きながらえることのできない種が存在する場合があります。
それが「コナダニ」というダニです。普通は梅雨の時期や秋口にかけて高温多湿を好み生息していますが、冬にも存在することがあります。コナダニの嫌なところは食品に発生してしまうところです。米びつや砂糖の中に発生してしまうので、とても不快です。

さらに「ツメダニ」という種も冬に発生することがあります。このツメダニはヒョウヒダニやコナダニを捕食してしまいます。そうなると冬でもダニの食物連鎖が起こり、どんどんダニが増えていくため非常にやっかいです。
      冬場に発生するダニ

冬場にダニが発生する原因

ダニは季節に関係なく3つの条件がそろってしまうと繁殖します。その条件とは、「20度以上の暖かい温度」「70パーセント以上の湿度」「豊富なエサ」です。
冬にダニが発生する原因には、前述の加湿器の他に冬が乾燥時期であることが関係しています。冬場は乾燥時期なので皮膚がカサカサしてそれがこぼれ落ちたり、頭皮が乾燥しがちでフケが出たりします。これがダニにとってはエサになるのです。

また、ダニがよく発生する場所としてベッドが挙げられます。ベッドは毎晩人の体温で暖められ、寝汗で湿気が発生し、アカやフケも体から落ちるので冬でもダニが発生しやすい環境です。
      冬場にダニが発生する原因

冬場のダニ対策

ここまで冬場のダニの発生原因について触れてきましたが、最も気になるのは冬場のダニ対策ではないでしょうか。
冬のダニ対策は夏に比べると簡単にできます。

換気でダニを弱らせる

ダニは70パーセント以上の高湿度な環境を好みます。しかし、湿度が低くなると瑞々しいダニの皮膚が次第にシワシワと枯れていき活動量が減っていきます。ダニが卵から生まれる確率も減るので、湿度を下げるだけでダニ退治効果が見込めます。
冬場の最低湿度は20~30パーセントと、とても乾燥しています。特に正午から夕方にかけて乾燥しているので、この時間帯に換気をおこなうとダニを弱らせることが期待できます。

掃除をきちんとする

きちんと掃除をすることもダニ対策として大切です。
冬はあまり寝汗をかかないからシーツの交換が疎かになりがちですが、肌や角質で汚れやすいこともあるので少なくとも週に1度はシーツを交換しましょう。

また、掃除機でベッド周りやカーペット、ソファなどをきれいに掃除しましょう。ゴミを取るだけでなく、ダニの死骸や糞を取り除くためでもあります。特に糞にはダニアレルゲンと呼ばれるアレルギー症状を引き起こすものが含まれているので、念入りに掃除をしておきましょう。
      冬場のダニ対策

まとめ

冬でもダニは発生します。
夏場に比べると被害は少ないかもしれませんが、それでもアレルギーなどを引き起こす可能性は十分にあります。
日頃の空気の入れ替えや換気、掃除をこまめに行いダニとは無縁の生活を送りましょう。

この記事の監修者 ナカザワ氏について

この記事の監修者
ナカザワ氏 NPC 総合害虫駆除
監修ジャンル:害獣 害虫
神奈川県・東京都を中心とした総合害虫駆除サービスを運営。防除作業監督者(防第14721号)の国家資格を有し、アリ、ゴキブリ、ダニ、ハエ、トコジラミ、ハチやコウモリなど幅広い害虫や害獣にも対応。

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