家に出たゴキブリの種類が一発でわかる!見た目と特徴を徹底解説

2023.9.11

家に出たゴキブリの種類が一発でわかる!見た目と特徴を徹底解説

※この記事にはゴキブリの実物写真が含まれます。

「おそらくゴキブリが家に出たんだけど、なんというゴキブリの種類なんだろう?」

家に出た虫がなんとなくゴキブリとわかっていても、見慣れない見た目をしていると「どんなゴキブリなんだろう?」とちょっと不安になりますよね。

この記事では、見た目だけではなく習性や見分けるための特徴も紹介しているため、あなたの家に出たゴキブリの正体をはっきりさせられます。

また、ゴキブリは種類によって対策のコツが変わるため、二度とゴキブリを出さないためにも種類の見分け方を知っておくのは大事です。

記事では下記の順番でゴキブリの種類に合わせた自力での対策方法まで解説しているため、ゴキブリへの不安を一掃できるはずですよ!

  • あなたの家に出るゴキブリの種類
  • どの種類のゴキブリでも発生する被害
  • ゴキブリの自力対策方法
  • ゴキブリに関するFAQ

気になるところだけでも目を通して、ゴキブリの心配をなくしてしまいましょう!

  • 【監修者プロフィール】

    毎熊日出幸

    株式会社エム・トレード / 代表取締役

    20代前半に、厨房機器の販売設計施工に従事。

    飲食店・工場等の衛生管理や営業・施工・管理のノウハウを得るとともに、店舗の設計図作成や各店舗に合わせたオーダーメイドの厨房機器の設置など、建築技術・衛生管理の奥深さを知る。
    厨房機器を設置後、害虫・害獣による機械トラブルが頻繁に起こるようになったことがきっかけで、環境改善システムを構築。

    そこで培った建築技術・ペストコントロール技術は、現在の害虫駆除・害獣駆除業において他業者との大きな差別化に繋がっており、自社独自の技術構築に繋がっている。

あなたの家に出るゴキブリの種類

日本の屋内によく出るゴキブリの種類は4種類です。

  • 一般家庭でポピュラーな「クロゴキブリ」
  • 飲食店など店舗によく出る「チャバネゴキブリ」
  • クロゴキブリに似ている「ヤマトゴキブリ」
  • 沖縄に多い「ワモンゴキブリ」

ちなみにゴキブリの種類全体で考えると、世界に約3,500~4,000種おり、日本にはそのうち約60種がいます。

ただ、日本人の生活圏内でよく遭遇するゴキブリはやはり上記の4種類がほとんどのため、まずはこの4種類の特徴を覚えておけばOKです。

最初に、屋内によく出るゴキブリ4種類について簡単にまとめた一覧表と分布図をご覧ください。

名前 成虫の見た目 特徴
クロゴキブリ クロゴキブリ 成虫
  • 黒っぽくてつやつやしている
  • 大きさはおおむね3cm以上
  • 一般住宅で見かけるのは大体クロゴキブリ
チャバネゴキブリ チャバネゴキブリ 成虫
  • 薄い茶褐色
  • 大きさはおおむね1~1.5cm
  • 飲食店や店舗によく出る
ヤマトゴキブリ ヤマトゴキブリ 成虫
  • オスはクロゴキブリと見た目が似ているけどつやがない
  • 大きさはおおむね2~3cm
  • メスは黒っぽくて羽が短い
  • 中部から関東、東北にかけて見つかることが多い
ワモンゴキブリ ワモンゴキブリ 成虫
  • 褐色で頭の方に黄色っぽいリング状の模様がある
  • 大きさはおおむね3.5~4cm以上と大きい
  • 主に沖縄や九州南部にいる

この中でもとくに多いのが、クロゴキブリとチャバネゴキブリです。

名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

一方、ヤマトゴキブリとワモンゴキブリにはやや分布地域が偏っています。

そこで、次に4種類のゴキブリの日本での分布をおおまかに示した図をご覧ください。

【4種類のゴキブリ分布図】

分布図

図のとおり、ほぼ全国に分布しているクロゴキブリとチャバネゴキブリと比べて、ヤマトゴキブリとワモンゴキブリの分布地域は偏っていますよね。

見た目や習性の特徴、見つけた地域がどこか考えれば見つけた虫がどのゴキブリの種類に当てはまりそうか絞りやすくなります。

次に、代表的な4種類のゴキブリについてそれぞれ詳しく見ていきましょう。

クロゴキブリ

日本の屋内で全国的によく見かけるのはクロゴキブリです。

成虫の見た目はいかにもゴキブリといった感じで、見覚えのある人も多いでしょう。

しかし、幼虫のときの見た目は成虫のときとは違うため、見かけたとしてもゴキブリとはわからないかもしれません。

そこで、成虫と幼虫どちらの見た目も紹介しながら特徴を解説していきますね。

名前 クロゴキブリ
成虫の見た目 クロゴキブリ
  • 大きさは3cm以上で成人の親指くらい
  • 黒色でつやつやしている
幼虫の見た目

※ゴキラボ編集部撮影

  • 卵からふ化したての幼虫(上の写真)には黒い体に白い線がある
  • ふ化して時間が経つと(下の写真)赤黒くなってくる
分布地域
  • 暖かいところに住むゴキブリのため関東以西に多かったが今は家屋の保温性が高いため東北も含め沖縄以外の全国に分布している
よくいる場所
  • 一般住宅の湿気の多いところ(床下や水回りなど)
  • 屋外のゴミ箱裏や植木鉢の下など
習性の特徴
  • 気温が高いと十秒ほど飛ぶ
  • 卵や幼虫は冬を越せる
  • 成虫は冬はとても弱る
侵入の仕方
  • 屋外から隙間を見つけて侵入してくる

クロゴキブリはお住まいに出るゴキブリの中でもっともポピュラーなゴキブリです。

クロゴキブリの成虫をすぐに見分けるポイントとしては以下の4点があります。

  • 色が黒くてつやがある
  • 成人の親指ほどの大きさ
  • 飲食店やビルではなく一般住宅に出た
  • 出た地域が関東から西

簡単に言うと、「西日本で家に黒くて大きめのゴキブリが出た」場合はクロゴキブリの成虫の可能性大と思ってOKです。

飲食店やお店に出ることもありますが、クロゴキブリ以外に次の章で紹介するチャバネゴキブリが出る可能性も高いです。

一方、一般住宅で出るのはクロゴキブリのケースがほとんどです。

また、クロゴキブリの幼虫はふ化して時間が経っていない個体は「黒い体に白い線」が特徴です。

ただし数十日経過すると白い線が消えて赤褐色の体になるため、「白い線がないからゴキブリじゃないよね」と油断しないようにしましょう。

チャバネゴキブリ

名前 チャバネゴキブリ
成虫の見た目 チャバネゴキブリ
  • 大きさは1~1.5cm程度で親指の第一関節分くらい
  • 体の色は薄茶色
幼虫の見た目 チャバネゴキブリ 幼虫
  • 体色ははじめ茶色で成長するにつれ濃くなってくる
  • 背中に大きな黄茶色の斑点がある
分布地域
  • 全国各地
よくいる場所
  • 飲食店やビル、店舗によく出る
  • 気密性の低い木造住宅には少ない
習性の特徴
  • 飛べない
  • 寒さに弱く冬は屋外で過ごせない
  • 行動範囲が狭い
  • 短期間に成長して繁殖する
侵入の仕方
  • 虫本体や卵が物にくっついて侵入することが多い

クロゴキブリと並んでポピュラーなゴキブリがチャバネゴキブリです。

チャバネゴキブリを見分けるポイントは下記の3点です。

  • 体の色が茶色
  • 大きさが1.5cm以下で成人の親指の第一関節一つ分くらい
  • 飲食店やオフィスビルに出た

チャバネゴキブリは全国に分布していますが、日本の屋内によく出るゴキブリのうち小さめで茶色いゴキブリはチャバネゴキブリだけです。

そのため、大きさと色を見ればチャバネゴキブリの成虫は簡単に見分けられるでしょう。

一方、チャバネゴキブリの幼虫は成虫と見た目がだいぶ違うので驚く人も多いはず。

濃い褐色で丸みのある体に黄茶色の大きな模様がある見た目をしていますが、一見すると全く別の虫のように見えますよね。

チャバネゴキブリは幼虫から成虫になるまでの期間が短く、短期間で一気に繁殖します。

そのため、チャバネゴキブリの幼虫がいたら放置すると大量発生の危険性があるため、一刻も早く駆除や対策したほうがいいでしょう。

ヤマトゴキブリ

名前 ヤマトゴキブリ
成虫の見た目 ヤマトゴキブリ
  • オス(右)はクロゴキブリと似ているがつやがあまりない
  • メス(左)は羽が短くて黒みが強い
  • 体の大きさは2~3cmで、メスは羽が短い分やや小さく見える

画像引用:名古屋市 身の回りで見られるゴキブリ類について

幼虫の見た目 ヤマトゴキブリ 幼虫
  • 黒色で模様がない
分布地域
  • 主に中部から東北にかけて分布
よくいる場所
  • 屋外の茂みや雑木林
  • 茂みや雑木林が近い住宅
習性の特徴
  • 気温が高いと十秒ほど飛べる
  • 成虫と幼虫は冬を越せる
  • 卵は越冬できない
侵入の仕方
  • 屋外から隙間を見つけて侵入してくる

日本に昔からいた在来種のゴキブリがヤマトゴキブリです。

成虫はオスとメスの見た目が違う珍しいゴキブリであるため、メスを一目見ただけではゴキブリであると判断できる人はあまりいないでしょう。

また、成虫のオスを見た目だけでクロゴキブリと見分けるのは難しいです。

さらに近年は住宅の気密性が上がり、以前は寒さに強いヤマトゴキブリの生息域だった地域までクロゴキブリの分布が広がっています。

そのため出た地域で見分けるのも難しくはなっています。

ただ、クロゴキブリと駆除のコツは共通しているため、「クロゴキブリかヤマトゴキブリである」という判断ができればOKです。

そこでここでは、ヤマトゴキブリ特有の特徴だけを紹介しておきますね。

  • 関東より北西側の地域(東北地方など)の住宅に出た
  • オスはクロゴキブリのような見た目でつやがない
  • メスは真っ黒で羽が短くずんぐりとしている

つまり、関東より東の地域で黒いゴキブリが出たらヤマトゴキブリの可能性もある、程度の認識で大丈夫ということです。

一方、幼虫はクロゴキブリと違って白い線がなく、体色も違うため簡単に見分けられるでしょう。

ただヤマトゴキブリの幼虫は見た目が地味なため、見逃しやすいかもしれません。

対象地域で表の写真のような小さな虫を家で見かけたら、ヤマトゴキブリの繁殖を疑ったほうがよいでしょう。

ワモンゴキブリ

名前 ワモンゴキブリ
成虫の見た目
  • 色はやや赤寄りの褐色
  • 大きさは3.5~4cm以上でかなり大きい
  • 頭近くに黄白色のリング状の模様がある
幼虫の見た目 ワモンゴキブリ 幼虫

※ゴキラボ編集部撮影

  • 細長く寸胴な体をしている
  • 白っぽい筋状の模様がある
  • ふ化して時間が経つと体色が濃い褐色になってくる
分布地域
  • 主に九州南部から沖縄
よくいる場所
  • 沖縄の市街地やビル内
  • 下水道
習性の特徴
  • 気温が高いと十秒ほど飛ぶ
  • 寒さに非常に弱く生息地域が限られる
侵入の仕方
  • 屋外から隙間を見つけて侵入してくる
  • 熱帯性植物にくっついて侵入することもある

ワモンゴキブリは主に沖縄と九州南部に生息する熱帯性のゴキブリです。

分布地域も見た目も特徴的なので、一番見分けやすいゴキブリかもしれませんね。

ただどのゴキブリにも言えることですが、地球温暖化や住宅の暖房性能が上がった影響で生息地域が北上しているようです。

そのため、最近は四国南部でもよく見かけられるようです。

ワモンゴキブリの成虫を見分けるポイントは次のとおりです。

  • 出た地域が沖縄や九州南部の暑い地方
  • 3.5~4cm以上という成人の親指を超える大きさ
  • 胸部(頭に近いところ)に黄白色のリング状模様がある

チャバネゴキブリと同じ茶色のゴキブリですが、ワモンゴキブリは大型なうえ特徴的なリング状の模様があるためすぐに見分けがつくでしょう。

ワモンゴキブリの幼虫は褐色の体に白い筋のような模様があり、寸胴です。

やや細長い体をしているため別の虫のようにも見えますが、ワモンゴキブリの幼虫ですので対象地域にお住まいの方は見かけたら後半の章で解説している駆除対策を試してみてくださいね。

その他の屋内ゴキブリの種類

ここまで代表的な屋内ゴキブリ4種類を紹介しましたが、それ以外にも屋内に出るゴキブリはいます。

とはいえ、代表的な4種類に比べると事例数や分布地域の面からマイナーな種類といえます。

そのため、ここでは名前と分布地域、見た目の特徴だけ簡単にご紹介しておきますね。

名前 分布地域 体色 大きさ
キョウトゴキブリ 本州中部、九州北部 黒色 約1.5cm
コワモンゴキブリ 沖縄(主に農村部) 濃褐色 約3cm
オガサワラゴキブリ 南西諸島など南部地方 茶褐色 約2cm
イエゴキブリ 黒(斑点) 約2cm
ハイイロゴキブリ 灰褐色 約2.5cm
チャオビゴキブリ 小笠原諸島父島 茶色 約1.5cm
トビイロゴキブリ 全国(地下街施設など) 茶色 約3.5cm
チュウトウゴキブリ
(トルキスタンゴキブリ)
関西、中部、中国地方の一部 茶色 約2.5cm

共通して起こるゴキブリ被害

どの種類のゴキブリにも共通する被害は下記の5つです。

ゴキブリがもたらす被害
  1. 病原菌を運ぶ
  2. アレルギーを引き起こす可能性がある
  3. ふんによる汚染
  4. 噛まれることがある
  5. 精神的に気持ち悪い

ゴキブリといえば汚い、不潔というイメージが強いですよね。

逆に「大げさに言われてるだけで本当はそこまで汚くないのでは?」と疑っている人もいるかもしれません。

結論、野生のゴキブリは汚物を食べたり下水のような場所を好むため病原菌や寄生虫の卵等をばらまく危険性を持っています。

このように、汚染されたものに接触して体に付着した病原菌などを運ぶメカニズムは機械的伝播(でんぱ)機構といわれています。

もちろん汚染されたものも食べるため、ゴキブリのふんにも病原菌は含まれます。

ゴキブリにどのような病原菌が付着しているかについては、次のような捕獲調査の報告があります。

【ゴキブリから発見された病原菌の一例】

発症する病名 病原菌 ゴキブリの種類
  • 食中毒
  • 腸炎
サルモネラ菌
  • チャバネゴキブリ
  • ワモンゴキブリ
大腸菌
  • チャバネゴキブリ
  • トウヨウゴキブリ
化膿症 スタフィロコッカス チャバネゴキブリ
腸チフス サルモネラ菌 チャバネゴキブリ
赤痢 赤痢菌 ワモンゴキブリ

※j-stageジャーナル「ゴキブリの生態」を参考に作成

上記は調査結果のほんの一部ですが、発見例の多いチャバネゴキブリ以外にもさまざまなゴキブリの名前がありますよね。

また、ゴキブリが体の上を歩いたり分泌物に接触したりして受ける刺激によるアレルギーも報告されています。

さらにゴキブリは人を噛むことがあります。

恐ろしい話ですが、攻撃のためではなくフケなどの人体の老廃物(ろうはいぶつ)を食べるために噛むようです。

基本的にゴキブリは臆病なので積極的に噛んでくることはありませんが、寝ていたり静かにしていると噛むこともあります。

もし噛まれたらショックが大きいですよね…。

以上のように実際の被害や不潔なイメージがあるうえ、いかにも虫といった見た目と素早い動きが「気持ち悪い!」と強い不快感をあおるのではないでしょうか。

衛生的にも精神的にも被害のあるゴキブリは繁殖力も強いです。

一匹見かけたら百匹いるとはいいますが、チャバネゴキブリの場合は一匹のメスから一年に生まれる子孫の数は2万匹以上といわれています。

1匹の雌成虫から1年間に生ずる子孫の数として,産卵数や発育期間から計算上考えられる数は,チャバネゴキブリで20,000匹(石井,1976)や400,000匹(Krese,1948)の数字,ワモンゴキブリで800匹,トウヨウゴキブリで200匹(Krese,1948)の数字が示されている。

引用:衛生害虫ゴキブリの研究(辻秀明) 89ページ

そのため、「ゴキブリが出たけど退治したしもう大丈夫」と放置せず、家のどこかで繁殖していないかも含めて対策したほうがいいでしょう。

次の章では、自力でできるゴキブリ対策をポイントを抑えて解説します!

自分でできるゴキブリ対策方法

ゴキブリを二度と出さないようにするためには、根本的にゴキブリが出ない環境作りが必要となります。

そのために必要な手順は4つです。

ゴキブリ徹底対策の手順
  1. 徹底的に大掃除をする
  2. ゴキブリが出にくいような環境改善をする
  3. ゴキブリを調査するためにトラップを仕掛ける
    ※②までにゴキブリが出ていたらベイト剤も仕掛けてゴキブリ駆除する
  4. 調査用トラップを確認する

それぞれのステップを解説していきます。

徹底的に大掃除をする

ゴキブリを一匹残らず退治するための第一歩は徹底的な掃除です。

「日頃から掃除はしている」「窓ガラスなども拭くの?」など疑問に思うかもしれませんが、ここでいう大掃除とは対ゴキブリ用の大掃除です。

具体的には、下記の2点をおこないます。

  • 重い棚の裏や洗濯機の下などの目に見えない箇所を徹底的に掃除する
  • 放置しているダンボールや不用品を可能な限り処分する

ゴキブリは狭い隙間を好むため、隠れ場所になるところを一度しっかり掃除しましょう、ということですね。

ゴキブリが好む狭さの基準としては、チャバネゴキブリなら0.5cm、大型のクロゴキブリでも1cm程度になります。

本当にちょっとした隙間もゴキブリの隠れ場所になってしまうというわけです。

ちなみに隙間のように暗かったり湿気っぽかったりする箇所であればゴキブリが出やすくなるので、そうした箇所があったらしっかり掃除しておきましょう。

毎熊日出幸氏

ゴキブリの発生原因は、暗い・汚い・湿気・匂い等がある場所!
基本的に上記の場所は要チェック!

また、長らく放置している不用品はゴキブリにとって絶好の隠れ場所になってしまいます。

さらにダンボールは保温性が高く、ゴキブリのすみかとして最適です。他に食べるものがなければダンボールをエサにすることも。

上記の「隙間の掃除」と「不用品の処分」を終えたら、次はゴキブリを出さないための環境改善をおこなっていきます。

ゴキブリが出にくいような環境改善をする

掃除が終わったら次は環境そのものをゴキブリが出にくいように変えていきます。

具体的には次の4点をおこないます。

  1. 食材やゴミ・紙類の保管方法を変える
  2. 普段の掃除をしやすい状態にする
  3. できるだけ水分がない状態にする
  4. 外からゴキブリが侵入しにくい状態にする

ちょっと多いかもしれませんので、簡潔に解説していきますね。

食材やゴミ・紙類の保管方法を変える

食材やゴミは外気に触れる状態で放置することは厳禁です。

袋やパッケージのまま保存していると包装の隙間から侵入されることもあるため、そうした食材はケースに入れて早めに使い切りましょう。

ゴミは溜まってから出すのではなくゴミの日に毎回出す、洗い場の生ゴミはその日の終わりに袋に入れ口を縛ってゴミ箱に入れるなどしてこまめに処理しましょう。

また、ゴキブリが潜みやすい新聞紙の束や雑誌といった紙類はふたが閉まるところに保管するか読まなくなったら早めに処分しましょう。

普段の掃除をしやすい状態にする

簡単に言うと、「普段掃除しにくい箇所をできるだけなくす」ということです。

とくにゴキブリの生息域は低いところに集中しているので、物を床置きするのは避けるなどし腰から下の高さはできるだけシンプルにしておくのがよいでしょう。

掃除道具が届かない隙間は「人から見えないから」と放置しがちですが、ゴキブリはそうした隙間を好みます。

家具と壁の間をなにかでふさいだりぴったりくっつけたりして隙間をなくすか逆に広く空けておきましょう。

また、可能であればキャスターをつけるなどして家具を動かしやすくしておくとよいでしょう。

できるだけ水分がない状態にする

ゴキブリが生きるためにもっとも重要なのは水です。

食材を片付けてもゴキブリが飲める水分が豊富にある状態では、ゴキブリに住み着かれてしまうでしょう。

といっても具体的には次のような点に気をつければOKです。

  • シンクに水滴がついていない状態にしておく
  • スポンジの水分は絞って乾かしておく
  • 三角コーナーや排水口のゴミ受けのゴミは毎日捨てる
  • グリルの底に水を溜めっぱなしにしない
  • キッチンや洗面所の床にはねた水はきちんと拭き取る

要は余分な水分はできるだけ残らないようにしておきましょう、ということですね。

外からゴキブリが侵入しにくい状態にする

ゴキブリは主に下記の3パターンで家に侵入してきます。

  1. 出入り口や窓から入ってくる
  2. 小さな開口部から入ってくる
  3. 物にくっついて入ってくる

①は、ドアや窓が開きっぱなしになってるときに入ってきたり、ドアの溝や窓枠に隠れていて開いた瞬間に入ってくるパターンです。

①を防ぐためにはドアや窓を開けっ放しにしない、開ける前にドアの溝や窓枠にゴキブリがいないか軽くチェックするといった対策を取りましょう。

②の小さな開口部とは、外壁に空いたエアコンホースを通す穴や配管を通すための穴などのことです。

②を完全に対策するのは手間がかかりますが、見える範囲の隙間はモルタルや防水パテでふさいだり、換気口に防虫網をつけるなどの対策をとりましょう。

最後に③ですが、これは宅配便のダンボール箱や発泡スチロールの箱にくっついて入ってくることが多いです。

また、帰ってきたとき自分の靴や手荷物にくっついていることもあります。

③の対策としては、ダンボール箱や荷物を家に入れる前に虫がついていないかチェックしたり、帰ってきたとき服や靴を手で払ったりすることです。

ゴキブリが侵入するリスクをゼロにするのは難しいですが、以上の対策を取ることで侵入の確率は下げられますよ。

毎熊日出幸氏

外から持込まれるものをチェックし、空箱等は瞬時廃棄!
建築物の隙間に注意し、穴があれば隙間を埋める!

ゴキブリを調査するためにトラップを仕掛ける

トラップとは、よく市販されているゴキブリを捕まえるための粘着トラップのことです。

この粘着トラップはゴキブリ駆除のためではなく、家からゴキブリがいなくなったかどうか調べるために使います。

もしも大掃除や環境改善の間にゴキブリを見かけたら繁殖している可能性を考えて、ベイト剤もトラップと一緒に仕掛けます。

ベイト剤とは毒餌のことで、ゴキブリに食べさせて殺すタイプの駆除剤です。

ベイト剤を食べることでゴキブリの成虫から幼虫まで駆除することができるうえ、一度仕掛ければ長く効果を発揮してくれるのでおすすめのゴキブリ駆除剤です。

ベイト剤を仕掛けるコツは、ゴキブリの種類によって2パターンに分けられます。

家に出たのがクロゴキブリかヤマトゴキブリの場合
  • 行動範囲が広く外からよく侵入してくるため戸口や窓付近に仕掛けるのがおすすめ
  • 家の中でも広く動き回るため風呂場・洗濯場・トイレ近くなど物陰がなくても水回りに仕掛けておくとよい
家に出たのがチャバネゴキブリかワモンゴキブリの場合
  • 寒さに弱く冬の駆除が最適。水場やエサ場に近くて暖かい場所(冷蔵庫下など)に仕掛ければ効果大!
  • 行動範囲が狭いため、冬以外は水場近くの物陰に仕掛けるとよい

仕掛ける粘着トラップとベイト剤は市販のものならどれでもOK。

例として、老舗の害虫駆除製品メーカーが製造販売している二点をあげておきますね。

【粘着トラップ】

製品名 超強力プロ使用の業務用 ゴキブリ粘着シート
メーカー SHIMADA
価格(楽天) 1,018円(税込)
おすすめポイント
  • 木目調デザインで悪目立ちしにくい
  • 隙間に縦置きできる

【ベイト剤】

製品名 コンバット スマートタイプ
メーカー 大日本除虫菊(キンチョー)
価格(楽天) 933円(税込)
おすすめポイント
  • 老舗害虫駆除企業の製品
  • スマートタイプなので目立たない

毎熊日出幸氏

成虫を駆除しても、残った卵が孵化し繰り返す!
※成虫を駆除したら瞬時に廃棄、生息場所を特定し置き型薬剤を定期設置!

暖かい季節にチャバネゴキブリが出たら業者に頼んだほうがいい

春を過ぎて暖かくなってきた時期にチャバネゴキブリを見かけるようになった、という状況なら一度業者に調査してもらったほうがいいです。

理由は、チャバネゴキブリは寒さに弱い反面暖かくなると活発に活動し、短期間に一気に繁殖するためです。

成虫になるまで1~2年かかる他のゴキブリに比べて、チャバネゴキブリは2ヶ月程度で成虫になり卵を産めるようになるのです。

専門業者も「チャバネゴキブリは数が多いため複数回の駆除が必要」というほど、チャバネゴキブリを駆除しきるのは大変です。

ゴキブリが増えきってから業者に駆除を頼むと余分に費用がかかってしまいます。

現状の調査と見積もりだけなら無料でおこなってくれる業者も多いので、「暖かくなってきたころにチャバネゴキブリを見かけるようになった」場合は、一度業者に相談してみるのをおすすめします。

調査用トラップを確認する

調査用の粘着トラップを仕掛けて二ヶ月経ってもゴキブリの成虫や幼虫がかからないようなら、ゴキブリの心配はないでしょう。

なぜ二ヶ月かというと、ゴキブリの卵がかえるまでの期間は20~50日程度なので、この期間トラップにゴキブリがかからなければ卵から生まれた幼虫もすべて駆除できていると判断できるためです。

ちなみに使用期限の切れた粘着トラップは放置するとそれ自体がゴキブリの隠れ場所になってしまうため期限ごとに処分を忘れずに。

あとは日頃の掃除をしながら、半年に一回程度のペースで大掃除と粘着トラップ調査をするとよいでしょう。

二ヶ月後に粘着トラップにゴキブリがかかっていた場合は、トラップを取り替え、ベイト剤を仕掛けるかすでに仕掛けてあるならそのままにしておきましょう。

さらにもう一ヶ月経ってもまだトラップにゴキブリがかかるようなら、一般の方では対策が難しい場所で繁殖や侵入されている可能性があります。

その場合は業者に一度、ゴキブリの巣がないかや侵入経路を調査してもらいましょう。

現地調査と見積もりは無料の業者も多いので、信用できる業者に実態を調査してもらうだけでも安心できますよ。

ゴキブリがいなくならないなら【生活110番】へご相談ください

自力でゴキブリ駆除や対策をしてもゴキブリがいなくならないようなら、一度【生活110番】にご相談ください。

【生活110番】は全国の優良害虫駆除業者と、ゴキブリなどの害虫にお困りのお客様を結びつけるサイトです。

【生活110番】に加盟している業者はすべて審査済みのため、悪質な詐欺業者に依頼してしまう危険性がありません。

24時間365日対応でご相談を受け付けておりますので、「信用できる業者に調査を頼みたいけどどこに電話すればいいのかわからない」という方はぜひ一度お問い合わせください。

また、すぐに業者依頼を考えていなくても、ゴキブリに関するご相談ならどのような内容でも受け付けておりますので、不安がある方はお気軽にご相談くださいね。

ゴキブリの種類についてのFAQ

ゴキブリの種類に関係する疑問について、この章ではFAQ形式で解説していきますね。

Q1.危険なゴキブリの種類は? A1.繁殖力ならチャバネゴキブリ
Q2.殺虫剤が効かないゴキブリはいる? A2.いる
Q3.黒いゴキブリと茶色いゴキブリの種類は? A3.メジャーなのはクロゴキブリとチャバネゴキブリ
Q4.集合住宅のゴキブリ駆除費用は誰が払う? A4.出てきた場所や原因による
Q5.小さいゴキブリの種類は? A5.チャバネゴキブリ
Q6.大きいゴキブリの種類は? A6.ワモンゴキブリ

危険なゴキブリの種類は?

A.繁殖力ならチャバネゴキブリ

人に危害を加えるという意味での危険ではありませんが、チャバネゴキブリは短期間で繁殖するため、虫嫌いの人や飲食店にとっては危険な存在といえるでしょう。

なぜ短期間で繁殖できるかというと、チャバネゴキブリは他のゴキブリに比べて成長が早いためです。

温度にもよりますが、他のゴキブリは幼虫から成虫に育つまで1年以上かかるのに比べて、チャバネゴキブリは2ヶ月程度で卵を産める成虫に育ってしまうのです。

ちなみにゴキブリという生き物はそもそも臆病で攻撃性がありません。

※人間の老廃物をエサとして食べる目的でかじることはあります。

ハチのように毒を持っている種類のゴキブリもいませんので、ご安心くださいね。

殺虫剤が効かないゴキブリはいる?

A.いる

正確には、「屋内で繁殖しているゴキブリたちに同じ殺虫剤を繰り返し使っているとやがて殺虫剤が効かないゴキブリ個体が出てくる」のです。

とくに、屋内で繁殖するチャバネゴキブリの群れに繰り返し薬剤散布しているとやがて殺虫剤が効きづらい世代が出てきます。

一方クロゴキブリやヤマトゴキブリは大部分が屋外に生息していて、外から侵入してくるタイプのゴキブリなので、薬剤への抵抗性がつきづらいです。

もちろん、チャバネゴキブリと同じように野外で繁殖している群れに殺虫剤を撒き続ければ薬剤抵抗性を持った個体が出てくる可能性があります。

黒いゴキブリと茶色いゴキブリはどんな種類がいる?

A.メジャーなのはクロゴキブリとチャバネゴキブリ

日本の屋内ゴキブリで黒いゴキブリといえばクロゴキブリ、茶色いゴキブリといえばチャバネゴキブリです。

上記以外の種類では、黒いゴキブリならヤマトゴキブリ、茶色いゴキブリならトビイロゴキブリというゴキブリが広く分布しています。

集合住宅のゴキブリ駆除費用は誰が払うの?

A.ゴキブリが出た場所や原因による

マンションやアパートにゴキブリが出て業者に駆除してもらう場合、しばらく住んでいる居室内で発生したなら入居者が支払うことになるでしょう。

一方、入居して間もなかったり建物の劣化が原因だったりと入居者の責任ではない場合や、共用部分でゴキブリが大量発生しているなら大家さんや管理会社が支払う可能性が高くなります。

なぜなら大家さんには民法上(民法601条)物件を適切な状態で使用させる義務があるためです。

とはいえ、契約書の内容にもよるため、集合住宅でゴキブリに困ったら契約書を確認したうえで大家さんに相談してみましょう。

小さいゴキブリの種類は?

A.チャバネゴキブリ

日本の屋内によく出るゴキブリの中でもっとも小さいのはチャバネゴキブリです。

成虫は1~1.5cm程度の大きさで、屋内に出るメジャーなゴキブリの中ではもっとも小さいです。

ちなみに日本のゴキブリでもっとも小さいのはホラアナゴキブリです。

成虫でも大きさは5mm程度で、その名の通り南方の離島の洞窟内に生息しています。

大きいゴキブリの種類は?

A.ワモンゴキブリ

主に沖縄や九州南部に生息するワモンゴキブリが、メジャーな屋内ゴキブリでは大きい種類です。

成虫は4cmを超えることも珍しくありません。

屋内に出るゴキブリ以外では、石垣島などの離島に生息するヤエヤママダラゴキブリが日本最大の種類です。

成虫は5cmにもなりますが、動きは遅く屋内で見かけることはほぼないようです。

まとめ

ここまでの記事の内容をまとめると次のとおりです。

  • 一般住宅によく出るゴキブリの種類はクロゴキブリ
  • 飲食店やエアコンの効いたビルによく出る種類はチャバネゴキブリ
  • 関東より東ではヤマトゴキブリ、沖縄や九州南部ではワモンゴキブリという種類もよく出る
  • どの種類のゴキブリも病原菌を運ぶため駆除や対策が必要
  • ゴキブリの種類によってベイト剤の仕掛け方にコツがある

また、成虫の姿だけでなく幼虫の姿も知っておくことで、「ゴキブリじゃないから放っておいてもいいだろう」と見逃すことがなくなるはずです。

幼虫がいるということは、家の中でゴキブリが繁殖している可能性もあるためです。

ゴキブリは放置していなくなるということがなく、どんどん増え続けてしまうため、何度か見かけるようならこの記事で解説しているゴキブリ対策を試してみてください。

もし自力で対策してもゴキブリが出続けるようなら、ぜひ一度【生活110番】にご相談くださいね。

毎熊日出幸氏

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