ハッカ油がゴキブリに効かない3つの原因とは?ほかの対策方法も紹介

2021.11.25

ハッカ油がゴキブリに効かない3つの原因とは?ほかの対策方法も紹介


ゴキブリ対策として、ハッカ油を使っている方も多いかもしれません。ハッカ油は手軽に購入することができ、美容目的のほかにも虫よけや掃除にも使えるので、重宝されるアイテムの1つですよね。「でも、最近効果がない気がする」……そうお悩みの方もいるかもしれません。では原因として、どのようなことが考えられるでしょうか。今回は、ハッカ油がゴキブリに効かない原因3つと、ハッカ油以外のゴキブリ対策方法について触れてみようと思います。

ハッカ油がゴキブリに効かない原因①:濃度が薄い

ハッカ油がゴキブリに効かない原因として最初に考えられる点は、濃度が薄いことです。

薄めて使う場合

ハッカ油がゴキブリに効かないようでしたら、まずは使用しているハッカ油の濃度をチェックしてみましょう。薄めて使う場合の手順は次の通りです。

【用意するもの】
ハッカ油スプレーを作るために用意するもの

・スプレーの容器(ポリスチレン製は避ける)
・ハッカ油 3ml(約60滴)
・無水エタノール10ml(消毒用でも可能、その場合は13ml程度に)
・水(蒸留水がおすすめだが水道水を利用してもよい。全体で100mlになるよう調整して加える)

手順

ハッカ油の手順1
1.ハッカ油をスプレー容器に入れる
ハッカ油を3ml程度スプレーの容器に注ぎます。なおハッカ油はポリスチレンと反応して「リモネン」という物質に変えてしまうため、ポリエステルやガラス製の容器を使うようにしてください。
ハッカ油の手順2
2.エタノールを加える
エタノールには油と水を混ざりやすくする界面活性作用があります。およそ10mlほどを容器に入れ、ハッカ油とよく混ぜてください。
ハッカ油の手順3
3.水を加える
全体で100mlになるよう調整しながら水を加え、均等になるようしっかりと混ぜ合わせてください。
ハッカ油の手順4
4.早めに使い切る
1週間程度で使い切ることを目安に、ゴキブリが気になる場所へかけましょう。

この分量は、肌に影響が出ないための安全な分量です。ハッカ油を多めに入れたい場合は、肌に触れないように注意して使うようにしましょう。

原液で使う方法

ゴキブリは強敵なので、小皿に数滴のハッカ油の原液を入れて、ゴキブリの通り道やすき間に置けばよいとも言われています。より高い効果を出したい場合は、薄めないで原液で置く対策を取ってみてもよいかもしれません。
またハッカ油は忌避性がありますが、殺虫性はありません。その点も理解しておくことが大切です。
ハッカ油がゴキブリに効かない原因①:濃度が薄い

ハッカ油がゴキブリに効かない原因②:効果が切れている

濃度に気を付けて作ったハッカ油がゴキブリに効かない場合は、そのハッカ油がいつ作ったものかチェックしてみましょう。もしかしたら、作ってから10日以上経過していませんか。

ハッカ油の使用期間は、一般的に7~10日程度とされています。ハッカ油は作ってから時間が経てばそれだけ成分が保存容器から抜けてしまうので、なるべく早くに使い切ることが大切です。どれだけ丁寧に作ったものでも、時間の流れには逆らえません。

ハッカ油の保存方法

ハッカ油の保存は、冷蔵庫で保管することをおすすめします。涼しければそのぶん、成分が空気中に逃げてしまうことを遅らせることが可能です。使う前にはハッカの香りが残っているか確認をしてから使いましょう。

ハッカ油がゴキブリに効かない原因③:ゴキブリが適応してしまった

濃度も薄くないはずだし、作ったばかりだから効果が切れているはずもない。それにもかかわらずハッカ油がゴキブリに効かない場合は、もしかしたらゴキブリがハッカ油に適応してしまったのかもしれません。

ハッカ油は天然成分でできているため、人体に影響がほとんどないと言われています。そしてゴキブリ以外の虫にも有効なので、ハッカ油を好んで使い続ける方もいるでしょう。しかしあまりにひんぱんに使い続けると、生命力の強いゴキブリがハッカ油の香りに適応してしまうこともあります。

こういった場合は、別の方法でゴキブリ対策をすれば、新たな効果が期待できるかもしれません。
ハッカ油がゴキブリに効かない原因③:ゴキブリが適応してしまった

ハッカ油以外のゴキブリ対策方法

ゴキブリ対策に有効なものは、ハッカ油だけではありません。ハッカ油がゴキブリに効かない場合は、以下の対策方法を試してみてはいかがでしょうか。

アロマ

最近はアロマを使った対策も注目されています。とくに、植物の香り成分を何百倍にも凝縮しているアロマオイルを使う方法が、もっとも効果的と言われています。また、100%天然由来のオイルを使えば、確実な効果が発揮されるでしょう。アロマは色々な種類がありますが、とくにシナモンとクローブが効果的なようです。ほかにもスペアミントやシナモンリーフ、ユーカリやナツメグなどの香りも強い効果があると言われています。

ハーブ

心地よい香りを放つハーブは最近人気ですが、ハーブを使ってゴキブリ対策を取ることもできます。ゴキブリに有効なハーブは、セリ科のセロリやキャラウェイ、クミンとされています。この3つはとても効果が高いことで知られていて、中でもキャラウェイはとても効果的と言われているので、試してみてはいかがでしょうか。

ほかにも、レモングラスやミント、ハッカ類が有効とされています。逆に甘い香りはゴキブリを引き付けてしまいます。そのため、アイスやバニラビーンズなどの香りのハーブを育てている場合は、ゴキブリ対策に有効なハーブと一緒に育ててあげればよいでしょう。

重曹

あまり知られていませんが、重曹を使ったゴキブリ対策も有効です。重曹と砂糖を1:1で混ぜたものを置いておきましょう。水に浸しておけば、幼虫に対してより効果が発揮されると言われています。また重曹をそのまま、ゴキブリの通り道にまいておけば、重曹がゴキブリの体や口に付着するため、その後自分の体を舐めたゴキブリは死に至ると言われています。
ハッカ油以外のゴキブリ対策方法

ホウ酸団子

ホウ酸団子を食べたゴキブリは死に至ります。そしてゴキブリは共食いをする習性があるため、ホウ酸団子で死んだゴキブリの死骸を食べたゴキブリもまた、死に至ります。しかしホウ酸団子は人体にも有害ですのでペットや小さなお子さま、年配の方がいるご家庭でホウ酸団子を使う場合は、誤飲・誤食に十分に注意することが必要です。もしくはほかの方法にしたほうがよいかもしれません。

バルサン

ゴキブリ退治としてよく知られた方法です。バルサンは、1日程度放置することで効果がより発揮されます。使用する前にしっかり説明を読み、取り扱いには気を付けましょう。

ゴキブリ対策も重要ですが、ゴキブリが発生しないためには、部屋を清潔にしておくことが大切です。とくにキッチンや水回りは注意しましょう。三角コーナーに食べ残しなどを溜めておかないようにして、食器もすぐに洗うことが大切です。また冷蔵庫やコンロの下やすき間など、目に付かないような場所も、忘れずに掃除をしましょう。
ハッカ油以外のゴキブリ対策方法

まとめ

ハッカ油がゴキブリに効かない原因について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。心当たりのあった方もいらっしゃるかもしれません。ゴキブリ対策としてハッカ油は有効ですが、殺虫性はないので、確実にゴキブリ駆除をしたいのでしたら、殺虫性が高い方法を選んだほうがよいでしょう。

もし自分だけで駆除することが困難なようでしたら、ゴキブリ駆除の業者に依頼をしてみてはいかがでしょうか。

この記事の監修者 ナカザワ氏について

この記事の監修者
ナカザワ氏 NPC 総合害虫駆除
監修ジャンル:害獣 害虫
神奈川県・東京都を中心とした総合害虫駆除サービスを運営。防除作業監督者(防第14721号)の国家資格を有し、アリ、ゴキブリ、ダニ、ハエ、トコジラミ、ハチやコウモリなど幅広い害虫や害獣にも対応。

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ナカザワ氏 NPC 総合害虫駆除
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ゴキブリ駆除を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金については、「生活110番」の「ゴキブリ駆除」をご覧ください。

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