「1匹いたら30匹いると思え」……そう言われているゴキブリは、私たちの天敵として知られています。その生命力と存在感は驚異的で、存在に怯えて生活する方も多いでしょう。けれども「あんな小さな虫、怖くない」という人も存在します。「ゴキブリなんて素手で退治すればいい」……そう考えている方もいるかもしれませんが、ゴキブリには様々な菌が含まれていること、ご存じですか?
目次
ゴキブリは菌だらけ
ゴキブリは不潔な虫として世間で知られていて、様々な菌を持っています。ではどんな菌を持っているのでしょうか。
サルモネラ菌
ゴキブリの持っている代表的な菌が、この菌でしょう。ゴキブリの糞の中でも何年も生き続けるほどの強い生命力を持っています。そして日本でもよく発症している、サルモネラ食中毒という感染型の食中毒の原因を作ります。症状として、おう吐や下痢、発熱や消化器系の症状が引き起こされます。
赤痢(せきり)菌
ゴキブリの糞の中に生息する経口感染する菌です。大腸感染症で、下痢や発熱、血便や腹痛が発症します。感染力は極めて強いので、少量でも感染してしまう可能性があります。ゴキブリだけが原因ではありませんが、食品や生水、おもちゃなどを口に含んだことで感染するという報告がされているので、とくに小さな子どもさんは注意しましょう。
ピロリ菌
この菌もゴキブリの糞の中に生息していて、人間の体内に入って胃の粘膜に住み着きます。感染経路ははっきりと解明されていませんが、口から感染することは間違いないとされています。幼児期に感染することがほとんどなので、ピロリ菌に感染している大人が小さな子どもさんと同じ箸を使ってしまうと感染してしまいます。そのような事態を防ぐためにも、食事中に大人と子どもさんが同じ箸を使うことは避けたほうが安全でしょう。
このようにゴキブリは危険な菌だらけの虫です。「夜中に目覚めて横を見たらゴキブリが歩いていて、びっくりして思わずゴキブリを素手で触ってしまった」という話もあります。そういった場合は、すぐに触れてしまった手を念入りに洗いましょう。
ゴキブリに潜む様々な病気のもと
不衛生なゴキブリに関わることで、どのような症状が起きるのでしょうか。
食中毒
ゴキブリは色々な菌を持っているので、引き起こされる代表的な病気として食中毒があげられるでしょう。サルモネラ菌が含まれたゴキブリを食べてしまった動物が、家の中に入って来て感染することもあります。また家の中に置いてある食材や調理器具の上をゴキブリが歩いてしまった場合、そこから感染することもあります。食中毒を防ぐためにも食材はもちろん、まな板などの調理器具は使う前にしっかり洗うことが大切と言えるでしょう。
ハウスダストやカビ
ゴキブリは、家の中の様々な場所を我が物顔で歩き回ります。歩いた場所にはゴミやハウスダストを付着させます。その影響で、くしゃみが出たり腹痛が引き起こされることもあるでしょう。日中に掃除をしても、夜間にハウスダストやダニの原因を作っている可能性もあるため、ゴキブリを家からシャットアウトする対策をとりましょう。
ゴキブリアレルギー
実はゴキブリアレルギーを持っている人はとても多いそうです。普段から喘息の症状に悩まされている方も多いでしょうが、もしかしたらその原因はゴキブリかもしれません。喘息症状が出る子どもさんの3割が、ゴキブリに対するアレルギー反応があると言われているため、喘息の原因がゴキブリということは十分考えられるでしょう。またアメリカでは、ダニよりもゴキブリが原因の喘息の人が多いと言われています。
ゴキブリを素手で触らなくても、病気が引き起こされる可能性があります。それほど危険な虫なので、対策をすることが大切です。
効果的なゴキブリ退治方法
では、もし家にゴキブリが発生したらどのような退治をすればよいのでしょうか。ゴキブリを素手で触らずにできる退治方法を紹介します。
くん煙剤を使う
くん煙剤には3種類のタイプがあるので、見ていきましょう。
煙タイプ:強い噴射力で、広く煙が広がります。広い一軒家や、引っ越しをするときに退治したい場合は、くん煙剤がおすすめです。
水タイプ:煙も臭いも少ないので、集合住宅で使う場合も安心です。
ノンスモークタイプ:霧が広がるタイプなので、火災報知機にも影響がないので手間がかかりません。
ゴキブリホイホイを設置する
冷蔵庫などの下やすき間に対策をする場合は、ゴキブリホイホイがおすすめです。捕獲できたらそのままゴミ箱に捨てましょう。
スプレーを使う
いつでも対応できるように、スプレーを用意しておくとよいでしょう。ただし場所や環境によって使い分けることが大切です。
殺虫剤:ゴキブリ退治でもっともポピュラーな方法が、殺虫剤を使った駆除かもしれません。一瞬で効果を発揮するため、常備している家庭も多いと思います。お庭などで対策をしたい場合に使うとよいでしょう。
冷凍タイプ:ゴキブリを凍らせるスプレーです。有毒な成分が含まれていないため、キッチンなどで使用する場合でも安全です。ゴキブリが凍っている間に対応をしますが、解凍してしまうと復活するので注意しましょう。
泡タイプ:殺虫成分が床に残ることがない優れものです。そのため小さな子どもさんがいるご家庭でも安心して使うことができるでしょう。
ゴキブリが発生したら注意したいこと
もしゴキブリが発生したら、以下のことに注意しましょう。
素手で触らない
これまでのお話でわかるように、ゴキブリはとても不潔な生き物です。そのためゴキブリは素手で触らないようにしましょう。万が一素手で触ってしまったら、すぐに手をきれいに洗いましょう。
駆除したら掃除する
ゴキブリの退治方法はご家庭によってそれぞれでしょう。新聞紙などを丸めて叩き潰す方法や殺虫剤で殺す方法などありますが、駆除をしたらしっかり掃除をします。とくにゴキブリを殺した場所はまんべんなく床を拭きましょう。もし新聞紙で叩いて駆除した場合、退治した新聞紙には病原体がついているので触らずにすぐに捨てましょう。
アレルギーがある場合は近寄らない
ゴキブリアレルギーのある人が駆除することは危険です。万が一ゴキブリを素手で触ってしまうと大変なので、ほかの人にまかせましょう。もし一人暮らしなどで自分で駆除しなければならない場合は、ホウ酸団子を使うなど、近づかずに対処する方法にしたほうが無難です。
まとめ
このように、ゴキブリは噂通りの不潔な虫でした。菌の感染や病気を防ぐためにも、ゴキブリは素手で触らないように気を付けて、退治したらしっかり掃除をしましょう。もしゴキブリ駆除にお悩みでしたら、ゴキブリ駆除の業者に相談してみてはいかがでしょうか。
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