ゴキブリがベッドの下や上に現れたときの対処法とは！予防法も解説！

夜に寝室に入り、ベッドを見るとゴキブリが……なんてことが起こることがあります。しかし、ベッドの上に殺虫剤を吹きかけるのは気が引けてしまいます。迷っているうちに、ゴキブリがベッドの下に逃げてしまうこともあるでしょう。どこにいったかわからないと恐怖でなかなか眠れませんよね。

じつは、ベッド周辺に出現したゴキブリには、適した駆除方法があるのです。この記事は、ゴキブリがベッドに現れたときの対処方法について紹介します。ベッド周りのゴキブリ対策がわかれば、安心して眠れるはずです。

寝室のゴキブリ対策①ベッドの上に出た場合

ゴキブリがベッドの上に現れたときは、ゴキブリの呼吸器官を止めてくれるアルコールスプレーが有効です。ベッドは毎日眠る場所なので、ゴキブリ駆除のために殺虫剤を振りまくのは躊躇する方が多いでしょう。アルコールスプレーであれば、食べ物にかかっても安全なほど人に害がありません。

ベッドにかかってもすぐ蒸発してくれるので、シーツなどに残る心配もないでしょう。アルコールスプレーは、濃度が60％以上のものを使うとゴキブリに効果的です。また、アルコールスプレーを噴射したときに、広い範囲に吹きかけられるものを選ぶと使いやすいでしょう。

しかし、アルコールスプレーにはゴキブリを殺す成分が入っていないため、駆除に時間がかかってしまいます。また、ゴキブリが苦しんで向かってきたり、飛び回ったりすることもあるので注意しましょう。

寝室のゴキブリ対策②ベッドの下に逃げた場合

ゴキブリがベッドの上から逃げて、ベッドの下に潜り込んでしまうことがあります。ベッドの下は狭く暗いため、ゴキブリを発見するのも難しくなります。ゴキブリがベッドの下に隠れてしまったときの対処法は2つあるので見ていきましょう。

殺虫剤を使用する

ベッドの下に逃げたゴキブリを駆除するには、殺虫剤や捕獲器を使用しましょう。殺虫剤の中でも、待ち伏せスプレーと呼ばれるものがおすすめです。待ち伏せスプレーは、ゴキブリが通りそうな場所にまいておくと、その上を通ったゴキブリが薬剤の効果で死んでしまうというものです。

ベッドの下に潜り込んだゴキブリはいずれ動き出し巣に戻るため、ベッドの周辺の床や壁に待ち伏せスプレーを散布しておくと駆除することができます。

また、すぐにでも駆除したいという方は、殺虫剤をベッドの下にまきましょう。ゴキブリは、殺虫剤で充満したベッドの下から逃げ出してくるはずです。出てきたゴキブリに殺虫剤をかければ、すぐに駆除することができるでしょう。

また、粘着シートのついた捕獲器もおすすめです。捕獲器はゴキブリの好きなにおいを使って、ゴキブリを誘い粘着シートで捕らえるものです。即効性はありませんが、ゴキブリを直接見なくても駆除できるのです。また、ゴキブリが殺虫剤のように逃げ回る心配がないので、安心できるでしょう。

殺虫剤がない場合の対処法

家に殺虫剤がないときは、ゴキブリがあちこちに移動しないように部屋を閉め切っておきましょう。ゴキブリが出られそうな隙間は新聞紙などを使ってふさいでおきます。ゴキブリを部屋に閉じ込めておけば、殺虫剤などを買いにいく間などに逃げられる心配はありません。

しかし、ゴキブリは1cmほどの隙間あれば通り抜けられてしまうので、逃げられてしまうおそれもあります。そのため、部屋の電気をつけたままにしておいたり、音楽をかけておいたりするなどの方法も併用して試してみましょう。明かりをつけておけば、ゴキブリは暗い部分を好んでとどまるので多少動かなくなるかもしれません。

また、音楽をかけておくことで空気の振動が起こり、危険を感じ取ったゴキブリが寄り付かなくなるでしょう。しかし、ゴキブリは目が悪く耳もないため、明かりをつけたり音楽をかけたりするのが必ずしも効果があるとはいえません。これらのことも考慮して、ゴキブリの対処をおこないましょう。

二度とゴキブリが寝室に出ないように予防をしよう

ゴキブリがベッドに何度も現れると、なかなか寝付けない方も多いでしょう。ゴキブリに遭遇しないためにも、寝室にゴキブリが出ないように予防しておく必要があります。寝室でのゴキブリの予防方法を2つご紹介します。

寝室を清潔にする

寝室の床やベッドの上には、ゴキブリが好んで食べるほこりや人間の髪の毛、皮脂、ダニなどがたくさん落ちています。長い間掃除をしなかったり、シーツやまくらカバーをそのままにしておいたりするとゴキブリの食べ物が集まっている状態になってしまうのです。

寝室はこまめに掃除機をかけ、ベッドの下などのほこりがたまりやすい場所も掃除するようにしましょう。また、シーツやまくらカバーは頻繁に交換し、布団は天日干ししてください。寝室を清潔に保つことでゴキブリのエサがなくなり、ゴキブリが出にくくなるのです。

忌避剤を使用する

ゴキブリが嫌いなハーブやハッカ油などのにおいがする忌避剤を使うのも予防につながります。ゴキブリは、ハーブやハッカ油のにおいがすると、その場所に寄り付かない傾向があるのです。

ミントやタイムなどを寝室に置いておいたり、ハッカ油で作ったスプレーなどを吹きかけたりしておくとゴキブリ予防に役立ちます。ハッカ油スプレーの作り方については、「ハッカ油が最高！ゴキブリが寄ってくる原因を絶つ方法」をご覧ください。

一番いいのは家にゴキブリがいない状態にすること

ゴキブリの発生源は寝室だけでなく、家のさまざまな場所にあります。ゴキブリの発生源に対策を施さなければ、またゴキブリがベッドに現れるかもしれません。とくにゴキブリが侵入しやすいキッチンやお風呂場、トイレのゴキブリ対策を見ていきましょう。

キッチンのゴキブリ対策

生ごみや食べかすなどがあるキッチンも、ゴキブリが発生しやすい場所です。ゴキブリはキッチンの排水管を登って、家の中に侵入してくることもあるのです。そのため、キッチンの排水溝には目の細かいネットをかけてゴキブリの侵入を防ぎましょう。

また、キッチンのシンク下にある排水管は、S字状に曲がった排水トラップがついているものに交換すると水でゴキブリが侵入できないため、ゴキブリ対策につながります。排水口に水をためてくれる椀トラップがついたものも効果的です。

ほかには冷蔵庫の下や裏などの狭くて暗い、暖かい場所はゴキブリの住処になりやすい場所です。小さな隙間もきれいに掃除するようにしましょう。また、生ごみの処理やガス台などに飛んだ食べ物のカスは、その日のうちに処理してください。

風呂場やトイレのゴキブリ対策

髪の毛などがたまりやすいお風呂の排水溝も、ゴキブリの侵入口となります。キッチンの排水溝と同様に、ネットをかけて対策しておきましょう。また、お風呂は湿気がたまりやすい場所であるため、ゴキブリが寄ってきてしまうことがあります。入浴後は、換気をして乾燥させるようにしましょう。

トイレの換気扇や便器と床の隙間も、ゴキブリの侵入口です。換気扇には専用のカバーをつけておくのがおすすめです。また、便器と床の隙間は、専用のテープなどを使ってふさいでおきましょう。トイレに芳香剤を置くかわりにハッカ油やミント系の香りのものを置いても、ゴキブリ対策になります。

より確実に駆除をしたいなら業者に依頼を

さまざまな対策をしてもゴキブリが出てきてしまう場合は、業者に依頼して駆除してもらうとよいでしょう。ゴキブリの駆除業者は薬剤などを使ってゴキブリをしっかり駆除してくれます。素人では気づかない侵入口も、発見して対策してくれるので安心です。

しかし、ゴキブリ駆除をおこなっている業者はたくさんあるため、どの業者を選んだらよいのかわからない方も多いかもしれません。優良な業者を選ぶためには、アフターフォローがしっかりしている業者を選ぶとよいでしょう。ゴキブリを駆除してもらったとしても、再び現れることがあります。

そんなときも対応してくれる業者であれば、ゴキブリが出ない家にしてくれるはずです。また、料金や作業内容が明確な業者を選ぶようにしましょう。多くの業者は直接現場を見て正確な料金や作業内容を判断する現地調査をおこなった上で、見積りを出してくれます。

1社に絞らず、複数の業者に見積りを依頼することで比較しながら要望に合った業者を選ぶことができるでしょう。生活110番では、無料で現地調査をおこない見積りを出させていただいています。見積り後のキャンセルもできますので、気軽にご連絡ください。

まとめ

ゴキブリがベッドの上に現れたら、人体に害のないアルコールスプレーを使用しましょう。アルコールはすぐに蒸発するため、シーツに残る心配もありません。ベッドの下に逃げてしまったゴキブリに対しては、待ち伏せスプレーなどの殺虫剤が効果的です。

ゴキブリが動き回るのが嫌な方は、粘着シートなどがついた捕獲器を使うとよいでしょう。ご自身の状況を含めて選んでみてください。ゴキブリは寝室を含め、キッチンやトイレなども清潔に保つことで、家から離れていきます。対策や予防をしてもいなくならない場合は、業者に依頼して駆除してもらいましょう。