アパートのゴキブリは入居前の対策が重要!選ぶべき物件の特徴も解説

2023.3.8

アパートのゴキブリは入居前の対策が重要!選ぶべき物件の特徴も解説

一見きれいに見えるアパートでも、ゴキブリが発生すれば嫌な気分になる方がほとんどでしょう。さらに、「一匹いるということはほかにもいるのでは?」と考えてしまいますよね。

この記事では、ゴキブリがあらわれたときの対処法と、ゴキブリを発生させないための対策について解説していきます。また、これからアパートに引っ越す予定がある方のために、ゴキブリが出にくい物件の選び方と、引っ越しの際のゴキブリ対策方法もご紹介しましょう。

すでにアパートに住んでいる方も、これからアパートに引っ越す予定がある方も、ゴキブリ発生の不安を解消するために、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

アパートでゴキブリがあらわれたときの対処法

ゴキブリは動きがすばやかったり、衝撃を与えても動いたりするため、退治するのを怖いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、どうしたらすばやく退治できるのかを知っておけば、ゴキブリを発見したときに落ち着いて対処できます。ご紹介する2つの対処法を覚えて、慌てずに対処できるようにしておきましょう。

あらわれたゴキブリの退治方法

あらわれたゴキブリは、スプレー式の殺虫剤を使って退治するのがおすすめです。なぜなら、市販の殺虫剤には、一般的にゴキブリの動きを止める効果や高い殺虫効果があるからです。ホームセンターや薬局、通販サイトなどで購入できるので、お持ちでない方は探してみるとよいでしょう。

そして、今すぐ退治したいのに殺虫剤がないという場合は、ゴキブリになるべく近づかずに掃除機で吸い取るのもよいでしょう。ただし、吸い取っただけで駆除完了ではありません。掃除機のフィルターのなかでもゴキブリは生き延びてしまうのです。

ゴキブリを掃除機で吸い取ったあとは、すぐに掃除機のゴミをビニール袋に出し、隙間ができないよう袋の口を固く閉じて捨てるようにしてください。

室内にひそんでいるゴキブリの退治方法

ゴキブリを発見したということは、ゴキブリが室内にひそんでいると考えられます。ひそんでいるゴキブリは、市販の駆除商品を使って退治しましょう。駆除商品のおもな種類をいくつかあげていくので、使いやすいものを選んでみてください。

燻煙(くんえん)タイプ

殺虫成分をふくむ煙が部屋に広がり、ひそんでいるゴキブリを駆除します。広い範囲に効果を発揮する点が大きなメリットです。しかし、なかには人間やペットに有害な成分を含む商品もあります。商品を選ぶ際には説明書きをよく読むようにしましょう。

毒エサタイプ

殺虫成分を含むエサを置き、エサを食べたゴキブリを駆除します。このタイプは、エサを食べて死んだゴキブリの死体をほかのゴキブリが食べることで、連鎖的に複数のゴキブリを駆除できる点がポイントです。

捕獲タイプ

粘着シートが貼ってあるワナをしかけて、ゴキブリを捕獲するタイプの商品です。上記のふたつのタイプにくらべて駆除効率は低いですが、殺虫成分が使用されていないため、安全性を重視する方におすすめします。

入居直後なら管理会社が対処してくれるかも

ここまでは自分でゴキブリ退治をおこなう方法をご紹介してきましたが、入居して間もないのにゴキブリが発生した場合は、管理会社が対処してくれることもあります。

長く住み続けているアパートでゴキブリが発生している場合は、原因が入居者にあるといわれることがほとんどです。しかし、入居直後であれば入居者か管理会社かどちらが原因で発生したゴキブリか判断することが難しいので、自分で責任をとらなくてもよい場合があります。

ゴキブリそのものだけでなく、大量の糞や死骸があった場合でも対処してくれる可能性があるので、入居直後のゴキブリ被害は一度管理会社に相談してみるとよいでしょう。

アパートのゴキブリ侵入経路はおもに4つある

家のなかを黒い物体が動いているのを目にしたとき、その正体がゴキブリだったら、どこから入ってきたのかと思うでしょう。ゴキブリの侵入口はおもに以下の4つです。それぞれどういったタイミングで侵入されるのかを確認しましょう。

・玄関
・窓
・換気扇
・排水口

生活するうえで使用する玄関やベランダといった出入口は、特別長い時間開けっ放しにすることはめったになく、一見密閉しているように見えます。しかし、ゴキブリは隙間が大好きなので、扉が開いたときにできる一瞬の隙間を見つけて入り込んでしまうのです。同じような理由で、換気のために開けた窓からも簡単にゴキブリは侵入します。

また、知らないうちにゴキブリの通り道になっている場所が、換気扇や排水口などです。換気扇は、キッチンにあるものがとくに注意が必要になります。キッチンの換気扇には、普段料理で使用するような油が付着していることが多いのですが、この油がゴキブリのエサになるのです。

そして、排水口につながる配管のなかには水があります。ゴキブリは水も好むので、配管を住み心地がよいと判断してしまうようです。その結果、住みついたゴキブリが配管を必死によじのぼり、排水口から屋内に侵入してきてしまいます。

アパートのゴキブリはどこからはいってくるのか

侵入の危険がある場所では、しっかりと対策することでゴキブリの侵入経路を遮断して、安心した生活が送れるようにしましょう。侵入経路への対策方法については、次章で詳しくご紹介します。

ゴキブリ対策その1:侵入経路をブロックする

アパートのゴキブリ対策は、対策をする場所によってやり方が違います。各場所によって、最適な侵入対策をすることで、部屋のなかで動くゴキブリを目にすることがなくなるでしょう。

ただし、賃貸物件にお住まいの方は、退去時に修復可能な範囲で対策をおこなってください。修復ができない場合、修繕費用が発生してしまうかもしれません。不安な方は、対策の前に大家さんや管理会社に相談してみましょう。

排水口やシンク下などの隙間を塞ぐ

部屋のなかには、キッチン、お風呂、洗面台、洗濯機など排水口(排水溝)がいくつかありますが、まず確認していただきたいのが、キッチンや洗面台の下にある排水管とその隙間です。

キッチンや洗面台下の排水管は一般的にS字型ものが多く、トラップと呼ばれる曲がりの部分には水がたまります。悪臭や小さな害虫に対しては、トラップに水がたまることで防壁となり侵入を防いでくれるようです。しかし、ゴキブリは防壁すらも突破してくる危険があるため、以下のような対策を施しておく必要があります。

・排水口にしっかりと網のふたをする
・薬品を使用して排水管を清潔な状態に保っておく

また、排水管の隙間から侵入することも考えられるので、ガムテープなどでしっかりと隙間を塞ぐようにしましょう。少しでも隙をみせると、ゴキブリは簡単に侵入してきてしまうのです。

換気扇にフィルターをつける

場所別のゴキブリ対策法

キッチンの換気扇は、掃除するときにたくさんの油でべとべとになっていることが多いでしょう。前述したように、この油の臭いでゴキブリが寄ってくることがあるのです。

常にきれいにしておけば侵入の危険が回避されることも考えられますが、掃除の手間を考えると、とても難しいのではないでしょうか。そこで、対策方法としておすすめの方法を2つご紹介します。

・換気扇を常に回しておく
・換気扇のフィルターを設置する

特別対策用にグッズを購入したくない方におすすめなのが、換気扇を回しっぱなしにしておく方法です。電気代が少々かさむリスクがありますが、手軽に実践できるでしょう。

そして、電気代を気にする方にはフィルターの設置がおすすめです。フィルターを設置することで、換気扇の隙間にゴキブリが侵入してきても、それ以上先に進むことができなくなります。

また、換気扇だけでなく換気口もゴキブリの侵入経路となるので、室内にある換気口には貼るタイプのフィルターで対策しておきましょう。

エアコンの排水ホースの口にキャップをつける

エアコンの室外機には、排水ホースがつながれています。そのホースの口もゴキブリの侵入経路となるので、対策が必要です。

ゴキブリを含む虫の侵入を防ぐ専用のキャップをホームセンターや通販サイトなどで購入するのがおすすめことをおすすめします。しかし、グッズの購入が面倒など、家にあるもので対策したい場合はストッキングでも代用可能です。

塞ぐことができない侵入経路への対策法

排水口や換気扇は、侵入経路を遮断することができます。しかし、玄関やベランダは日常的に人が出入りするので塞ぐことができません。

お住まいの地域環境によっては夏場玄関を開けっ放しにすることで風が通り涼しいということもあるでしょう。そういった場合は、玄関用網戸というものが販売されているので、取り付けてみることをおすすめします。

さらに、ベランダなど玄関以外の出入口や窓については、開けっぱなしにする場合は必ず網戸を閉めておくことを忘れないようにしてください。そして、窓に隙間があるときには、隙間を埋めるためのテープも販売されているので、使用してみるとよいでしょう。

上記のような対策では不安という方は、同時に次の対策を取り入れてみてはいかがでしょうか。

・忌避効果のあるものを置いておく
・毒餌をまく

ゴキブリには嫌いな臭いがあります。それはハーブ系のにおいです。このようなにおいのするものを玄関先に置いておくだけで、ゴキブリが寄りつかなくなるでしょう。

また、毒餌をまいておくとゴキブリが、そのエサを食べることで、駆除することが可能になるのです。前述したように、ゴキブリは共食いする習性があるので、毒餌を食べた個体が亡くなると、死骸を食べた仲間も同じように死んでしまうという利点があります。

ゴキブリ対策その2:ゴキブリが寄り付きにくい環境を保つ

侵入経路をブロックするのと同時に、ゴキブリが寄り付きにくい環境にしておくことも重要な対策方法です。ゴキブリが人の家に寄りつくのは以下のような理由があります。

・水やエサがある
・寒さや乾燥から逃れることができる

このようなゴキブリの好む環境でなくなれば、別の住みやすい場所を探すでしょう。

エサとなるものをなくす

ゴキブリは雑食で、ありとあらゆるものをエサとします。私たちが食材とするものだけでなく、髪の毛やホコリも食べてしまうのです。そのため、ゴミや開封した食材は密封して保存し、こまめに掃除をするようにしましょう。

すみかとなりやすいものをなくす

前述したように、ゴキブリは暖かい環境を好みます。そのため、寒さをしのげる段ボールや新聞紙はゴキブリのすみかとなりやすいのです。段ボールや新聞を処分する際は、ためこまずに早めにおこないましょう。

また、プランターの底や受け皿も、ゴキブリのすみかとなりやすいものです。室内で植物を育てている方は、ゴキブリが嫌うラベンダーやミントなどのアロマグッズを植物のそばに置いておくことをおすすめします。

引っ越し予定の方必見!ゴキブリが出にくいアパートの特徴

どんなアパートに住んでも、ゴキブリは発生してしまうのでしょうか?実は、ゴキブリが出にくいアパートにはいくつかのポイントがあるのです。

そのようなことがポイントになるのか、立地条件と構造面にわけて紹介していきます。

立地条件

まずは階数です。アパートなどでは、階数が上階になるほどゴキブリが侵入してくる確率は低くなります。なるべく高い階を選択するとよいでしょう。

ただし、ゴキブリには羽が付いているため、上階に住んでいるからといって絶対に侵入してこないとはいいきれません。ご紹介したようなゴキブリ対策をして、徹底的にゴキブリの発生を防ぎましょう。

また、侵入リスク回避のために上階に住んでいても、1階に飲食店やコンビニなどがある場合は、ゴキブリの発生率が高くなってしまいます。

飲食店やコンビニは、ゴキブリにとってエサの宝庫のです。物件を探すとき、もしも1階に飲食店などが入っている場合は、ゴキブリの発生率が格段に上がるので、上階であってもおすすめはできないでしょう。

構造面

アパートの構造として望ましいのは鉄筋です。ゴキブリは雑食のため、木造住宅の場合は木材に穴をあけて侵入してくる危険性があります。

また、湿気がたまりづらい構造のアパートを選ぶようにしましょう。湿気が多いのは、コンクリート打ちっぱなしなどの気密性の高い構造です。

ゴキブリがでにくいアパートの特徴

ジメジメした場所はゴキブリにとって生活しやすい環境になってしまいます。構造によっては、梅雨時期に湿気が酷いということもあるでしょう。気になる方は引っ越す前に不動産会社に建物の構造を確認してみるとよいかもしれません。

このように、ゴキブリが出にくいアパートにはさまざまな特徴があります。これからアパートに引っ越しを考えているという方は、以上のことをぜひ参考にしてください。

アパート入居前にやっておきたいゴキブリ対策

ご紹介した条件をもとに、ゴキブリが出にくいアパートに引っ越したとしても、絶対にゴキブリが出ないわけではないので、不安が残るという方も多いでしょう。

そこで、契約してから住み始める前にやっておきたいゴキブリ対策が燻煙剤を使用することです。退治グッズとしてもご紹介たように、燻煙剤は広範囲に煙が広がり隙間に隠れたゴキブリにまで作用します。

アパートに入居するまえにできるゴキブリ対策

しかし、動物に有害な成分が含まれているため、住み始める前に使用するのがタイミングとしては最適なのです。なお、殺虫成分は数日間部屋に残ってしまうようなので、使用後3日は期間を置いて住み始めましょう。ペットを部屋に入れるのも、3日以上期間をあけるのが賢明です。

また、入居前であれば、殺虫成分の含まれた煙が食器や荷物にかからないようカバーをかけるなど手間のかかる作業をおこなう必要もありません。以上2点のような理由から、入居前に燻煙剤を使用することがよいといわれています。

注意点としては、煙が発生することで火災報知機が作動するおそれがあることです。火災報知機を取り外すか、火災報知機にカバーをかけることを忘れないようにして使用しましょう。

徹底的に対策したい場合は業者に相談してみるのもあり

自分でできるかぎりの対策をしていてもゴキブリが発生し続ける場合は、害虫駆除業者に相談してみましょう。とくに、コンビニや飲食店が入っているアパートではゴキブリが発生しやすいため、個人での対策は難しいところがあります。

ここでは、業者に依頼した場合の費用や業者の選び方について解説しますので、プロの力が必要な場合はぜひ参考にしてください。

費用相場

20~30平方メートル(1Rや1Kくらい)の広さのアパートでゴキブリ駆除を依頼すると、ゴキブリ駆除業者10社の料金を平均して約13,670円の費用がかかります。ただし、ゴキブリが生息している状況や作業の難易度などにより費用が変わることもあるので、詳しい金額は業者に見積りをとって確認しましょう。

また、少しでも費用を抑えたいという方は、複数の業者から見積りをとる相見積りをすることをおすすめします。業者によって、料金の設定や駆除作業の内容は少しずつ異なるのです。内容と料金を吟味して、納得のいく業者に依頼するのがよいでしょう。

業者の選び方

ゴキブリ駆除業者を選ぶポイントはおもに3つです。以下のような点に注目して業者選びをすると、気に入った業者が見つかるのではないでしょうか。

・保証期間がついているか
・対策までおこなってくれるか
・見積りが明瞭か

ゴキブリ駆除は一度おこなっただけで完全にゴキブリがいなくなるとは限りません。業者がどれだけ丁寧に作業したとしても、再度あらわれるおそれがあるのです。しかし、保証期間のついた業者に駆除を依頼すれば、期間内にゴキブリが再発した場合に対応してもらいやすいでしょう。

また、一度で駆除が完了するとは限らないということは、再発しないような対策が必要だということです。駆除を依頼した際に再発防止の対策まで提案して施工してくれる業者に依頼すれば、駆除後の生活も安心して送れるでしょう。

さらにもうひとつ注目していただきたいのが、見積書の内容です。見積書の作成については、決まった形式があるわけではないようなので、業者によって記載の仕方が異なります。なかには、「駆除作業一式」といったような大まかな表記しかない場合もあるのです。

どのような作業にいくらの費用がかるのか、そういった細かい点まで見積書で把握できる業者を選べば、納得のいく費用での駆除を依頼することができるでしょう。

まとめ

部屋でゴキブリを目にしないためには、ゴキブリの侵入対策をアパートでおこなう方法があります。ゴキブリの侵入経路をしっかりと把握し、侵入経路を塞ぐようにしましょう。また、ゴキブリが寄り付きやすい環境をつくらないことも対策として重要なポイントです。

そして、今後引っ越しなどを考えている方は、ゴキブリが出にくい特徴のアパートを探すことも検討する必要があります。引っ越し先が決まったら、荷物を運び入れる前に燻煙式駆除剤を使用して、目にみえない隙間のゴキブリも事前に駆除することで、気持ちよく新生活をスタートできるでしょう。

しかし、どれだけ対策をおこなってもわずかな隙を狙ってゴキブリが発生するという事態は考えられます。そのときは、ゴキブリ駆除に精通した業者に依頼して、しっかりとした駆除・対策を依頼しましょう。

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