ゴキブリでアレルギー反応！急な喘息の原因はあの黒い生物のせいかも

アレルギーと聞くと、花粉や食物など様々なものがあります。中には、人間の髪の毛や野菜などを食べるゴキブリに反応する、ゴキブリアレルギーというのもあるのです。ゴキブリアレルギーはあまりなじみがないため、よく知らないかたもいるかもしれません。

そこで、ゴキブリアレルギーとはどのようなものかについてお話します。また、ゴキブリの駆除方法についても紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

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ゴキブリアレルギーの症状とは

アレルギー性鼻炎などは、ハウスダストや空中のほこりによってアレルギー反応を起こすことで出る症状のひとつです。しかし、ゴキブリアレルギーの場合は、何が原因で反応するのでしょうか。

ゴキブリの死骸や糞などを放置していると、粉末化して空気中に舞ってしまいます。ゴキブリアレルギーの症状がでる原因は、空気中に舞った死骸や糞の粉末が人間の体内に入ることです。ゴキブリアレルギーの場合、おもな症状として喘息を引き起こすことがあります。

喘息は、息苦しさや咳などの症状がでます。呼吸が上手くできなくなることもあるため、大変危険です。しかし、喘息だからといって必ずゴキブリアレルギーであるわけではありません。喘息になった場合は、原因をしっかり調べて治療する必要があります。

自分がゴキブリアレルギーでないか不安な場合は、検査するようにしましょう。気になるかたは病院で血液検査をして、アレルギー反応があるかどうかを確かめましょう。アレルギーがひどい場合は、検査後に適切な治療を受けることもできます。

もしゴキブリアレルギーならゴキブリ対策を

病院で検査をおこない陽性反応がでた場合、室内にゴキブリが生息しているだけで、アレルギー反応を起こしてしまいます。そのため、ゴキブリアレルギーのかたがいる家庭では、徹底的に駆除をおこなう必要があるのです。自分でおこなえるゴキブリ駆除方法には、以下のものがあります。

毒餌(ベイト剤)による駆除

ゴキブリの好きな味や匂いのする毒餌を、通り道や餌場となりそうな場所に設置するだけで駆除できます。巣ごとすべてのゴキブリを駆除するのなら、毒餌がおすすめです。毒餌は市販されており誰でも利用しやすい方法ですが、駆除できるまでに時間がかかるという欠点があるようです。

粘着トラップによる捕獲・駆除

ゴキブリが通るルートに罠を仕掛けるのが、粘着トラップです。粘着トラップの中には、ゴキブリの好む香りの餌が入っており、その周囲は強い粘着力があるテープになっています。香りに寄ってきたゴキブリを粘着テープで身動きがとれないようにして、駆除するという方法です。

粘着トラップを使ってゴキブリを駆除する場合は、トラップに引っかかっていないかを定期的にチェックしましょう。トラップにかかったゴキブリを放置していると死骸が粉末になったり、ほかのゴキブリを捕獲できなったりするおそれがあります。

ゴキブリが来ない家にするには

部屋を清潔に保つことで、ゴキブリが住みにくい家にすることができます。甘い香りが好きなゴキブリは、ジュースやビールなどの空き缶や生ごみ、油などがある場所に集まりやすいです。そのため、家庭内においては、キッチンにゴキブリが発生することが多いといわれています。

そのため、ジュースやビールなどの容器は、しっかり洗って処理しましょう。また、油が付着したところは熱湯や重曹を使ってとることもできるため、試してみてください。詳しくは、生活110番の「油汚れを落とす「手作りクレンザー」が使える！換気扇の汚れや頑固な汚れに」を参考にしてください。

ゴキブリは水分補給ができないと、死んでしまいます。水があるお風呂場なども、ゴキブリが発生しやすい場所といわれているのです。できるだけ水回りを拭いて水気を切っておくようにすると、ゴキブリが発生しにくくなる効果があります。

また、ゴキブリの糞は仲間を呼び寄せる原因になります。糞を見付けたら処理するようにしましょう。ゴキブリアレルギーの場合は、死骸を放置することで症状が悪化することがあります。ゴキブリの死骸を見付けたらすぐに始末しましょう。

ゴキブリ対策は業者に依頼することもできる

ゴキブリアレルギーのかたは、駆除時にアレルギー反応を起こすことがあるため、大変危険です。確実に家中のゴキブリを駆除したい場合は、業者に依頼することをおすすめします。業者に駆除を依頼することで、巣の周辺にある死骸や糞などの処理をしながら駆除をおこなってくれます。

薬剤を吸引することによる人への影響が気になるかたは、「ベイト方式」で駆除することをおすすめします。ベイト方式とは、2章でも説明した毒餌によってゴキブリを駆除する方法で、ジェル状のものやホウ酸団子など様々な種類があるのです。種類によって、使われている薬品や効果が異なります。

ご家庭にペットや小さなお子さんがいる場合は、薬品の害などの説明をしっかりと受けておきたいですよね。業者によって駆除方法が異なりますが、薬剤散布で対策をする場合は薬品の説明をしてもらうこともできるため安心です。

また、業者によっては保証サービスがついているところがあります。ゴキブリ駆除をおこなってから、決められた期間内であればサービスを受けることができます。「再びゴキブリが発生しないか不安」というかたは、保証サービスが充実している業者を選びましょう。

まとめ

住居やお店などに発生するゴキブリで、アレルギー反応を起こすことがあります。ゴキブリアレルギーの場合は、喘息の症状がでて呼吸がしにくくなることもあるのです。そのため、ゴキブリアレルギーの原因となる死骸や糞を、室内からなくさなくてはなりません。

ゴキブリの死骸や糞を完全に家からなくすためには、巣ごと駆除する必要があるのです。しかし、素人が巣を発見するのは極めて難しいといわれています。ゴキブリの巣を駆除したい場合は、業者に依頼するようにしましょう。業者によっては、保証サービスがついているところもあり、再発の不安があるかたでも安心できます。