ゴキブリ駆除で超音波を使用すると効果があるといわれていますが、実際のところどうなのでしょうか。もし効果があるのなら、使ってみたいと思われる方も多いことでしょう。
本記事では、超音波はゴキブリ駆除方法として有効なのか、そして、そのほかにはどんな方法があるのかを紹介しています。ゴキブリの忌避・駆除方法について知ることで、ゴキブリ対策が意外とむずかしくなかったということを知っていただけるかもしれません。
目次
ゴキブリに対して超音波は効果があるのか
近年、ゴキブリ対策としての超音波機器があります。しかし、その効果に関しては、残念ながら実証されていないといわれているようです。
こういった商品は、ゴキブリには感じ取ることができますが、人間では聞くことすらできない2万ヘルツ以上の、限定された周波数の音を出すといわれています。このゴキブリにしか聞こえない周波数の音を出すことで、撃退できると考えられていました。
ですが、ゴキブリには耳がありません。では、どうやってこの周波数を感じているのでしょうか。実は、超音波から発せられる周波数に限らず、人の動きや声などは足や手に伝わる振動で感じ取っているのです。
しかし、超音波というものは、壁などにあたることで消えてしまいます。ゴキブリは、基本的に壁際をちょこちょこ移動しているため、ゴキブリに超音波を当てるということは、とてもむずかしいことになります。
このようなことから、ゴキブリを超音波で駆除するのは、実証することがむずかしいと考えられているのです。さらに現状では、超音波での忌避効果も確実性はないといわれています。
ゴキブリが嫌うものはハーブや柑橘の香り
ゴキブリへの超音波での対策は、確実ではないので期待はできないかもしれません。しかし、ゴキブリには超音波以外にも、嫌いな香りというものがあります。そのにおいのひとつが、ハーブの香りです。
ハーブを用いたゴキブリ駆除には、さまざまな方法があります。乾燥したハーブをゴキブリの出没場所に置いておく、これだけでも効果があるようです。また、ハーブはアロマとして利用されていることもあります。そのため、アロマエキスを染み込ませたものもよいといわれています。
そういったアロマオイルを炊くだけでも効果があるので、自身のリラックス効果とゴキブリ対策ができる、まさに一石二鳥といえる方法ではないでしょうか。
また、アロマオイルを使用するときは、ハーブ以外にも柑橘系のものを使用してもよいでしょう。柑橘系というと、みかんやレモンなどですが、これらの皮をゴキブリの出没場所に置いておくと効果があるようです。柑橘系のものには、d-リモネンという成分が含まれていますが、これがゴキブリ対策として効果があるのです。
さらに、d-リモネンは、ゴキブリだけではなく夏場の敵である蚊などにも効果があります。柑橘系の香りがするアイテムは、ゴキブリと一緒に複数の害虫対策もできてしまう優れものであるといえるでしょう。
このように、ゴキブリはハーブや柑橘系の香りをとても苦手にしているため、一度試してみてはいかがでしょうか。これらのアイテムは簡単に手にいれられるため、準備がしやすくおすすめです。
ゴキブリ対策には侵入口の封鎖も大切
ゴキブリの侵入経路は、生活環境で私たちが出入りするような玄関やバルコニー、そして、排水口や換気扇などさまざまです。こういった侵入経路を塞ぐことも、大切な対策のひとつとなります。
玄関やバルコニー
玄関やバルコニーは、扉の開閉が多いため侵入される危険性が高いです。さらに、ちょっとした隙間をみつけて、侵入してくるのがゴキブリなので、怪しい場所などがあれば塞ぐようにしましょう。
また、玄関を長時間開けておきたいという方には、玄関用のカーテンや網戸なども販売されていますので、検討してみてはいかがでしょうか。バルコニーの網戸の隙間を塞ぐには、隙間用テープなども販売されています。
排水口や換気扇
排水口というのは、自宅のなかでいくつも目にすることがあるでしょう。例えば、キッチン、洗面所などですが、ゴキブリは排水口の下にある排水管をたどって侵入してくることがあります。
排水管は、基本S字になっていることが多いです。このトラップと呼ばれるS字部分には、水が溜まる構造になっており、害虫などが通れないような壁の役割を果たしているのです。しかし、なかにはまっすぐな排水管もあるため、その場合は侵入されるリスクが高まります。こういった形状の排水管のときは、排水口に網目のふたをつけるなど、対策が必要となるでしょう。
換気扇に関しては、日々の使用で油まみれになっていることが多いのではないでしょうか。そうなると、その臭いにつられてゴキブリが寄ってくることがあります。しかし、常にきれいにしておくことはむずかしいでしょう。そのため、換気扇にフィルターを設置することをおすすめします。
フィルターを設置することで、ゴキブリが換気扇まで来てもそこから先に侵入することができなくなります。ゴキブリを超音波によって防ぐよりも、侵入経路をしっかりと塞ぐことの方が効率よく防止できることでしょう。
ゴキブリをみたくないなら業者の利用もおすすめ
ここまで、ゴキブリの超音波機器、ハーブや柑橘類の配置、侵入経路の遮断など、さまざまな方法を解説してきました。しかし、もし効果がなかったらと不安になる方も多くいるはずです。
ゴキブリを駆除する方法は、実はまだいくつかあります。ベイト剤と呼ばれる毒餌や、くん煙式駆除剤を使う方法です。
ベイト剤
ベイト剤とは、虫が好んで食べるものを混ぜ合わせてつくられた、毒餌です。ベイト剤を使った駆除方法であれば、ゴキブリに毒餌を食べさせて死滅させることができます。毒餌を食べたゴキブリは、巣に帰った後に死んでしまい、死骸を仲間が共食いするため、毒成分がほかの個体にもまわり死滅していくのです。
ベイト剤はゴキブリが発生しそうな場所に置いておけば、勝手にゴキブリが食べてくれます。そのため、目にすることなくゴキブリを駆除することができるのです。
くん煙式駆除剤
くん煙式駆除剤とは、殺虫成分のはいった煙を部屋のなかに発生させることで、隅々まで煙がはいっていき、ゴキブリを駆除できるというものです。しかし、注意してほしいのが、煙が発生するこのタイプは、使用するときに部屋の家具や食器などに注意が必要だということです。
これらには、煙がかからないよう保護しておく必要があります。さらに、魚類や昆虫など、ペットに対しても殺虫作用が発生するため、部屋の外に出すなど対策をしておかなければなりません。
しかし、こういった作業をおこなったにも関わらず、どれだけやってもゴキブリが出るということもあるはずです。そういった場合、素人ではわからない問題が発生していることが考えられます。
その際には、ゴキブリの生態に精通した業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼することで、私たちではわからない問題を発見して、ゴキブリが発生する原因を元から解決してくれるでしょう。
まとめ
ゴキブリ駆除で超音波を利用することで効果を発揮するという見解もあるようですが、実際はむずかしいのかもしれません。超音波は壁などにあたることで、効果がなくなります。
確実性のない超音波を使用するより、ゴキブリの嫌うハーブや柑橘系の香りを使用した方が、発生のリスクを減らすことができるでしょう。ハーブや柑橘類は、使用方法も簡単なので参考にしてみてください。
また、ベイト剤やくん煙式駆除剤を使用することで、ゴキブリを駆除することも可能です。このような駆除作業をおこなってもゴキブリが発生する場合は、業者に依頼してしっかり対処してもらうことをおすすめします。
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