アシナガバチは秋に攻撃性が増す?!生態や見かけたときの注意点とは

2022.7.6

アシナガバチは秋に攻撃性が増す?!生態や見かけたときの注意点とは

夏に入ると、木や軒下で蜂の巣ができているのを見かけると思います。たくさんの蜂が巣を取り囲んで、いつ刺されやしないかとビクビクしてしまうのではないでしょうか。できることなら取り除いて安心して生活できるようにしておくことをおすすめします。

もしも見つけた巣の形がシャワーヘッドのようになっていたら、それはアシナガバチが作ったものです。アシナガバチがいつ巣を作ってどう仲間を増やしていくのかを知って、巣を駆除するタイミングをつかみませんか?

今回は、アシナガバチのオスの生態にスポットを当てて、アシナガバチの一生を調べてみたいと思います。

アシナガバチの攻撃性が高くなる季節って?

日本で見かけることの多い蜂の中にアシナガバチがいます。脚が長く細身のアシナガバチは、ゆっくりとしたスピードで街中を飛んでいることがあります。軒下やエアコンの室外機、ベランダなどの人の生活圏に巣を作りやすいことでも知られています。家の近くに巣を見つけたら、刺されないか心配になってしまいますよね。

アシナガバチは比較的穏やかな性格をしているので、身の危険を感じなければ積極的に攻撃をしかけてくることはあまりないといわれています。しかし、蜂の性質で穏やかながらも攻撃的になる季節があるといわれているのです。

アシナガバチは秋に攻撃性が高くなりやすい

アシナガバチが攻撃性を高めるのは夏の終わりから秋にかけてといわれています。働き蜂が巣を守り、女王蜂を守ろうとするためです。この時期にアシナガバチ自身や巣に近づくと、攻撃してくるので注意が必要です。アシナガバチの毒はスズメバチほど強くないといわれていますが、アナフィラキシーショックで死亡することもあるといわれています。まずはアシナガバチに刺されないように、対策を立てるようにしましょう。
      アシナガバチの攻撃性が高くなる季節って?

秋、アシナガバチで気を付けるポイントは?

アシナガバチは夏の終わりから秋にかけて、巣を守るために攻撃的になっていきます。攻撃的になっているからといって、外に出ないわけにはいきませんよね。ではもしアシナガバチと秋に出会ってしまったらどうしたらいいのか、気を付けるべきポイントをご紹介したいと思います。

まず1つ目のポイントは見かけたらすぐにその場を離れるということです。秋に外を飛んでいるアシナガバチは気が立っているため、刺激を与えるだけでも攻撃してくるおそれがあるからです。巣を見つけたときはさらに危険かもしれません。アシナガバチに出会ったら、ゆっくりとアシナガバチから離れるようにしましょう。

そして2つ目は黒色の服をなるべく身に着けないということです。蜂の仲間は黒色に反応するといわれています。攻撃対象として標的になりやすいので、なるべく黒色のものを避け、明るい色味の服を着るようにしてみてください。

夏から秋にかけてはアシナガバチも食料を求めてたくさん飛び回っています。刺されることのないように、しっかりと対策を立てておくことをおすすめします。

秋に飛び立つアシナガバチのオスは刺さない?

秋に差しかかったときにも、アシナガバチが外を飛んでいることがあります。秋に入ってから見かけるアシナガバチは、夏に見かけるアシナガバチとは少し姿が違うことがありませんか?

じつはアシナガバチは秋にオス蜂が誕生します。働き蜂に大きく育ててもらったオス蜂は、涼しくなり始めた9月ごろから交尾をするために活動を始めるのです。ではこのオス蜂は働き蜂と同じように身を守るために攻撃することはあるのでしょうか。

・蜂の針は産卵管由来
鋭い針は蜂の代名詞でもありますよね。敵に向かって針を突き刺すのですが、この針は産卵管が変化してできたものといわれています。そのため、産卵しないアシナガバチのオスは針を持たないのです。針を持たないオス蜂は、身の危険を感じても刺すことはないのです。

・女王蜂は針を持つが、基本的に刺さない
では卵をたくさん産む女王蜂はどうなのでしょうか。女王蜂はメスですから産卵管を持っています。針を持っていることになりますが、女王蜂の針は産卵目的のものであって、攻撃目的のものではないのです。攻撃に使用される針は、女王蜂に選ばれなかった働き蜂が戦うために持った武器といえるのです。

アシナガバチのオスの一生

蜂の仲間であるアシナガバチには、階級というものが存在しています。その階級には、卵を産む女王蜂、巣を作り子供を育てる働き蜂、女王蜂と交尾をするために生まれてくるオス蜂があることがよく知られていると思います。この項では、アシナガバチの中の刺さない蜂であるオス蜂はどんな一生を送っているのか詳しく調べてみたいと思います。

アシナガバチのオスは、働き蜂によって9月~10月頃巣の中で育てられていきます。オス蜂自身がエサを求めて外に出ることはなく、働き蜂がエサを持ってくるのをじっと待っているのです。大きく成長したオス蜂は、巣の外で女王蜂と交尾をおこないます。何度か交尾をおこなったオス蜂は、数日のうちに命を落としてしまいます。

このように、オス蜂は女王蜂と交尾をするためだけに生まれてくる、寿命の短い蜂なのです。オス蜂と交尾をした女王蜂は、身をひそめて越冬準備に入ります。そしてつぎの年の春に、産卵をするのです。

まとめ

アシナガバチは、女王蜂やオス蜂を育てる夏の終わりから秋にかけて働き蜂の攻撃性が高くなるといわれています。そんな中でアシナガバチのオスは攻撃をすることもなく、巣の中で守られて成長していくのです。

交尾をして仲間を増やしてくれるオス蜂は、女王蜂と交尾を終えると一生を終えます。非常に短い命ですが、オス蜂はアシナガバチの仲間を増やすための大切な存在なのではないでしょうか。

しかし、アシナガバチはオスが交尾を終えると女王蜂だけが残って越冬準備を始めます。このタイミングで巣を駆除すると、安全におこなうことができるのです。蜂駆除のプロに依頼して、しっかりと巣を駆除しておくことをおすすめします。

この記事の監修者 ナカザワ氏について

この記事の監修者
ナカザワ氏 NPC 総合害虫駆除
監修ジャンル:害獣 害虫
神奈川県・東京都を中心とした総合害虫駆除サービスを運営。防除作業監督者(防第14721号)の国家資格を有し、アリ、ゴキブリ、ダニ、ハエ、トコジラミ、ハチやコウモリなど幅広い害虫や害獣にも対応。

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