経験者200人が選ぶ蜂の巣駆除で本当に使えるスプレー!安全に蜂を絶滅させる方法を解説

2023.9.12

経験者200人が選ぶ蜂の巣駆除で本当に使えるスプレー!安全に蜂を絶滅させる方法を解説

自宅の庭や軒下などに蜂の巣を見つけたら、怖いのですぐに駆除したいですよね。飛び回っているたくさんの蜂を、刺されることなくまとめて絶滅させる方法があったらいいと思いませんか?

じつは、状況に応じて適切な方法を見極めれば、蜂は安全で確実、かつ手軽に巣ごと駆除することができます。

まずは蜂の種類や巣の状況を確認してみましょう。蜂の巣を駆除する方法にはいくつかありますが、蜂の種類や巣の場所、大きさなどを確認すればもっともふさわしい駆除方法がわかるからです。

このコラムでは、蜂に巣を作られるのが初めての人でもスムーズに駆除ができるよう、以下の内容を解説しています。

  • 状況別の最適な蜂の巣駆除方法
  • 安全に自力で駆除する方法
  • 駆除業者の費用をお得にする方法

このコラムを読めば、安全で効率的に蜂の巣を駆除して快適な生活を取り戻すことができます。

  • 【監修者プロフィール】

    郷 正憲医師

    徳島赤十字病院 麻酔科
    麻酔科標榜医
    日本麻酔科学会麻酔科専門医
    日本周術期経食道心エコー認定委員会認定試験合格
    日本救急医学会ICLSコースディレクター
    麻酔の中でも術後鎮痛を専門として臨床研究をおこなう。医学教育への取り組みも積極的におこない、心肺蘇生の講習会のインストラクターやディレクターなどをこなす。本名および「あねふろ」の名前でAmazon Kindleにて電子書籍も出版。

※「万が一刺されたときの対処を知っておく」のみ監修

目次

蜂の巣を駆除する方法は「自力」「業者」の2択

蜂の巣を駆除するには、市販の駆除スプレーなどを使って自力で駆除するか、蜂の巣駆除をおこなっている業者に依頼するかのどちらかが基本的な方法です。

自分で駆除ができれば、駆除にかかる費用を最小限に抑えられます

プロに駆除をしてもらえば、自分が危険な目に遭うおそれがありません

そのほかに地域の自治体に相談する、近所の養蜂家に引き取ってもらう、または駆除自体をせずに様子を見るといった対処も考えられますが、これらの方法が使える状況はごく限られます。そのため、自力駆除か業者依頼のどちらかを前提に考えるのがスムーズです。

どんな場合にどの方法が最適なのかを解説しますので、一緒に蜂や巣を確認していきましょう。

最適な駆除方法の判断フローチャート

駆除方法を判断するうえで基準になるのは、駆除作業や蜂自体の危険度です。危険度が低い状況であれば、蜂の巣は自力でも駆除できます。危険度の高い状況なら、プロに任せましょう。

駆除作業の危険度は、以下の3つのポイントを確認すれば判断できます。

  • 巣がある場所
  • 蜂の種類
  • 巣の大きさ
業者依頼OR自力駆除の判断フローチャート

それぞれの項目を詳しく解説します。

巣がある場所

蜂の巣が以下のどれか1つでもあてはまる場所にある場合は、どんな種類の蜂の巣であっても駆除は業者に任せましょう。

自力駆除が難しい場所
  • 3メートルを超える高い場所
  • 作業や避難がしにくい狭い場所
  • 十分な換気ができない閉鎖的な場所
  • 巣の全体が確認できない奥まった場所

2階以上の屋根など高所にある巣の自力駆除は、転落して大ケガをするおそれがあり危険です。駆除の際には蜂が巣から飛び出して暴れることもあり、脚立やはしごの上での作業は驚いてバランスを崩す危険性が高いのです。

先端にスプレー缶を取り付けて高所にスプレーができる道具もありますが、これは1万円以上する商品が多いです。蜂の巣駆除を業者に依頼する費用の平均は21,895円(※)なので、総額で業者に頼むのと変わらない金額になる場合もあります。駆除自体の作業や道具をそろえる手間も考えると、自力で駆除をするメリットがあまりなくなってしまいます。

※当社実績より算出
集計期間:2015年1月1日~2020年12月31日
件数:31,029件

エアロング 高所スプレー器 15,400円

最終閲覧日:2022年1月20日

自力駆除できるのは特殊な道具を使わずに地上から安全に作業ができる1階の軒下程度、およそ3メートルまでを目安にしましょう。

屋根裏や床下などの閉鎖的な空間も、もしも蜂が襲ってきたときに避難する場所がないので危険です。充満した駆除スプレーの薬剤を吸引してしまったり、電気機器の火花が可燃性ガスに引火して火災になったりというおそれもあります。

また、壁と壁の隙間や壁の内部、墓石の中、木や土の中、エアコンの室外機や換気扇ダクトの内部など、狭くて奥まった場所にある巣も自力での駆除は難しいです。スプレーの薬剤が巣全体に届きにくいほか、巣の全体が見えないので思ったより大きくて駆除しきれないというおそれもあります。

自力で駆除できる場所

• 業者に任せるべき場所に巣がある→業者依頼のポイントを確認
• 自力駆除ができる場所に巣がある→巣を作った蜂がなんの種類なのかを確認

蜂の種類

住宅に巣を作ることが多い蜂にはおもに、アシナガバチ、スズメバチ、ミツバチがいます。巣を作った蜂がアシナガバチであれば、自力でも比較的安全で簡単に駆除ができます

アシナガバチは巣の規模が比較的小さく、蜂は巣の表面に止まるため、市販の駆除スプレーを使って短時間で一気に駆除ができるからです。スズメバチに比べると攻撃性も低いため、容易に巣に近づくことができます。

スズメバチはカラに覆われた巣の内側にたくさんの蜂が潜んでいるうえ、攻撃性が高く毒も強力であるため、駆除の危険度や難易度がもっとも高い種類です。

ミツバチはアシナガバチ以上に攻撃性が低いですが、巣が大きく個体数も多いうえに屋根裏などの奥まった場所に巣を作ることが多いため、一般の人がすべてを駆除するのは困難です。

ミツバチやスズメバチの場合は、基本的にはプロに駆除してもらいましょう。

巣を作った蜂がどの種類なのかは、巣や蜂自体の形を見れば見分けられます。

アシナガバチと巣の特徴
アシナガバチ
  • 細く楕円形のおしり
  • 全体に細身でくびれが緩やか
  • 脚を垂らして漂うように飛ぶ
アシナガバチの巣
  • おわん型や円盤型
  • 六角形の穴がむき出し
  • 灰色や薄茶色
  • 最大20cm程度
スズメバチと巣の特徴
スズメバチ
  • 太く弾丸型のおしり
  • くびれが深い
  • 脚をたたんで直線的に飛ぶ
スズメバチの巣
  • とっくり型やボール型
  • カラに覆われていて六角形の穴は見えない
  • マーブル模様
  • 最大80cm程度
ミツバチと巣の特徴
ミツバチ
  • 胸部が毛に覆われている
  • 毛にくびれが隠れて寸胴に見える
  • 脚に花粉のかたまりを付けていることがある
ミツバチの巣
  • 板状の両面に六角形の穴が見える
  • 板状の巣が数枚並んでいる
  • 乳白色や黄色
  • 最大1m程度

ただし、スズメバチはごく小さな巣であれば自力でも駆除が可能です。スズメバチの巣を自力で駆除したい場合は、大きさも確認しておきましょう。

• スズメバチだった→巣の大きさを確認
• アシナガバチだった→自力駆除に必要な道具を確認
• ミツバチだった→業者選びのポイントを確認

巣の大きさ

凶暴なスズメバチでも、直径5センチメートル程度、5月ごろまでの小さな巣なら自力でも比較的安全に駆除ができます。このころの巣はまだ作り始めたばかりで、基本的には女王蜂1匹しかいないからです。

4月ごろに冬眠から目覚めた女王蜂は、1匹だけで巣を作り始めます。女王蜂は巣を作って子どもをたくさん産むために自分の身を守ることを優先するので、積極的に攻撃をしない性質があるのです。そのため、襲われるリスクが少なく駆除ができます。

スズメバチの巣は最初は六角形の穴が見えていて、その上に傘をかぶせたような形です。次に傘の部分が徐々に広がって外側を覆い、とっくりを逆さにしたような形になります。より大きくなると筒状の部分が取れて、ボール型や卵型になっていきます。

スズメバチの活動時期と危険度-

6月ごろになると働き蜂が羽化し始めて数が増え、巣も急速に大きくなります。働き蜂は巣に危害を加える敵にすかさず攻撃を仕掛けてくるので、大きくなったスズメバチの巣は自力での駆除は危険です。

もしも蜂の針から身を守る防護服が手に入れば自力駆除もできますが、スズメバチに対応した防護服は5万円程度と非常に高額です。数千円で販売されている蜂用防護服はミツバチやアシナガバチ用のもので、スズメバチには対応していないものがほとんどです。

スズメバチ駆除 ハチ防護服 蜂武者 53,900円

最終閲覧日:2022年1月20日

スズメバチの場合、業者に依頼したときの費用は平均24,997円(※)なので、自力のほうがかえって高くなってしまいます。防護服が必要なほど成長した6月以降のスズメバチの巣は、自分では駆除できないと考えましょう。

※当社実績より算出
集計期間:2015年1月1日~2020年12月31日
件数:13,488件

• 巣が小さいので自力で駆除→駆除に必要な道具を確認
• 自力では危険な大きさなので業者に依頼→業者依頼のポイントを確認

自治体は対応してくれない地域が多い

地域の自治体で駆除してくれば助かりますよね。ただ、この方法が利用できる確率は非常に低いといえます。

蜂は危険な害虫として無料で駆除してくれたり、業者に頼む費用を補助してくれたりする自治体もありますが、対応している自治体は少ないのが現状です。ほとんどの自治体では対処法についてアドバイスしたり、業者を紹介したりといった程度の対応です。また、対応している場合でも、基本的に対象になるのはとくに危険なスズメバチに限られます

お住まいの地域の対応を一度確認してみる価値は十分にありますが、あまりあてにしすぎないようにしましょう。

蜂に対する自治体の対応の例

• 東京都新宿区(どの蜂でも無料駆除)
新宿区では業者に委託をしてハチの巣の除去を行っています。以前はスズメバチの巣のみを対象としていましたが、現在はスズメバチ以外のハチの巣も除去対象としています。
【引用】ハチの巣を見つけたら:新宿区

• 神奈川県茅ケ崎市(スズメバチに限り無料駆除)
市ではハチの中でも毒性が強く、生命に危険を及ぼす可能性のあるスズメバチの巣に限り、駆除をしています。駆除は無料です。
【引用】スズメバチの巣の駆除|茅ヶ崎市

• 茨城県ひたちなか市(スズメバチの巣に限り費用の一部補助)
市内の住居等に営巣したスズメ蜂の巣を,市内の業者に委託して駆除を行った場合,駆除費用の一部が補助されます。
【引用】スズメ蜂駆除に関する補助金のお知らせ|ひたちなか市公式ホームページ

• 宮城県蔵王町(防護服の貸し出し)
町ではハチの巣駆除は行っておりませんので、個人でハチの巣を駆除する方に、ハチ等駆除用防護服の無料貸し出しを行なっております。
【引用】ハチの駆除業者・防護服の貸出 蔵王町ホームページ

• 大阪府大阪市(対応なし)
ハチの巣を駆除する場合は、土地の所有者又は管理者が自らの責任で行ってください。大阪市では、原則として、他者の所有または管理する土地のハチの巣の駆除は行っておりません。
【引用】大阪市:ハチについて

最終閲覧日:2022年1月20日

養蜂家は対応しているとは限らない

養蜂家に引き取ってもらうという方法も、あまり期待はできません。自然に発生した蜂を回収することは、養蜂家の本来の仕事ではないからです。

はちみつを生産するためにミツバチを飼育している養蜂家にとってミツバチは役に立つ財産なので、住宅などに発生したミツバチを回収して引き取りにきてくれる養蜂家もあります。

しかし、養蜂家が飼育できない種類の蜂だったり、別の業務で忙しかったりする場合には断られることもあります

そもそも回収に来られるほど近くに養蜂家がないことも多いです。そのため、やはり確実な方法とはいえません。

放置できる場合もあるがリスクもある

刺される危険がない状況だったとしても、蜂の巣を放置しておくことはおすすめできません。蜂が人に及ぼす被害は、直接刺すことばかりではないからです。

たしかに自宅にできた蜂の巣がアシナガバチやミツバチのものだった場合、駆除せずに放置しておいても問題がないこともあります。凶暴なスズメバチと違ってアシナガバチやミツバチは人を刺すことが少ないので、人が通らない場所にある巣ならそれほど危険はありません。

また、もしもアシナガバチの巣を見つけたのが秋ごろであれば、もう少し様子を見て自然にいなくなるのを待つ方法もあります。ミツバチの巣は年をまたいで使われ続けるのに対して、スズメバチやアシナガバチの巣は冬になると蜂がいなくなって使われなくなるのです。

蜂はほかの害虫を捕獲したり花粉を運んだりして植物の生育を助ける益虫でもあるので、そのままそっとしておくのもひとつの対処法です。

ただ、蜂の巣を放置しておくことにはいくつかのリスクがあることも知っておく必要があります。

蜂の巣を放置しておくリスク
  • 周囲の人が蜂に刺されて損害賠償を請求されるなどの近隣トラブルが起きる
  • アシナガバチやミツバチの巣を狙って危険なスズメバチが寄ってくる
  • 蜂のフンや死骸で家やお庭を汚される
  • ミツバチの巣は次第に巨大になっていく
  • 使われなくなった巣に別の害虫が住み着く
  • アシナガバチは女王蜂が近くで冬眠するので翌年同じ場所に巣を作りやすい
  • 蜂に気を付けながら生活をしなければいけないストレスが続く

このように、蜂は刺すこと以外にも人に被害を及ぼすことがあります。これらのリスクをすべて許容できるのでなければ、蜂の巣は駆除しておくことをおすすめします。

200人が選んだ蜂駆除スプレー1位は「スズメバチマグナムジェットプロ」

自力で蜂の巣を駆除する場合にまず必要なのは、蜂駆除スプレーです。蜂の巣駆除は基本的に、巣に殺虫剤をスプレーして蜂をすべて死滅させる方法でおこないます。

蜂駆除用のスプレーは多くの製品が市販されていて、ドラッグストアやホームセンターで手軽に手に入ります。蜂の巣駆除では大量の薬剤を巣や蜂に浴びせる必要があるため、少なくとも2本は用意しておきましょう。

ただ、種類が多いだけに「どれを選べばいいのかわからない」ということが多いでしょう。

そこで今回弊社では、独自におすすめの蜂駆除スプレー5品を厳選しました。さらにそのなかから、蜂駆除スプレーを使ったことがある方200人にもっともすぐれた商品を選んでもらうアンケートを実施しました。その結果をランキングにしたものが以下の表です。

200人が選んだ蜂駆除スプレーランキング
1位(総合19点)

スズメバチマグナムジェットプロ アース製薬

2位(総合16点)

カダン スズメバチバズーカジェット フマキラー

3位(総合13点)

業務用スズメバチ巣ごと退治 アース製薬

4位(総合7点)

スズメバチの巣撃滅 アース製薬

5位(総合6点)

スズメバチにも効く ハチ・アブ用ハンターZ PRO 大日本除虫菊(KINCHO)

アンケートを実施するにあたって、弊社では以下5つの基準で商品をピックアップし、アンケートもこの基準にそって投票をしてもらいました。

おすすめ商品の選定基準
  • スズメバチの駆除に対応している
  • 噴射距離が長い
  • 噴射時間が長い
  • 使いやすい
  • 価格がお手頃
ランキングの方法

• アンケート内容
対象……蜂駆除スプレーを使ったことがある方200人
Q1.噴射距離がもっとも有用と思われる商品を選択してください。
Q2.噴射時間がもっとも有用だと思われる商品を選択してください。
Q3.もっとも腕への負担なく蜂や蜂の巣を狙いやすいと思われる商品を選択してください。
Q4. コストパフォーマンスがもっとも高いと思われる商品を選択してください。

• 集計方法
質問ごとの順位を得点に換算して総合得点を集計
1位……5点 2位……4点 3位……3点 4位……2点 5位……1点

※アンケート結果の詳細は別ページに記載しています。

これらの基準は実際に蜂駆除スプレーを選ぶうえでも大切なポイントですので、それぞれアンケート結果の詳細やTwitterに投稿されたみんなの声とともにご紹介していきます。

蜂駆除スプレーを選ぶポイント1|スズメバチの駆除に対応している

駆除スプレーを選ぶときにもっとも重視するのは当然、蜂を確実に駆除できる効果があることですよね。蜂の巣を駆除するなら、商品に表示されている対象害虫の欄にスズメバチが含まれているスプレーを選ぶのがおすすめです。スズメバチに対応した商品を使ったほうが、より安全で確実に蜂の巣を駆除できるからです。

蜂駆除の作業をするときにもっとも怖いのは、攻撃を受けて怒った蜂に反撃されることですね。そのため蜂を対象とした駆除スプレーにはノックダウン効果といって、薬剤に触れた蜂がすぐに動けなくなって飛んだり暴れたりさせない効果のある成分が含まれているのです。

例えばランキング5品のうち4品に含まれる有効成分であるモンフルオロトリンをキアシナガバチに対して噴霧した試験では、噴霧後45秒後には90%の蜂が動けなくなったことが確認されています。
【参考】新規ピレスロイド系殺虫剤モンフルオロトリンの開発 住友化学株式会社
最終閲覧日:2022年1月20日

また、蜂用の駆除スプレーにはスズメバチが対象に含まれているものと、アシナガバチやミツバチしか含まれていないものがあります。

スズメバチの場合はもちろんのこと、蜂の巣ごと駆除するのであればアシナガバチであってもスズメバチに対応したものを使うのがおすすめです。巣を直接攻撃されれば、普段はおとなしいアシナガバチでも暴れることがあるからです。

蜂のなかでも凶暴なスズメバチの駆除を想定した駆除スプレーにはとくに強力で速効性のある成分が使われているため、より素早く確実に駆除ができるのです。

例えばランキング1位のスズメバチマグナムジェットプロと、同じくアース製薬の殺虫剤であるハチアブマグナムジェットの有効成分を比較してみると、以下のように違いがあります。

ハチアブマグナムジェット
フタルスリン、モンフルオロトリン、ビフェントリン(ピレスロイド系)、植物由来成分

スズメバチマグナムジェットプロ
フタルスリン、モンフルオロトリン、イミプロトリン、ビフェントリン(ピレスロイド系)、植物由来成分

ピレスロイドとは多くの殺虫剤に使われている成分で、フタルスリンやモンフルオロトリンなどもピレスロイド系成分の一種です。

2つの商品を比べてみると、おもにスズメバチの駆除を想定した駆除スプレーであるスズメバチマグナムジェットプロには、イミプロトリンという成分が含まれています。

イミプロトリンはピレスロイド系のなかでも非常に速効性が高く、ゴキブリのような生命力が強く殺虫剤をかけると激しく暴れることが多い害虫を対象にした殺虫剤にもよく使われる成分です。ゴキブリを使った試験では、イミプロトリンを含んだ殺虫剤をかけたゴキブリは飛ぶことができなくなることがわかっています。
【参考】イミプロトリンを有効成分とするゴキブリ用エアゾールの効果 アース製薬研究部
最終閲覧日:2022年1月20日

ただ、細かい成分の名前を見ても私たちのような一般人には判断が難しいですよね。そのため、商品に表示されている対象害虫の欄を確認するのがわかりやすい方法なのです。

今回弊社が選んだおすすめ5品は、すべてスズメバチの駆除に対応している商品です。

蜂駆除スプレーを選ぶポイント2|噴射距離が長い

蜂駆除スプレーに欠かせない性能のひとつが、薬剤を遠くまで噴射できることです。蜂の巣を駆除するときには、できるだけ離れた場所から巣に届くほうが安全だからです。

そのため、ほとんどの蜂駆除スプレーは3メートル以上の噴射距離があります。基本的には無風時、水平方向への最大噴射距離が商品に表示されていますので、できるだけ距離が長いものを選ぶのがおすすめです。

アンケート結果でも、最大噴射距離が12メートルともっとも長いスズメバチマグナムジェットプロとカダン スズメバチバズーカジェットに票が集まっています。

Q.1 噴射距離がもっとも有用と思われる商品を選択してください。
()内は商品に表示されている最大噴射距離
票数
1 スズメバチマグナムジェットプロ (約12m) 117
2 カダン スズメバチバズーカジェット(約12m) 44
3 業務用スズメバチ巣ごと退治(約11m) 24
4 スズメバチの巣撃滅(約6.5m) 8
5 スズメバチにも効く ハチ・アブ用ハンターZ PRO(約10m) 7

蜂駆除スプレーを選ぶポイント3|噴射時間が長い

距離と同じくらい大切なのが、噴射時間です。噴射距離が長いということはそれだけ強い力で薬剤を噴出するので、ほとんどの蜂駆除スプレーは数十秒ですべてを使い切ります

駆除が終わっていないのにスプレーが切れてしまっては困るので、内容量が同じなら噴射時間ができるだけ長いほうがよいのです。

アンケートでも、基本的にはより噴射時間の長いが選ばれている傾向です。

Q2. 噴射時間がもっとも有用と思われる商品を選択してください。
()内は商品に表示されている全量噴射時間
票数
1 スズメバチマグナムジェットプロ (約45秒) 82
2 業務用スズメバチ巣ごと退治(約45秒) 54
3 カダン スズメバチバズーカジェット(約32秒) 28
4 スズメバチの巣撃滅(約45秒) 22
5 スズメバチにも効く ハチ・アブ用ハンターZ PRO(約30秒) 14

蜂駆除スプレーを選ぶポイント4|使いやすい

スプレーの持ちやすさや操作性も考慮しましょう。素早く効率的に蜂や巣を狙い撃てなければ、蜂に反撃される危険性が高まるからです。スプレーの噴射を続けていると指や腕がつらくなってくることもあります。

ボタンを押し込むタイプよりも、レバーを握り締めるトリガータイプやガンタイプのスプレーのほうが、軽い力で噴射ができるのでおすすめです。

スプレータイプ

アンケート1位のスズメバチマグナムジェットプロはトリガータイプをさらに改良したガンタイプで、スプレー缶を横向きに持てるのが最大の特徴です。数十秒噴射を続けても腕への負担が少なく、誰にでも使いやすい駆除スプレーだといえます。

Q3.もっとも腕への負担なく蜂や蜂の巣を狙いやすいと思われる商品を選択してください。
()内は各商品のタイプ
票数
1 スズメバチマグナムジェットプロ (ガンタイプ) 90
2 カダン スズメバチバズーカジェット(トリガータイプ) 39
3 業務用スズメバチ巣ごと退治(トリガータイプ) 32
4 スズメバチにも効く ハチ・アブ用ハンターZ PRO(ボタンタイプ) 20
5 スズメバチの巣撃滅(トリガータイプ) 19

蜂駆除スプレーを選ぶポイント5|価格がお手頃

費用を抑えたくて自力駆除を考えるなら、やはり価格は気になりますね。噴射時間の短い蜂駆除スプレーは念のために2本以上一緒に購入しておくのがおすすめなので、場合によっては5~6千円の出費です。

ただ、アンケート結果を見ると、もっとも価格の高い業務用スズメバチ巣ごと退治は3位になっています。価格が高い商品ほど効果も高いと感じる人もいるのかもしれません。

Q4.コストパフォーマンスがもっとも高いと思われる商品を選択してください。
()内は楽天市場の2022年1月10日時点の最安値
票数
1 カダン スズメバチバズーカジェット(1,115円) 69
2 スズメバチマグナムジェットプロ(1,320円) 57
3 業務用スズメバチ巣ごと退治(1,719円) 26
4 スズメバチにも効く ハチ・アブ用ハンターZ PRO(1,206 円) 24
5 スズメバチの巣撃滅(1,275円) 24

安価なほうがよいのはたしかですがそれだけで選ばず、効果や使いやすさなどほかの要素も確認して総合的に判断するのがよいといえます。


以上のアンケートの結果、アース製薬のスズメバチマグナムジェットプロが評価項目4つのうち価格以外の3項目で1位を獲得し、総合1位に輝きました。蜂駆除スプレーを選べないときには、まずスズメバチマグナムジェットプロをお試しください。

蜂の巣駆除に必要なそのほかの道具

メインのアイテムである駆除スプレーが決まったら、次に安全のためや作業をしやすくするために必要な補助的な道具も確認していきましょう。

露出のない白っぽい衣服

駆除作業の際は、可能な限り肌の露出を避けましょう。もしも刺された場合でも、衣服の上からなら肌を直接刺されるよりも被害を抑えられます。

長袖長ズボンであれば十分対策になりますが、表面がつるつるした雨合羽など蜂が止まりにくいもの、針が肌まで届きにくいスキーウェアなどの厚手のものがより安全性が高いです。

長靴手袋も忘れずに着用しましょう。手袋は布製ではなく革製やゴム製のものがよいです。首元にもタオルなどを巻いて保護しておきます。

また、蜂の巣に接近する際の服装は黒色や濃い色のものを避けます。蜂は黒いものを攻撃しやすい性質があるからです。なるべく白っぽいものを選びましょう。

帽子やヘルメット

頭は必ず帽子やヘルメットで保護しましょう。髪の毛が黒いことや人間の体でもっとも高い場所にあることから、頭は蜂に狙われやすい箇所だからです。

血管の多い頭部を蜂に刺された場合、蜂毒による全身症状や意識障害の症状が起こりやすいといわれています。

帽子やヘルメットも、白っぽい色のものを選ぶのが大切です。
【参考】佐久総合病院における蜂刺症の実態 日本農村医学会雑誌
最終閲覧日:2022年1月20日

メガネやゴーグル

メガネやゴーグルを装着して目への攻撃を避けましょう。頭と同じく黒くて高い場所にあるため、目も蜂に狙われることがあります。

さらにスズメバチは針で指すだけでなく、針の先端から毒液を飛ばして攻撃する特徴もあります。毒液が目に入った場合、最悪は失明してしまうおそれもあるのです。

また、上方向へ駆除スプレーを噴射するときに薬剤が目に入るのを防ぐ効果もあります。

ヘッドライトと赤いセロファン

視界を確保するためのライトを用意しましょう。基本的に蜂の巣駆除の作業は夜間におこなうからです。夜間は蜂の活動が穏やかになるうえ、外出していた蜂が巣に戻っているため取り逃しなく駆除ができるのです。

ライトは手持ちの懐中電灯なども利用できますが、両手をふさがずに使用できるヘッドライトがベストです。ヘッドライトは簡易的なものであれば、100円ショップで販売されていることもあります。

また、ライトには赤い半透明のセロファンをかぶせて赤い光を出せるようにします。蜂は赤色の光を認識しにくいためです。赤い光であれば、巣を照らしたときに刺激を与えにくいのです。赤いセロファンも100円ショップで手軽に手に入りますので、一緒に用意しておきましょう。

巣を外すためのハサミなど

駆除したあとの巣を取り外すための道具も必要です。

アシナガバチの巣は木の枝のような細い軸で止まっているので、ハサミなどで簡単に切り落とすことができます。高い場所にある場合は柄の長い虫取り網などを使うと回収がしやすいです。

スズメバチの巣は巣の一部が天井などにへばりついています。そのためヘラのように先端が平べったいものを使ってこそぎ取るようにすると残さず取り外しやすいです。

掃除道具

駆除した蜂の死骸や巣の残骸を片付けるホウキチリトリ、ゴミ袋を用意しましょう。

蜂の死骸に素手で触れるのは危険です。死骸に触れたときに反射的に針が出て、刺されるおそれがあるからです。死滅していても体の中に毒が残っているので、生きた蜂に刺されたのと変わらない被害になってしまいます。

また、駆除した巣の中には作業後に羽化した蜂や作業時に外出していた蜂が隠れているおそれもあります。そのため、死骸や巣の残骸には直接触らず、道具を使って片付けましょう。

安全な自力駆除方法5ステップ

蜂の巣駆除を自力で安全におこなう手順と注意点をご紹介します。事前に蜂駆除スプレーそのほかの道具を準備してから、以下のステップでおこないましょう。

蜂の巣駆除方法
  1. 日中に状況を確認しておく
  2. 近隣への声掛けをしておく
  3. 作業用の衣服を着用する
  4. 離れたところからスプレーを噴射する
  5. 巣と死骸を回収・処分する

1.日中に状況を確認しておく

明るい時間帯に巣や巣の周りの状況を確認し、どこからスプレーを噴射するか、もしも蜂に襲われたときにはどこへ避難するかなどの計画を立てます。

スプレーは風の影響を受けやすいので、風の強い日や巣の位置が風上になって薬剤が逆方向へ飛ばされてしまうおそれがある日は、作業を中止しましょう。

また、スズメバチの巣には出入り口になっている穴がありますので、その位置も確認しておきます。

駆除作業自体は蜂が巣に戻って休んでいる夜間におこないますが、夜間は視界が悪く状況が確認しにくいので、日中の明るいうちに確認を済ませておきましょう。

2.近隣への声掛けをしておく

蜂駆除をすること、実施する場所や時間帯などを、事前に近隣の住民に伝えておきます。駆除作業による近隣への被害やトラブルを避けるためです。

駆除しきれなかった蜂が逃げ出すおそれがあることや大量の薬剤を噴射することを事前に知らせておけば、近隣の人はその時間帯に外出を控えたり、お庭にいるペットを室内に引き入れたりといった対処ができます。

3.作業用の衣服を着用する

日が暮れて作業をする時間になったら、作業用の露出のない服装に着替えましょう。首元や手首、足首などに肌が見えていないか確認し、隙間がふさがらない場合はテープなどで補強をします。

ひとりでは確認や補強が難しいことが多いので、別の人に手伝ってもらうと確実です。

4.離れたところからスプレーを噴射する

駆除スプレーを構えた状態で静かに蜂の巣の3メートルほど手前まで近づき、巣をめがけてスプレーを噴射しましょう。スプレーは途切れ途切れにせず、連続して噴射します。

アシナガバチの場合は巣の表面に蜂が集まっているので、巣全体にまんべんなく薬剤がかかるように噴射すれば蜂たちにも当てることができます。

スズメバチは基本的に巣の中に隠れているので、巣の出入り口になっている穴から巣の中に薬剤を噴射していきます。巣の表面にも蜂がいる場合はまず表面の蜂に噴射し、次に出入り口の穴へ噴射しましょう。

薬剤を浴びた蜂は、すぐに動かなくなって落ちていきます。逃げ出してくることもありますが、一度薬剤を浴びた蜂はしばらくすれば死滅します。噴射を中断するとかえって危険ですので、そのまま噴射を続けましょう。逃げた蜂を追いかけてスプレーをかけるよりも、大元である巣に噴射し続けることが大切です。

万が一向かってきた蜂を同時に撃退できるよう、両手に2本の駆除スプレーを持っておくのもおすすめです。

動いている蜂がいなくなったら、いったん作業を終わりにしましょう。

5.巣と死骸を回収・処分する

駆除後の巣や死骸の片付けは、駆除の翌日におこないます。駆除の直後は取り逃した蜂や、動かないもののまだかすかに生きている蜂がいるおそれがあるからです。翌日明るくなってから、周囲を確認しながら片付けるのが安全です。

巣の真下にゴミ袋を置き、ハサミや棒などで巣を落とします。蜂の死骸もホウキとチリトリで集め、ゴミ袋に入れます。巣や蜂の死骸には素手で触れないようにしましょう。

駆除した蜂や蜂の巣は、基本的に可燃ゴミとして自治体のゴミ収集に出すことができます。地域のルールを確認して処分しましょう。

自力駆除の注意点

より安全に作業をするためにあらかじめ知っておきたい注意点を、いくつかご紹介します。

香りの強いものを付けない

香水や化粧品、整髪料など香りの強いものを身に付けて駆除作業をするのは避けましょう。香りに刺激された蜂が集まってきて、攻撃されるおそれがあるからです。

香水などの香りには、蜂が仲間を呼ぶときに発散するフェロモンと似た成分が含まれている場合があります。このフェロモンは警戒フェロモンと呼ばれ、敵を見つけた蜂が仲間を集めて一斉に攻撃するために発散します。

蜂を刺激しないために、香りのするものは避けましょう。

複数人で作業する

蜂の巣駆除は、1人だけでおこなってはいけません。万が一蜂に刺されたときに、救助ができないからです。

蜂に刺されると、じんましんや吐き気、頭痛などの全身症状、重篤な場合は意識を失うといった強いアレルギー症状があらわれる場合があります。その状況で、1人だけで避難したり救急車を呼んだりといった対処は困難です。

作業をする人とは別に、作業を見守る人が最低1人はいるようにしましょう。

万が一刺されたときの対処を知っておく

もしも蜂に刺されてしまったときには迅速に適切な対処ができるよう、対処法を知っておきましょう。蜂毒の症状はとても早くあらわれ、重篤なアレルギー症状の場合は1時間以内に死亡してしまうことも多いからです。

蜂に刺されたときの対処
  1. その場から離れる
    蜂は攻撃を始めると警戒フェロモンを発して仲間が集まってくるので、その場にとどまっているとさらに刺されるおそれがあります。すみやかに安全な屋内などへ非難しましょう。

  2. 刺された箇所を流水ですすぎながら毒を絞り出す
    刺された傷口を水道水など清潔な水ですすぎ、傷口の周囲をつまんで毒を絞り出します。毒を絞り出す器具であるポイズンリムーバーがあるとスムーズです。

    口で吸い出す方法は、吸った人の口の粘膜から毒が吸収されてしまうおそれがあるため避けます。

  3. 救急車を手配し安静にする
    時間をおいて症状があらわれることもあるので、重篤な症状が見られない場合でも病院で診察を受けておきましょう。無理に体を動かすと毒の回りが早まるおそれがありますので、救急車を呼ぶのが得策です。

    救急車が到着するまでは横に寝かせて安静にしておきましょう。

    患部が傷む場合は、水や氷で冷やすと痛みが軽減されます。抗ヒスタミン外用薬やステロイド外用薬がある場合は、患部に塗っておきます。

エクストラクター ポイズンリムーバー 強力型

スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチそれぞれの詳細な駆除方法はこちらをご覧ください。

蜂の巣駆除を自分でおこなう詳細な手順はこちらをご覧ください。

駆除後の予防方法についてはこちらをご覧ください。

業者依頼で損しないためのポイント

業者依頼は費用が高いイメージがありますが、できるだけ安く抑えられるポイントが3つあります。それぞれ解説しますので、依頼する業者を決める前にチェックしてみてください。

蜂駆除業者の費用を抑えるポイント
  • 早めに依頼する
  • 自治体の補助を活用する
  • 信頼できる業者を選ぶ

早めに依頼する

蜂の巣を見つけたら、できるだけすぐに駆除を依頼したほうが費用は安く済むことが多いです。

放置しておいて巣が大きくなっていくと駆除の難易度が上がり、料金も高くなるからです。また、蜂が増えて業者に駆除依頼が殺到する7月~10月ごろは、とくに料金が高い傾向にあります。

以下は実際に弊社【生活110番】の加盟店が対応したスズメバチの巣駆除料金を、月別に集計したグラフです。時期が遅くなるにつれて料金が高くなっていくのがわかります。

スズメバチの巣グラフ

※当社実績より算出
集計期間:2015年1月1日~2020年12月31日(施工完了日4~11月のデータを月次集計)
対象件数:13,280件

依頼をためらっているとかえって損をするおそれがありますので、自力駆除では無理だと判断したら思い切って早めに依頼をしましょう。

自治体の補助を活用する

お住まいの自治体に、業者に蜂の巣駆除を依頼した際の費用を一部補助してくれる制度がないか確認してみましょう。実施している自治体は少ないですが、もしも補助があれば活用しない手はありません。

自治体の窓口に直接問い合わせてみると対応の詳細、条件や申請方法を教えてくれるほか、蜂の巣駆除の方法についてアドバイスをしてくれる場合もあります。一度相談してみましょう。

信頼できる業者を選ぶ

どの業者を選ぶかによって、サービスの費用対効果や満足度は変わってきます。料金設定や料金に含まれるサービス内容は、業者によって違いがあるからです。

きっちりと仕事をしてくれる信頼できる業者を選んで満足な効果を得ることができれば、多少高くても結果としてお得な買い物といえます。

蜂の巣駆除を依頼する際には、まずは見積りを作成してもらうのが一般的です。業者が現地調査や電話での聞き取りによって金額を提示し、納得ができれば実際に施工を依頼するという流れです。

見積りまでの段階でチェックするべきポイントを押さえておけば、信頼できるよい業者を見極めることができます。

信頼できる蜂駆除業者のチェックポイント
  • 保証が充実している
  • 見積り料やキャンセル料がない
  • 見積り金額が相場からかけ離れていない
  • 施工や見積りの内容を詳しく説明してくれる

保証が充実している

誠実で確かな技術のある業者は、施工に対して保証を用意しています。施工後に再び蜂の巣ができてしまった場合に無償で再施工をする保証や、作業中に家屋を傷つけてしまった場合に修復する保証などです。

保証の内容や条件も業者によって違うので、事前に業者のWebサイトなどをチェックし、見積りの際にも詳細を確認しておきましょう。

見積り料やキャンセル料がない

見積りだけで費用が発生したり、見積りを見て断った場合にキャンセル料が発生したりしないか確認しましょう。とくに複数の業者から見積りを取って比較する相見積りをする場合には、見積り料やキャンセル料がある業者だと費用がかさんでしまいます。

見積りや調査無料をうたっている業者でも、問い合わせの時点でどこまでが無料なのか確認しましょう。

見積り金額が相場からかけ離れていない

作成してもらった見積りの金額があまりに高かったり安かったりする場合、正確な見積りではない可能性があります。

蜂駆除の費用相場は、以下のようになっています。

種類別蜂の巣駆除費用の相場
スズメバチ 24,997円
ミツバチ 22,558円
アシナガバチ 18,385円

※当社実績より算出
集計期間:2015年1月1日~2020年12月31日
件数
スズメバチ:13,488件
ミツバチ:831件
アシナガバチ:7,956件

蜂の巣駆除の具体的な相場はこちらをご覧ください。

巣が巨大な場合や高所や屋根裏にあるなど、とくに作業が難しい状況の場合は費用が高くなることはあります。ただ、なかには不要な施工が含まれている場合もあるのです。

また、逆に極端に安い見積りをする業者はあとから追加の施工が必要になり、追加費用が発生することもあります。

見積りの金額が相場からかけ離れている場合には、なぜその金額になるのか詳しく説明してもらうことが大切です。

施工や見積りの内容を詳しく説明してくれる

見積りの金額が妥当なものであるかを判断するためにも、どのような施工をし、なににいくらかかるのかを丁寧に説明してくれる業者は信頼できます。詳しく説明ができるということは、蜂の生態や駆除作業に関して知識や経験が豊富であることの証明でもあります。

疑問点や不安に感じることがある場合は、見積りの段階で質問して解決しておきましょう。

蜂の巣駆除業者選びは生活110番にお任せください!

業者選びのポイントをいくつかご紹介しましたが、「よい業者を見極められるか不安」「そもそも探すのが面倒」ということもありますよね。

そんなあなたには、弊社【生活110番】のサービスがピッタリです。生活110番は、蜂の巣駆除業者を代わりにお探ししてご紹介するサービスを提供しています。ご相談の内容に応じて最適な業者を弊社スタッフが厳選して手配しますので、自分で業者を探したり比較したりする手間がかかりません

各地に多数の加盟店があり、最短10分で現場にうかがうことが可能です(※1)。「蜂が怖いからとにかく早く駆除したい!」というときにはぜひご活用ください。

現地調査と見積りは原則無料で対応しております(※2)ので、「金額を確認してからじっくり判断したい」場合にも安心してご利用いただけます。

電話やLINEでのご相談は24時間365日無料で受け付けていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

※1対応エリアや加盟店によって変わります。
※2対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます。

参考文献
  • 松浦誠『日本における蜂刺症と社会性カリバチの攻撃性について』(2000)
  • 松浦誠『都市における社会性ハチ類の生態と防除』(2004)
  • 中村雅雄『スズメバチの真実:最強のハチとの共生をめざして』八坂書房(2018)
  • 丸沢丸『超危険! スズメバチLIFE 図解とマンガでわかる最凶生物』講談社(2019)
  • 小川原辰雄『人を襲うハチ 4482件の事例からの報告』山と渓谷社(2019)
  • 最終閲覧日:2022年1月20日

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