ミツバチの時期別の行動まとめ│生態や駆除方法に困った場合について

2022.7.6

ミツバチの時期別の行動まとめ│生態や駆除方法に困った場合について

ミツバチは、スズメバチなどと比べると攻撃性は比較的低いといえます。しかし、春と秋ごろには攻撃性が高まっているため、刺激しないように気をつけましょう。

春は越冬を終えたばかりのため、活動が活発化しています。また、秋はスズメバチなど外部の敵からの攻撃に警戒するために、普段よりも警戒心が強くなっているのです。

この記事では、ミツバチの時期ごとの活動内容や危険な時期について紹介していきます。家にミツバチの巣ができたときの対処法もお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。

【時期別】ミツバチの活動内容

ミツバチの活動内容は、季節によってさまざまです。まずは、ミツバチがどのような活動をしているのか、時期別に解説します。

春
ミツバチは女王バチだけではなく、働きバチも一緒に越冬するのが特徴です。春先は多くの花が咲く季節となるため、ミツバチのエサとなる蜜や花粉集めが盛んにおこなわれます。

春は繁殖期のため巣の規模がどんどん大きくなっていき、6~7月ごろになるともっとも巣のなかの個体数が増えます。また、5~6月にかけて新しい女王バチが生まれることで、巣のなかで分蜂が起こるのです。分蜂についてくわしくは、後述の【ミツバチの生態や特徴:分蜂】をご覧ください。

ミツバチは夏の時期になると気温が上昇するため、あまり行動しなくなるのです。いわゆる休息期を迎えます。日中は暑さをしのぐために日陰などでじっと過ごしていますが、朝や夕方など比較的涼しい時間帯に蜜や花粉を集めるために活動することが多いです。

気温が下がり涼しくなる秋ごろ、働きバチは再び活動が活発になります。しかし、春に比べると花から蜜が取れにくくなり、食料の貯蓄が減っていきます。さらに繁殖期を過ぎているため、女王バチとの繁殖以外に目的がなく働かないオスバチは、このころになると働きバチによって巣から追い出されてしまうのです。

冬になると、生き残った働きバチと女王バチで越冬の準備をはじめます。寒さで活動力が低下する冬場は、ハチ同士が集まって熱を起こして日々を過ごすのです。

働きバチは秋までに貯蓄していた蜜を餌にして過ごしたり、わずかに咲いている花の蜜を吸いに比較的暖かい日中に飛び回ったりすることがあります。しかし、ほとんどのミツバチは巣で過ごしているため冬場はあまり見かけることはありません。

ミツバチの危険な時期と理由

ミツバチは比較的温厚な性格ですが、季節によっては攻撃性が増すことがあります。とくに春ごろは前述のとおり繁殖期となるため、個体数が爆発的に増えて働きバチの動きも活発です。生まれた幼虫のために日々餌を求めて飛び回っているので、攻撃性が高くなっています。

また、秋ごろにはスズメバチが巣に向かって攻撃を仕掛けてくることがあります。スズメバチは、おもに昆虫を捕食しますが、夏を過ぎると餌が減るため対象がミツバチとなることが少なくありません。そのため、ミツバチはスズメバチなど外敵からの襲撃に備えて警戒心が高くなり、攻撃的な動きを見せるのです。

もしも巣を作られてしまったときの対処法

もしも巣を作られてしまったときの対処法
ミツバチの巣を放置しておくことは、スズメバチはもちろんのこと蜜につられた害虫の発生を招く原因にもつながります。さらに、家のなかにミツバチの巣を作られてしまうと、巣蜜が垂れることで建材が汚れたり傷んだりするおそれがあります。そのため、きちんと対処をおこないましょう。

対処方法は、巣ごと駆除することになります。しかしミツバチは、栄養価の高いハチミツを生産することはもちろん、花粉を運ぶことで作物の収穫におおいに役立っているのです。

益虫としての側面が強いため駆除するのには抵抗があるなら、お近くの養蜂所に連絡すれば引き取ってもらえるかもしれません。一刻も早く駆除してほしい場合や引き取り手がいない場合は、業者に依頼して駆除をおこないましょう。

ミツバチの生態や特徴

最後は、ミツバチの知っておきたい情報についてお伝えしていきます。ミツバチには、蜜や花粉を運ぶこと以外にも独自の特徴があるのです。生態と合わせて見ていきましょう。

ミツバチの生態

ミツバチは、女王バチを中心としたコロニーと呼ばれる巣を形成して、ハチごとに役割があります。女王バチは繁殖をおもにおこない、働きバチは餌を運び、オスバチは女王バチとの交尾をおこなうのです。

ミツバチは、ほかのハチと同様にメスしか針をもちません。体長は、約1.3センチメートル~2センチメートルほどです。

また、日本には在来種となるニホンミツバチと海外から持ちこまれたセイヨウミツバチの2種類が存在します。セイヨウミツバチはニホンミツバチよりも多くの巣蜜が採取できることから、養蜂目的で飼われていることが多いです。

巣の形状

ミツバチの巣は、長方形の細長い板のような形状をしています。巣に外殻はなく、巣穴が表に露出しているのが特徴です。小柄なミツバチの体型の対して巣は大きく、1メートルほどになることもあります。

巣の規模が大きくなると、板が何枚も横に並んでぶら下がったような状態になるのです。巣の色はミツバチが摂取する花粉の色によって変わりますが、白や黄、オレンジ色のものがよく見られます。

分蜂

新たな女王バチが生まれたときに以前からの女王バチが生きていたら、働き蜂とともに新たな巣を作るために引越します。このことを分蜂と呼ぶのです。おもに、春ごろから夏にかけて見られることが多い現象です。

ミツバチは引越し先を探す間、一時的に建物や木に群れをなしてとどまります。大量のハチが集まっている光景が見られるため、驚いてしまうことでしょう。もしも、家の近くでとどまられたら、空き箱など巣を作られそうな物は片付けておけば数日後に一斉にいなくなっていることが多いです。

分蜂は一部のスズメバチもおこなうことがありますが、ほとんどミツバチ特有の行動といえるでしょう。

まとめ

ミツバチの時期別の活動内容や危険な時期、対処法についてご紹介してきました。ミツバチの活動は、餌の豊富な春ごろにもっとも盛んになります。秋ごろは外敵からの攻撃に備えるため攻撃的になっているため、見かけてもできるだけ近づかないようにしましょう。

もしもご自宅にミツバチの巣ができてしまったら、養蜂所に連絡すれば引き取ってもらえることがあります。しかし、引き取りが難しい場合は駆除をしましょう。ご自身での駆除に不安を覚えたら、弊社にお気軽にご相談ください。

弊社は、ミツバチはもちろん、スズメバチやアシナガバチなどの駆除がおこなえる業者と提携しています。ご連絡いただけましたら、最寄りのハチ駆除業者をご紹介しますので、お電話にてご連絡お待ちしております。

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