【スズメバチ】種類・特徴・刺されないコツまで!その生態を総まとめ
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スズメバチとは、日本のみならず、世界のハチの中でも危険性が高いといわれる種です。代表的な毒性の高い針はもちろん、その凶暴な性格はあまりにも有名。しかし、スズメバチの生態や種類、巣の特徴など、まだまだ知らないことも多いのではないでしょうか。
まずはスズメバチの生態や種類ごとの特徴を知って、今後被害に遭わないよう学んでおきましょう。
この記事では、そんなスズメバチの生態や種類ごとの個体・巣の特徴、刺されないための予防法までくわしく解説しています。スズメバチについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
スズメバチの生態・特徴
スズメバチは、日本全国に生息するハチの仲間です。種類としては、主にオオスズメバチやキイロスズメバチなどが有名ですね。
ハチの仲間には他にもアシナガバチやミツバチがいますが、それらとの違いはなんといってもそのサイズと危険性。もちろん種類によっても差はありますが、試しに比べてみると以下のような差があります。
・スズメバチ:1cm~5cmぐらい
・アシナガバチ:1cm~2.5cmぐらい
・ミツバチ:~2cmぐらい
小さい種であればアシナガバチとそう変わりませんが、オオスズメバチにもなると4cmを超えることも。
また、危険性に関してもトップクラスで、スズメバチは世界的に見ても毎年のように死者を出すほどの毒性を持ちます。比較的おとなしいアシナガバチやミツバチに比べ、少しでも刺激されると一斉に集団攻撃してくることがあるなど、人間として油断ならない存在です。
主に夏~秋にかけて活発に行動する種が多いため、その期間はとくに警戒が必要といえるでしょう。
種類別・スズメバチと巣の特徴を解説!
スズメバチにもさまざまな種類がいますが、ここでは中でも日本で有名な5種について、下記で分かりやすく解説していきます。見た目の特徴から巣の特徴までご紹介していくので、ぜひ参考にしてください!
1:オオスズメバチ
スズメバチの種類の中でもサイズが極めて大きく、かつ危険性も高いオオスズメバチ。その攻撃性や毒性から、世界的に見ても最強と呼ばれることがあるほどです。
サイズは約3~4cm、女王蜂の場合は5cmを超えることもあります。そのサイズはもちろん、鮮やかなオレンジの体色でも見分けることが可能です。
巣は地中や木の根元など、目には見えない場所にあることが多いため、気付かず刺激して刺されてしまうことも。とくに夏~秋にかけて山などにいく場合は、スズメバチの個体や巣に注意しておきましょう。
2:キイロスズメバチ
オオスズメバチに比べて小型ですが、攻撃性は非常に高い種です。サイズは1.7cm~3cmぐらい、見た目は比較的オレンジよりも黄色が目立つため、比較的見分けがつきやすいでしょう。
キイロスズメバチの危険性は、なんといっても『営巣場所が人の生活圏に近い』こと。マーブル色の特徴的なボール状の巣を、山や森のみならず、住宅街や市街地にも多く作ります。
また、はじめは屋根裏などの閉鎖的な空間に巣を作り始め、大きくなってくると広い場所に引越しをする傾向にあります。そのため、気が付いた頃にはもうかなり発達していた……なんてことも。
生活環境に近い分刺激してしまいやすく、被害の例も多いため、危険性でいえばオオスズメバチにも引けを取りません。
3:モンスズメバチ
サイズは中型(2~3cm)、オオスズメバチに似ていますが、頭寄りの黒い縞模様の幅が広く、やや波打つような形になっている点が特徴的。巣は閉鎖空間によく営巣され、大きくなると別の場所に引っ越すこともあります。
このハチの特徴は、『夜でも行動する』ところ。通常スズメバチは日没すると巣に帰ったり、動きが鈍くなったりしますが、このハチは日没後でも行動できます。キイロなどに比べると数こそ少ないですが、凶暴性は高めなため、夜間でも油断はしないようにしましょう。
4:コガタスズメバチ
このスズメバチは見た目こそオオスズメバチに似ていますが、その特徴はかなりの差があります。サイズは2~3cmと中型ですが、オオスズメバチとは異なり、開放的な場所(軒下や木の枝など)に営巣することが多いです。
攻撃性も比較的低めと、オオスズメバチとは真逆の性質。しかしその営巣場所の特徴から、人の生活環境でもよく見られるため注意が必要です。おとなしいとはいっても、巣を刺激されれば攻撃してくるでしょう。
巣はキイロ同様ボール状ですが、初期(5月ごろ)は『フラスコを逆さにした』ような変わった形状をしているので、早めに発見したらすぐに駆除を依頼しましょう。
5:ヒメスズメバチ
このハチはスズメバチの中でも攻撃性がかなり低く、巣や個体を無理に刺激しない限りはあまり襲ってくることは少ないとされています。サイズは2.2~3.5cmぐらいと少し大きめですが、毒も比較的弱め。
巣の形も特徴的で、他のスズメバチとは違い巣穴がむき出しになっています。基本的に閉鎖空間に作られるためそれほど見る機会はありませんが、その巣の小ささから下駄箱などに営巣されることもあるため気を付けなければなりません。
スズメバチの被害に遭わないためには
スズメバチに刺されないためには『危険な時期』と『刺激しないコツ』に付いて知っておく必要があります。スズメバチの生態から、刺されないためのコツを身に付けましょう。
スズメバチの危険な時期|1年のサイクルを知ろう
スズメバチ、と聞くと夏のイメージがありますが、危険な時期は基本的に10月あたりまで続きます。これは、スズメバチの巣の一生を読み解けば分かってきます。
・4~5月:女王蜂の巣作り
・6~7月:働き蜂の誕生・増加・巣の拡大
・7月~10月:巣の巨大化(種によっては巣に数百匹もの個体が住まうことも)
そこからは冬に向かうにつれて、徐々に個体も死んでゆきます。すると9~11月ごろ誕生する新女王蜂が巣から飛び立ち、来年の巣作りに向けて冬眠するのです。
このことから、夏~秋にかけてはとくに注意しなければいけない、というのが分かりますね。
また逆に考えれば、春頃は営巣されても女王蜂だけなので、駆除しやすいということ。この時期であれば駆除費用も安いので、春先は軒先などに営巣されていないか注意しておきましょう。
スズメバチを刺激しないコツ
スズメバチを刺激しないためには、何よりも巣や個体に近寄らないことが大切です。
凶暴な種はもちろん、おとなしい種でも巣に危険が迫るとなっては、攻撃してくるでしょう。とくに目に見える位置に営巣しやすいキイロやコガタの場合は、見つけたら近寄らず、すぐに対策することが大切です。
この際、近寄らなくても大声や身振り手振り、香水などの強い香りでも刺激してしまうおそれがあるため注意が必要です。家屋に営巣された場合は、騒がず、刺激しないようにしておくようにしましょう。
また、個体が近くにいても手で払ったりしてはいけません。大きな動きを取らず、静かに距離を取ってください。もし刺されてしまった場合は、早急に医療機関へ向かいましょう。
そんなスズメバチ、駆除する際は、自分でやらないことをオススメします。くわしくは、次章にて解説していきましょう。
スズメバチの駆除はハチ駆除業者に依頼しよう!
もしスズメバチが自宅などの周辺をうろついていたり、まして巣ができていたりしたら、早急に対処しなければなりません。この駆除作業は、基本業者依頼することをオススメします。
自分でやろうという方もいるかもしれませんが、スズメバチは大変凶暴で危険な昆虫です。うっかり刺されてしまえば命にかかわることも……また、慣れない駆除は自分や家族のみならず近隣の人も危険にさらすことになってしまいます。
そのため、スズメバチの調査や駆除はプロにお願いするようにしましょう。
この業者依頼には、主に『自治体に相談する』方法と、『業者に直接依頼する』方法の2択があります。それぞれ見ていきましょう!
自治体がスズメバチ駆除してくれるかも?
自治体によっては、スズメバチの駆除をお願いできることもあります。しかし、このサービスはどの自治体もおこなっているわけではありません。
・市の紹介する業者に依頼すれば作業費全額の補助金が出る自治体
・依頼した際の写真や領収書などで手続きすれば助成金が下りる自治体
・自分で駆除するための防護服をレンタルしてくれる自治体
・相談以外はとくに対応してない自治体
などなど……
お金が戻ってくるというのはあって損ではないので、まずは一度お住まいの市区町村のホームページで調べてみてはいかがでしょうか。
やっていた場合は内容や手続きの流れを確認しつつ、来てくれる場合は相談を。自分で業者依頼しなければいけない場合は、一度自分にあうところを探してみましょう。
業者に依頼するなら『生活110番』をご活用ください!
スズメバチの駆除業者を選ぶ、という経験はなかなかするものではないため、不安な方も多いかと思います。そんなときは、ぜひ当サイト・生活110番のフリーダイヤルにてご相談ください!
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まとめ
スズメバチは、わたしたちの生活にも身近で、かつ非常に危険な昆虫です。個体や巣の見た目・場所にはそれぞれ特徴がありますので、しっかり理解しておきましょう。
とくに目に見える位置に巣がある場合や、目に見えなくても巣の気配を感じた場合は、危険かもしれません。不安な方は、巣や個体を刺激しないようにしつつ、早めに行政や業者に相談することをオススメします。
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まずは必ず調査・見積りから作業しますので、ご安心ください。もちろん見積りをご検討していただき、ご納得いただけなければキャンセルもOKです!
もしスズメバチについて悩んでいる、ということであれば、いつでもぜひご相談ください!
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