ハチは、普段の生活の中で身近な生き物です。しかし、ときには人間を刺すなどして危害を加えるハチも多いのです。ただし、すべてのハチが同じような攻撃性や習性をもっているというわけではありません。
クロアナバチとよばれるハチは、スズメバチやアシナガバチに比べて知名度は低いハチです。また、ほかのハチと比べて、その生態に関してもことなる点が多くあります。このコラムでは、クロアナバチの生態やほかのハチとの類似点に関してみていきましょう。
目次
穴掘りが好き!クロアナバチの生態とは
クロアナバチの体長は、約25mm前後となります。ほかのハチが黄色を主体にした色なのに比べて、クロアナバチは全身が黒くなっています。外見上はハチというよりも、アリに似ているようです。
ほかのハチが樹木や軒下を中心に巣を作っていくのとは違い、クロアナバチは地面に穴をほって巣を作るという特徴があります。そして、彼らの好む土壌は水はけに優れた土地や日がよく当たる土地です。
また、巣を土の中に作るという点からしてもクロアナバチはアリと似ており、対処がされず発見がおくれる危険性も高くなります。あるとき、突然家の庭などから侵入してきたクロアナバチに、刺されるような被害も考えられるのです。
一般的なハチのイメージとはことなるのが、クロアナバチです。次からは、さらに詳しい生態や習性を確認していきましょう。
クロアナバチの攻撃性は低いといわれている
ハチというと普段から空をとび、刺激すると攻撃をしかけ、ときには集団で刺すというイメージを持つかも知れません。ハチは危険な生物であるという前提だからこそ、ハチをみると警戒心も高まってきます。では、クロアナバチの場合は一体どのような攻撃性をもっているのでしょうか。
クロアナバチは、ほかのハチに比べると攻撃性は低いようです。そのため、人間が故意に触ったり、誤って巣を破壊したりしなければ、人間に危害を加えることはほとんどありません。
しかし、攻撃性が低いとはいえ、刺されても安心というわけではないようです。小さな子供やお年寄りなどが刺された場合、悪影響を及ぼす可能性も考えられます。特に最初から警戒心をもつこともなくクロアナバチに触れてしまうと、ケガをしてしまう危険性もあるのです。
また、クロアナバチは、キリギリスなどの昆虫を好んで食します。そして捕まえた獲物に巣の中で卵を産み付けます。そして産卵が終わった親バチは、巣をはなれていくのです。
生活の中でアリと似たような形状ですが、みたことのない物体をみかけ場合は、クロアナバチの可能性もあります。クロアナバチと思われるような生物や巣をみつけたら、まずは落ち着いて確認してみましょう。その後、自分で駆除するか業者に依頼するかを考えてはいかがでしょうか。
クロアナバチに似たハチには注意が必要なことも
クロアナバチは、生息場所などにおいてほかのハチとはことなるという点に関して、ここまでで解説してきました。攻撃性も毒性も比較的低く、生活圏で発見しても、影響は軽微かと思われるかも知れません。
しかし、クロアナバチだと思って対処しないで放置していたら、実はそれ以外のハチであったというような場合もあるのです。そのようなハチを放置してしまうと、大きなケガやトラブルにつながっていく可能性も考えられます。
ここからは、クロアナバチに似たほかのハチを紹介していきます。これらの種を知ることで、危険性やきちんとした対処方法がわかるのです。
色が黒くて地中に巣を作る「クロスズメバチ」
スズメバチの中では小型に位置するクロスズメバチは、体長が15mm程度で名前の通り黒い体に白い模様が入っているのが特徴になります。あまり攻撃的ではなく、不用意に刺激しなければ襲ってくることはないようです。
ただ、クロアナバチと同じように土の中に巣を作るため、見分けるときには注意しましょう。それほど毒は強くないようですが、刺されたときは病院にいくなどの対処が必要です。
地中に巣を作る「オオスズメバチ」
もっとも凶暴で強力な毒をもつオオスズメバチも地中に巣を作るため、クロアナバチと見間違えないように細心の注意が必要です。気付かずに巣に近づくなどささいな刺激であっても、攻撃を受けて大きなケガをすることにもつながりかねません。
黄色と黒の縞模様をした大型のハチであれば、オオスズメバチを疑いましょう。ハチの種類に少しでも不安を感じるようであれば、速やかに業者に確認してもらうのが安全です。
色が黒い「ドロバチ」
ドロバチは、あまりなじみのあるハチではないかもしれません。毒性や攻撃性もそれほど高くはないようです。ドロバチは軒下やベランダなど、人間の生活に身近な場所に巣を作る傾向があります。
体長もクロアナバチと比べてそれほど大きくはありませんが、日常生活に身近な場所に巣をつくるため、刺される危険性は高まります。発見したら早急な駆除をしていきましょう。
ドロバチは巣を作るときに泥や土を使います。そのため、庭がある家庭の場合、ドロバチが発生しやすい状況となるのです。地中や土に関連するハチは想像以上に多いのです。この点を理解して、庭にいつもみかけない虫がいるときには、注意して様子をみてみましょう。
まとめ
ハチは、普段の生活において大変身近な生き物です。刺されるといったハチがもたらすトラブルは、年間を通じて多く報告されています。しかし、ハチといっても攻撃性の高いスズメバチから本コラムで紹介したクロアナバチまで、多くの種類が存在しているのです。
クロアナバチは巣の場所や生態に関して、ほかのハチと大きくことなります。おとなしい性格をしているため、危険性もほかのハチに比べれば低いようです。しかし、クロアナバチだと思っても実は、より凶暴な類似のハチの可能性もあります。放置したままで、後々大きなトラブルになるよりは、巣を発見したらはやめに業者に依頼して駆除されることをおすすめします。
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