スズメバチの駆除を自分でする方法。早めに駆除して安全な生活を
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蜂に襲われる被害は、毎年ニュースなどで耳にすることも多いです。蜂の巣は近年、都心部でも見かけることが多くなってきました。自分が蜂に襲われるという危険性が、身近になりつつあるのです。
そこで今回は、より危険性が高いスズメバチについて詳しくご紹介していきます。スズメバチの駆除を安全におこなうためには、事前に知識を身につけておくことが重要なのかもしれません。
目次
スズメバチを駆除する前に!危険性を知っておこう
「蜂」といっても種類はさまざまです。そのなかでも危険性が高く、人に襲いかかってくる蜂が、スズメバチであるといえるでしょう。そのため、スズメバチの巣を駆除する前には、危険性を知ることが大切です。
スズメバチの性格
蜂のなかでもスズメバチは、凶暴な性格をしています。とくに秋頃になると、スズメバチの数は最大になり、攻撃性が高まります。そうなると、巣に近づくだけで襲われることもあるのです。この秋頃の時期が一番被害件数が高いといわれており、とくに注意しなければなりません。
スズメバチは、1匹の女王蜂から徐々に巣を形成していきます。6月になると働き蜂が羽化しはじめ、秋になるにつれて数が多くなってきます。その働き蜂のなかには、見張り役の蜂がいるのです。その見張り役の働き蜂が、巣に近づく人や動物に対して警戒しています。
スズメバチは繁殖期である秋頃になると一層警戒心が高まり、より攻撃的な性格になるのです。
スズメバチの毒性
スズメバチは毒のカクテルと呼ばれる、毒液をもっています。この毒液は神経に強力な作用があり、非常に危険です。そして、スズメバチはこの毒液を霧のように撒く攻撃ができます。この霧上の毒によって、いくら刺されていなくても、目や皮膚などに被害を受けてしまうおそれがあるのです。
スズメバチは自分がもっている毒液が続く限り、何度でも襲ってきます。集団に襲われ、何度も刺さると命の危険にもさらされるほどです。
また、以前にスズメバチに刺されたことがある方は、アナフィラキシーショックにも注意が必要です。アナフィラキシーショックは、以前刺されたことが原因で、蜂毒にアレルギー反応がおこってしまうことをいいます。
スズメバチに刺されてもはじめは軽い症状なことがありますが、時間がたつにつれて症状が重病化するケースもあります。アナフィラキシーショックはあっという間に命に関わる危険な症状のため、適切な処置が必要です。そのため、一度スズメバチに刺されたことがあるかたは、十分に注意する必要があるでしょう。
スズメバチの毒から身を守るには
蜂のなかでもとくに凶暴なスズメバチは、いつ攻撃してきてもおかしくありません。被害にあわないためも、スズメバチを駆除する前に身を守る方法について確認していきましょう。
スズメバチを刺激するものを身につけない
スズメバチは、黒いものに向かって飛んでくることが、とある実験でもわかってきています。「黒いものを身に付けていると刺されやすくなる」という話は、聞いたことがあるかたも多いかもしれません。
このことから、スズメバチから身を守るためには、黒いものは身につけないことが大切です。また、服装だけでなく、ほかにも注意しなければならないのが、瞳です。あまり気にされていないかもしれませんが、瞳めがけて飛んできて瞼(まぶた)を刺されるというケースもあります。
そのため、眼鏡などの対策も必要となるのです。また、白いものには反応が薄いということもあるので、そういったものを使用していくのもおすすめです。
夏はどうしても、涼しい服装をされるかたが多いかと思います。とくに女性に多い、ひらひらとした服装は夏はとても涼しさを演出してくれます。しかし、いくら白くても、ひらひらした服装は避けなければなりません。こういった服装もまた、蜂の攻撃を受けやすくなるのです。
ほかにも、香水や整髪料には注意が必要です。臭いに敏感なスズメバチは、遠くからでも反応してしまいます。これくらい大丈夫だろうと思っていると、その臭いでスズメバチの被害にあってしまうのです。そのため、化粧品の匂いでさえもスズメバチに刺される原因となってしまうことがあります。
ゆっくり静かにその場を離れる
スズメバチが襲ってきたら、どうしてもパニックになってしまいがちです。しかし、パニックになればなるほど、スズメバチは攻撃性が高くなります。そのため、まずはゆっくりと静かにその場所から離れることをおすすめします。
また、家の中で見かけたときにも、注意が必要です。つい焦ってしまいがちですが、家の中でも無理に追い払ってしまうことは避けるようにしましょう。窓を開けて、スズメバチがでていくのをゆっくり待ってみてください。
とくにベランダや庭などで飛んでいる場合は、人に興味をもっていないこともあります。そういったときに自ら攻撃をしかけてしまうと、反撃されかねません。こちらから刺激しなければ襲ってこないことも多いので、静かにその場を離れるようにしましょう。
攻撃のサインを見逃さない
スズメバチは、段階を踏んで攻撃してきます。そのため、攻撃の順番を知ることで自分の身を守ることができるかもしれません。
警戒
前述した通り、スズメバチには見張り役がいます。その蜂は常に巣の周りを警戒しており、異常を感知すると巣の外を飛び回るようになります。そして、巣の周りに異常がなければ、そのまま戻っていきます。そのため、巣の周りに蜂が沢山いると感じたら、警戒をしているという信号なので、それ以上は刺激しないようにしましょう。
威嚇
スズメバチには、特有の威嚇があります。スズメバチが敵や侵入者と判断した場合「カチカチ」と音をたてます。激しく噛み合わせをして音をたて、周りを高い羽音で飛び回るのです。この段階ではまだ巣に戻ることもあるので、ゆっくりとその場を離れると襲ってこない可能性もあります。
攻撃
蜂は、興奮するとアルコールなどの強い成分が入ったフェロモンを周りに撒き散らしていきます。このフェロモンが合図になって、仲間を呼び寄せて一斉に攻撃してくるのです。とくにスズメバチは前述したように、自分に毒がなくなるまで、何度も襲ってきます。だからこそ、蜂が威嚇している段階でその場を離れることが重要になってくるのです。
スズメバチの駆除は業者に任せるのがおすすめ
スズメバチは攻撃性が高いため、自分で駆除すると襲われてしまうおそれがあります。そのため、スズメバチの駆除は業者に依頼することがおすすめです。
スズメバチ駆除を業者に任せるメリット
巣が小さいのなら、自分で駆除することができるかもしれません。しかし、無理に蜂の巣を駆除しようとすると、被害を受けてしまうおそれがあります。また、一度刺されたことがあるかたはアナフィラキシーショックの危険性もあり、命にも関わるほどの問題です。
一見巣の周りに蜂がいないからといって近づいたら、巣の中からたくさんの蜂がでてくることもあります。そういった危険性を回避するためには、業者に依頼するのがおすすめです。
業者に依頼することで、危険性を回避することができます。それだけでなく、また蜂の巣を作られないように対策をしてくれる業者もあるのです。
蜂の巣は大きければ大きいほど、なかにたくさんの蜂が潜んでいます。そのため、早めに業者に依頼することで家の安全性も確保できるのではないでしょうか。
スズメバチ駆除を業者に任せるデメリット
業者に依頼するときに注意しておかなければならないのが、アフターサービスがあるかどうかです。せっかく駆除しても、またすぐに巣が作られてしまっては意味がありません。蜂は戻ってくる習性もあるため、アフターサービスがついているかどうかを確認する必要があります。
女王バチが残っているとより危険性も高まるので、業者に依頼することが重要になってくるのです。
また、業者に依頼するとどうしても費用がかかってきます。しかし、自分でスズメバチを駆除しようとすると刺されないようにするためのグッズが必要になります。そのため、結果として業者依頼したほうが安全で費用もかからないことがあるのです。
スズメバチ駆除にかかる費用
スズメバチ駆除の一般的な費用は、約30,000円が相場となっています。しかし、これはできている巣の大きさや場所によっても変わるものです。ほかにも、住んでいる場所や蜂の種類によっても変わるので、訪問してもらって見積りをとることをおすすめします。
複数の業者から見積りをとることで、自分にあった業者に依頼することができるかもしれません。見積りをより詳しく、内容もしっかりと説明してくれる業者に依頼するようにしましょう。見積りの時点でわからないことがあるのなら、質問をして答えてくれる業者かどうかということも大切です。
ほかにも、不透明な記述があると後から追加で費用を請求されるかもしれません。そうならないためも、事前に見積りをとることが重要なのです。
スズメバチの駆除を自分でやりたいならまずは1年の活動を知ろう
スズメバチは、時期によって活動が違います。自分でスズメバチを駆除するのであれば、時期によってどう違ってくるのかを詳しく知っておいたほうがよいかもしれません。
春ごろは女王蜂が1匹で営巣
スズメバチは、1匹の女王蜂が巣をつくりはじめることからはじまります。女王蜂が冬眠から目覚めると、4月からGWあたりの春時期に巣をつくりはじめるのです。
1匹の女王蜂が、40前後の育房と呼ばれるものを巣の中に作っていきます。育房とは部屋のようなもので、そこで産卵や子育てをしていく大切な場所です。この時期は、攻撃性が低いため、巣ができる前に駆除することも可能でしょう。
初夏になると働き蜂が増えはじめる
夏のはじめの時期になると蜂の巣の形は、徐々に丸型に変わっていきます。夏になると、女王蜂が育ててきた働き蜂がだんだん増えていくのです。
そのため、女王蜂に代り働き蜂の動きが活発になり、その分エサや巣の材料も増えていきます。そうなると、女王蜂の産卵が活発になります。スズメバチの種類によっては、夏の時期であっという間に100匹以上にまで増えていくこともあるのです。
夏から秋は活動的になって最も危険
この時期は、新しい女王蜂を育てているので、スズメバチの攻撃性が高いです。夏の終わりの時期になると、蜂の数は400匹近くになります。巣の大きさも60センチ以上となることも多く、目立つ存在になります。
そのため、気がつかないうちにあっという間に大きくなっていることも多いです。そこから一気に、スズメバチの数も増えていき、秋になるころには1,000匹近くになることも少なくありません。
とくに注意が必要なオオスズメバチは、スズメバチのなかでも大きく凶暴です。オオスズメバチは、ほかのスズメバチの巣を襲い、蜂の幼虫などをエサにすることもあります。オオスズメバチの被害にあわないようにするため、この時期のスズメバチはさらに敏感になるのです。
冬になると女王蜂だけで越冬する
蜂の数が一番多くなるのは、10月〜11月といわれています。スズメバチのなかでも種類によって時期が異なるので、一概にはいえませんが、この時期にも注意が必要です。周りに蜂が飛んでないから巣を駆除しようと思っていると、巣の中から大量の蜂が飛んでくることがあります。
しかし、冬になれば大量にいた働き蜂は死んでしまうのです。今までいた女王ではなく、新しい女王蜂が生まれ、冬眠の準備をしはじめるのです。森林の中やスギやサワラなどの木の中で越冬することが多いため、家の近くにあるかどうかも確認しておくことをおすすめします。
また、女王蜂だけが、越冬するので蜂の数は一気に減ります。ここで注意しなければならないのが、オオスズメバチやキイロスズメバチです。これらの大型の巣は、12月まで残るものもあります。冬に駆除しようと思って被害に遭ってしまうおそれもあるので、事前に蜂の種類を確認することが大切です。
スズメバチの女王蜂しかいないならトラップも有効
女王蜂が生きていれば、また再び蜂の巣が作られてしまいます。そのため、女王蜂だけが働いている時期に対策をすれば、効率的にスズメバチも駆除することができるのではないでしょうか。
スズメバチトラップの作り方
スズメバチトラップは匂いで誘い、蜂を捕まえるためのものです。用意するものは、ペットボトルと家にあるもので十分に作ることができます。
・カッターやペン
・ひもや針金
・ペットボトル
・お酒
・酢
・砂糖
1.穴をあける
どれくらいの蜂の数を捕まえるかによって、ペットボトルの大きさを変えていきます。また、なかの様子が簡単にわかるように透明のペットボトルを使うようにしましょう。
まずは、ペットボトルの上部に穴をあけていきます。このとき、穴が大きすぎてもせっかく捕まえた蜂がでていってしまうことがあるので注意が必要です。
キャップ下の約2㎝のところに、3個ほど四角形を3~4㎝の大きさで印をつけます。切るときに、H型に切ると上下に扉ができます。蜂を逃げられないようにするには、上の扉をペットボトルの外側に、下の部分は内側に折っていきましょう。
2.誘引剤を作る
蜂をおびき寄せるためには、餌が必要です。作り方はさまざまですが、お酒:砂糖:酢=3:1:1の割合で、ペットボトルの4分の1程度になる量で作っていきます。蜂は甘いものが好きなので、葡萄ジュースや芋焼酎などを混ぜてみるのもおすすめです。
3.ひもをくくりつける
庭木など蜂が発生しやすい場所に、針金やひもなどでペットボトルをぶら下げていきます。外に設置するため、雨の日でも効果が薄れないようにするために、ペットボトルの周りを保護したり、板などを使って屋根を作ると効果も長持ちするのではないでしょうか。
スズメバチトラップを設置するときの注意点
ペットボトルはただたんにくくりつけるだけだと、思わぬトラブルが発生してしまうかもしれません。材料が身近なペットボトルのため、なにも知らない小さな子供は誤って飲んだりするおそれがあります。そのため、小さな子供の手が届かない場所に設置したり、「蜂トラップ」などの注意書きを目につくとこにすることも重要です。
また、トラップをしかける時期にも注意が必要です。女王蜂が活動する時期は、4月から5月で、それ以降の夏~秋の時期は、働き蜂の動きが活発になります。働き蜂が成長し、巣からでて、女王蜂のために餌を探しているのです。そういった時期にトラップを仕掛けてしまうと、逆に働き蜂が大量に飛び回ってしまい、女王蜂を捕まえることができないことがあります。
そのため、女王バチが繁殖をはじめ3月ごろから春の間にトラップを設置すると、効率的に駆除することができるのではないでしょうか。
スズメバチの小さい巣を駆除するために必要なもの
小さいスズメバチの巣の駆除は自分でもすることができます。しかし、安全に駆除するためには、服装や道具を揃える必要があるのです。
服装
駆除するには、蜂の攻撃から身を守らないといけません。そこで必要になってくるのが、防護服です。どんな製品がよいのか見当もつかないという方のためにも、おすすめの防護服を3つご紹介します。
[PEGAZOU™(ペガ蔵) ]養蜂 蜂 防護服 フェイスネット付 上下手袋3点セット 蜂の巣 害虫 蜂 駆除 に
暑くなりがちな防護服ですが、顔部分がメッシュ素材のため通気性が高くなっています。また、手首や裾周りが伸縮性なので、蜂の侵入も防ぐことができるのです。サイズはフリーサイズで、上下セットになっているのですぐに使用することができます。
Ninana 養蜂用 蜂防護服 フェイスネット付上下服セット 蜂巣 害虫 駆除虫よけ 作業服 作業着 取り外しやすい
顔の部分は、ハードメッシュを使用しているため、広い視界だけでなく音を聞き取りやすい防護服です。さらに蜂の毒や殺虫剤が浸透しないようになっているため、安全に作業することができます。
養蜂用 防護服 蜂防護服 ポリエステル シープスキン 手袋付き 迷彩 ファスナー付き 通気性 セット害虫 駆除 フェイスネット
高品質のポリエステルの素材で、手袋もセットの販売です。羊革製品なので、手にフィットして着用できます。首のファスナーで顔を簡単にだせるので、防護服を着たまま休憩することも可能です。しかし、蜂の種類によっては危険があるかもしれないので、事前に確認することが必要になります。
道具
スズメバチの駆除のなかで重要になってくるのが、殺虫剤です。ゴキブリやアリよりも蜂は薬剤に弱いといわれているため、蜂専用でなくても効くことがあります。しかし、より確実に駆除するには蜂専用のスプレーを揃えておきましょう。
蜂の巣を作らせない 蜂・アブ用ハンター 蜂駆除スプレー 510mL
強力なジェット噴射になっているため、10m先まで届くという商品です。また、即効性も高く、一度スプレーすれば約2週間の効果が持続するといわれています。しかし、強力なスプレーのため、まわりの植物やペット、車などにかからないように注意が必要です。
スズメバチにも効く 蜂・アブ用ハンターZ PRO 蜂駆除スプレー 510ml 10m噴射
スズメバチの動きを素早く止めてくれるスプレーです。新速効性成分モンフルオロトリン配合で確実に付着することができれば、即効性が期待できます。また、10mまで噴射できるため、安全にスズメバチを駆除することができるでしょう。
フマキラー 蜂・アブ 駆除 殺虫剤 スプレー バズーカジェット 800ml
強力なバズーカジェットを使用しているため、12mまで届きます。蜂の動きを止めることができる「羽ばたき停止成分」と「行動停止成分」を使用しているため、巣にも効くスプレーです。
スズメバチの駆除と後始末のやり方
スズメバチの駆除は、自分でもおこなうことができます。しかし、順番と後始末を事前に知っておかないとしっかりと駆除できないおそれがあるのです。
殺虫剤をかけ続ける
スズメバチは、夜は飛ぶことができないといわれているため、活動が静かになる夜に駆除をおこなうことをおすすめします。
スズメバチは光のある方向へ寄っていくため、巣に近づいたら懐中電灯や街頭など周りにも光りがないことを確認します。そのあと、巣から2m程離れた場所から思い切って殺虫スプレーを巣にかけ続けてみてください。殺虫スプレーは、ピレストロイド系の殺虫剤が最も効果的といわれています。
スズメバチが巣穴からでてこなくなったら、巣へ近寄って穴の中にスプレーを噴射していきます。このとき、穴を綿などで塞いでおくとスズメバチが逃げだすことがなくなり、作業がはかどるためおすすめです。辺りからスズメバチの羽音がやんだことを確認してから、巣を取り除きましょう。
巣を落としてすぐに密封する
巣を落とすときは、ビニール袋を下に敷いておきます。落としたら、すぐ袋を閉じないと、蜂が飛び出してくることがあります。そのため、ビニール袋などの口を完全に閉じることが重要なのです。
また、すでに死んでいる蜂にも注意が必要です。死んでいるからといって、おもむろに触っていると、毒針に刺されてしまうおそれがあります。スズメバチは、頭がとれていても体がつぶれていても、腹部だけで毒針を刺すことができるのです。しかも数時間後まで反応するため、死んだ蜂にむやみに触ることは避けるようにしましょう。
蜂が戻ってこないようにする
蜂は、その場のものだけを駆除すればいいというものではありません。蜂のなかには、戻り蜂というものもいます。これは、蜂の巣を駆除した後に再び戻ってくる個体のことをいいます。
スズメバチの巣を駆除するときに、その場にすべての蜂が巣の中にいるとは限りません。たまたま外にでていた蜂が戻ってきたときに、巣がなくてもあった場所の周辺を2週間ほどさまようこともあるのです。
このとき、帰る巣がなくなってしまった蜂は興奮している状態です。そのため、攻撃性が高くなっているので、刺激しないようにしましょう。
戻り蜂については、過去コラム「蜂の巣の駆除後は「戻り蜂」に注意!帰巣本能への対策で再発を防止」に記載してあるので、あわせてご覧ください。
まとめ
蜂のなかでもスズメバチの性格は凶暴で、時期によっては少しの衝撃で人を襲うことがあります。蜂に刺されるとアナフィラキシーショックになることもあるので、充分な注意が必要です。
自分でもスズメバチの駆除はできますが、より安全にするためには業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼することで、駆除した後の対策もしてもらえることが多いです。作業に自信がない方や時期的に凶暴性が高くなっているおそれがある場合は、決して無理せず安全な方法をとってみてください。
※対応エリアや加盟店によって変わります