アリの巣駆除には大量に退治できるため、水よりも熱湯がおすすめ!

2021.5.17

アリの巣駆除には大量に退治できるため、水よりも熱湯がおすすめ!

身近にいる存在でありながら、大きな被害をもたらすこともあるのがアリです。

家の中に侵入されて、お菓子やご飯を台無しにされたことがある人もいるかもしれません。

そうした被害を受けると、水を使って巣を丸ごと駆除してしまいたいと思うことでしょう。しかし、水を流すだけで確実に駆除できるわけではありません。

それならば、ほかに使えそうな方法はアリの巣に熱湯を流すとか殺虫剤を使うといったものなのでしょうか?

今回はアリの巣を駆除するための方法として、より良いものをご紹介します。

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アリの巣に水では駆除できない理由

アリは体重が軽いから水の勢いに負けて流されそうですよね。

そのためアリの巣を水で流せば駆除できるとお考えの方も多いのではないでしょうか。

また、水中で生活しているわけではないので水を流せば巣の中が水で満たされ、おぼれるのではないかと思うのではないでしょうか。

しかし、実際はそううまくいきません。

なぜならば、アリの巣自体が水に強い構造となっているからです。

アリの巣が水に強い要因として、以下のようなことが挙げられます。

アリの巣には縦穴と横穴がある

アリの巣は縦穴と横穴に分かれています。

アリたちが住んでいたり、物を貯蔵したりしている部屋は横穴にあります。

仮に水が入ってきたとしても、その水は縦穴を流れていくだけで横穴には流れないとされています。

そのため、水を流しても被害があまりないのですね。

いくつもの部屋に分かれている

アリの巣には女王アリの部屋や幼虫の部屋などいくつかの部屋がありますが、こうした部屋はきちんと分けられています。

そのため、ひとつの部屋がダメになってもアリの巣全体が全滅するといった事態には、なりにくいといわれています。

このように水には強いアリの巣ですが、熱湯の場合は話が別です。

アリの巣に熱湯を流せば全滅させることも可能だろうとされています。

そのためにも、まずはアリの巣を見つけることが大切です。

第一関門!アリの巣を発見するには

アリを駆除するための第一関門とはなんでしょうか。

それはもちろん、アリの巣を見つけることです。

アリの被害があったとき、多くの場合は家の中にアリが入り込んできているところを見つけたというものでしょう。

しかし、この場でアリを駆除しても被害を完全に防げるとは限りません。

その理由としては家の外にアリの巣があった場合、そこからアリが供給される限り被害をなくすことができないからです。

そうした場合はアリの行列を見つけるといいでしょう。

子供のころにアリの行列を眺めていた経験を持つ方もいるかもしれませんが、あの行列は巣の外で見つけた餌を巣の中に運び込むためのものです。

逆に言えば、アリの行列を追えば巣を見つけやすいということです。

もし巣を見つけることができたら、後はアリの巣に熱湯を流してしまえば被害をほとんどなくせるでしょう。

      第一関門!アリの巣を発見するには

アリの巣に熱湯は効果あり!熱湯で駆除する方法――注意点

大切な部屋ほど土の奥深くにあります。

先ほども書いたようにアリの巣は水に強い構造をしています。

なのになぜ水ではなく熱湯ならば効果があるのでしょうか。その理由は温度です。

水にはある程度耐えられるアリも熱湯には耐えられないため、巣に熱湯を流し込めば多くのアリを駆除することができるのです。

一度に多くのアリが死んでしまうと、アリの巣を以前のように維持することは難しいと思われます。

しかし、この方法には注意点もあります。

それは以下のようなものです。

十分な量の熱湯を用意する

アリの巣は縦穴と横穴があると先ほど書きました。

熱湯を流したところでその量が少なければ多数のアリを駆除することは難しいでしょう。また、大切な部屋ほど奥深くにあるためそうした部屋付近にいるアリを駆除しにくいことも考えられます。

アリの中には、驚くほど深く巣をつくっている場合もあるため、アリの巣に熱湯を流すときは十分な量を用意したほうがよいでしょう。

アリの種類に気を付ける

アリの巣に熱湯を流すという行為は当然ながらアリを刺激する行為です。

そのため、アリの種類によってはこちらに攻撃を仕掛けてくる可能性があります。

人に被害をもたらすとされるヒアリのような種類だった場合、こちらにも危険が迫る恐れがあるため、注意したほうが良いでしょう。

      アリの巣に熱湯は効果あり!熱湯で駆除する方法――注意点

アリの巣に熱湯…じゃなくてアルミ!?アートのような手段とは

おすすめはできないけど、ヒアリも一溜まりなしの方法の一つです。

アリは高温に弱いため、水ではなく熱湯ならば効果的に駆除できると書きました。

それではもっと高温のものを流したらどうなるのでしょうか。

その例はこちらの動画をご覧ください。

これはアリの巣に熱湯ではなく溶けたアルミニウムを流し込むというものです。

アルミニウムの融点はおよそ660℃といわれているので、流し込まれているアルミニウムは少なくも660℃以上あるということになります。

こうしたものを大量に流し込まれたら、さすがのアリも被害は免れないでしょう。

また、この方法を使った場合はアルミニウムが冷えてそのまま固まるとアリの巣の型が取れます。

一見すると芸術的な見た目をしているので、アリの巣をアートのように感じる方も多いでしょう。

ただ、高温の金属を扱う以上危険なので、素人は真似するべきでないでしょう。

熱湯以外の手段としては過去の記事も参考になります。

興味がある方はぜひ過去記事:「次から次へと湧いてくる蟻の駆除は巣の中まで!蟻を壊滅させる方法」を参考にしてみてください。

      リの巣に熱湯…じゃなくてアルミ!?アートのような手段とは

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まとめ

アリの被害を受けると、巣の中に水を流して駆除しようと思う人もいるかもしれません。

しかし、アリの巣は縦穴と横穴に分かれていたり、いくつもの部屋に分かれていたりするため水を流すだけでは駆除しにくいのです。

そこで使えるのが熱湯です。

アリの被害を受けたときはアリの行列を追って巣を見つけ、アリの巣に熱湯を流せば多くのアリを駆除できるでしょう。

しかし、この方法を行う際は十分な量を用意するとかアリの種類に気を付ける必要があるといった注意点があります。

熱湯以外にも溶けたアルミニウムを流す方法もありますが、危険なので素人にはおすすめできません。

また、熱湯を流すという方法でも完全に駆除できるという保証はありません。

アリの巣が予想以上に大きかったり、敷地内に多くのアリの巣があったりする場合は、ひとつの巣に熱湯を流すだけで被害をなくせると限らないからです。そうしたときは業者に頼んだほうがいいでしょう。

お困りの方は検討してみてはいかがでしょうか。

この記事の監修者 ナカザワ氏について

この記事の監修者
ナカザワ氏 NPC 総合害虫駆除
監修ジャンル:害獣 害虫
神奈川県・東京都を中心とした総合害虫駆除サービスを運営。防除作業監督者(防第14721号)の国家資格を有し、アリ、ゴキブリ、ダニ、ハエ、トコジラミ、ハチやコウモリなど幅広い害虫や害獣にも対応。

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アリ駆除を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「アリ駆除」をご覧ください。

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