気温が上昇してくると、いろんな生き物が活発に動いているのを目にする機会が増えてくるかと思います。その中でも、たくさんの数で行動する蟻は目に付きやすいのではないでしょうか。
近年は様々な種類の蟻が日本でも目撃されるようになりました。もしも蟻の住む木を見つけた場合、放置しておくとその蟻が自分の家に侵入してしまい、大変なことになってしまうことがあります。そうならないために、蟻の住む木の種類と対策を知って、蟻が自宅に侵入することを防ぎましょう。
蟻の住む木の種類は何がある?
基本的に蟻は、「蟻塚」と呼ばれる巣を土や砂の中に作っていますが、木の根元や幹の中に巣を作ることも大変多いと言われています。
蟻は強靭な顎を持っていますが、「樹木を噛み砕いて、巣を作りその木の中に住み着くのでは?」と思われている方もいらっしゃるかと思います。ですが、実際は蟻の住む木には共通点があります。蟻の住む木は、どのような種類があるのでしょうか。
・百日紅(サルスベリ)
ミソハギ科の落葉中高木で、8月頃に紅または白色のきれいな花が咲きます。必要以上に大きく成長することがないため、庭や公園などでよく植えられています。幹の成長に伴って古い木の皮が剥がれ落ち、新しいすべすべした感触の皮が表れ、サルが登りにくくなることからこの名前がついたとされています。この古い木の皮が剥がれる時に、蟻が侵入することもあるようです。
・桜(サクラ)
バラ科スモモ属サクラ亜属に分類される落葉広葉樹です。日本に馴染みが深いため、国の花として認定されています。春になると皆さんご存じのきれいな花を咲かせます。中には樹齢が千年以上の老古木もあるほど、大変長寿な樹木でもあります。ただしこの長寿な樹木は、齢が進めば進むほど樹木の老朽化が著しいのと、桜はとても病虫害にかかりやすいため、蟻の被害が多い樹木といえるでしょう。
・花梨(カリン)
バラ目バラ科の落葉高木で3月から5月には白やピンクの花をつけ、また10月から11月には果実が実ります。この果実は喉にも良いので、目にされた方も多いのではないでしょうか。樹木そのものも大変固いため木材にも利用されているほどです。
蟻はわざわざ固い樹木を噛み砕いて巣を作っているのでしょうか。実は強靭な顎を持つとされている蟻にですら、固い樹木をわざわざ噛み砕いて巣を作るということはできないのです。先ほどお話ししたように、古い樹皮が剥がれた時や樹木そのものが老朽化したり病気のために樹木が弱ってしまったりすると、そこから蟻が侵入して巣を作り始めてしますのです。
以上のように、蟻の住む木には木の皮が剥がれやすかったり、病気になりやすかったりといった共通点があります。
蟻の住む木を放置するとどうなる?自宅や人間に与える影響は?
蟻の住む木をそのままにしてしまったら、どうなってしまうのでしょうか。樹木に影響があるのではないかと考えていらっしゃる方もいると思います。
実は蟻が樹木の中に住み着くと、腐敗した部分や病気になって弱ってしまった部分を噛み砕いていき、むしろ樹木の病気や老朽化を防いでくれていることもあります。また蟻は害虫や害虫の卵を食べてくれるので、樹木に住み着いた蟻はどちらかと言えば益虫だといわれています。
ただし、生きている樹木には住み着かないシロアリが巣を作っていたり、木の根元などに巣を作るアカアリなどは注意しましょう。シロアリやアカアリは花や果実の成長を妨げたりするだけではありません。彼らが自宅に侵入してきた場合は、家の木材を侵食していくだけでなく、万が一人間に噛みついた場合は皮膚疾患になり、最悪の場合アナフィラキシーショックを起こしてしまう可能性もあります。
木に住む蟻を退治する方法-準備
上記のような被害に遭わないためにも、やはり蟻の住む木には対策を取った方が良いといえるでしょう。とはいえ樹木にも影響があるような方法では元も子もありません。
こんな時は、自然や人体に安全なもので作る殺虫剤や蟻除けを作ってみてはいかがでしょうか。水とお酢を混ぜたものや、レモンのしぼり汁などが手軽に揃えられると思います。材料を揃え、霧吹きなどに入れたら準備完了です。また70度以上の熱湯も効果がありますので、時間がない時などには熱湯を用意するのが良いでしょう。
木に住む蟻を退治する方法-手順
では、先ほど準備したものを使って、どのように退治していけばいいのでしょうか。蟻の住む木に、先ほど用意した液体を直接スプレーしていきます。このように蟻の嫌いな酸を含んだ液体を樹木にスプレーすることで、樹木に住み着いた蟻は逃げることを余儀なくされてしまいます。
熱湯の場合は直接樹木にかけていきます。この方法は、樹木や人体などの環境にほとんど影響が無いので、安全性の高い駆除方法ではないでしょうか。
蟻の予防方法
先ほどご紹介したスプレー剤を、まだ蟻が住んでない樹木や植物に吹きかけることにより、蟻がその樹木や植物に住み着くのを防ぐこともできます。他にも、香りの強いシナモンやミントなども虫よけの効果があります。蟻が住むのを防ぎたい木の周りなどに植えることで、虫よけの効果が期待できます。
ただしミントは大変繁殖力が強く、他の植物に影響を与えてしまうため注意が必要です。以上の方法で庭の木が蟻の住む木にならないよう、自分自身で予防をすることが可能ではないでしょうか。蟻の樹木への被害でお悩みの方はぜひ一度試してみてください。
まとめ
いかがでしたか?蟻が苦手とする酸や植物を使うことによって、樹木や人体に影響を与えずに、蟻の住む木への対策や予防を行うことができます。そうはいっても蟻は大変生命力が強いので、一見いなくなったと思ってもどこかに隠れていて気づいたらまたたくさんの蟻がいた!ということになる可能性もあります。そんなときは害虫駆除のプロに相談してみてはいかがでしょうか。
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