火災保険で水道管破裂は補償されない!?注意すべき破裂トラブルを解説

2021.4.30

火災保険で水道管破裂は補償されない!?注意すべき破裂トラブルを解説

秋になると気温もグッと下がり、コートやマフラーを着用する人もちらほら見かけるようになります。秋や冬になると、厳しい寒さに参ってしまうという方も多いのではないでしょうか?

あまりに寒いと調子が悪くなってしまうのは、私たちが住んでいる家も同じだといえるでしょう。寒さによって生じる住まいのトラブルとして特に挙げられるのが、水道管破裂です。

水道管のメンテナンスを定期的におこなう方はそう多くはないので、破裂の前兆に気づけることも少ないでしょう。しかし、突然水道管が破裂してしまったら焦りますし、どうすればいいかわからずに困ってしまいますよね。

そしていざそのようなことが起こってしまったら、修理や点検でお金がかかります。そうなると、「水道管破裂に火災保険はきくの?」と疑問がよぎる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでこのコラムでは、火災保険で水道管破裂が補償されるのかどうかについて説明をしていきます。寒さが増すにつれて増える水道管破裂のトラブル。来るトラブルに備えて、ぜひ参考にされてはいかがでしょうか。

水道管は破裂の危険もある

水道管が破裂してしまうトラブルは、私たちが気づかない間に進行し、突如訪れてしまいます。水道管が破裂することはどのご家庭でもありうるトラブルなので、気を抜くことはできません。

そもそも水道管が破裂する原因とは何でしょうか?火災保険で水道管破裂が補償されるのかどうかも、破裂の原因を知ることでより納得度が増すかもしれません。そこでまずは、破裂する原因と、破裂に注意するべき水道管について説明をします。

破裂する原因

水道管が破裂してしまう原因は、大きく分けて3つあります。ひとつめは「振動によって管がダメージを受けて破裂」、ふたつめは「劣化による破裂」、3つめは「管の内部が膨張することで破裂」です。

①振動によって管がダメージを受けて破裂

振動による破裂は、おもに地震によって生じます。地震の揺れによって管がダメージを受け、にヒビが入ることで破裂をしてしまうのです。

②劣化による破裂

長年水道管を使い込んでいるご家庭で見られる原因です。一見きれいな水道管に見えても、じつはダメージが蓄積されていて、ふとした拍子で割れてしまうということもありうるのです。

また、管を作るために使用されている素材は、日々新しくなっています。昭和に作られた水道管と現在作られた水道管では、素材による耐久性がまったく違います。素材が古いもので、長年使い込んでいる水道管は、より注意が必要でしょう。

③管の内部が膨張することで破裂

寒さによる水道管破裂の原因のひとつが、管の膨張によるものです。寒さが厳しくなって水が氷になると、液体のときよりも体積が大きくなってしまいます。体積が増加することで水道管が圧迫されて、結果的に破裂のトラブルが生じるのです。

注意すべき水道管

長年水道管を使い込まれているご家庭は、ダメージが蓄積されているおそれがあるので、警戒が必要でしょう。

また、冬のシーズンはどのご家庭でも注意が必要です。特に水が氷になる氷点下のときは、水道管破裂が起きやすいでしょう。

水道管は破裂の危険もある

火災保険で水道管の破裂は補償してもらえないかも

火災保険の補償には「破裂・爆発」という項目があるため、契約するときに「破裂に関するトラブルは補償してくれるんだな」と安心した方も多いのではないでしょうか。

よく誤解されがちですが、じつは「破裂・爆発」の項目に水道管破裂は入りません。破裂・爆発で補償されるのは、気体や蒸気の体積が膨れ上がったことによる被害のみなのです。そのため、水が凝固したことによって水道管が破裂しても、残念ながら補償されません。

「破裂・爆発」という言葉だけを見れば同じように感じますが、じつはこのように、破裂の原因によって補償されるかどうかが変わるので注意が必要です。
ただし火災保険でも、水道管が破裂した原因が気体や蒸気によるものだったら補償対象に入るでしょう。

水道管破裂の被害は水漏れ補償になるかも

さきほどまでで述べたように、火災保険で水道管破裂が補償されるには条件があります。気体や蒸気によることが原因で破裂が起これ火災保険の対象になりえますが、水の凍結が原因ではほぼ対象にはならないでしょう。

では、凍結による水道管破裂は何で補償されるのでしょうか?寒い地域にお住まいの方は特に、不安に感じてしまいますよね。

凍結による水道管破裂は、保険内の「水濡れ補償」で補償されます。水濡れ補償とは、水道管・浄化槽・給水タンクなどの設備に関するトラブルを補償してくれるものです。凍結による水道管破裂も対象になるので、心配に思われる方は加入している保険に「水濡れ補償」が含まれているか確認しましょう。

水道管破裂の被害は水漏れ補償になるかも

水道管を破裂させないためにできること

トラブルから身や家を守るには、どんなものであれ事前に防ぐことが一番重要でしょう。
たとえ火災保険で水道管破裂が補償されようとも、そもそも破裂トラブルがないに越したことはないですよね。

ここでは、破裂のトラブルを防ぐために重要なポイントをピックアップしたのでご紹介していきます。冬本番になる前に、対処法を実践できるとよいかもしれませんね。

・水道管の内部が凍らないように対策をおこなう
水道管が破裂する大きな原因として、内部が凍ってしまうことを挙げてきました。そのため、内部が凍らないように水道管にタオルなどを巻き付けて保護すると、トラブルを防げるでしょう。

・凍ったときの対処を適切におこなう
冬場に水道から水が出なくなったら、内部で凍ってしまっている場合が多いです。そのようなときは、水道管にタオルを巻いて、上からお湯をかけるようにしましょう。直接熱湯をかけてしまうと破損の原因になるおそれがあるので気をつけてください。

・水を定期的に流す
水をしばらく流していないと、より凍りやすくなってしまいます。「冬は水をあまり出さない」というご家庭も、あえて定期的に水を流すと凍る可能性が低くなるでしょう。

まとめ

火災保険で水道管破裂が必ずしも補償されるわけではない、という事実に驚かれる方も多いかもしれません。

水道管破裂は、破裂の原因によって火災保険で補償されるときとされないときがあります。凍結が原因であれば補償はされませんが、気体や蒸気によるものであれば補償されるでしょう。

「これからの寒さによるトラブルの対策をしたい」という方であれば、水濡れ補償を契約することをおすすめします。水濡れ補償であれば、凍結による水道管破裂にも備えることができるでしょう。

そして、もし今、水道菅破裂のトラブルでお困りだったり、修理や点検をしたいという場合は、水漏れ修理をしてくれる業者に問い合わせてみるのがおすすめです。突然水管にトラブルが起きて焦ってパニックになったり、寒い中不便な思いをしなくてもいいよう、早めに相談してみましょう。

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依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「水漏れ修理・トイレつまり工事」をご覧ください。

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