ゲリラ豪雨被害で雨漏りが!火災保険を申請することができるのか

2021.4.30

ゲリラ豪雨被害で雨漏りが!火災保険を申請することができるのか

ゲリラ豪雨による増水などの被害は多く発生しており、日本に住んでいる以上は無視できない問題といえるでしょう。最近ゲリラ豪雨が増えてきた要因には、ヒートアイランド現象などといった日本の気温上昇が関係しているといわれています。

頻発するゲリラ豪雨は雨漏りなどの水害をもたらすことがありますが、自然災害の被害をあらかじめ食い止めるのは難しいといえます。そのため、万が一被害を受けてしまった時のことを考え、どう対処するべきかを明確にしておくことをおすすめします。

また、ゲリラ豪雨の被害状況によっては火災保険で直せるかもしれません。しかし、自分では判断が難しいので、しっかりと火災保険について理解することが重要です。

この記事では、ゲリラ豪雨の被害を抑えるためにはどうするべきか、火災保険は使うことができるのかについてご紹介していきます。大雨による雨漏りを、火災保険で直そうと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

そもそもゲリラ豪雨ってなに?

ゲリラ豪雨とは、積乱雲の発生により生じる大雨のことです。一般的な雨よりも雨量が多く、予測しにくいという特徴を持っています。しかし、ゲリラ豪雨の正式な定義などは決まっていません。そのため、天気を表す言葉としては少し曖昧なものともいえるでしょう。

前述の通り、近年ゲリラ豪雨の発生回数は増えてきました。以前よりも頻発しているゲリラ豪雨は、7月~9月の間に多く発生します。夏場は気温が高く、溜まった熱気は上昇気流を生み出すのでゲリラ豪雨が頻発するようです。

ゲリラ豪雨の被害対策を考えるためには、発生しやすい時期などを把握しておくことが重要です。それを知っておくことで、いつ警戒しておくべきなのかが分かります。大雨被害は火災保険の適用範囲となるかを知る前に、ゲリラ豪雨とはどういったものなのかを知ることが重要です。

そもそもゲリラ豪雨ってなに?

ゲリラ豪雨で雨漏りが!火災保険は使えるの?

火災保険ときくと、火災専用というイメージを持っている方も多いかもしれません。しかし、実際はさまざまな自然災害を適用範囲としています。それでは、火災保険はどんな時に使えるのか、ゲリラ豪雨による雨漏りは、火災保険を使って直すことができるのかについて解説していきます。

・雷
落雷により住宅が被害を受けた場合は、火災保険が適用されます。屋根の破損や火災など雷を原因とする被害であれば、ほとんどの場合で補償を受けることができるでしょう。

・風災
強風が原因で住宅が被害を受けた場合も、火災保険は適応されます。台風などの強風を伴う自然災害が発生した場合は、火災保険を使って修理をするようにしましょう。

・水災
洪水や雨漏りなどの水害も火災保険の適用となることがあります。火災保険は、水災となる大雨被害にも適応されます。

水災の補償を受けるためには、保険会社が定めている基準を満たしている必要があります。基準は保険会社によって異なるので、加入している火災保険の内容を把握しておくようにしましょう。保険内容によっては、補償を受けられない場合もあるので注意が必要です。

火災保険は申請するのが難しい

ゲリラ豪雨による雨漏りで火災保険の補償を受けるためには、被害が出た後に保険会社に連絡をしなければいけません。

連絡した後には必要書類を準備したり、鑑定人による調査などもおこなう必要があります。電話での問い合わせや書類の記入、提出などがすべてスムーズに進めばよいのですが、慣れていない方は少し悩んでしまうかもしれません。

また、被害状況に対して間違った情報を伝えないように注意が必要です。正確な情報を伝えられないと、電話の時点で補償の支払いを断られることもあります。

そのため、被災部位や被災時間なども明確にしておく必要があり、個人での判断が難しいことがあります。ご自身での申請に自信のない方は、修理業者を通じて火災保険を利用するとよいでしょう。

貰えるとしても時間がかかってしまう

例え火災保険がもらえるとしてもすぐに保険金がもらえるとは限りません。
保険金がもらえる場合、以下の段階を踏んでからじゃないと保険金はもらえないため、どうしても時間がかかってしまうのです。

①加入する保険会社へ報告
②損害の確認、保険金請求の書類を郵送
③保険金請求書類の作成
④加入する保険会社へ書類を提出
⑤第三者(損害鑑定人)による建物損害調査を実施
⑥鑑定人から保険会社へ損害の報告により、損害額を確定させる
⑦保険金の支払い

日数は保険会社の手際や状況などによって変動します。しかし、保険会社に対しても、保険金の支払い期限というものがあり、おおよそ30日以内と決められています。

長くても30日は見積もっておくといいでしょう。

30日は約1か月なため、今すぐお金が必要な場合は困ってしまうでしょう。
こういった場合は消費者金融などから一時的にお金を借りるという手があります。

消費者金融からお金を借りるのは危険?

消費者金融からお金を借りる=借金を背負うというイメージが強いため、なかなか借りるまでに至らない人も多いはず。しかし近年では明るい印象に代わってきた面があります。それは次の理由からです。

もちろん消費者金融は、だれにでもお金を貸すわけではなく、返済能力がある人かどうかを判断するために「審査」をします。

審査では消費者金融が、お金を借りる人にちゃんとそのお金を返す能力があるのか、判断をします。そして消費者金融は、この「審査」で利用する人が返せる範囲の金額のお金を貸すのです。

また、昔は生活を追い詰めるような取り立てをする業者も一部存在しました。しかし現在は、「貸金業法(貸金業の規制に関する法律)」により制限がされているため怖い思いをするような取り立ては禁止されるようになりました。

(「お金の教本」より一部引用。)

もちろん返済期日は守らなければいけませんが、火災保険が下りるまでなど「お金が返ってくる見込みがある」のなら活用してみるのもひとつの手段でしょう。

火災保険は申請するのが難しい

家を守るためには早めに対策を

雨漏りは、家の中の家具や家電の劣化を早めるだけでなく、さまざまな二次被害をもたらします。「少ししか雨漏りしていないから、まだ修理はしない」といって対策をおこたると、取り返しのつかない事態になるかもしれません。雨漏りを放置しておくことで、シミやカビが発生し、場合によってはシロアリなどといった害虫の発生原因ともなりうるのです。

家の中にシミがあるということは、雨漏りが原因で水の通り道ができていることを意味します。そのまま放置しておくとシミはだんだんと大きくなっていき、やがてクロスの間などに侵入して部屋の外観も悪くしてしまうでしょう。最悪の場合にはクロスが剥がれ落ちることもあり、張り替えの費用などが発生してしまいます。

シミが確認できる場合は、カビも同時に発生しているおそれがあります。カビはシミと比べても落としにくく、頑固な汚れとして部屋にこびりつきます。そのため、カビの発生を防ぐことがなにより大切です。カビはダニなどの餌ともなり、健康被害をもたらすおそれがあります。

湿った住宅素材を餌とするシロアリは、一度発生するとそこを餌場として住み始めます。シロアリが家を食べていくことで徐々にもろくなっていき、最悪の場合、倒壊するおそれがあるのです。そのため、雨漏りが発生した場合は、早急に業者に依頼するなどの処置をとりましょう。保険会社が設定している基準を満たしていれば、火災保険で大雨による雨漏りを修理することができます。

まとめ

現在ゲリラ豪雨は、気温上昇により発生しやすくなっているといわれています。なかでも、7月~9月の間は多く発生するので、夏場はとくに大雨に警戒する必要があるでしょう。

火災保険で大雨による雨漏り被害を直そうと考えている方は、加入している保険内容を確認することが大切です。しかし、申請にはいくつかの審査が必要となり、場合によっては保険金の支払いを断られてしまう場合もあります。

また、雨漏りを発見したら、早急に対処をおこないましょう。少しの雨漏りだからといって、放っておくとカビやシミなどの二次被害を引き起こすおそれがあります。雨漏りの再発を防ぐためにも、早めの修理を業者に依頼することをおすすめします。

雨漏り修理を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「雨漏り修理」をご覧ください。

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※状況によっては全体修理をおすすめする場合もございます。

雨漏りを放っておくと天井や屋根が腐り、被害が拡大することも。天井から音がしたり、シミがあるなら、できるだけ早くプロに相談して対策しましょう!

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