道路の支障木は伐採・剪定を請求しよう!見つけたときの対処法を解説

2021.4.30

道路の支障木は伐採・剪定を請求しよう!見つけたときの対処法を解説

公園や街路樹などに緑があると、景観がよくなり心が癒されます。また、樹木があることで空気の浄化もしてくれるため、生活にさまざまなうるおいを与えてくれる存在のひとつです。しかし、道路樹木の中には手入れがされないまま大きく生長してしまい、日常生活に支障をきたしていることがあります。

ここでは、道路に立つ支障木を伐採・剪定したいときの対処方法や注意点などをご紹介していきます。道路の視界不良などによる事故を防ぐためにも、支障木の正しい対処法を知っておきましょう。

その樹木は危険!支障木の基準

車道や歩道などの道路上に枝葉が張り出してしまい、通行の妨げとなっている樹木のことを支障木と言います。支障木を原因として事故が起きることもあるため、見つけたときには早急な対処が必要です。

その樹木は危険!支障木の基準

支障木は伐採や剪定が必要

沿道ぞいや公園にある木が車道や歩道に大きく張り出している場合、安全を確保するために伐採・剪定する必要があります。道路にある支障木を伐採・剪定せずに放っておくと、運転者や歩行者の視界を悪くし事故につながるおそれがあるのです。

また、カーブミラーや街灯に道路樹木の枝葉が被っていると、夜道の視界が悪くなってしまいます。支障木の張り出した枝葉に雪が積もれば、車や歩行者の上に落雪することもあるでしょう。このような事故を防ぐためにも支障木を見つけたときには、早い対処が必要となります。

支障木の判断基準は建築限界

道路に張り出している樹木が支障木であるかどうかは、建築限界によって決められています。建築限界は、車や歩行者が安全に通行できるよう空間を確保するため、歩道2.5m・車道4.5mの高さ以内には障害物となるようなものはなくすよう法律によって定められた基準です。

このように、法律によっても明確に基準が定められているため、必要であれば管理者は道路の支障木を伐採・剪定しなければいけません。支障木にも関わらず管理を怠ると、事故などが起きたときに賠償責任を問われる可能性もあるのです。

支障木を見つけたら?道路の安全は役所の管轄

道路樹木が目線の位置まで垂れ下がっていて、通行の邪魔になっていることがあります。このような道路の支障木の伐採・剪定は、木がある敷地の所有者が管理しなければいけません。

支障木を見つけたら?道路の安全は役所の管轄

支障木の所有者を確認する

支障木の伐採・剪定をするためには、どこの敷地にある木なのかを確認する必要があります。
基本的にどこにある木であっても敷地の所有者が管理しなければならないため、勝手に手を加えることはできないのです。

道路樹木のように沿道や公園にある木であれば、地域で管理しているため役所へ連絡しましょう。また、支障木のある場所が私有地なら、敷地の所有者へ連絡する必要があります。ただ、個人間でやり取りをすると余計なトラブルに発展するおそれがあるため、役所へ連絡し対応を任せたほうがいいでしょう。

支障木の伐採や剪定の請求

支障木の伐採は、直接その所有者に切除を請求することができます。しかし、あくまで伐採・剪定の請求ができるだけのため、断りなく支障木を切ってはいけません。もし勝手に切ってしまうと、場合によって不法行為と見なされ賠償責任が発生してしまうこともあるのです。

そのため、支障木が道路の通行を妨げているようなときは、役所に依頼をして所有者へ伐採・剪定の請求してもらいましょう。また、街の中で通行を妨げて支障をきたしている道路樹木の場合は、管轄である役所に相談をして伐採・剪定などの作業を請求することになります。

責任は所有者が負う

支障木によって引き起こされたトラブルは、所有者が責任を負わなければなりません。決して他人事ではなく、自分の私有地にある庭木が知らない内に支障木になっている場合でも同様です。

責任は所有者が負う

標識などを妨げるのは禁止行為

私有地内の樹木などは、所有者が適切な管理をしなければならないと法律により義務化されています。そのため、私有地にある生垣などが生い茂り、交差点のミラーや標識を隠してしまわないよう管理する必要があるのです。

たとえば、生垣が原因で事故などが起きてしまった場合、支障木がある土地の所有者が責任を負わなければなりません。もし、自分の敷地内から道路に出た支障木や伐採したほうがいいと思われる木があるなら、早急に対応する必要があります。

自然災害などの例外もある

台風や地震などの自然災害で道路に木が倒れ込んだ場合は、基本的に賠償請求をされることはありません。しかし、木の管理を怠ったため倒木したという理由が明確になれば、所有者が責任を問われることもあるのです。

そのため、私有地の庭木が自然災害などによって倒木しないよう補強しておき、日ごろから健康管理にも気をつけておくことが大切です。また、歩行者としてだけでなく車や自転車などを運転している目線で、自宅の敷地内や道路周辺を見直しておくといった対策もしておくといいでしょう。

道路の支障木の伐採には注意が必要

車や歩行者の通行に妨げになるような支障木が、自分の所有する敷地から建築限界を超えているようなら伐採・剪定をしなければいけません。少しでも早く取り除く必要があるため、自分でやってしまおうと考える方もいることでしょう。しかし、道路沿いの支障木を伐採・剪定する場合、通常よりもたくさんの危険があるのです。

道路の支障木の伐採には注意が必要

伐採・剪定をする支障木が車道や歩道に張り出している場合、通行する車や歩行者を常に気にしなければなりません。切った枝葉や切り株が車や歩行者に当たってしまっては、ケガや事故につながるおそれがあります。

安全のため道路沿いの木を伐採・剪定するはずが、ケガや事故が起きてしまっては本末転倒です。また、知識や経験のない方が狙った方向へと伐採するのは、難しい作業になるでしょう。支障木の近くに電線があれば、伐採した木が引っ掛かるおそれもあります。

ほかにも、大きい木なら高所での作業となるため、落下などの危険性もあるのです。そのため、所有する敷地の支障木を安全に伐採・剪定するのなら、業者に依頼してみてはいかがでしょうか。業者であれば知識も経験もあるため、安心して任せることができますよ。

まとめ

道路にある支障木の伐採・剪定は、木のある敷地の所有者がしなければなりません。そのため、道路樹木が車道や歩道の建築限界を超えているようなら、地域を管理する役所へ連絡してください。また、私有地にある支障木であっても、余計なトラブルを避けるため一度役所へ連絡しましょう。

まとめ

もし自宅に支障木があるようなら、事故が起きないよう早急に伐採・剪定をしてください。ただ、車道に張り出す枝の剪定は、歩行者や車に気をつけなければなりません。作業に少しでも不安を感じるようであれば、専門業者に依頼するのもひとつの方法です。業者であれば、安全に納得のいく形に剪定してくれることでしょう。

伐採を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「伐採」をご覧ください。


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