コンセントの移設工事はDIYと業者どっち？移設のポイントを解説！

みなさんは「コンセントの場所が遠くて、使いづらい……」と思ったことはありませんか。隣の部屋にあるコンセントを、ここまで持ってくることができればと、悩んでいる方がいるかもしれません。

コンセントの移設をDIYで済ませたいが、やり方がわからない、業者に依頼するにしても、費用はどれくらいかかるのかなど、気になることも多いのではないでしょうか。
本コラムでは、そんなコンセントの移設を考えている方に向けて、コンセントの移設をおこなう際に、抑えておきたいポイントなどを紹介していきます。

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届かないコンセントは移設を考えよう！

自分が使いたいと思っている場所に、コンセントがないと困ってしまいますよね。たとえば、掃除機で部屋中を掃除しようと思っているのに、コンセントの位置が悪くて、なかなか部屋全体まで掃除機が届かない、というような経験もあるのではないでしょうか。

ほかにも、ほとんど物置状態の部屋にあるコンセントを、よく使う部屋に移設したいと思う方もいるかもしれません。そんなときは、コンセントの移設工事を考えてみるのがおすすめです。

コンセントの移設工事は費用が高そうだし、コンセントの移設をDIYでおこなうのも難しそうと、移設せずに延長コードで伸ばして使ったり、タコ足配線で済ませてしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、延長コードで無理やりコンセントの距離を伸ばしたり、タコ足配線をしてしまうのは非常に危険です。

タコ足配線は、決められた容量を超えてコンセントを接続してしまうと、発熱を起こして火災になってしまうおそれがあります。延長コードも消費電力の大きい電化製品に使用するなど、間違った使い方をしてしまうと、発熱を起こしたり感電してしまうおそれがあるのでご注意ください。

コンセント移設の工事費用はどれくらい？

では、コンセント移設の工事費用はどれくらいかかるのでしょうか。ほとんどの場合、工事の方法によって、費用が変わります。

コンセントの移設工事はDIYでもおこなえる場合があるのですが、業者に依頼する場合は一般的に、コンセントの移動距離が短いところで約10,000円~13,000円のところが多いようです。このくらいの費用の場合、移動距離が短く、壁に工事をおこない、コンセントの位置を変えるだけのことが多いでしょう。

コンセントの移動距離が長く、配線作業が必要になってしまった場合は、約30,000円前後のところが多いようです。こちらは、移動距離が長い場合、壁に工事をおこなうだけではなく、既にある配線を分岐させる作業も必要となります。

コンセントの移設費用を抑えるためには

どうしても費用をできるだけ抑えたいという方は、コンセントの移設工事をDIYしてみてもよいかもしれません。DIYであれば、移設工事に必要な道具をいくつか集めるだけなので、知識さえあれば費用を抑えることができます。

しかし、コンセントの移設工事をDIYでおこなうには、電気工事士の資格を持っていることが条件となっています。電気工事士の資格を持たないまま、コンセントの移設工事をDIYで済ませてしまうと、法律違反となってしまうので、注意してください。

電気工事士の資格を持っていない方が、調べた知識だけで工事をしてしまうと、コンセントの配線自体を故障させてしまったり、最悪の場合は感電などのおそれも考えられるでしょう。

DIYをする以外にも、コンセントの移設費用を抑える方法がいくつかあります。まずやっておきたいのが、電気の配線図面を確認することです。工事をおこなう際に、あらかじめ家の電気配線がどこにあるのかわかるようにしておけば、工事に必要な壁だけを剥がすことができます。これによって、家の配線を調べるために必要な費用が発生しなくなります。

もう一つの方法として移設工事は、工事をする際に剥がした壁の張り替え作業をおこなう必要も出てくるので、張り替え作業の量を少なくすることで費用を抑えられることがあります。

そんなときは、アクセントクロスという張り替え方法がおすすめです。アクセントクロスとは、壁の一部分だけ他の色で張り替えるテクニックのことをいいます。そのため、工事に必要な部分だけを剥がしてアクセントクロスをすることで、移設費用を抑えることができます。

コンセントが移設できない場合がある

コンセントを決めた場所に移設したいと思っても、場所によっては移設できない場合があることはご存じでしょうか。コンセントを移設できない場所には、いろいろな条件があります。

たとえばマンションや団地のように賃貸として住んでいる場合は、管理人の許可がなければ壁を剥がす必要のある移設工事ができない可能性は高いでしょう。仮に管理人からの許可があっても、移設予定の壁にほかの電気配線がすでに設置されている場合などは、移設することができません。

ほかにも、コンセントを移設したい壁のなかがコンクリートで埋まってしまっている場合は、移設工事をすることが非常に困難となります。壁を剥がさなくても移設工事が可能な場合もありますが、非常に大がかりな作業となってしまい移設場所だけではなく、部屋全体を工事することになってしまいます。

これらの条件をすべて満たしていても水気のある風呂場などは、漏電や感電の危険性が非常に高いため、移設できないことがほとんどでしょう。このように、コンセントの移設工事はDIYではおこなうことができない場合も多いので、業者に依頼するのがおすすめです。

まとめ

コンセントの移設工事はDIYでおこなうことが可能です。しかし、移設する場所によっては、DIYでは困難な状況になってしまうことも多いでしょう。移設工事の費用を抑えようと、自分だけで工事をおこなってしまうと、失敗してしまうおそれもあります。

どうしても今のコンセントの位置では使いづらい、コンセントの場所を移設したいと考えているのであれば、業者に依頼することがおすすめです。業者に依頼すれば、経験豊富な方たちが、安心して移設工事をおこなってくれます。
コンセントの移設工事を考えている方は、業者に依頼してみてはいかがでしょうか。

コンセント工事を依頼できる業者や料金

依頼できる業者や料金について、詳しくは「生活110番」の「コンセント工事」をご覧ください。