イタチ駆除は業者に依頼するべき!その理由とイタチ侵入予防法を紹介
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胴長短足の小型動物で、一見かわいらしい見た目をしているイタチ。しかし、飼っているペットや家畜がイタチに襲われたり、家の中や農作物を荒らされたりといったことで困っている方もいるのではないでしょうか。
本コラムではそのようなイタチによる被害にお困りの方に、対策法やイタチの駆除業者の選び方をご紹介していきます。イタチ被害の対策を知り、一日も早くお悩みを解決しましょう。
イタチ駆除は難しい?
今すぐにでもなんとかしたいイタチ被害ですが、手軽に自分で駆除することはできるのでしょうか。結論から言うと、残念ながらご自身での駆除はおすすめできません。詳しい理由をみていきましょう。
【イタチは狂暴】
イタチは体長30~40cmほどの小さな体で愛くるしい見た目をしているので、自分でもなんとか捕獲したり追い払ったりできそうに思えますよね。しかし一般的にイタチは凶暴で攻撃的な性格をしており、自分より大きな相手を獲物として狙うこともあるくらいです。鋭い歯や爪を持ち、ニワトリやカモ・ウサギといった動物や、そのほかにも野菜や果物などを食べます。
このようにイタチは凶暴な雑食の動物ですので、飼っているペットや家畜が傷つけられたり、畑や家の中の食べ物が食い散らかされたりといった被害がたびたび報告されています。ほかにも家に住みついてしまったイタチのフンや走り回るうるさい音に悩まされるなど、さまざまなイタチ被害が発生しています。
しかし安易に近づくと、引っかかれたり噛みつかれたりしてしまうおそれがあるので注意してください。悪さをするイタチを見かけても近づかないほうがいいかもしれません。
【イタチを捕まえるのは難しい】
イタチは運動神経がよく、垂直な壁を駆けのぼったり、せまい隙間をすり抜けたりと、巧みに動き回ります。狂暴な性格をしているうえ、すばしっこく動き回るイタチ。そのため素人が捕獲することは危険で難しいのです。
【イタチの捕獲や駆除は法律違反になってしまうかも】
イタチの駆除を業者に頼んだ方がよい理由は、危険で難しいからというだけではありません。むやみに自分で駆除してしまうと、法律に触れてしまう可能性があります。次の章でイタチの駆除を業者に依頼しなければならない理由を詳しくご説明します。
イタチ駆除を業者に依頼しないといけない理由とは
イタチの捕獲や駆除は「鳥獣保護管理法」という法律で禁止されています。鳥獣保護管理法とは、文字通り鳥類や動物を保護することを目的とした法律です。このような生き物たちを守るのは、生態系を崩さないようにするためです。
この法律ではメスのイタチの捕獲が禁じられています。オスの捕獲にも規制があり、定められた狩猟期間外での捕獲や、市町村への届けを出していない人がわななどでイタチを駆除したり捕獲したりすることは法律違反となってしまいます。なお業者による「イタチ駆除」も、イタチを殺すのではなく追い払って戻ってこないようにするというものです。
イタチ駆除は危険で難しいうえ、法律でも禁止・制限されています。ご自身でイタチの性別を見分けつつ、届けを出して許可を取るという方法で、業者の手を借りずに駆除することは可能かもしれません。ですがイタチの性別を判別する難しさや手間を考えると、イタチの駆除は業者に頼むことをおすすめします。
イタチ駆除業者の選び方
イタチの駆除を業者に頼もうと決めたとしても、次は駆除業者をどのよう選べばよいのか迷ってしまうかもしれませんね。せっかくお金を払って駆除をしてもらったのに、その効果が一時的でまたすぐにイタチ被害に悩まされてしまう、なんてことは避けたいものです。イタチを完全に駆除するためにどのような業者を選ぶべきか、気をつけるべきポイントをまとめました。
①きちんと説明してくれるか
イタチ駆除を業者に依頼する際は、業者がイタチに関する知識をきちんと持っているか確認することが大切です。わからないことは質問し、それに対しわかりやすく納得のできる説明をしてくれるかどうかをひとつのチェックポイントとするとよいでしょう。
②見積もり調査にかける時間
イタチをきちんと駆除するためには、イタチの侵入ルートや建物の被害状況などを事前に丁寧に調査しておくことが必要です。そのため見積もり調査で時間をかけ、屋根裏や床下までじっくり見たうえで費用を算出してくれる業者を選ぶことをおすすめします。
③完全駆除できるか確認する
さきほどご説明したように、イタチを殺したり捕まえたりしてはならないので、駆除といっても追い払って戻ってこないようにするものです。ですから場合によっては完全に駆除することができないこともあります。
完全に駆除ができるかどうか、できないならそれはなぜか理由を説明してもらい、納得したうえで駆除を依頼しましょう。
また、季節的な理由や駆除のための工事による環境の変化で一時的にイタチ被害がなくなったものの、再び侵入されるようになってしまうこともあります。保証内容や期間はきちんと書面で確認しておくとよいでしょう。保証期間はできるだけ長い方が望ましいです。
イタチの再侵入を防ぐためには
イタチ駆除の業者にお願いして追い出してもらったら、もう二度と顔を合わせたくないものですよね。再侵入を防ぐために自分でできる対策はないのでしょうか。この章では自分でもできる再侵入対策をご紹介します。
市販の忌避剤などを利用した対策
イタチの嗅覚は非常に発達しています。イタチの嫌がるにおいを発する忌避剤を、侵入してきそうなルートに置いておくとよいでしょう。市販のイタチ用忌避剤はもちろん、木酢液や固形の殺虫剤でも効果を期待できるようです。
CDなど身近なものを利用した対策
イタチは、強い光をあてると逃げていく習性があります。実際にそこに人がいなくても光をあてるだけで人に見つかったと思い込み、危険を感じて逃げていくのです。この習性を利用し、においだけでなく光タイプの忌避剤も市販されています。そういったものを使うのもひとつの手段でしょう。より手軽にできる方法として、CDをつり下げておく、イルミネーションの電球装置を使うといったものもあります。
まとめ
一刻も早くなんとかしたいイタチ被害ですが、自分でイタチを駆除することは危険で難しく、さらに法律に触れてしまうおそれもありますので注意してください。そのため、イタチの駆除は業者に依頼することをおすすめします。
その場合は、きちんとした説明を受け、信頼できる業者にお願いすることが大切です。業者選びの際は見積もり調査にかける時間や保証期間などを、目安のひとつにしてください。さらに業者に駆除してもらった後はイタチの再侵入を防ぐため、自分でも忌避剤を置くなどの対策をしておくとよいでしょう。
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